ティナ・ブランフォード(ファイナルファンタジーVI)とは【徹底解説・考察まとめ】

ティナ・ブランフォードは、スクウェアから1994年に発売されたロールプレイングゲーム『ファイナルファンタジーVI』の主要キャラクターの1人であり、1000年前に失われたはずの「魔導」の力を生まれながらに持つ不思議な少女である。魔導の力によって世界支配を目論むガストラ帝国に操られていた。自我を抑えられていたために、自分が何者で、なぜ自分だけが魔導の力を持っているのかと苦悩するが、仲間達との出会いや自身の出生の秘密を通して、自分の力を帝国と戦うために使うことを決意する。

ティナ・ブランフォードの能力

戦闘スタイル・特徴

ティナは高い「魔力」ステータスを持ちながら、物理攻撃も有効という、バランスの良い万能タイプである。魔力の高さは主要キャラクター14人の中で2番目を誇る。ティナを凌いで魔力ステータスが1番高いピクトマンサーのリルムはいわゆる魔導士タイプのため「力」のステータスが低いが、ティナの場合は「魔導戦士」と呼ぶにふさわしく、他の物理攻撃優勢のキャラクターに劣らない「力」ステータスが備わっている。騎士剣などの強い武器を装備することも可能だが、「攻撃力」に関しては他のキャラクターには劣るため、物理攻撃に頼るより魔法をメインで使う戦闘スタイルの方がティナの特性を活かすことができる。

魔石を使わなくても習得が可能

オープニング直後からHPを回復する魔法「ケアル」と炎系の攻撃魔法「ファイア」を使用可能。魔導の力を持つティナとセリス以外のキャラクターが魔法を使用するには、「魔石」を装備した状態で戦闘を繰り返して習得する必要があるが、ティナについては魔石を使用しない状態であっても、レベルが上がるにつれて魔法を覚えることが可能である。レベルアップにより覚える魔法は、回復、攻撃、補助と、幅広く覚えることができ、究極魔法「アルテマ」までも習得可能である。魔石を装備しなくても回復魔法、攻撃魔法ともにバランス良く覚えていくが、魔石を装備する方が効率良く修得できる魔法も多く、特に冷気属性、雷属性の攻撃魔法、補助を目的とする間接魔法の多くについては魔石から習得する必要がある。

魔法

ケアル

回復魔法の基礎となる魔法で、MPを5ポイント消費してHPを小回復する。ティナがゲーム開始と同時に使用が可能な魔法である。ティナとセリスを除く他のキャラクターは、ゾゾ街で手に入る魔石「キリン」によって修得が可能となる。「キリン」の他に「シヴァ」「セラフィム」「ラクシュミ」の魔石からも習得が可能。

ファイア

炎属性の攻撃魔法。消費MPは4。「ケアル」と同じく、ティナはゲーム開始時からの使用可能な魔法である。「セイレーン」「イフリート」「ビスマルク」の魔石からも習得可能である。炎属性の中では1番攻撃力が低い魔法のため、敵の技である「ノーザンクロス」や「フリジングダスト」によって氷漬けに陥る「凍結」の状態異常時に味方に使用すると、少ないダメージで状態異常から復帰させることができる。剣「フレイムタン」やマッシュが装備できる爪「バーニンナックル」での攻撃時に、25%の確率で追加効果として発動する。

ポイゾナ

味方単体の「毒」状態を治す回復魔法であり、ティナはレベル6で修得できる。コルツ山のモンスター「テラリウム」が毒状態に陥る攻撃をする場合があるので、序盤は役に立つ魔法である。アイテム「毒消し」が安価で購入でき、簡単に入手できるため、毒状態を治すためだけに使う機会はあまり多くないが、徐々にHPが減っていく状態異常「スリップ」を解除することができる上に、消費MPが「3」と少ないので、状態異常の攻撃を多用してくるモンスターとの戦闘時に使うと意外と便利である。魔石「キリン」からの修得が可能。

ドレイン

敵1体からHPを吸収し、自身を回復する魔法。攻撃と回復を兼ねており、消費MPは15。ティナはレベル12になると魔石がなくても修得することができる。魔石からの修得は「イフリート」からのみ可能。魔法をはね返す「リフレク」がかかっている状態でも反射されないため、自身に「リフレク」がかかっていて「ケアル」などの回復魔法が使えない場合の回復手段として有効。ただし、アンデットのモンスターに使用してしまうと、逆にHPを奪われてしまうため注意が必要である。

レイズ

味方1人を戦闘不能状態から、最大HPの1/8を回復する魔法で、ティナはレベル18で修得できる。消費MPは30。アンデットのモンスターに使用すると一撃で倒すことができ、ボス戦であっても有効である。味方の回復からアンデット退治まで、使用頻度が高い魔法の1つであるが、アンデットに使用する場合は、上位魔法「アレイズ」やアイテム「フェニックスの尾」「聖水」と異なり必中ではない。魔石での修得は「ビスマルク」「セラフィム」「フェニックス」から可能。

ファイラ

出典: gda.fc2web.com

ファイラは細長い火柱で敵を攻撃する。

「ファイア」より威力が強い炎属性の攻撃魔法。消費MPは20で、ティナは魔石を使わずにレベル22で修得することができる。魔石は「イフリート」「マディン」から覚えることが可能。また、盾「フレイムシールド」を装備することでも修得することができる。同等レベルの冷気属性魔法「ブリザラ」、雷属性魔法「サンダラ」よりも消費MPが少なく、炎属性ではない敵との戦闘においては使い勝手がとても良く、ゲーム中盤は重宝する。また、武器「炎のロッド」をアイテムとして使うと発動し、魔法防御力を無視したダメージを与えることができる。

テレポ

ダンジョンから脱出することができる間接魔法。戦闘中に使用すると戦闘から脱出することができる。消費MPは20でティナはレベル26で修得ができる。魔石を使用する場合は「カーバンクル」「フェンリル」から覚えることができ、GBA版は新たに追加された「サボテンダー」からも修得が可能。ダンジョンからの脱出目的で使用する場合、ラストダンジョンとなる「瓦礫の塔」からもすぐ脱出することができるため、イベントをクリアしたものの入口まで同じルートで戻るのが面倒なダンジョンや、街に寄って体制を立て直したい時などに役に立つ。例外としてサマサの村の火事の家、魔大陸、世界崩壊後のツェンの崩れかけの家、フィガロ城の地下、ジドールのアウザーの屋敷、カイエンの夢の中、狂信者の塔、古代城ではテレポを使用することができないので注意が必要である。ちなみに、アイテムの「テレポストーン」は、テレポと同じ効果を持っている。

ケアルラ

ケアルラは「ケアル」の上位魔法で、HPを中回復する。ティナはレベル33で修得することができ、消費MPは25である。修得できる魔石は「キリン」「ユニコーン」「ゴーレム」「セラフィム」「ラクシュミ」と多く、ゲーム中盤から世界崩壊後以降まで、使える機会が長いので覚えておくと間違いなく役に立つ魔法のひとつ。ティナは魔石を使わずとも修得できるが、ケアルラに関しては魔石を使って覚えさせる方が効率が良い。

デスペル

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