金色のコルダ3(フルボイス Special)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『金色のコルダ3(フルボイス Special)』とは、株式会社コーエーテクモゲームスから発売された、「音楽」がテーマの女性向け恋愛シミュレーションゲーム『金色のコルダ』の新作タイトル。
季節は夏、主人公はとある手紙をもらったことをきっかけに星奏学院に転校し、オーケストラ部に入り「全国学生音楽コンクール アンサンブル部門」での優勝を目指す。
全国各地の強力なライバルたちを相手に、仲間たちと共に勝利をつかむため暑い夏を駆け抜ける、青春恋愛ストーリーである。

水嶋 新(みずしま あらた)

テンションの上がった新に抱きつかれる主人公。

夏休みは毎日暑い。
朝から気温が高くへばっている主人公を、新は寮で水まきしようよと誘う。
庭に向かうと新がホースで庭の植物に水を巻いていた。
新は大きく咲き誇る向日葵を指差し、「主人公ちゃんみたいだね」と笑う。
新がふざけてホースを動かすと、主人公に水がかかってしまう。
謝りながらも笑う新、自分にも水をかけるようにホース口を真上に向けて頭上高く掲げた。
2人ともびしょ濡れになりながらも楽しくて大笑いしたのだった。

主人公が寮に帰宅すると、いつもどおり上機嫌な新に抱きつかれる。
彼はスキンシップが多い。
新は携帯で撮った仙台の祭の七夕飾りを見せながら、「来年一緒に行こうね!」と主人公を誘ってくれた。

新が大きなスイカを持ってきた。
ハルの祖父母からもらったようで、「皆でスイカ割りしようよー!」とはしゃぐ新に賛成する。
新が一番にスイカ割りにチャレンジすることに。
新が木刀を構えて振り下ろすとスイカにかすりもせず、なぜか離れて響也に当たりそうになる。
「危ねぇな!」と響也、軽い言葉で謝る新、皆でわいわいと騒いで楽しんだ。
しかしスイカ割りが終わると、新は皆で過ごすのもあとわずかだということに気づき、急に寂しくなってしまう。

練習中、新はぽつんとたたずむ主人公を見かける。
主人公は目にゴミが入ったので目をこすっていたのだが、新は主人公が泣いていると勘違いする。
誤解は解けたが新は主人公の泣いているように見えた姿が忘れられない。
新は「自分が仙台に帰ったら彼女はあんな風に声をころして泣くのかな?」と主人公の別れを不安に思った。

新が練習に身が入っていないと火積が怒っている。
たしかに彼にいつもの元気がない。
主人公がどうしたのか尋ねると、彼は「地方大会のあと横浜残るの嬉しかった。夏休み中、君と仲良くなれてることが嬉しかった。夏が終わったあとのこと考えてなかった」としょんぼりしている。
新はいずれ仙台に帰る。
自分が仙台に帰れば主人公とは離れ離れになってしまう、新はそのことに早く気づけばよかったと後悔していたのだ。

主人公は練習帰りに新のことを考えていた。
いずれ離れ離れになってしまう自分たちのことを寂しく思っていると、偶然にも新が現れ2人で一緒に帰ることに。
寮に着いたが、離れるのが寂しくなった2人は新の「このまま、海いかない?」と提案のとおり、2人で夜の海へ向かった。
夜の海、誰もいない2人っきりの空間。
靴を脱いで波打ち際を歩くと冷たい水が足をさらい、涼しい風に夏の終わりを感じる。
「海に来れば夏気分が味わえると思ったのに、逆にずっとこのままではいられないことに気づいた」と寂しそうに言う新。
しかし彼は決意したように主人公へ向き合い、「俺、君のことが好きだよ」と告白する。
そして「いつもそばにいる約束はできないけど、俺は君が好き。仙台に帰った後毎日電話もメールもする。月に一回とかなら横浜に来るしなんでもする。だからお願いします、俺の彼女になってください」と頭を下げた。
いつものふざけたような態度でない新の真面目な告白に、主人公は自分も好きだと告げる。
すると彼は飛び上がるように喜び、「夢じゃない?やったー!」とはしゃぐ。
「ありがとう!愛してる!」
彼のストレートな愛の言葉に、主人公は胸がきゅんとしたのだった。

全国大会ファイナル後の祝賀会を、主人公は新と2人で抜け出す約束をしていた。
こっそり会場からでて2人はプールのそばで落ち合う。
主人公は新と会えた感動で思わず飛びついてしまい、新と共にプールに落ちてびしょ濡れになってしまう。
しかし新は「水にぬれた君もとってもきれいだよ」と褒め、「こんなに可愛い子が俺の彼女だなんて幸せ者だ。大好きだよ、世界で一番愛してる!俺のプリンセス!」と抱きしめてくれたのだった。

東金 千秋(とうがね ちあき)

ソロ部門で優勝した東金に、約束通りキスをする主人公。

主人公の練習中、東金が演奏の問題点について熱心に感想をくれる。
納得する主人公、しかし東金は「俺が言った通りに演奏あらためるのか?だからお前は地味子なんだ」と言う。
どう演奏するかは自分で決めること。
自分がどう引きたいか、聞くものになにを感じさせたいか、それはステージでの演奏者の責任だという。
「ピンとこないのは自己認識の甘さだ、自分自身を見つけられずにいたら永久に地味子のままだぞ」と言う彼に悔しくなり、主人公は「そうならない!」と言い返した。

神南メンバーのアンサンブル練習を、主人公は花の参考になるかと思い演奏を聴き込む。
主人公に気づいた東金に「お前の花は見つかったか?」と聞かれ、主人公は「まだ」と答える。
諦めていない様子の主人公に、東金がアドヴァイスしてくれる。
東金は「自分は前に出たくない、一番になるのが怖い、お前の音からは無意識にそんな音が出てる。ステージは自分が試される場と同時に、観客を酔わせる場。演奏する自分自身に揺らがぬ芯がなければ、観客は酔わせられない。自分にとって音楽とはをもう一度考えてみろ」と厳しく言う。
主人公が礼を言うと、彼は「今度話を聞きにくるなら菓子折りもってこい」と冗談まじりで返したのだった。

東金の演奏を聞きに行くため、彼に言われた通り菓子折りのつもりでお菓子を手作りする。
この間のお礼だといって彼に手作りお菓子を渡すと、さっそく食べた彼が「うまい!」と褒めてくれる。
しかし、「ヴァイオリンよりこっちの才能があるのでは?」とからかわれ、主人公はなんだか複雑な気持ち。
彼に「自分のヴァイオリンを大会で見せてやる!」と言い返すと、「大見得切ったからには最後まで責任持って逃げるなよ」と東金は面白そうに笑ったのだった。

全国大会セミファイナル、ステージに上がろうとする主人公を東金は「俺を失望させるな、花を見せてみろ」と挑発する。
主人公は東金のいうとおり、自分の演奏、自分の花を観客に見せつけて素晴らしい演奏をした。
セミファイナルは星奏学院の勝利となった。
大会終わり、主人公の前に現れた東金は、以前主人公に言った言葉を取り消しに来たという。
「お前の演奏は鮮やかに咲く真夏の向日葵のようで、目を奪われずにはいられなかった」
東金が主人公を認めた瞬間だった。
しかし調子に乗った彼は、夏の大会が終わったら神南に来いよと勧誘する。
「神南は星奏よりもスタッフも設備も整ってる、お前ももっと上手くなれるぜ?」と堂々と誘う東金に、あわてて止める星奏メンバー。
神南メンバーは夏が終わるまで菩提樹寮にいるらしい、「その間に口説き落としてやるさ」と彼は笑った。

東金がヴァイオリンのソロ曲をひいている。
東金は全国学生音楽コンクールのヴァイオリンソロ部門に向けて、前に進み始めていたのだ。
東金が今回ライバル視しているのは天音学園の冥加、油断ならない相手との一騎打ちのため練習に手が抜けない。
忙しそうにする東金、主人公が「少しは一緒にいてほしい」とわがままを言うと嬉しそうに破顔し、「お前を手放す気はない。どんなに忙しくてもお前の時間は捻出する」と約束してくれた。

20日、翌日は東金が出るヴァイオリンソロのコンクールだ。
夜電話をかけると、今もまだ東金はスタジオで練習しているという。
東金にはたくさんお世話になったので、主人公はお礼に夜食を差し入れにすることにした。
東金は夕食とらずにぶっ通しで練習していたらしい、夜食を食べた彼はうまいうまいと褒めてくれた。
休憩が終わり東金はまた練習へ戻る。
主人公は彼に「自分ができることない?」と聞くが、「ない」ときっぱり断り、「どうしてもなにかしなきゃ気が済まないなら勝利のキスでもしてくれ」といつものようにからかう。
しかし主人公は真に受け、「優勝したらキスしてあげる」と約束する。
すると東金は驚きながらも「客席で俺を見てろ、お前の目の前で冥加を降ろしトロフィーを手にして見せる」と約束し、「勝ったら約束通りキスだからな」と念を押すように笑った。
翌日、ヴァイオリンソロの部ファイナル当日だ。
ファイナルは冥加と東金の一騎打ちとなり、どちらかが栄冠を手にする勝負となった。
まず冥加が演奏、彼は高校生の演奏ではないレベルが違いすぎる演奏を見せつける。
しかし東金も負けず、魅力的で、大胆で、彼の「花」を最大限に発揮した素晴らしい演奏を見せつける。
客席は大喝采、いよいよ優勝者の発表だ。
アナウンスが優勝者の名前を告げる、そこには冥加・東金両者の名前が。
今回は両2名を優勝としたという前代未聞の結果だった。
表彰式が終わり主人公は急いで楽屋へ向かうと、東金が待ってくれていた。
そんな彼に、主人公は約束通りのキスをしたのだった。

全国大会ファイナル後の祝賀会で、主人公と東金は会場外の花園で見つめあっている。
彼は主人公を抱き寄せながら「お前が咲くべく場所は俺の腕の中だ。俺を選べ、そしてもし俺を選ぶならキスで答えてくれ。今度は勝利の祝福のキスじゃなく、恋人にするキスで」と言う。
主人公は彼の言葉を聞き、そっと顔を近づけたのだった。

土岐 蓬生(とき ほうせい)

主人公の膝枕でくつろぐ土岐。

寮のテラスに長椅子が二つ並んでいる。
その一つに座って休憩していると、土岐が来て彼は隣の長椅子に寝転んだ。
彼曰く「暑い日には木陰でのんびりが1番、汗だく走り回るなんて性に合わない」
しかし外はセミの大合唱、あまりの大きな音に眠れそうにない。
「寝物語でもしようか?」とおどける彼、彼の語る物語を聞いているうちに主人公は気づいたら寝てしまった。
そんな寝顔を見て、土岐は主人公の警戒心のなさを心配するのだった。

主人公は芹沢から折り詰め菓子をどうぞと渡される。
中身は神戸名物の黒豆の饅頭で、とてもおいしかった。
すると芹沢が「この饅頭は土岐さんも好きなはず」という。
饅頭はまだ残っていたので、主人公は土岐に渡すべく饅頭を手にそっと外へ出た。
外には長椅子でくつろいでいる土岐の姿があった。
饅頭を差し出すも食欲がないという、昼間の暑さにやられて頭が痛いという土岐を主人公は膝枕してあげる。
2人でのんびりしていると、土岐が今日は流星群が見えるらしいと教えてくれた。
見あげると夜空にはたくさんの流れ星が輝いている。
そこで土岐が話し出す。
「流れ星は隕石のかけらで、それが地球に降ってきている。でも地上にたどり着く前にみんな燃え尽きて消えてしまって、ここから見えるのはその最後のかがやきだけ。
俺も消えるんやったらあんなんがええわ。人の心にすーっと綺麗な光だけ残して他にはなんにも残さず消える」
彼はどこか寂しそうな顔をしていた。

元町通りに新しい雑貨屋がオープンしたようだ。
主人公が中を覗いてみると天然石のアクセサリーがたくさんあり、その中に隕石のペンダントがあった。
昨夜の土岐の話を思い出した主人公は、土岐に隕石のペンダントをプレゼントすることにした。
土岐に隕石のペンダントを渡すと、彼は礼を言いながら「本物じゃないのだけ残念だけど」と付け加える。
彼曰く、隕石は簡単に買えるものではなく、偽物もたくさん出回っているのだという。
ショックを受ける主人公、人生経験やと笑う土岐。
しかし彼はペンダントを本物だと思って大事にすると言ってくれた。

服屋の夏物セールで洋服をたくさん買い込んだ主人公は、両手いっぱいの荷物を抱えて帰るはめになってしまった。
大量の荷物はとてつもなく重く、荷物を持った手が痺れてきて泣きそうになる。
主人公が買いすぎたことを後悔していると、そこへ土岐が運転している車が停まる。
主人公は土岐に泣きつき、車に荷物を乗せ、さらに自分も助手席に乗せてもらうよう頼んだ。
車のエアコンの涼しい風に癒されている主人公、その姿に土岐は笑い、少しだけ寄り道しようといって目的地を寮から変更した。
到着したのは静かな森の中。
土岐に手を引かれながら進んでいくと、そこには小川があり、蛍が無数に飛び交っていた。
土岐は両手で蛍をそっと捕まえて語り出す。
「蛍の寿命ははかない10日程度。恋に焦がれて泣く蝉よりも、泣かぬ蛍が身を焦がす」
蛍の恋路を邪魔するのは無粋やねと、彼は捕まえた蛍をはなし、2人でしばらくそのまま蛍を眺めてのんびり過ごした。
「そろそろ帰ろうか」と土岐が言うも、主人公は「まだ土岐と一緒にいたい」とわがままを言ってしまう。
彼は苦笑いし「あんたは今蛍の恋の光に惑わされとる。俺を困らせんといて」と言う。
主人公は彼を困らせたくなくてしぶしぶ帰宅したのだった。

練習が終わって帰宅し自室にいると、窓にチラチラと光が当たっていることに気づく。
不思議に思って窓を開け外を確かめてみると、そこには土岐の姿があった。
彼の手には懐中電灯、光はその懐中電灯のものらしい。
「恋に身を焦がした蛍が恋しい相手を呼んだ」とおどける彼は主人公を「これから遊びにいかないか?」と誘う。
彼曰く、今日、8月21日は特別な日らしい。
主人公は皆に気づかれないようそっと玄関から出ようとすると、土岐は窓から出ておいでと言う。
彼は「そっと連れ去っていく準備はしている」と新品のミュールを差し出し履かせ、主人公の手を引きエスコートしてくれた。
「ガラスの靴履いたシンデレラのようや」と土岐は主人公を眩しそうに見つめる。
このミュールはこの間の隕石のペンダントのお礼だという。
2人で土岐の車へ乗み、目的地である夜の遊園地へ向かった。
次から次へとアトラクションを遊び倒し、彼には珍しく精力的に十分楽しんだようだ。
土岐に、先ほど言っていた特別な日とは何かを聞くと、なんと今日は土岐の誕生日だという。
主人がプレゼントはなにがいいか聞くと、彼は「あんたがお祝いしてくれたらそれが1番嬉しい誕生日プレゼントや」と言う。
主人公が彼に「誕生日おめでとう」と言うと、彼は照れたように喜んでくれた。
帰り道、車が寮に到着するも「もうちょっとだけ帰らんといて、お願い」と土岐にお願いされ、主人公はしばらく土岐と2人きりの時間を過ごしたのだった。

2人での練習中、吹く風が涼しくなり、夏の終わりを感じる。
土岐が「横浜にいられるのもあと少し。主人公といられて楽しかった」と思い出を語りだす。
「夏が終わってしまうんやね…」と物悲しそうな彼だが、突然「神戸にさらったらどうする?毎日一緒におれるよ?」とおどける。
そんな彼に主人公は笑ってしまうが、一緒に過ごせるのもあと少し。
土岐は「恋とは面倒、本気の恋に身を焦がすなんてまっぴらやと思ってたのに。みっともない。今のは気の迷いや、忘れて」と悲しそうに微笑んだのだった。

全国大会ファイナル後、祝賀会を主人公は土岐と一緒に抜け出していた。
2人は噴水のある広場で、主人公は土岐を膝枕して2人だけの時間を楽しんでいた。
彼は「どこにも行かんといて。そばからいなくならないでほしい」と懇願し、主人公へ神戸行きの新幹線チケットを渡す。
そして彼は顔を寄せ、「本当はさらっていこうか悩んだけど、今のあんたが好きやから我慢する。俺が身を焦がして消える前に会いに来て、待ってるから」とささやいたのだった。

冥加 玲士(みょうが れいじ)

氷渡が振り下ろしたナイフから、冥加がかばってくれる。

楽器店で冥加と再会したその夜、主人公は夢を見た。
それは子供の頃の記憶で、コンクールでヴァイオリンの弦が切れて泣いているところへ男の子が現れ、弦を張り替えてくれた思い出だった。
目を覚ますと、主人公は自分のヴァイオリンケースを開け、キラキラした弦を取り出す。
この弦は夢の男の子から替えてもらってもので、今までずっと大切に持っていたものだ。

主人公はまた子供の頃、弦を変えてくれた少年の夢を見ていた。
しかし今回の夢で、今まで忘れていた思い出を思い出した。
子供の頃のコンクールの演奏前、少年はとある男性に「君に勝ち目はない」と言われて悔しそうに俯いていた。
少年はこのコンクールでどうしても優勝したいようだ。
主人公は弦を変えてくれたお礼に、彼へ「自分が棄権して負けようか」と申し出る。
しかし少年は「俺の演奏は全力で相手をする価値もないというのか!」と激怒してしまう。
主人公と冥加は子供のころ出会っていた、弦を変えてくれた少年こそが冥加だったのだ。
主人公は冥加の想い勝たせようとしたが、冥加は自分の音楽が演奏がバカにされた、侮辱されたと感じ、一生許さないと主人公を目の敵にして恨んでいたのだ。
主人公は冥加が自分を憎んだきっかけを思い出したのだった。
その後冥加に会い、過去のことを思い出したと伝える。
冥加は「同じステージにあがり競い合うことで俺の目的は達成される。みっともない演奏はするな、おれがみとめたただひとりの宿敵なのだから」と言って許してくれそうになかった。

主人公がふと気がつくと、知らない廃ビルに横たわっていた。
身体を起こし自分の身に何があったかを思い出す。
帰り道、主人公が冥加の妹の冥加 枝織(みょうが しおり)と話しているところで後ろから殴られ、意識を失ったのだ。
そんな主人公のそばに、天音学園の元アンサンブルメンバーである氷渡(ひど)がいた。
どうやら彼が主犯のようで、「本当は妹を連れてくるはずだったのに」と悔しそうにしている。
氷渡は自分をアンサンブルメンバーから外した冥加をうらんでいた。
そこで氷渡は枝織をさらい、冥加へ「天音が全国大会を辞退すれば解放する」と脅す予定だったのだ。
氷渡はただコンクールに出たかった。
3年である氷渡の夏は今年で終わる、彼は「最後まで弾きたい」その思いから犯行に走ってしまったのだ。
天音学園の実権を握っている冥加にとって今の不祥事は困るはず、出場を辞退しろという氷渡の要求に答えるしかないと彼はふんでいた。

一方天音学園では、枝織が主人公がさらわれたことを知らせ、方々手を回して探していた。
枝織が「私のせいで…」と落ち込んでいる。
しかし冥加は主人公を心配するどころか、大会出場を辞退しろという氷渡の要求を聞く気はないと言う。
今から理事会を集めて対策を練るにも時間がかかると判断した冥加は、自分で主人公を探しにいくことにした。
彼は、氷渡が頻繁に出入りしていた廃ビルにをつきとめ、1人その廃ビルへ向かった。

長い時間がたった。
主人公は携帯を取り上げられてしまって誰にも連絡できない。
そして氷渡は出場を取り消すと言う連絡が来ず、焦っていた。
コツン、と物音が聞こえる。
警戒している氷渡は、動いたら刺すぞと主人公にナイフを向けると、そこへ冥加が現れた。
直々にやってきた冥加に氷渡が返答を迫ると、冥加は「俺は自分の決定を覆すつもりはない」と言い放つ。
冥加はなにがあっても自分をアンサンブルメンバーに戻すつもりはない、そして全国大会も辞退しない。
それに激昂した氷渡は理性を失い、主人公に向かってナイフを振りかぶるが、冥加は主人公を抱きしめ身を挺してかばう。
そして氷渡に「この女は俺の心臓と同じ、手を出すならお前の首と引き換えだ」と鋭く睨み、「俺に選ばれたいなら音で示せ、それ以外では俺の心を変えることはできない」と言った。
冥加は全国大会で主人公に勝つために氷渡を切り捨てたのだった。
冥加は打ちひしがれる氷渡をその場に残し、主人公とともに車に乗り込みその場を去る。
主人公は車の中で冥加の手の怪我を手当てしようとするが、「貴様には触れられたくない」と冥加に断られてしまう。
そして「顔を見ていると胸がざわつくから話していたくない」とさっさと帰れと、寮の近くで車から降ろされてしまった。

山下公園で演奏している主人公のもとへ枝織があらわれる。
彼女は先日主人公が自分のかわりにさらわれたことを気に病み、謝りにきたのだ。
そして7年前から兄が主人公へ恨みを固執している理由について、冥加は主人公に対等と認められなかった自分の演奏を憎んでいることが原因だと言う。
枝織は今のあなたの演奏で冥加に打ち勝ち、兄を救ってほしいと頼んだのだった。

全国大会ファイナルで競い合う星奏学院と天音学園。
二曲目、星奏の演奏を聞き、冥加は主人公に負けたと確信する。
しかし彼は悔しくなりながらも、主人公の演奏にどうしようもなく心惹かれる自分がいることも自覚した。
主人公の演奏の輝きは、冥加が焦がれずにいられなかった美しい光だった。
主人公と決別するためにステージに立ったが、圧倒的な輝きに膝を折るしかなく、どう抗っても自分は主人公から逃げる事はできないと悟る。
そして冥加は主人公を女神に見立て、「俺のファムファタル、運命の女性だ。お前の全てで俺を支配してくれ」と心酔したのだった。

優勝は星奏学院に決まった。
冥加は1人ステージでヴァイオリンを弾きながら、主人公を待っていた。
彼は「初めてお前と出会ったとき、お前は小さくはかなかった。次にステージで輝く姿は太陽よりまぶしかった。あれから俺はずっとお前の虜だ。お前のことを思い出すたび、お前の名を呼びお前を求め囚われてきた」という本当の気持ちを自覚していた。
そんな冥加の演奏に惹かれるように、主人公が姿をあらわす。
冥加は主人公が現れたことに驚き、そして頬をゆるめて「愛も憎悪も俺の魂も、なにもかもお前に捧げよう」と告白したのだった。

天宮 静(あまみや せい)

天宮がバラが咲き誇る温室へに連れて行ってくれる。

主人公は明日、学校で演奏の実技試験があったことを思い出す。
練習したいが学校は閉まっているため、駅前の貸しレンタルスタジオに行くことにした。
部屋で練習していると、この部屋を予約していたという見知らぬ青年が入ってくる。
主人公は謝罪し、よかったらと一緒に練習に誘う。
彼にまず君が弾いてみてと言われ主人公が演奏すると、演奏を気に入られ彼は一緒に演奏してくれた。
(※表現を手に入れる)
彼との演奏で、草原のイメージが見えた。
(※マエストロフィールドを使えるようになる)
彼にまた会えるか聞かれうなずいたのだった。

練習スタジオへ行くと、先日の青年が主人公と一緒に弾くための楽譜を持ってきたという。
それはエルガー作曲「愛のあいさつ」の楽譜、さっそく2人で弾くがこの間のようなイメージは見えず、彼も全然ダメだと残念だ。
ふと思いついたように、彼は「君に恋してみることにした。音楽を教えるかわりに恋を教えて」と頼まれる。
彼の音楽には恋から得られる表現が必要らしい。
連絡先を交換し、彼の名前が天宮 静(あまみや せい)だと知った。

天宮との練習で、彼はさっそく実験したいことがあるという。
「私はあなたが好き。私はあなたを愛している。私はあなたに恋をしている」
主人公はこのセリフを復唱してみるよう頼まれる。
観察するような目で見てくる彼に主人公はドキドキするが、天宮は変わらず平常心。
しかしその後のアンサンブル練習はいい演奏ができた。
彼は「恋は言葉として口にだすだけで意味がある」と実験成功だと喜んだ。
さらに天宮は主人公をデートに誘い、これも恋をする実験だと、2人でコンサートに行くことになった。
コンサートはとても良く2人とも大満足、しかしコンサートの休憩中、天宮は御影 諒子(みかげ りょうこ)鉢合わせし顔を曇らせる。
御影は「主人公は冥加がご執心の子だ」と忠告するも、天宮は「誰が主人公を好きだろうと、好きになっていようと関係ない。自分が結果が得られれば問題ない」と突き返す。
天宮にとって恋は音楽の踏み台でしかないのだ。

2人での練習時、もう一度「愛のあいさつ」を弾いてみないか提案される。
今日の演奏は2人の音が重なりかなり気持ち良く奏でられた。
演奏中、天宮は「君の演奏は人に愛されるものじゃない、演奏に魂がなくつまらない」と言われていたことを思い出した。
だから音を変える方法を探していた、そして恋をすることを思いついた。
「恋心がほしい。胸を焦がし理性を奪い去るほどの恋を知りたい。この心を狂わせる強い気持ちってどんなものなのだろう」
艶も情熱もなくまるで人形の音楽、天宮はそんな自分の演奏を変えるほどの恋がしたかったのだ。

主人公が東金に言われた「花」について考えていると、天宮が花がたくさんあるという場所に連れていってくれる。
そこは天音学園の最上階にある大規模な温室だった。
天宮は、恋をほしがる自分と花を欲しがる主人公、どこか似ているねと笑った。

練習後、天宮にデートとして映画に誘われる。
翌日、主人公は待ち合わせ時間の少し前に約束の場所にきていた。
しかし映画の始まる時間になっても天宮が来ない、携帯もつながらない。
映画が終わりたくさんの人が映画館から出てきても、いまだ天宮は現れない。
あたりは暗くなり雨も降ってきたが、主人公は雨に打たれて体が冷えながらも、天宮を待った。
そのころ天宮は急いで待ち合わせ場所へ向かっていた。
「帰っていてもいい、腹を立てて二度と会わないと言われてもいい。でも万が一待っていたら…」
待ち合わせ場所に現れた天宮は、まだ主人公が待っていたことに驚き、駆け寄り雨に濡れた主人公を抱きしめる。
主人公が会いたかったと言うと、彼は「僕は君に恋をするふりをしているだけなのに。待ってるなんて君は馬鹿だ」と涙をこぼした。
「僕を許してくれなくていい、どんなに怒ってもいいから僕を嫌いにならないで」と彼は主人公をすがるように、さらにきつく抱きしめた。
その後2人は天宮の家へ。
服が乾くまで天宮の自室で待たせてもらうことになった主人公は、テーブルの上にはレコード会社の資料に気づく。
実は天宮が来れなかったのはこのレコード会社のプロデューサーが天宮の演奏に興味を持ち、急遽プロデューサーと会っていたからだった。
彼を祝福すると、「君は人が良すぎる」と彼は苦しそうに笑った。

ファイナルまであと数日に迫ったある日、天宮は天音学園理事長のアレクセイ・ジューコフに呼び出されていた。
天音学園はアレクセイによって優秀な子供たちが集められた学校。
天宮もアレクセイに集められた子供の1人で、数年前までアレクセイと共に海外で演奏していた。
天宮は固い表情で「今更何のようですか」とアレクセイに言い放つ。
アレクセイは先日天宮を気に入ってくれたレコード会社の人間と会ったという、天宮の音が輝き始めたのを知り、私にも披露してほしいと言った。
天宮がピアノを弾くとアレクセイは絶賛し、「ここまで弾けるなら日本においておく必要はない、私と一緒に行こう」と言う。
しかし天宮は主人公と離れたくなかった。
そんな天宮に、アレクセイは「君は恋をして、その恋こそが君の音楽を変えたが、惑わされてはいけない。恋は音楽を知るための素材にすぎない」と言う。
恋か音楽か選ばなくてはいけない、天宮は音楽を捨てられない、アレクセイに従うしかなかった。
そんな彼を満足気にみやり、アレクセイは航空券を渡す。
そこに印字されている日程は全国大会ファイナル当日だった。
気づいた天宮は「どうか一日だけでも待ってほしい」と懇願するが、アレクセイは「私は君がどれだけ忠実に従うか知りたい」と言い、去っていった。
天宮は胸中の悔しさをはらすようにピアノの鍵盤を叩きつける。
アレクセイの言葉を間違っていると否定できない自分に虫唾が走り、もう自分には主人公に会う資格はないと考えてしまう。
その夜、主人公のもとに、天宮からメールが届く。
「突然だけど、もう君には会えなくなつた。今までありがとう。さよなら」
天宮からの一方的な別れだった。

ニアが大変なことなったと教えてくれた。
天音学園の演奏者が代わり、天宮がコンクールに出ないと言うのだ。
主人公は居ても立っても居られず、天宮に会いにいくことにした。
向かったのは天宮の自宅、到着するとそこには御影 諒子がおり、主人公に帰るよう促す。
「天宮は海外にいくことに決まった、大事な時だからピアノに専念させたい。彼はあなたのこと利用してただけよ」
御影は主人公を嘲笑うが、そんなこととっくに知ってる!と反論する。
そこへ天宮がやってきて、主人公は「会いたかった」と伝えるが、彼は主人公の姿を見て瞳が揺らぐも、「僕の音楽は変わった。もう君に会うことはない」と冷たく突き放す。
そしてこれ以上ぼくを苦しめないでくれ、と苦し気につぶやき去っていった。

全国大会ファイナル当日、会場に天宮の姿がない。
主人公は、彼を想い彼と最初に演奏した曲を奏でる。
自分の気持ちが彼に届けばいいと思ったのだ。
一方天宮は出立するため空港に向かう車の中にいた。
しかしどこからか主人公のヴァイオリンの音色が聞こえてきた気がした、彼はたまらずに車から飛び出す。
そして「彼女のそばでピアノを弾きたい。自分の心を殺してまで音楽を弾きたくない」という気持ちを自覚し、急いで会場へ向かって走り出したのだった。
会場では星奏学院の一曲目の演奏が終わり、次は天音学園の演奏になるところだった。
そこへ天宮が会場へ駆け込んでくる。
彼が来ることを信じていた主人公は思わず抱き着き、2人は熱く抱擁する。
天音学園は急遽演奏者を天宮に変更し、天宮は自分の気持ちを表現するように今までで一番気持ちのこもった演奏をしたのだった。

全国大会ファイナル後、祝賀会を主人公と天宮は2人で抜け出していた。
天宮は主人公を優しく見つめ、「僕はあなたが好き。僕はあなたを愛している。僕はあなたに恋をしている」と告げる。
それは以前天宮が主人公に言わせたセリフだった。
そして彼は「君に最初に出会い、声を交わし、音楽を奏でたときから僕の恋は始まっていた。君は僕にとって運命の人だよ」と主人公を抱きしめたのだった。

七海 宗介(ななみ そうすけ)

緊張する七海の手をとり温める。

帰り道、橋の上からチェロをケースごと投げ捨てようとしている男の子を見つける。
あわてて駆けよって驚く男の子とともに倒れ込むみながら止めるが、「チェロやめようと思ってたのに」と男の子は泣く。
彼はチェロ演奏者として全然だめと言われ、自分にはチェロを引く資格がない、だからチェロ捨てようと思ったようだ。
主人公は涙を流す男の子のそばにずっとついていてあげた。
泣くだけ泣いて落ち着いた男の子は七海 宗介(ななみ そうすけ)と名乗り礼を言ってくれた。

一緒に練習するため七海に会うと、彼が全国大会のレギュラーメンバーになったと嬉しそうに教えてくれる。
彼はあのときチェロを捨てなかったおかけだと主人公に感謝するが、レギュラーに選ばれたのは七海の実力だと祝福する。
彼は部長と一緒のステージに立てると興奮しており「部長の言うとおりになればもっと素晴らしいアンサンブルになる!」とやる気まんまんだ。
しかし主人公は違和感を感じた、アンサンブルはメンバーで作るもので誰が一人に合わせるものじゃない。
そう伝えると、七海は冥加部長は別格、部長の言うとおりにひけばいいと思うと頑なに意見を変えない。

セミファイナル本番直前、七海から弱気なメールが届く。
彼は本番に緊張し怖がっていた。
主人公は七海を探し、バルコニーに佇む彼を見つける。
彼は自分が失敗することで天音学園が負けてしまうかもしれない、そのとてつもない重圧を感じ緊張し手が震えていた。
主人公はたまらず両手で彼の手を握り、自分の頬を当てた。
すると七海は包まれた手のあたたかさで気持ちが落ち着き、主人公に客席で聞いててほしいと言い残しステージへ向かっていった。
結果天音学園は勝利、七海の演奏はうまくいった。
今日七海は自信がついたようで、彼は「「ステージの上で弾くことができたのはあなたのおかげです」とお礼を言ってくれた。

七海は主人公を尊敬していた。
今まで親切で優しく可愛い人だと思っていたが、音楽に関しては誰にも負けないことも分かっていた。
しかし、ファイナルに進出したのは星奏学院と天音学園。
自分たちはライバルになる、もう主人公に頼ることはできない、今度こそ自分だけの力がんばらなきゃ、と自分を追い詰めていた。

天音学園ではファイナルに向けての楽曲を選んでいた。
七海は冒頭にチェロのソロがある曲が気になり、提案するとその曲に決まる。
しかし冒頭のソロパートは部長である冥加がヴァイオリンで弾くという。
七海の実力で弾くと全体が崩れると言われ、七海はしぶしぶ了承する。
帰り道、ソロパートを弾かせてもらえないことを落ち込む七海に、アンサンブルメンバーを外された氷渡が悪意むき出しで話しかけてかきた。
「お前なんかに天音のチェロは無理だ。敵とチャラチャラ付き合って技巧も表現もパッとしない。せいぜい失敗して恥かけ!」
七海の心に氷渡の心ない言葉が刺さった。
その夜主人公へ七海からメールが届き、そこには「決勝が終わるまで会えない」と書かれていた。

公園からチェロの音が聞こえる。
音を辿ると七海ががむしゃらにチェロを演奏していた。
何回も繰り返し繰り返し練習しているが、間違いも多く、いつもの七海らしくないずいぶん固い音だった。
ため息をつく七海に主人公は思わず近寄ると、彼は顔を曇らせる。
七海は、自分はアンサンブルメンバーの足手まといで、自分は力不足だと思い込み追い詰められていたのだ。
そしてなにより、本当は弾きたかったソロを任せてもらえなかったことが七海にとってショックだった。
主人公が「楽しく七海らしく練習したほうがいい」と言うが、彼は「コンクールなんだ、勝てる演奏をしないと意味ない。おれは勝ちたい、部長と天宮を全国一位にしたい。だからあなたにだって負けたくない絶対に!」と叫ぶ。
七海らしくない強気な口調だった。
彼は我にかえると逃げるように立ち去ってしまった。

全国大会ファイナル一曲目が終わり、対峙した七海に主人公は話しかける。
向かい合う2人、自分がどうなっても臆せず向き合ってくれる主人公を見て七海は「自分はいつも逃げてたな」と気づく。
「チェロ捨てようとして、ステージを捨てようとして、自分の音楽を捨てようとした。その度に主人公が助けてくれたことを思い出した。また逃げようとしている自分が情けない」
そう気づいた彼は、最後は逃げたくない、主人公に誇れるようなチェロ演奏がしたいと勇気を出し、冥加にソロパートを弾かせてくれと進言する。
今なら弾ける自信がある七海は、冥加に「勝てると確信しているか?」と聞かれてイエスときっぱり答える。
七海の態度に納得した冥加はソロパートを譲り、七海はステージの上で最高の演奏をしたのだった。

全国大会ファイナル後の祝賀会で、主人公は七海に今までのお礼を言われていた。
そして彼から「さっき舞台に立ってチェロが本当に好きだと思った。でも俺が好きなのはチェロだけじゃない。俺はあなたのことが大好きです!」告白されたのだった。

『金色のコルダ3(フルボイス Special)』のゲームシステム

遊び方

ゲームの目的

ゲームの目的は、「全国学生音楽コンクール アンサンブル部門」で優勝すること。
練習して課題を達成し、大会に出て対戦高校に勝利することでストーリーが進む。
全国大会ファイナルで勝利するとエンディングとなる。

ゲームスタート時の注意

主人公の名前入力について。

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@6rhashiruna

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