グリザイア:ファントムトリガー(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『グリザイア:ファントムトリガー』とは株式会社フロントウィングが10周年記念作品として出した『グリザイアシリーズ』の1つである。Windows / Steatmから2017年4月に1巻と2巻が同時発売した。本編の完結作品である『グリザイアの楽園』の後の話になっており、前作の主人公達が去り、残された美浜学園は特殊技能訓練校として運用されていた。今作の主人公およびヒロイン達が美浜学園に在籍し、国家の敵と戦う物語となっている。フロントウィング初の全年齢対象(15歳以上)作品である。

仙石那月(せんごくなつき)

CV:黒川涼

タイガの父。
大人というものはなりたい自分になれなかった人間の総称であると考えている。そして、そういう大人が言う「大人になりましょう」は負け犬のセリフだと思っている。
簡単に「絶対」と言う大人、口癖のように「悪いことはしない」という大人、「大人になりましょう」と言う大人とは付き合っていても得をすることはないため即刻縁切りをするようにタイガに教えている。また、「絶対に悪いようにはしないから、大人になりましょう」という大人がいたらば逃げ出せとも教えている。

妻とは子供(タイガ)ができたために責任のために結婚しただけで、愛情はなく結婚するつもりもなかった。

仙石家の役割である夢や理想ではなく、現実を見て悪役を演じるという仕事を受け入れており、実の娘であるタイガが人質になっていてもウイルス拡散を防ぐために犠牲にしようとした。しかし、ハルトたちが救出に向けて動くことが決まると、最初こそ反対していたがタイガの父としてハルトたちの救出を止めることをやめた。

テロ事件に裏でかかわっていたが、詳細は不明。タイガが成長するまで将来タイガが付くポジションに座る予定であったが、事件後はタイガの代理人を辞任してタイガの代理人を一縷に譲った。

仙石家での地位欲しさに1度一縷にプロポーズをしたことがある。

邑沙季の家族(グリザイア:ファントムトリガー vol.5)

狗駒貞時(いこまささだとき)

CV:中西としはる

狗駒家18代当主で、ムラサキとユーキの父。

狗駒家の家長であるが、女性だらけの狗駒家では地位が低い。
最初秘伝の技を求めてやってきたハルトのことをユーキを娶りに来たと勘違いして娘はやらんと発言するなど、娘たちを愛している。その後、里に馴染んでいくハルトがユーキの許嫁だと噂がたったときは訂正して回った。

農作業をハルトに手伝わせていたときに、ハルトに「これも修行の一環ですよね」と言われた際にハルトの圧しに負けてただの手伝いだったにも関わらず肯定してしまった。

妻裕子の忍術の後始末(変わり身の術の丸太など)をするのは貞時の役目。

桃太郎の手下の襲撃により最後は妻裕子と手を握り合って死亡。死ぬ前には「村の宝」であるムラサキを保護するようにハルトとユーキに頼んだ。

狗駒裕子(いこまゆうこ)

右側女性

CV:朝比奈幸

ムラサキとユーキの母。穏やかな性格で柔和な笑みを浮かべている。

「邑」の名を継いでいた時の名前は邑子。盲目である。原因は昔、技を使用した際に暴走したのを止めたのが実の兄であり、その時に兄を斬り殺してしまったことで自責の念と暴走の負荷により視神経が焼き切れたためである。

真面目な話をしているときでも忍術を使って茶化すことがあるなど、お茶目な面を持つ。

桃太郎の手下に襲撃され、最後は夫である貞時と手を握り合いながら死亡。死亡前にハルトに自身の刀を使うように促した。

死亡後は死にかけたムラサキの元へ現れて、「死んで逃げるのは無責任である」と言い、生きるように促した。そして、「ムラサキは1人ではない」と言った。

口癖は娘2人同様「~ニンジャですから」。

その他の人物(グリザイア:ファントムトリガー vol.5)

桃太郎(ももたろう)

CV:森高さとし

ニンジャの隠れ里を襲撃した男性。以前に村の秘伝の技を習得しにやってきたが、修行により強くなっていく自身の力に溺れ、享楽で人を殺す人間となったことから破門された。

自身の強さを誇示するために手下を連れて再度里を訪れて、里の人間を殺して回っていた。

究極のひねくれものであり、他者が努力をして力を手に入れようとすれば、自身は楽をして力を手に入れる努力をするような人間である。

里を襲撃すれば、余った人間は山へ逃げるだろうと踏んで山で待っていたところにハルトとユーキと遭遇。2人を殺そうとするが返り討ちにあいハルトに首を斬られて死亡。この時、少しの間自身の首が刎ねられたことに気づかず、首がないにも関わず意識を保っていた。その後、ハルトとユーキの会話にて自身の死に気づきようやく死亡した。

『グリザイア:ファントムトリガー』の用語

美浜学園

三嶋崎に位置する学園。元は学校法人榊学園により運営されていたが、資金難から閉校。のちにS.O.R.D.が買い取り、特殊技能訓練校として運営されている。
幼小中高一貫のシステムで、よほどのことがない限りはエスカレーター式で上がることができる。全校生徒は148名。

入学には一定の条件があり、また条件を満たしていても学園関係者による複数の推薦、紹介がなければ入学は不可。
卒業生は市ヶ谷(防衛省)か赤坂(在日米国大使館)に務める。
生徒たちはすべて訳アリであり、表で暮らすのが難しい子供の集まりである。

中庭から続く先には前任の学園長の趣味で作られたバラ園がある。職員室というものがなく、学園の教員は各自の研究室を持っている。

生徒たちは戦闘訓練を受けて、国家の敵と戦う国防装置として育てられる。

寮が併設されており、レナ達はそこで暮らしている。

学園長は仙石一縷が務める。

タナトスシステム

CV:友永朱音

人間の少女がベースとなっている人工知能を有したコンピューター。元は半生体コンピューターとして元となった天才少女が生きたまま組み込まれていたが、現在は元のシステムのクローンにあたるものになっている。
元になった少女の人格がそのまま残っているため会話が可能。元が天才脳が組み込まれているのでスーパーコンピューターですら数分かかる計算を数秒で終わらせることが可能であるが、気分屋なため機嫌が悪ければその答えを聞くのに2日かかることもある。宇川に気分屋なところを「コンピューターとして欠陥品」と言われた際には、「この世にあるコンピューターは全部欠陥品であり、欠陥品ではないコンピュータを作れたらノーベル賞ものである」と嫌味を言っている。

気に入らない仕事はしない主義。しかし、ネットワークを介して様々なことが出来ることから重宝されている。携帯端末を遠隔操作してカメラを起動したり、「タナトスシステム」から直接電話をかけたり、街頭カメラへのアクセスなどできないことを探すことが難しい。「タナトスシステム」曰く、自身の目は世界で88億個あるとのこと。

基本的にクリスとのペアを組んでいる状態であり、タイガ救出という命令違反をしているクリスを見捨てることなく協力した。この時、一応命令違反について指摘したが、「エリンギは黙ってろ」と言われてしまう。「タナトスシステム」の本体がエリンギのような見た目をした機械であるために否定はしなかった。ただ、仕返しと言わんばかりにクリスのことを「イモ女」と呼んだ。

C.I.R.S.(サーズ)

市ヶ谷に所属する秘匿組織。正式名称は日米合同対テロ組織中央調査部諜報2課分室(Central Intelligence and Research Second)。SecondをFastに変えたCIRFも存在している。

元々は国防装置として国家ひいては組織にとって害となる者を排除する為の工作活動・護衛・捕縛・暗殺をおこなう者たちがが所属して活躍していたが、物語開始前に起きたC.I.R.S.の元職員による海上油田爆発事故がきっかけに公に存在がバレてしまったことで秘匿組織としての体を失っている。
秘匿組織としてのC.I.R.S.は刷新されることになり、以後の極秘活動(暗殺、戦闘)はS.O.R.D.へ引き継がれた。

C.I.R.F.は現在組織として影が薄く、嘘か本当かわからないような情報にも食いつくような組織になっている。「タナトスシステム」曰く、幽霊組織。

仙石家の人間が仕切っているため、一縷から嫌われている。

S.O.R.D.(ソード)

C.I.R.S.の下請けを行う民間工作諜報員育成機関。正式名称はSocial Ops. Research&Developmentといい、一縷が作った組織である。

S.O.R.D.の前身組織はファントム・トリガーという。

国家のために動く組織であるが、必ずしも善悪を考える組織ではない。あくまでも、国のための組織であり大のためなら小を切り捨てることもある。
基本はC.I.R.S.から降りてくる命令に従い動く。しかし、美浜学園のS.O.R.D.と京船桜が丘のS.O.R.D.といったS.O.R.D.間の連携でC.I.R.S.を通さずに動くこともある。

基本的に部隊での行動なので単独行動での任務は少ない。仮に仲間の1人がヘマをして敵に捕まろうとも部隊の壊滅を避けるために助けることはない。

命令違反は重大な違反であり、これを犯せば殺処分されてしまう。また、仲間の命令違反は仲間が落とし前を付けなければならない場合もある。これはS.O.R.D.の不始末はS.O.R.D.で始末をつけねばならないためである。

京船桜が丘(きょうせんさくらがおか)

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