true tears(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『true tears』とは2008年1月から3月までテレビ放送されたP.A.WORKSのオリジナルアニメである。登場人物達の心情を繊細に描いた、青春群青劇。全13話から構成され、「涙」が作品の中では一貫して登場し、ひとつの大きなテーマとなっている。細やかな心理描写に加え、それを表現する作画技術の高さも本作の見どころである。
本作は絵本作家を目指す仲上眞一郎が涙を流せなくなった少女、石動乃絵と出会うことをきっかけに成長していくストーリーを描く。

10話 「全部ちゃんとするから」

休学になった比呂美と通学する眞一郎は「兄弟じゃなかった」と安心していた。比呂美は一人暮らしをしたいと父親に申し込み、純に別れようと提案する。しかし、純は承諾できないと断る。
そんな中、眞一郎は三代吉から愛子と別れたことを知らされる。
比呂美は眞一郎に引っ越すことを告げに行き、その際眞一郎の絵本を発見するが何も眞一郎について知らなかったことを実感してしまう。
引っ越しの当日、祭りの日の思い出を覚えていたことを比呂美は眞一郎に告げ出て行ってしまう。思いつめ、眞一郎は比呂美が乗っている軽トラを追いかけて自転車に飛び乗る。そこで比呂美と眞一郎の思いが通じ合った。

11話 「あなたが好きなのは私じゃない」

乃絵が眞一郎を避けるようにしていたため、2人は会えないでいた。眞一郎は比呂美と一緒に時間を過ごしていても乃絵の姿がちらついていた。雪の日、海辺で海を見ていると眞一郎は比呂美からキスされてしまう。
三代吉は愛子から友達からやり直そうと提案され、友達として仲を戻す。
眞一郎は自分に対し、絵本のことも、比呂美のことも、ちゃんとしようと向き合う。そんな時、乃絵は家出をしてしまう。

12話 「何も見てない私の瞳から…」

眞一郎は自問自答をし、もう自分に対して嘘をつくのはやめようと決意をする。
祭り当日、眞一郎は祭りの花形を演じていた。乃絵は比呂美から、眞一郎と自分のことをそっとしておいて欲しいと涙ながらに言われてしまう。そして、乃絵は兄の本当の気持ちに気づく。乃絵は空から見下ろしたら気持ちが見えるようになるはずだと、木の上から飛び降りてしまう。

13話 「君の涙を」

比呂美は眞一郎に不本意な行動をしてしまい、眞一郎に乃絵とも自分ともきちんと向き合って欲しい、そのうえできちんと答えが欲しいと言う。
眞一郎は乃絵に完成した絵本を見てほしいと病院へ頼みに行く。しかし、乃絵からは「見ない」と言われ、海へ絵本を捨てに行く。乃絵は松葉杖をつきながら海へ来る。そして、眞一郎は比呂美が好きだと気持ちを伝える。同時に乃絵がいたから絵本を作ることができた、踊りを踊りきることができたと感謝を伝える。
眞一郎は比呂美に会いに行き、気持ちを伝え、乃絵は雷轟丸の墓の前で立っている。

『true tears』の登場人物・キャラクター

メインキャラクター

仲上 眞一郎(なかがみ しんいちろう)

仲上 眞一郎

CV:石井真
本作の主人公。絵本作家を目指している。比呂美に思いを寄せているが伝えてはいない。大切な誰かの涙をぬぐえたらと思っている。

石動 乃絵(いするぎ のえ)

石動 乃絵

CV:高垣彩陽
木から降りられなくなっている所を眞一郎に助けてもらう。涙を流すことができない。とても溌剌な性格だが、一人でいることが多く変わり者とされている。そのため、根も葉もない噂をたてられてしまう。兄とは仲が良く、おばあちゃん子。

湯浅 比呂美(ゆあさ ひろみ)

湯浅 比呂美

CV:名塚佳織
両親の死別後、眞一郎の家に引き取られ、眞一郎とは同居している。おしとやかな性格ではあるが、芯が一本取っているような我の強い部分もある。

安藤 愛子(あんどう あいこ)

安藤 愛子

CV:井口裕香
眞一郎、比呂美とは幼馴染である。眞一郎より一つ年上で今川焼きの店「アイちゃん」を切り盛りしている。眞一郎の親友でもある三代吉の彼女でもある。

野伏 三代吉(のぶせ みよきち)

野伏 三代吉

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