エレン・イェーガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。

「始祖の巨人」

エレンの父・グリシャがレイス家から奪い取り、エレンに継承させた能力。王家の血を引くものでなければ発動することができないが、王家の血を引くものが始祖の力を継承した場合、「不戦の契り」の影響で能力を十分に使うことができないという厄介な巨人である。
「不戦の契り」の抜け穴として、始祖の継承者と王家の血を引く巨人化能力者が接触するという方法がある。エレンは異母兄ジークと接触し、「始祖の巨人」の能力を支配下に置くことに成功した。
「始祖の巨人」の能力はエルディア人の記憶改竄や身体操作、巨人の生成など多岐にわたるが、中でも最も脅威的なのが「地鳴らし」と言われる数千万もの超大型巨人による大行進である。物語終盤でエレンはこれを発動し、世界人口のおよそ8割もの人間を踏み殺した。その際、「始祖の巨人」の力を掌握したエレンも巨人化。体の大半が異常な程肥大化した肋骨を中心に、骨と腱のみで構成された規格外の巨躯を持つ「終尾の巨人」と呼ばれる最終形態へと姿を変えた。
また、「始祖の巨人」の能力は時間や場所の制約を受けず、全世界のエルディア人に呼びかけをすることも可能だし、過去や未来の巨人を操作することもできる。
エレンはこの能力を使い、845年ダイナ・フリッツ巨人体を操って狙いの矛先をベルトルトから自分の母カルラに変えさせている。つまりエレンの母を殺したのはエレン自身だという事実を、エレンは勲章授与式の時に知ってしまったのだった。

「終尾の巨人」

物語終盤で始祖ユミルの力を借り、「始祖の巨人」の力を掌握したエレンが地鳴らしと共に顕現させた巨人。
顔以外は皮膚がなく、長い髪やアーチを描くような巨大な背骨と異常なほど肥大化した肋骨が特徴的な異形の姿をしている。
超大型巨人を遥かに凌ぐサイズで、作中でも規格外の巨躯を持つ。

原作では「進撃の巨人」とだけ呼ばれており、エレン最終形態の名称は存在していなかった。しかし、TVアニメのThe final seasonのDVD・BD第4巻のビジュアル公開時に、原作者・諌山創が命名したと公式Twitterで明かされた。

「戦鎚の巨人」

レベリオ区襲撃の際、ラーラ・タイバーから奪った能力。硬質化を自在に操り、様々な形の武器を生成することができる。
ただしエレンの場合、能力を奪ったばかりで上手く使いこなすことができなかったためか、複雑な武器の生成ではなく周囲の地面に槍を突き立てるという活用方法を取っていた。

「進撃の巨人」

父グリシャから引き継いだ能力。グリシャの前はエルディア復権派のスパイであるエレン・クルーガーが継承していた。クルーガーによれば「いついかなる時でも自由のために戦った」巨人とのこと。
その特殊能力は、未来の継承者の記憶を覗き見ること。ただしすべてを見られるわけではなく、未来の継承者が恣意的に選んだ場面しか見ることができない。そのため過去の継承者達は未来の継承者(エレン)の意向に囚われることとなる。
エレンはこの能力を使い、レイス家の虐殺をためらうグリシャをそそのかして「始祖の巨人」を奪わせている。
エレンがこの能力を認識したのは、勲章授与式でヒストリアの手に触れた瞬間。その際エレンは「父・グリシャが覗き見た【未来の自分自身の記憶】の記憶」を知り、「すべての巨人をこの世から消し去る」という結末を迎えることを知る。

エレン・イェーガーの関連人物・キャラクター

ミカサ・アッカーマン

エレンの幼馴染。幼い頃に両親を3人組の強盗に襲われ、ミカサも売り飛ばされそうになるが、単身乗り込んできたエレンによって救出される。その時の経験からエレンに絶対的な信頼と愛情を寄せるようになり、彼を守ることを自分の使命と考えるようになる。エレンからもらったマフラーを大切にしており、いつも肌身離さず身に着けている。
常に冷静で無口なミカサだが、エレンが窮地に陥った際は冷静さを失い無謀な行動に出ることも。
マーレ奇襲作戦時は、エレンの凶行に「取り返しがつかないことをした」と悲しみと困惑の入り混じった表情を浮かべた。その後のエレンの不可解な行動に戸惑いつつも、彼を信じようとしていたミカサ。しかしエレンから直接「俺はガキの頃からお前がずっと嫌いだった」と告げられ、深いショックを受けたミカサは宝物であるマフラーを外してしまう。
それでも最終決戦に臨んだミカサはもう一度マフラーを強く結びなおし、自らの手でエレンにとどめを刺したのだった。ミカサが愛情をもってエレンを殺したことで、フリッツ王への愛に囚われていた始祖ユミルは解放され、この世から巨人の力は消え去った。
エレンがミカサを突き放すような言動を取ったのは、人類の敵である自分を討ち取らせ、英雄として仕立て上げるためであったことが最終話で明かされる。
ミカサに対しては「自分のことを忘れて幸せになってほしい」と話していたエレンだが、アルミンからミカサのことについて詰め寄られた際は「オレが死んだ後もしばらく…10年以上は引きずっててほしい」と率直な心情を吐露している。

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アルミン・アルレルト

幼馴染で夢を共有する同志。幼いエレンに壁の外の世界について話し、エレンが壁外に行ってみたいと思うきっかけを作ったのがアルミンだった。エレンはアルミンの知略に絶対的な信頼を寄せており、重大局面では常にアルミンの判断を頼りにしていた。
アルミンがベルトルトとの戦いで瀕死の重傷を負った際は、上官であるリヴァイに逆らってまでアルミンの蘇生を主張した。
マーレ奇襲作戦以降はエレンの言動に不安を覚え、エレンの目的を見極めるために対話を試みる。幼馴染としてエレンを信じたいという立場だったが、ミカサのように盲信はせず、エレンが敵だとわかれば彼を誰かに捕食させることもやむを得ないと考えていた。
ジークとエレンの企てを知った後も、「エレンが安楽死計画に賛同するわけがない」とエレンの思惑をただ1人見破っていた。
最終決戦前の「道」を通じた対話でエレンの真意を知り、「君の最悪の過ちは無駄にしないと誓う」とエレンの選択を受け入れ、彼の死んだ後の世界を請け負った。

renote.net

ジャン・キルシュタイン

104期の同期。安全な内地への配属を望むジャンと巨人との徹底抗戦を主張するエレンとは訓練兵時代から犬猿の仲で、殴り合いの喧嘩に発展することもしばしばあった。
ミカサに一目惚れしており、エレンがミカサから好意を寄せられていることも彼に突っかかる理由となっている。
友人だったマルコ・ボットの死をきっかけに調査兵団に入団した後は、エレンと共に何度も死線を潜り抜ける。エレンと衝突することの多かったジャンだが、本心では彼に憧れている部分もあったと自ら語っている。

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フリーダ・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。

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ユミル(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ユミル(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ユミルとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の兵士。主人公エレン・イェーガーと同じ104期訓練兵団の卒業生で、そばかすと鋭い目つきが特徴の少女。打算的な性格で、世間ずれした攻撃的な言動が多い。同期のクリスタ・レンズに強い執着心を抱いており、本来ならユミルが成績上位10位以内に入るべきところをクリスタに譲ったという経緯があった。その正体は60年以上もの間壁外を彷徨っていた巨人の1人であり、偶然「顎の巨人」を継承したことで人間に戻った巨人化能力者である。

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