パオフゥ/嵯峨薫(ペルソナ2)とは【徹底解説・考察まとめ】

パオフゥ/嵯峨薫(さが かおる)とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の2作目に登場するキャラクターである。掲示板サイトを運営し、『ペルソナ2』の舞台である珠閒瑠市で流れている噂を集めている。『ペルソナ2 罰』では「盗聴バスター」をしている事も明かされている。政治家・須藤竜蔵(すどう りゅうぞう)と何やら因縁があるようで、珠閒瑠市内で起こる異変と竜蔵に関連があると推測した事から、異変について探っていた舞耶達の仲間になる事を決める。

『ペルソナ2 罪』でのパオフゥは、物語の舞台である「珠閒瑠市」に溢れている様々な噂を集める掲示板サイトを運営する、謎のサイト管理者・パオフゥとして登場する。
巷で噂の怪人・ジョーカーなぜか恨まれている『ペルソナ2 罪』の主人公・周防達哉(すおう たつや)とその仲間達。ジョーカーに追われる身となった彼らは、ジョーカーと自分達の間にある因縁を解き明かす為に、街中に広まっている様々な「噂」を追いかけていく事となる。『ペルソナ2』では、珠閒瑠市は「噂が現実化する街」となっており、『ペルソナ2 罪』でも『ペルソナ2 罰』でも、市内で広まった噂が本当になるという異変が起こるようになっている。その事から達哉達は「噂」の怪人であるジョーカーが、この異変に関わりがあると考え、「噂」を追いかけていたのだ。

「噂」を求めて珠閒瑠市内の探索を続ける達哉達は、その最中に街のネットカフェに立ち寄る。そこでパオフゥが経営している掲示板サイトを見つけ、「噂」を収集する場所として掲示板を活用するようになる。
この際、パオフゥは姿こそ現しはしないが、サイトの管理人として達哉達とメッセージを通してやりとりを行う。本編に大きく関わるようなことはないが、「様々な『噂』を集める」事を重要視する『ペルソナ2 罪』のゲームシステムにおいては、必要不可欠な役どころである事は確かだ。

またパオフゥの若かりし頃と思われる人物が、達哉の過去回想に登場するシーンがある。そこでパオフゥらしき人物は他の人間から「薫ちゃん」と呼ばれている。この「薫」というのが彼の本名である事は明白だろう。このシーンは物語の大分前半で出てくるシーンの為、『ペルソナ2 罰』をプレイする頃には忘れているプレイヤーが多かったりする。後にもう一度プレイした際に気づくプレイヤーが大半であるようだ。

『ペルソナ2 罰』

姿を顕にした謎の掲示板サイトの管理人・パオフゥ

自分を訪ねてやってきた舞耶達(画面真ん中、下)に向かって、皮肉な言葉を述べるパオフゥ。

『ペルソナ2 罰』は、前作『ペルソナ2 罪』の世界がリセットされ、新しく生まれ変わった世界が舞台となっている。その為、『ペルソナ2 罪』の世界(通称:むこう側)と『ペルソナ2 罰』(通称:こちら側)の世界では、キャラクター設定に多少の差が生じる場合がある。しかしパオフゥの場合は、むこう側と変わらない生活を送っているようで、むこう側同様に掲示板サイトの運営を行って暮らしていた。また新情報として、本編登場時には既にペルソナ使いに覚醒していた事や、盗聴やハッキング等が得意な自分のスキルを活かして「盗聴バスター」も兼業している事が明らかにされている。

そんな自らの特技を活かして生活をしていたこちら側のパオフゥ。ある日、彼のもとに怪人・JOKERについて探っている『ペルソナ2 罰』の主人公・天野舞耶(あまの まや)とその仲間達から、JOKERに関する情報を教えてほしいという連絡がくる。JOKERは巷で噂の怪人で「自分の携帯から自分の携帯にかけ、出た相手に殺して欲しい相手の名前を告げると代わりに殺してくれる」といわれていた。そんな殺人鬼のような怪人・JOKERになぜか狙われる事となった舞耶とその仲間達は、JOKERに立ち向かう為、JOKERの行方を追っている最中だったのである。

その事を知ったパオフゥは、舞耶達と直接会う事を決める。実はパオフゥの方は自身の諜報技術を使って、JOKERが法務大臣兼外務大臣である須藤竜蔵(すどう りゅうぞう)の息子・須藤竜也(すどう たつや)である事を突き止めていた。なぜそのような情報を入手していたのかいうと、パオフゥには竜蔵との間に因縁があり、復讐をする為に彼の弱みとなるような情報等を探っていたのである。

そこへJOKERを求めて、自分と同じペルソナ使いである舞耶達がやってきた為に、パオフゥは今こそ復讐を果たす機会だと考える。パオフゥは彼らにJOKERにまつわる情報を手渡すと共に、無理やり自分を彼らの仲間にいれて貰う。そうして竜蔵への復讐を果たす為に、彼らと共にJOKERの行方を探っていくのであった。

JOKERとの対決、広まる新たなJOKERにまつわる噂

パオフゥ達と対峙する怪人・JOKERこと、須藤竜也。

パオフゥ達はJOKERである竜也と会う為、彼が入院している精神病院へ向かう。そこで発覚したのは、竜也がむこう側の舞耶と因縁があり、「仮面党」と呼ばれる組織の幹部であったという事実だった。「仮面党」はむこう側で噂になっていた怪人・ジョーカーが率いる組織で、竜也は再びそれを復活させようとしてJOKERとしての活動を行っていたのである。
竜也は、むこう側の重要人物であった舞耶に、自分との因縁を思い出したければ「空の科学館」にまで来るように告げると、舞耶達に向けて悪魔を、そして病院には火を放って逃げてしまう。

竜也を取り逃がしたパオフゥ達は、彼の言葉通りに空の科学館へ向かう。そこで竜也を追い詰める事ができたパオフゥ達は、竜也自身との戦闘を行い、彼に勝利する。パオフゥ達に負けた竜也は「JOKERは死なない」という言葉を残して亡くなる。

意味深な竜也の言葉が気にかかったパオフゥ。しかし仲間である周防克哉(すおう かうや)と芹沢うらら(せりざわ うらら)はJOKERの事件はすでに終わったものだと捉えており、戦線離脱してしまう。パオフゥは自分と同じように疑問を持っている舞耶と行動をする事になる。またこの頃、パオフゥ達の前には1人の少年が度々姿を現しており、舞耶は彼の事を気にしている様子であった。その少年というのが、克哉の弟でありむこう側では重要人物の1人であった達哉だった。

達哉は舞耶達の前に度々現れては、この事件にはこれ以上関わってはいけないという忠告をパオフゥ達にしていた。実のところ、そんな達哉の事をパオフゥも舞耶同様に気にかけていた。2人だけで調査を再開するパオフゥ。すると街に新たなJOKERにまつわる噂が広まっている事が判明する。それが「JOKERという存在は唯一の存在ではなく、不特定多数の存在である」というもの。テレビのワイドショーが最近噂のJOKERについて取り上げ、このような説を話した事で広まってしまった噂だった。

結果、街では殺人の依頼を出した者がJOKER化するという事態が発生してしまう。
事件がまだ終わっていない事を知ったパオフゥ達は再び集結。パオフゥ、舞耶、うらら、克哉の4人で、JOKERに纏わる新たな事件を追っていく事にする。

発覚したパオフゥの過去

竜蔵と台湾マフィアが廃工場でやりとりを行う事を知り、1人彼のもとへ乗り込んでいく事を決めたパオフゥ。

JOKERの事件を仲間達と追う最中、パオフゥは竜蔵が台湾マフィア「天道練」と取引を珠閒瑠市内の廃工場で行うという話を耳にする。居ても立っても居られなくなったパオフゥは、復讐をはたす為、1人で廃工場に乗り込んでいってしまう。

慌ててパオフゥの後を追う舞耶達。向かった先では、天道練の殺し屋・云豹(ユンパオ)と戦うパオフゥが居た。云豹に勝利したパオフゥは、彼を殺そうとするがそれを克哉が止める。そうして「殺すんじゃなく、逮捕しなくちゃ意味がない」とパオフゥに訴える。
実はこの時、克哉はパオフゥの正体をパオフゥ本人、そして仲間達には内緒に調べていた。その結果、パオフゥが元検事の嵯峨薫(さが かおる)という人物であった事が発覚。さらには検事であった頃の彼が竜蔵が台湾マフィアと癒着していた事実を調べていた事、その最中に相棒が云豹によって殺された事、そして自分自身も「死んだもの」として扱われてしまった事を知る。

「自分達を利用して竜蔵に復讐をしようとしていたのだろう」と述べる克哉に、パオフゥは「そこまでわかってるんなら、邪魔するな」と怒鳴る。しかしその場に、竜蔵が幹部を務めている秘密結社「新世塾」の者達が現れ、パオフゥ達は彼らとの戦闘を余儀なくされる。戦闘にはなんとか勝利するが、云豹は新世塾が作り上げた「2足歩行兵器」によって撃ち殺されてしまう。

云豹は息も絶え絶えな状態で「竜蔵に会ったら先に地獄で待っていると伝えてくれ」とパオフゥに言い遺し、そのまま亡くなってしまう。

明かされた異変の真相

達哉から明かされた、珠閒瑠市で起こる異変の真相。

云豹死後、再び舞耶達と共に行動をする事を決めたパオフゥ。一度は竜蔵を追い詰めるも、取り逃がしてしまう。しかしその最中、達哉と遭遇したパオフゥ達は彼を捕まえ、達哉が知っている事を自分達に教えるように問い詰める。逃げる手段はないと察した達哉は観念をし、「全てを話したら事件から手を引く」という条件を飲むのなら話をすると告げる。パオフゥ達は話を聞く為に出された条件を飲む事を決める。

そこで明かされたのは、達哉が犯した「罪」に関するものだった。実は達哉は、身体こそはこちら側の達哉であるが、意識はむこう側の達哉が乗っ取っている状態にあった。このような事になってしまった理由は、むこう側がリセットされた時、本来なら達哉の記憶もリセットされる筈だったのだが、仲間達と過ごした記憶を失う事を恐れた恐怖心により、むこう側の記憶を持ったまま達哉がこちら側にきてしまった事にあった。これによりむこう側のパラレルワールドとして生まれたこちら側とむこう側の境界線が曖昧になる事態が発生。こちら側がむこう側と混ざり始める可能性が生まれてしまう。さらにむこう側の世界がリセットされる原因となった存在・ニャルラトホテプは、こちら側の世界もむこう側と同じような道筋を辿らせようとしていた。この時点でのむこう側は珠閒瑠市以外の街や国が全て滅びてしまっていた。達哉はニャルラトホテプの策略を止める為、1人で彼に立ち向かおうとしていたのだ。

達哉はパオフゥ達に、この異変は記憶を保持したままこちら側に来てしまった自分に責任があるからと、改めてJOKERから手を引くように告げる。しかしパオフゥ達はなんの話だったかととぼけ、手を引くつもりはない意思を彼に見せつける。最終的には達哉が折れる形になり、以降達哉は、パオフゥ達と協力してニャルラトホテプの企みを止める事を決めるのだった。

竜蔵との戦闘

ニャルラトホテプの力によって、パオフゥ達の前で化け物にされてしまった竜蔵(忌まわしき狩人)。

達哉と共に行動をする事になったパオフゥ達は、竜蔵がいると思われるダンジョン「珠閒瑠城」へ向かう。パオフゥ達の睨み通り、ダンジョンの奥には竜蔵がいた。さらにそこには竜蔵以外の新世塾の幹部達が死体と化した状態で居た。予想外の光景に驚くパオフゥ達を前に、竜蔵は自身が盲信している祖先「御前」の言葉に従って、世界を滅ぼす神事を行ってしまう。実はこの御前の正体こそがニャルラトホテプであり、竜蔵はこちら側の破滅を望むニャルラトホテプに利用されていたに過ぎなかったのだ。

滅び始める世界を前に歓喜する竜蔵。しかしその瞬間、突然御前が竜蔵自身を取り込む。そうして化け物「忌まわしき狩人」の姿へと、竜蔵を変えてしまう。
予想外の展開に驚愕するパオフゥだったが、自分の復讐相手が化け物にされてしまった事への悔しさや竜蔵に対する怒りから「人を欺き、陥れ続けたなれの果てが、それか!」と彼に向かって叫ぶ。そうして本能のままにこちらを攻撃してくるだけの化け物と化してしまった竜蔵との戦闘に、仲間達と挑むのだった。

過去との向き合い、「相棒」への懺悔

ニャルラトホテプが用意した「ゲーム」で、パオフゥが胸の内に抱えていた後悔から生み出された「相棒」を傷つけるリバース・オデュッセウスに怒り狂うパオフゥ。

竜蔵を倒した後、パオフゥ達はニャルラトホテプが用意した「ゲーム」に参加させられる事になる。実はパオフゥ達が竜蔵と奮闘していた傍らニャルラトホテプは、かつてむこう側の重要人物であったギンコ/リサ・シルバーマン、ミッシェル/三科栄吉(みしな えいきち)、黒須淳(くろす じゅん)を捕らえていた。ニャルラトホテプは3人を助けたければ、自身が用意したゲームに身を投じるように告げる。パオフゥ達は彼らを助け、そして世界の崩壊を止める為、ニャルラトホテプが用意したゲームを行う事にする。

しかしその先でパオフゥ達を待っていたのは、仲間達それぞれの「心の闇」から生まれたシャドウだった。パオフゥはそこで、自分の心の奥底にあった後悔が生み出したかつての「相棒」と出会う事になる。

パオフゥの検事時代の相棒・浅井美樹(あさい みき)は、パオフゥの前で「リバース・オデュッセウス」というパオフゥのペルソナに似た姿をした何者かに殺されそうになっていた。リバース・オデュッセウスはパオフゥに「自分はお前だ。お前が本当に憎んでいる相手を言わないと美樹が壊れるぞ」と告げる。そうして近くの柱に美樹の頭をぶつけ始める。その行動に怒り狂ったパオフゥはリバース・オデュッセウスを殺そうとするが、リバース・オデュッセウスの「自分はお前」という発言が気にかかった舞耶がパオフゥを止める。

舞耶の行動で我に返り、冷静になる事ができたパオフゥは、「本当に自分が恨んでいる相手は、自分自身だ」という事を美樹とリバース・オデュッセウスに向けて告げる。悪を暴く事に必死だった若き頃のパオフゥ。パオフゥはそんな当時の自分の正義心と行動に巻き込まれて美樹は死んでしまったのだ、とずっと後悔していた。しかしその事実と向き合いきれなかった部分もあり、自分の過ちを認めたくなかった彼は、竜蔵や云豹を憎む事でそれを昇華しようとしていたのである。

しかし様々な悩みを抱えながらも戦い続ける仲間との日々を過ごしていく内に、パオフゥの心は次第に変化していっていた。結果、パオフゥは自分の過ちを認め、本当に憎い相手は自分自身なのだという事実を認める。

パオフゥが自分の中の「心の闇」と向き合う事ができた瞬間、リバース・オデュッセウスは姿を消す。残った美樹は最後に「貴方と相棒になれてよかった」と言い残して、パオフゥ達の前から消えたのだった。

美樹と別れた後、パオフゥは再び仲間達とニャルラトホテプのゲームへ戻る。そうしてなんとかゲームを乗り越え、ギンコ、ミッシェル、淳の3人を救い出す。
その後、全ての黒幕であるニャルラトホテプとの戦闘を行い、激戦の末、なんとかニャルラトホテプとの戦闘に勝利。世界の平和を守る事に成功するが、その瞬間、達哉が自分の罪を償う為にむこう側に帰ることをパオフゥ達に告げてくる。

達哉はこのまま「むこう側の達哉」がこの世界に居続ければ、また同じことが起こる可能性があるからと、1人むこう側の世界へ戻る決意を見せる達哉。舞耶は達哉を止めようとするが、パオフゥは彼の意思が固い事を悟り達哉を止めようとはしなかった。達哉は舞耶を気絶させると、パオフゥ達に「舞耶姉とこの世界を頼む」と告げ、1人むこう側へと帰って行ったのだった。

後日談

事件収束後に訪れた美樹の墓の前で、盗聴バスターを辞めた事を報告するパオフゥ。

事件収束後、パオフゥは美樹の墓を訪れる。そこで彼は自分が盗聴バスターを辞め、うららと共に「マンサーチャー(人探し)」の仕事を開始した事を美樹に報告する。
復讐や誰かを恨む事に囚われる必要がなくなったパオフゥが、新たな自分の人生を切り開く為の一歩だといえるだろう。未来に向かって明るく歩き始めたパオフゥからは、もう復讐に囚われていた頃の陰りを感じる事はない。

パオフゥ/嵯峨薫の関連人物・キャラクター

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