ヨスガノソラ(ゲーム・漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ヨスガノソラ』とは、2008年12月5日にCUFFSの姉妹ブランド、Sphereより発売された18禁恋愛アドベンチャーゲーム、およびそれを元にした漫画・アニメ作品であり、Sphereのデビュー作である。本作の企画がCUFFSでは制作が難しかったため、企画と共に新ブランドを立ち上げた。
不慮の事故で両親を亡くした双子の兄妹である春日野悠(かすがの はるか)と春日野穹(かすがの そら)は、それまで住んでいた都会から離れた山奥の田舎町にある父親の実家であり、亡き祖父の家で兄妹二人が生活を始める。

クラスメイト

倉永 梢(くらなが こずえ)

CV:春奈有美→姫川あいり(ゲーム版)/CV:峰岸由香里(アニメ版)

クラスの学級委員長で、そのことから愛称は「委員長」。責任感が強く、真面目で面倒見がいい。ずっと田舎暮らしのため、都会的なものに憧れている。趣味はファッション雑誌を眺めること。また、時々少女っぽい妄想で自分の世界に入り込むことがある。転校してきた都会の美少年である悠に一目惚れしており、そのことをからかわれると赤面する。そのため、悠の前では緊張でうまく話せなくなってしまう。

中里 亮平(なかざと りょうへい)

CV:後野祭(ゲーム版)/CV:中國卓郎(アニメ版)

悠たちより1つ年上だが、留年して彼らのクラスメートとなっている少年。セクハラ発言の多い浮かれた言動を取るため、瑛以外の女性陣からはツッコミを受けたり無視されたりと酷い目に遭うことが多いが、本人は「率先してバカやってる」ということもあり、意識的にそうしたキャラクターを演じている部分もある。悠とは、彼が年齢が上の自分に分け隔てなく接してくれたことから好感を持ち、大切な友人として友情を深めている。

その他の人物

伊福部 やひろ(いふくべ やひろ)

CV:一色ヒカル(ゲーム版)/CV:田中涼子(アニメ版)

神社の近所にある駄菓子屋「伊福部商店」の店主。身寄りのない瑛の保護者でもある。キツイ系の美人で口が悪い。初佳とは幼少時から短大まで同じ学校で、今でも一緒に飲むことが多い。大の酒好きで、飲みすぎて二日酔いになることもある。かつては一流企業に勤めるほどのエリートであったが、複雑な人間関係に嫌気が差して辞職。故郷である奥木染町へ帰り、祖母の駄菓子屋を継いだ。駄菓子屋を営んでいる傍ら、開設したブログで町の紹介などをし、そのブログがネット上では人気があるため、通販会社と提携するようになり、通販の売り上げの数割をギャラとしてもらっている。

一葉の父親

一葉の父(左)

CV:宝亀克寿

奥木染町の名士で地方代議士。悠と穹に対しては、祖父母に昔からの大恩があるため、できるだけの協力をも厭わない気でいる。現在は人望の厚い人格者であるが、一葉が産まれる前は放蕩者として女性関係にだらしなく、愛人と浮気し妻を裏切っていたという過去をもつ。瑛の母が亡くなったことで瑛が神主に引き取られたということを知ってからは自分の無責任な行動が招いた事態には深く反省しており、神主が亡くなった際には瑛を引き取ろうとしていたが夫の浮気を知っている妻の猛反対により頓挫する。このため天涯孤独となってしまった瑛を密かに拠出する形で彼女の生活をずっと支援しており、何かしらの用事を無理やり作って瑛と会う機会を設けている。愛人との間で産まれた瑛が長年苦しんできた経緯から一葉に敬遠されているが、それでも瑛と一葉の身を案じている。

一葉の母親

CV:村井かずさ

一葉が産まれる前に夫が浮気していたことを知っており、瑛の祖父である神主が亡くなった際、独りになってしまった瑛に会いたくないという理由で葬儀への参加を拒絶、夫の参加にも断固拒否する。これにより瑛の引き取りを拒否する親族達によって瑛の祖父の財産はほとんど瑛の手元には残らず親族達に奪われてしまった。瑛が天涯孤独になってしまった後も瑛と顔を合わす度に無視や拒絶を行い徹底的に嫌い抜いている。これにより一葉との関係は悪化しており、瑛を気遣う夫との関係も冷え切っている。

『ヨスガノソラ 』の用語

奥木染町(おくこそめちょう)

かつてその地で医者を営んでいた亡き父方の祖父母の家で、悠とが引っ越してきた町。架空の舞台だが、この奥木染町のモデルとなったのは栃木県足利市樺崎町。

叉依姫神社(さよりひめじんじゃ)

瑛の住んでいる神社であり、巫女と神社の管理人を兼任しいる。栃木県足利市樺崎町にある樺崎八幡宮がモデルとなっている。

伊福部商店(いふくべしょうてん)

叉依姫神社の近所にある駄菓子屋。やひろが店主をしている。

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