Hollow Knight(ホロウナイト)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Hollow Knight(ホロウナイト)』とは、Team Cherryが開発、発売した2Dアクションゲーム。かつて栄華を極めたムシの王国、ハロウネストを舞台に、主人公が王国の謎を解き明かすべく冒険する。かわいらしい手書き調の絵柄ながら、『ダークソウル』を意識したハードな世界観と高い難易度、豊富なやりこみ要素が高く評価され、Golden Joystick Awards 2018などで数多くの賞を受賞している。PCをはじめ、数多くのプラットフォームで展開されている。

胞子の森

キノコに覆われた「胞子の森」

菌類が蔓延るキノコの森。攻撃することで大ジャンプすることができるキノコを駆使して進んでいくことができる。胞子の森では「キノコ族」、「カマキリ族」の2つの異なる種族が共存しており、2種類の敵が現れる。
忘れられた交叉路、涙の都、霧の渓谷、王家の水路、暗闇の巣、女王の庭と繋がっているマップ。涙の都への道は、このマップで手に入る「カマキリの爪」と偽りの騎士を倒して手に入れた「都の紋章」が必要になる。ただし、一度使用するとその道は頑丈な扉で閉ざされてしまうため、再度胞子の森、もしくは涙の都へ行くには別のルートをたどる必要がある。
このマップのボスは「カマキリの王」。正確にはこのマップに存在するサブマップ「カマキリの村」のボス。難易度は高いながらも、行動パターンをしっかり理解することでうまく立ち回ることができる。また、カマキリの王を倒すことで、自らの力を示したとして信頼を得ることができ、カマキリの村の雑魚敵には攻撃されなくなる。

涙の都

ハロウネストの中心部であり、常に雨が降る「涙の都」

かつて栄華を誇ったハロウネストの首都。地下に存在しており、地表にある湖から絶えず水が雨のように降り注いでいるため、そう名付けられた。全体マップの中央に位置するマップであり、一種の中間地点でもある。収集品アイテムの換金所や、主人公の武器である釘を強化する鍛冶場なども存在している。また、このあたりから、雑魚敵もかなり強くなってくる。
忘れられた交叉路、胞子の森、王家の水路、古代の穴、王国のはずれ、安息の地へと繋がっている。
王国の首都であるためか、鎧を身にまとった衛兵のような敵が多い。そのため、一撃のダメージが大きい、かつかなり硬い雑魚敵が多く出てくる。雑魚1体でもかなり苦労するため、極力複数の敵との交戦は控える必要がある。
このマップのボスは「ソウルの師」と「監視塔の騎士」。どちらも一筋縄ではいかない難易度を誇っており、何度も挑戦し、攻撃パターンの見極めや戦略的なチャームの選択が必要になってくる。

風鳴りの崖

「風鳴りの崖」のマップ

ハロウネストの最上層にある荒野。「カマキリの爪」を入手することで、「王の道」「ダートマウス」「緑の道」への道を解放することができる。

水晶山

多彩なトラップがひしめく「水晶山」

ダートマウスの東方面に存在する水晶の鉱山。かつて王国の産業を支えていた鉱山だったらしく、王国が滅びた今も、生ける屍が何かに取りつかれたように水晶の採掘を続けている。ベルトコンベヤーによる強制移動やビームを放ってくる水晶や敵など、トラップが多くとにかくダメージを貰いやすいマップ。
忘れられた交叉路、ダートマウス、安息の地と繋がっている。水晶山の踏破後は、ダートマウスと水晶山と繋ぐリフトが稼働するため、ダートマウスから直接水晶山へと行けるようになる。
このマップのボスは「スイショウゴエイムシ」とその第2フェーズである「憤怒のゴエイムシ」。スイショウゴエイムシに一定以上ダメージを与えることで上層へと逃げていき、そこでもう一度戦うことになる。

王家の水路

涙の都の地下を走る「王家の水路」

涙の都の地下にある巨大な水路。他のマップと比べて比較的短いが、このマップに登場する雑魚敵やボスは気色悪いものが多く、生理的嫌悪感を催しやすい。
古代の穴、涙の都、王国のはずれ、胞子の森と繋がっている。
このマップのボスは「フンコロ騎士」と「スイツキマーム」。このうち「フンコロ騎士」は重要なNPCであるため、必ず戦わなければならない。

暗闇の巣

暗く狭い洞窟が続く「暗闇の巣」

ハロウネストの西部深くに広がる洞窟。クモ族の領地であり、常に暗闇からカサカサと何者かが蠢く音が響く。敵も強く、またかなり暗いため、釘の強化とランタンの購入を済ませておかないとかなり厳しい。また、進入することは難しくないが、脱出するにはカマキリの王を倒すことで手に入る「カマキリの爪」が必要になるため、カマキリの王を倒す前に侵入してしまうと脱出できなくなってしまう。いろんな意味で危険なマップ。
胞子の森、古代の穴、女王の庭と繋がっている。
このマップのボスは「ノスク」。主人公の擬態を使っておびき出す危険なボス。

王国のはずれ

灰が雪のように降り注ぐ「王国のはずれ」

ハロウネストの郊外に位置し、上層から常に灰が雪のように降り注ぐ寂れた地。この灰の正体は、ハロウネストの最後の王が脱皮した後にできた抜け殻。長い年月を経てもなお降り注ぎ続けているところから、最後の王は偉大で特別な力を持っていると考えられていた。
涙の都、王家の水路と繋がっている。
このマップのボスは「ホーネット」。緑の道にて主人公の力に可能性を感じたホーネットが、主人公が本当に王の資格を得るに足る存在なのかを試すために戦う。このボスに勝利することが、真エンディングを迎えるための最初の試練となる。

古代の穴

かつて宮殿が存在した「古代の穴」

ハロウネストの最深部に位置する巨大な穴で、その先にはかつてハロウネストの王が暮らしていたという宮殿があったはずだが、現在では建物ごとどこかへと消えてしまっている。実は最後の王が、長年の研究の末、汚染に対して打つ手なしと判断したために、宮殿ごと夢の世界へと転移してしまっていた。宮殿の跡地には門番がおり、門番を倒すことで夢の世界へと逃げた王の住む「白い宮殿」へと行くことができる。また、さらに奥に進むと、「王の刻印」を持つ者にしか扉が開かれない「アビス」へと行くことができ、そこには虚無の騎士、ホロウナイトを作り出す過程で生まれた失敗作たちが大量に横たわっている。
実は主人公は、アビスにいる失敗作たちの1人。ホロウナイトによる封印が解かれ始めていることを感じた主人公は、自力でアビスから地表へと這い出し、ホロウナイトの代わりとなるために冒険をしていたのだった。
涙の都、暗闇の巣、王国のはずれ、王家の水路と繋がっている。
このマップのボスは「壊れた器」。主人公とよく似た姿をしているが、汚染に感染しており自我のようなものは存在しない。

mhubert
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@mhubert

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