キャットストリート(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『キャットストリート』とは2004年から2007年の3年間神尾葉子が『別冊マーガレット』で連載したヒューマンストーリーである。かつて人気子役だった主人公・青山恵都(あおやま けいと)。9歳で芸能界を引退してからは不登校になり、ずっと引きこもりの生活を送っていたが、16歳の彼女の前にフリースクール「エル・リストン」へ誘う男が現れる。「エル・リストン」で様々な人間と出会い再び恵都は女優復帰を目指す。2008年にNHKでドラマ化され、谷村美月が主演を演じた。

『キャットストリート』の概要

『キャットストリート』とは2004年から2007年の3年間神尾葉子が『別冊マーガレット』で連載したヒューマンストーリーである。『キャットストリート』を連載するまで、神尾は長期の休みを取っている。その間寝て起きて本を読んだり遊びにいったり、原稿の締め切りに縛られない生活を送っていた。そしてまた1から漫画を描こうと『別冊マーガレット』に戻ってくる。その作品がこの『キャットストリート』なのだ。単行本は全8巻発売されているが、神尾は「5巻までしか描く予定がなかった」と語っている。『花より男子』をはじめラブコメディーが多い神尾の作品のなかでは、この『キャットストリート』はシリアスな人間の成長を扱っており、他の作品とは異なった作風である。
2008年8月にNHKでドラマ化された。放送枠は毎週木曜日の20:00~20:43である。放送は全6回であった。主人公の青山恵都(あおやま けいと)役を谷村美月が演じた。そのほか勝地涼、黒川智花、木村了、生瀬勝久が出演している。2008年8月28日の放送を前に、横浜で会見が行われ谷村美月ら出演者たちの意気込みが語られた。もともと谷村は『キャットストリート』を読んだことがあり、原作のファンであった。そのため、主人公の恵都役に決まった時は感激している。会見で谷村は「恵都の役を演じることが嘘っぽくならないように気をつけながら演じていきたい」と語っている。原作に登場する恵都の仲間、佐伯玲(さえき れい)はドラマでは登場せず、もう1人のキャラクター・峰浩一(みね こういち)が玲の役も担当している。この役を演じたのは勝地涼であった。勝地は会見に出席し、「学校に疑問を抱いたり、授業に希望を持てなくなるのは誰しもが経験すること。だから誰にでもどこか引っ掛かる作品だと思う」と語っている。また、原作に登場しないドラマオリジナルキャラクターも登場している。吃音をもつ鈴木剛太(すずき ごうた)で、木村了が演じている。「原作にはいない役なので最初は悩んだが、だんだん感情をつかめるようになった」と木村は話している。ほかにも、現在多くの映画やドラマで活躍する俳優・田中圭、吉田羊、大島優子や峯岸みなみらが脇をかためており、まだ初々しい彼らの演技を見ることができる作品でもある。
主人公の青山恵都(あおやま けいと)は、小学生の頃天才子役として名を馳せていた。オーディションでは満面の笑みで審査員を和ませ、涙の演技では惹きつける。天才的な芝居で数々の仕事をこなしていた恵都が9歳の時、ロングランミュージカル「サニーデイズ」の主役の話が舞い込む。Wキャストで主演が組まれ、同じ子役・園田奈子(そのだ なこ)と恵都の2人が主役のサニーを演じることになった。奈子は恵都に憧れて芸能界に入ったと話し、2人はきついレッスンを「一緒に」乗り越える。恵都は奈子に出会うまで友達がひとりもおらず、孤独に頑張ってきたため奈子と「一緒に頑張ること」が何よりも嬉しかった。しかし、本番当日、奈子は恵都の分身のような演技を見せつけ観客の声援を独り占めする。そして「あんたにいいとこなんてあげないから。友達ひとりもいないなんて気持ちわるい人」と恵都を裏切る。奈子に裏切りを受けた恵都は自分の出番で何も喋ることができず、立ちすくみ大失態をしてしまう。そのまま芸能界を引退し、学校も不登校になった。16歳になっても不登校と引きこもりの生活をダラダラと過ごし、夢も希望もない毎日である。そんな恵都の前に現れたのが、フリースクール「エル・リストン」の学長だった。生徒の自主性や個性を尊重する「エル・リストン」に通い始めながら、恵都は高校を退学した者、いじめに遭った者など様々な事情をもつ生徒たちと出会う。初恋・友情と経験するうちに徐々に恵都は心を取り戻していき、再び女優復帰を果たすまで成長していく。

『キャットストリート』のあらすじ・ストーリー

元天才子役の負った深い傷

「16歳、今のあたしは余生を送っている―」青山恵都(あおやま けいと)は、そんな言葉を繰り返しながら退屈な日々を過ごしていた。学校に通わず、家に引きこもっている恵都。夢も希望もなくただ1日が終わるのを待つだけの生活である。妹の知佳(ちか)は、「あいついつまでブラブラしてるんだ」と恵都を疎ましく思い、恵都は家に居場所がなかった。渋谷へフラッと出かけた恵都は大きな広告塔に園田奈子(そのだ なこ)の姿を見つける。広告に写る彼女は、自信に満ちた目で美しかった。そしてきらびやかな芸能活動をしているように恵都には見えた。奈子とはかつてミュージカルで共にレッスンに励んだ過去がある。そんな彼女を見つけた恵都は過去の出来事を思い出す。

恵都の母(左)が、恵都(右)の活躍を喜び大いに期待している場面。「芸能界で勝ち組になること」を目指し、恵都に発破をかけていた。

かつての恵都は天才子役だった。5歳の頃から芸能活動をしており、オーディションを受ける毎日を送っていた。オーディションの審査では満面の笑顔と、涙を流すことが求められる。「涙を流すときは天国のおじいちゃんを思い出して」という合言葉を頭に浮かべ、恵都は審査員の前で見事に泣きの演技を見せた。その実力に審査員も惹きつけられ、恵都には数々の仕事が舞い込んでいた。CM出演も果たしており、母は恵都の活躍を誰よりも喜んでいた。「こんなCMじゃおわらないわよ。もっともっと頑張らないと!ケイトなら絶対できる」と母はいつも恵都に発破をかけていた。しかし、恵都本人には頑張ることがよくわからなかった。ただ、自分がオーディションに合格しテレビに出ることで父や母、まだ幼かった妹の知佳も喜んでくれた。その喜んだ姿を見たくて、恵都は仕事を頑張った。
しかし恵都は、学校で孤独な生活を送っていた。授業中に芸能の仕事が入るため、早退することも少なくなかった。それをクラスメイトは僻んでいたのだ。「いいよな、有名人は掃除当番さぼれて」というクラスメイトからの悪口を聞き、恵都は「がんばることの難しさ」を味わっていた。母親に「早退したせいで掃除当番をさぼったこと」を相談したいが、「恵都は特別な人間なの。なにかを成し遂げるには犠牲にしなくちゃいけないこともあるのよ」と、母は相変わらず芸能活動を優先していた。恵都は、仕事よりも学校で掃除当番がしたくて、何よりも友達と放課後に遊びたかったのだ。しかし母に逆らえず、ただ言うことを聞いて芸能の仕事をするしかなかった。
そんな折、恵都のもとにロングミュージカル「サニーデイズ」の仕事が舞い込む。主演はダブルキャストで組まれ、主役のサニーは恵都と、子役の園田奈子であった。

奈子(上)は、恵都(右下)に憧れを持っていて、恵都との共演に大喜びしている場面。「いっしょにがんばろうねっ」と恵都に嬉しそうに話す奈子。

キャストの顔合わせの時、奈子は恵都と共演できることをとても楽しみにしている様子であった。奈子は、「ずっとケイトちゃんの大大大ファンだったんだ。この世界に入ったのもケイトちゃんみたいになりたくてママに頼んでむりやり児童劇団に入れてもらったぁ。だから今ゆめみたいっ」と恵都への強い憧れを話した。その言葉だけでも恵都は嬉しかったが、さらに恵都の心を掴んだのは、奈子の「いっしょにがんばろうねっ」という言葉だった。今まで、1人でレッスンに励み、仕事をこなしてきた恵都にとって初めて仲間ができた気がした。また、学校にも友達が1人おらず孤独な毎日を送っていた恵都には、奈子の存在が心の支えになった。この日から、2人は朝から晩まで毎日きつい練習を重ねた。レッスンがどんなにしんどくても、学校で仲間外れにされても、恵都は奈子がいるから平気だった。「舞台が終わっても友達でいようね」と奈子は優しく言ってくれた。完全に恵都は奈子のことを信頼していたのである。
ダンスが苦手な奈子だったが、恵都と共に練習に励んでいると日に日によくなっていった。それが周りからも注目され始める。すると突然、奈子は恵都と口を利かなくなったのである。理由がわからない恵都は、奈子の態度の変化が辛かった。「本番が終わればまたもとの奈子に戻ってくれる」と毎日奈子のことばかり考えていた恵都は、レッスンにも集中できないまま本番を迎えた。
本番当日は、チケットが完売し3000人もの観客が「サニーデイズ」を観に来ていた。第1部のサニーは奈子で、第2部は恵都が演じる。第1部の幕が開いたとき、恵都は初めて奈子の通しの演技を目にする。そこで踊り、表現をする奈子は恵都にそっくりだった。恵都が毎日奈子のことを考えている間に、奈子はとっくに恵都を追い抜いていた。恵都は奈子の芝居に愕然としたのである。

恵都(右)に向かって、「友達ひとりもいないなんて気持ちわるい人」と奈子(左端)が言い放つ場面。

さらに恵都に追い打ちをかけたのが、演技終了後の奈子のきつい言葉であった。奈子は恵都に向かって「あんたにいいとこなんてあげないから。友達ひとりもいないなんて気持ちわるい人」と言い放ったのだ。恵都はなにも言えなかった。この奈子の裏切りは恵都の心に深い傷をつけ、恵都を奈落の底へと落としたのである。恵都は人間不信になってしまった。

恵都は、奈子の裏切りを受けた状態で舞台に上がった。天才子役と名を馳せた恵都が、ライトをいっぱいに浴びながら舞台上で呆然と立ちすくむ姿である。

奈子の言葉で恵都の心はボロボロに打ちひしがれてしまった。そのまま第2部の恵都の出番がやってくる。幕が開いて閉じるまでの15分間、恵都はライトをいっぱいに浴びながら、呆然と立ちすくしてしまう。言葉がでてこなかった。3000人の観客の前で一歩も動けなかったのである。ただの9歳の子供に戻った時、恵都の芸能人生は終わってしまった。

「エル・リストン」への扉

広告塔の奈子を見てから、恵都はバーに行きついていた。その間、一連の過去の出来事を思い出した恵都は、「なんで今更こんなことを思い出したんだろう」と胸のなかの苦しみを感じた。バーを出て渋谷の街をさまよいながら歩いていると、突然黒髪の男が恵都の前に現れた。

恵都(左)の前に現れたのは、フリースクール「エル・リストン」の学園長・小島(こじま)である。(右上)恵都の姿を見て、「学校通ってないんですか」と突然声をかける。

男の名前は小島(こじま)と言い、「義務教育は受けました?中学から不登校?」と遠慮もなく恵都に聞いてくる。「なにこのおっさん」と不気味に思った恵都は、「さわらないでよ、援助交際なら他当たりなよ」と突き放そうとする。すると小島は、「ここからすぐ近くにいい場所があります。一緒にちょっと見てみませんか」と誘ってくる。そして、恵都の目をしっかり見て「君の目は小学生の目みたいですね」と、穏やかな微笑みを浮かべながら言った。恵都はその目になにか優しいものを直感的に感じた。「来てみていやなら帰っていいです。見るだけ見てみませんか」と恵都の先を歩いていく小島。自分でもどうかしてると思ったが、導かれるように恵都は小島についていった。「少しでもおかしな態度を見せたらすぐに逃げればいい」と警戒心をもちながらついていくと、1つの建て物の前に到着した。それがフリースクール「エル・リストン」だった。恵都が感じたその場所の空気感はだらんとしていて、普通の場所でないと感じた。小島は「何らかの事情で普通の高校に通えない人達が集まっています」と説明した。小島は、「天気のいい日は芝生で寝転んでもいいし、本もたくさん読めますよ」と恵都をエル・リストンに誘ってきた。しかし恵都は、自分はここの人間たちとは違うと思った。「冗談でしょ。あたしはこんなわけわかんない施設に入るほどおかしくなってないし」と小島に冷たく言い返す。すると小島は、「ここは施設ではないですよ。外の家みたいなもんです。あなたは今の環境に居場所はありますか?」と聞いてきた。その言葉に恵都は、小学生から孤立してきたこと、自宅に帰っても部屋に引きこもる自分の孤独な生活が浮かび、「あんたになにがわかる」と言い返そうとした。その時、1人の青年が会話を遮った。

「サニーデイズ」の失態を「声をなくしたケイト」と言い、恵都(左)に気軽に話しかける佐伯玲(さえき れい)(右中央)。

青年は、「やっぱりそうだ、ケイトだ。声をなくしたケイト。ケイトだろ。俺小4のとき見に行ったんだわ、初日第2部」と馴れ馴れしく恵都に話しかけてくる。その青年の名は佐伯玲(さえき れい)と言い、このエル・リストンに通う生徒だ。玲に過去の古傷をえぐられた恵都は、羞恥心と怒りのあまり玲に思いっきりグーでパンチをする。そして玲を睨みつけて、そのままエル・リストンから走り去った。「声を忘れたケイト」は「サニーデイズ」の公演が失敗に終わったあと、週刊誌や新聞の見出しに書かれた言葉だった。恵都にとっては苦しくて痛い過去である。逃げるようにして近くの公園のブランコに座り込む恵都。もう過去の出来事から逃げ出したかった。恵都がうつむいて座っていると、「ブランコゆずってやれよ」と黒髪の青年が声をかけてきた。彼は、小4の時同じクラスだった原沢大洋(はらさわ たいよう)だった。この公園の近くに大洋の家がある。大洋は、「小学生の頃から変わんねーな」と恵都に普通に接してくる。

大洋(2コマ目真ん中)の周りに同級生が集まってくる。大洋の同級生たちは、恵都(1コマ目中央)に注目している様子。「また過去のケイトを思い出される」と思っていた恵都だが、大洋は「俺の小学校ン時の同級生」と恵都の過去を話さなかった。

恵都が大洋と再会したところに人が集まってきた。大洋の高校の同級生である。同級生たちは、大洋の家に行ってDVDを貸してもらう予定だったのだ。その予定を忘れていた大洋は、同級生たちと笑いあっている。恵都は、人に囲まれている大洋を見て、彼の人間としての明るさをうらやましく思った。大洋のまわりには昔から人が集まっていて、小学生のとき同じクラスだった恵都はその輪に入りたくていつも遠くから見ていた。大洋の高校の同級生は、恵都に気が付き、「どこかで見たような気がする」と恵都に注目してきた。「また過去の出来事を話される」と思っていた恵都だったが、「俺の小学校ン時の同級生。そんだけだよ」と大洋は深堀りすることなく同級生たちに紹介した。恵都は、こんな風に大洋が昔から自分を芸能人扱いしない、唯一の人だったことを思い出した。大洋は恵都をかばってくれたのに、「別にかばってくれなくてもよかったのに。言えばいいじゃん、子役転落して今ヒッキーだってこと」と恵都はきつく言ってしまう。そして、大洋がイタリアのプロサッカーリーグ・セリエA(セリエア)を目指していることを「ばかみたい、そんなの叶うはずないのに」と冷たく言い放つ。恵都は頭のなかで「ひどい、ひどい人間だあたし」とわかっているにも関わらず、言葉は裏腹なものしか出てこなかった。大洋の前からも逃げ、自分の部屋に閉じこもる恵都。恵都は部屋から見える夕焼けを見ながら、小学生の頃は夕焼けが大好きだったことを思い出していた。今、恵都にとっての夕焼けは「長い一日が終わったしるし」でしかなかった。
数日後、大洋に謝ろうとして公園に行くが、そんな都合良くいない。来た道を帰りながら、小島が言ったエル・リストンのことを思い出す。すると偶然、玲とばったり会った。玲の前から逃げようと走るが、玲は大声で恵都の名前を呼ぶ。立ち止まった恵都に玲は、「この前のグーでパンチ、謝ろうぜ」と話しかけてきた。そして、玲は小学生の頃に恵都のファンだったことを口にする。「ふざけないでよ」と言い返す恵都だが、玲は本気だった。当時、わざわざ横浜から銀座まですっ飛んで行って生ケイトを見られると思っていたのに、目にしたのは15分間棒立ちの恵都だったことを残念そうに話す玲。「見に来たのはそっちの勝手だし、あたしは役降ろされて芸能界にいられなくなって。もともとやりたくなかった子役なんて。でも親が」と、過去にした大失態の責任を親のせいにした恵都。「なんでも人のせいか、あんたのプロ意識は」と玲は恵都に告げる。その言葉で、恵都は自分になくて奈子にあったものを思い出した。それは、貪欲さと逞しさである。芸能界で生きていく力が、恵都には欠けていたのである。
「昔の話であんたを追いつめることはしないけど、スクール長との話聞いてたらちょっとムカついたから」と玲は、恵都が「あたしはわけわかんない施設に入るほどおかしくない」と言ったことに怒りを覚えていた。「わけわかんない施設とか言うな。少なくともお前より必死で生きてる奴らばっかりだ」と恵都にはっきり言った玲。その言葉に、今度は逃げなかった。なにも言えない恵都だったが、玲の首根っこをつかみ玲に話そうとした。すると、玲はちょっとグラウンドへ行こうと言ってくれた。

サッカーの練習を一生懸命する大洋(右)は、「青山、おれは絶対セリエAに行くからな!おまえもがんばれよっ」と、恵都(左)に叫ぶ。

グラウンドでは、大洋がクラブのサッカーの練習をしていた。大洋がボールに食らいつき、必死に練習する姿に「なんであんなひどいこと言ったんだろう」と恵都は反省した。玲も、大洋のプレイに注目して見ている様子だ。大洋が恵都に気づき、「おーいあおやまー!!俺は絶対セリエAに行くからな!お前もがんばれよっ」と笑顔で叫んだ。彼の純粋さが、本当にバカみたいだと思った恵都。しかし、大洋の背中に見える夕焼けは明日に繋がっている気がした。涙がでるほど大洋の真っ直ぐさがうらやましかった。そして玲が、「ケイト、来てみれば?エル・リストン。なんか変わるかもよ」と笑顔で恵都に言った。恵都は「変われるのかな。もう一度子供の頃みたいにまた空を見上げる日が来るのかな」と心のなかで自分に問いかけた。大洋が「がんばれよ」と言ってくれたこと、そして玲の言葉を信じて恵都は一歩踏み出した。こうして恵都は、エル・リストンの門をくぐったのである。

初めてできた友達

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