ハンニバル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ハンニバル』とは、2001年の米英伊合作によるサイコ・スリラー映画である。原作はトマス・ハリスの同名小説で、大ヒット作『羊たちの沈黙』の続編に当たる。監督はリドリー・スコットが務め、主人公レクター役は前作から引き続きアンソニー・ホプキンスが担当した。元精神科医で狂気の連続殺人鬼「ハンニバル・レクター博士」を巡る、極めて猟奇的な物語。FBI捜査官クラリスは彼を追うのだが、その先には身も凍る恐ろしい惨劇が待っていた。息を飲むスリリングな展開と、絵画のような映像によるコントラストは必見である。

偽装した冷凍車で移動するATF捜査官とクラリス(右)

ATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)とは、司法省に属する専門の法執行および取締機関である。2003年に行われた省庁再編より以前は、財務省内の一部門であった。

主な管轄範囲は、銃火器および爆発物に関する違法案件と、アルコール飲料・タバコなどの違法な流通に関する案件である。その職務は、これらの捜査・摘発を通して犯罪抑止を目的としている。また、ATFは州をまたがる銃火器、弾薬および爆発物の販売・所持・運搬に関わる許認可権も保持している。

扱う案件それぞれは、何らかの共通点で括られているわけではなく、総合的に危険物や国の歳入に関わる事象をすべて含めているというだけである。また、その活動に関しては各自治体所轄の警察や他の法執行機関と共同で実施され、ATFが単独で事件を扱うことは少ない。

本作においては、クラリス・スターリングFBI捜査官の同僚または旧友としてATF捜査官ジョン・ブリガムが物語冒頭に登場する。FBI、ATF、DEA(麻薬取締局)が合同作戦を行い、麻薬ディーラーのボスを摘発した。

DEA(麻薬取締局)

打合せ中のDEA捜査官。

DEA(麻薬取締局)とは、司法省に属する連邦捜査機関のひとつである。薬物の製造・濫用を規制するための法律である規制物質法(1970年策定)の執行を、その主な職務とする。
FBI(連邦捜査局)との競合管轄権を有しているが、連邦麻薬法の国内施行に関しては主導する立場にある。また、国外におけるアメリカ合衆国の麻薬の捜査及び追跡に関する単独責任も有している。逆に言えば、違法薬物以外の事案に関してDEAが捜査権を主張することはまず無い。

本作では、麻薬ディーラーのイヴェルダ・ドラムゴの摘発作戦にDEA捜査官の部隊が登場する。違法薬物案件であるため、当初はDEA主導で捜査は進められていた。しかし、イヴェルダは銃火器の密輸や販売も行っており、大量の火器と弾薬を隠匿しているとみられた。そのため、摘発の際にはATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)も加えられ、さらにFBIも参加して3局合同作戦となった。
FBIからはクラリス・スターリング捜査官のチームが加わったが、過去にイヴェルダを2度も逮捕していることからその専門的な知識を買われ、彼女が全体の指揮を執ることになった。

パッツィ家

処刑された先祖の絵には「フランチェスコ・パッツィ」と書かれている。

パッツィ家とは、中世イタリアの富豪であり貴族である。主に金融や貿易などで財を成し、かなり古い時代からその系譜は続いていたようである。
当時イタリアはいくつもの都市国家で形成されており、パッツィ家はその中のひとつフィレンツェ共和国の有力諸侯であった。日本でいうところの「織田家」や「徳川家」のようなものである。1096年から始まった十字軍の遠征にも参加しており、その武勇と共に家名を轟かせている。

だが15世紀頃、新たにフィレンツェで台頭してきたメディチ家と対立し、争いが起きてしまう。そして1478年に「パッツィ家の陰謀」を引き起こし、その結果パッツィ家は粛清され、次第に没落してゆくことになる。

ちなみに「パッツィ家の陰謀」とは、勢力争いの中でパッツィ家が新興のメディチ家を排除しようと画策し、当主のロレンツォ・デ・メディチらを殺害しようとした事件である。
パッツィ家が送り込んだ暗殺者の集団に襲撃され、メディチ家当主ロレンツォは傷を負い、弟のジュリアーノは殺害された。その混乱に乗じて暗殺者らは市民を扇動し、メディチ家を倒そうとしたが失敗。捕らわれた暗殺者らは即刻処刑される。その後、容赦ない粛清が行われ、パッツィ家当主をはじめ100人近くの関係者が処刑された。

物語に登場するレナルド・パッツィ刑事は、このパッツィ家の末裔とされる。そして、先祖が処刑された様子を再現する形でハンニバル・レクターに殺害されるのだ。
作中で再現される処刑方法は、ヴェッキオ宮殿のバルコニーから首吊り状態で投げ出されたうえ、あらかじめ切り裂かれた腹部から内臓を垂らすという、おぞましいものである。実際にこの状態で処刑されたのがパッツィ家当主なのか、別の関係者のものなのかはよく分からない。また、細部については著者トマス・ハリスによる創作の可能性があることは付け加えておきたい。

ヴェッキオ宮殿

ヴェッキオ宮殿に刻まれた歴史的事件は、本作におけるスパイスの役割を果たした。

ヴェッキオ宮殿とは、13世紀にアルノルフォ・ディ・カンビオによって設計・建設された、要塞のように見える建物である。イタリアのトスカーナ州フィレンツェに現存しており、シニョリーア広場に面している。これらを含め、この地域は「フィレンツェ歴史地区」として世界遺産にも登録されている。

当初はフィレンツェ共和国の政庁舎として建築され、使用された。一時的にではあるが、有力貴族であるメディチ家のコジモという人物が住居としていたようである。現在ではフィレンツェ市庁舎として使われており、内部は、「フランチェスコ1世の仕事部屋」「500人大広間」「レオ10世の間」「ゆりの間」などの部屋に分かれている。

ちなみにヴェッキオとは、イタリア語で「古い」を意味する。他にも有名な観光地として「ヴェッキオ橋」があり、フィレンツェに現存する最古の橋とされる。

本作に登場するレナルド・パッツィ刑事は、このヴェッキオ宮殿でハンニバル・レクターによって殺害される。15世紀に処刑された先祖と、全く同じ場所と殺害方法であったとされ、レクターの芸術的殺人手法として描かれた。

『ハンニバル』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

レクター「人は考えを言葉にしない。ただ黙ってあなたの出世を阻む」

レクター博士の指摘は闇の底から聞こえてくるようだ。

失踪した司書の私物を取りに来たという名目で、パッツィはレクター(フェルという学者を名乗って潜伏している)の住むカッポーニ宮を訪れる。なんとかして、レクターの指紋なりDNAの付着したものを入手するのが目的である。
ところがレクターは、唐突にパッツィの先祖について話を始める。500年前に有力貴族であったパッツィ家のフランチェスコという人物が、対立する貴族を暗殺した罪で捕らえられヴェッキオ宮殿で処刑された時の話だ。ヴェッキオ宮殿は、すぐ近くを流れるアルノ川を渡った先にあり、13世紀頃に建てられた砦のような宮殿である。その先祖は首を縛られたうえ、宮殿のバルコニーから吊るされた。その際、腹を割かれており内蔵が飛び出していたという。
「この街でパッツィを名乗るのは、気が引けませんか?」と、レクターが尋ねるとパッツィは、その問いかけに対し軽く否定したうえで「覚えている限り、この話をしたのはあなただけだ」と返す。

するとレクターは「人は考えを言葉にしない。ただ黙ってあなたの出世を阻むのみだ」と言う。

レクターのあまりに率直な物言いにパッツィは黙ってしまい、顔を引きつらせた。もしかすると過去に、何の脈絡も無く嫌がらせを受けた経験があるのかもしれない。レクターはそんなパッツィの反応を見て、軽く微笑みながら「失礼、私はつい思ったことを言ってしまう」と謝罪し「さて、荷物を運びましょう」と彼に促した。

レクターは「人は考えを言葉にしない」と言っておきながら、自らは普通の人が言いにくいことを臆面もなく言葉にした。「その辺にいる人間とは違うぞ。侮るな」とでも言いたいのか。
油断も隙も無いばかりか、レクターから思いもよらぬ指摘を受け、その日パッツィはついに目的を果たすことは叶わなかった。

物語序盤のワンシーンだが、その後のパッツィに降りかかる運命を暗示する、重要な伏線となるやり取りである。

レクター「私は真剣に考えている。君の奥さんを食おうと」

パッツィ刑事の感じた恐怖は計り知れない。

「フェル」という学者を名乗って潜伏しているレクターは、名誉ある職を得る選考手段として、専門家らを前にして講義を行っていた。専門的な知識を朗々と披露し、講義は順調に進む。やがて終盤を迎えると、レクターはあるダンテの作品について触れる。その中で彼は「中世において強欲の罰は首くくりと決められていました」と語り始め、「強欲、首くくり、そして自滅」と続けた。
次に、そんな運命を辿った人物の言葉を流暢な古代の言語(おそらくラテン語)で紹介する。そして最後に「私は我が家を絞首台にしてしまった」と、その罪人による悔恨の言葉で締めくくった。

レクターは聴衆の喝采を受け、講義は大成功のうちに幕を閉じる。聴衆が引き上げると、会場はパッツィ(見学と偽り、実はレクターを捕縛しに来ている)とレクターふたりだけの空間となった。お祝いの言葉を述べるパッツィに対し、レクターは彼にある絵を見せる。それは、先日カッポーニ宮で話題に出したパッツィの先祖で、敵対する貴族を暗殺した罪で絞首刑に処せられた男の絵だった。男は窓から放り出され、臓物を垂らした状態で吊るされていた。そして、まさにこの会場こそ刑が執行されたヴェッキオ宮殿であったのだ。

レクターはすでにパッツィの策謀を看破して待ち構えていた。先祖の惨たらしい最期を描いた絵を見つめるパッツィに対しレクターは言う。

「私は真剣に考えている。君の奥さんを食おうと」

そう告げるなりレクターは、ハンカチに染み込ませた麻酔薬を用い、驚き戦慄するパッツィを眠らせた。そして、まさに先祖と同じ方法で彼を葬ろうと行動を開始する。

物語中盤における、クライマックスのワンシーンである。パッツィは多額の懸賞金目当てに、国際指名手配犯であるレクターを売り渡そうと画策していた。その強欲の罪が、彼を自滅に追い込むのだ。
この後レクターは、パッツィに対し「誰に依頼されているのか」と尋問するのだが「正直に答えれば奥さんをフィレ肉に卸すのは止めてやる」とも言っている。まさに食人鬼レクターの真骨頂とも言える、身の毛もよだつセリフの連続である。

レクター「コーデル、その男を突き落としてやれ。私がやったと言えばいい」

レクター博士はコーデルの望みを叶えてやったのかもしれない。

ヴァージャーはレクターへの復讐を企て、ついに彼を捕らえることに成功する。この日のため、専用の処刑場をしつらえ大型の肉食イノシシを何頭も育てていたのだ。彼の計画は、生きたままのレクターをこの動物に食べさせようとするものである。

しかしレクター逮捕のため、この場所を突き止めたFBIのスターリング捜査官によって、計画はもろくも崩れ去る。配下の男たちは、突入したスターリングと銃撃戦を繰り広げ、死亡または負傷した。そのため、拘束していたはずのレクターは自由の身となる。一方、スターリングも肩に銃弾を受け、意識を失っていた。
そこへ、飢えたイノシシの群れが囲いを破って襲いかかる。レクターはスターリングを抱えて静かに立っていたが、なぜかイノシシたちは素通りしていく。そして、血を流しながら唸り声を上げていたヴァージャー配下の男たちに群がったのだ。ヴァージャーの指示で、血の匂いと叫び声に反応するよう育てられていたため、立っているだけのレクターに興味を示さなかったのだろう。

慌てたのはヴァージャーである。主治医のコーデルを伴い、車椅子で見物席(階上にある)に到着したがすでに時遅く、レクターを葬るはずの処刑場は意図するものとは違う形で修羅場と化していた。
ヴァージャーは声を張り上げ「男たちが落とした銃を拾って、レクターを撃て!」と、コーデルに命じた。しかし、彼は一介の医者に過ぎない。
「私にあの中に入れと言うのですか?」そう言って激しく躊躇(ちゅうちょ)するコーデルに、レクターは悪魔のようなアドバイスをする。

「コーデル、その男を突き落としてやれ。私がやったと言えばいい」

レクターの言葉を受け、コーデルは少しだけためらいを見せた。しかし次の瞬間、意を決したように車椅子を押し始めたのだ。
「何をする、やめろコーデル」ヴァージャーはそう言って、必死に逃れようと試みたが半身不随の彼には為す術もなかった。そのまま2メートル下の地上に落下したヴァージャーは、レクターに与えたかった苦痛をそのまま、自身で味わうことになってしまった。つまり、復讐のために育てた大型イノシシによって食い殺されたのだ。

物語後半の山場のひとつである。非常に猟奇的なシーンで、思わず目を背けたくなるかもしれない。だが、それ以上にレクターがコーデルに与えたアドバイスは悪魔の囁きにも似て恐ろしい。傲慢で異常な性格のヴァージャーに対し、コーデルは日頃から嫌な思いを蓄積していた。ある意味、多くの人が抱える暗い衝動を「具体的な形で晴らした」とも受け取れ、背筋が凍りつく。その瞬間、コーデルの心に歓喜の感情が芽生えたのではないかと想像するのも面白いだろう。

レクター「母がよく言っていたよ。“何でも食べなきゃダメ。特に新鮮なものを”と」

レクター博士の闇は底知れぬ深さがある。

司法省のスポークスマンであるクレンドラーは、レクターを仇と狙うヴァージャーから多額の金銭を受け取っていた。政府職員としての自覚と責務を忘れ、ヴァージャーの手先となって彼の計画に加担していたのだ。
レクターは、そのクレンドラーを恐ろしい手段によって葬り去る。頭部を切り開き、彼の脳味噌を調理して彼自身に食べさせたのだ。

その後、機上の人となったレクターはひとりで食事を取っていた。食通の彼は機内食が口に合わず、お手製の「ランチボックス」を持参して搭乗するのが常である。そこへアジア人少年が寄ってきて「少し食べさせて」と、おねだりをする。高級食材が並ぶ、その豪華な食事を見て食欲をそそられたのだろう。

レクターは「何でも食べなさいとお母さんに言われたんだね。私もそうだったよ。」と言って、少年が欲しそうに見つめるフォアグラのソテーに似た料理を食べさせてやった。そして、レクターは微笑みながらこう続ける。

「母がよく言っていたよ。“何でも食べなきゃダメ。特に新鮮なものを”と」

彼が少年に食べさせたのは、数時間前にクレンドラーから奪った「脳味噌ソテー」だったのである。

本作のラストを飾るワンシーンだ。食人鬼レクターが言う「新鮮な食材」には一般的なものとは違う意味が掛かっており、強烈なブラックユーモアが効いている。この場面における「新鮮な食材」とは、クレンドラーの脳味噌だ。
また、レクターはこのアジア少年と同じ子供時代に、不幸な経緯から最愛の妹を食して生き延びた。その残酷無残な経験が、怪物レクターを生んだとも言えるのだ。だからこそ、この少年に自覚は無いものの、純粋な食欲からクレンドラーの脳味噌を食べてしまう感覚もスリリングで興味深い。
さらにもう一つの暗喩として、青年期のレクターは年上のアジア人女性に養育されており、彼女から愛されている。この少年が欧米人などでは無く、アジア系であることも何か意味が込められているのかもしれない。

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