Hollow Knight(ホロウナイト)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Hollow Knight(ホロウナイト)』とは、Team Cherryが開発、発売した2Dアクションゲーム。かつて栄華を極めたムシの王国、ハロウネストを舞台に、主人公が王国の謎を解き明かすべく冒険する。かわいらしい手書き調の絵柄ながら、『ダークソウル』を意識したハードな世界観と高い難易度、豊富なやりこみ要素が高く評価され、Golden Joystick Awards 2018などで数多くの賞を受賞している。PCをはじめ、数多くのプラットフォームで展開されている。

灰色の王子ゾート

ブレッダの妄想とゾートの執念が生み出した「灰色の王子ゾート」

ゾートがブレッタを助けたことで、ブレッタがゾートにひとめぼれしてしまった結果生まれたボス。ブレッタの妄想とゾートの執念によって構成されており、本物のゾートよりもかなり強化されている。最大で10回まで戦うことができ、そのたびに灰色の王子ゾートは強化されていくが、反対にブレッタのゾートへの興味は醒めていく。

灰色の王子ゾートは戦闘のたびに強化されていき、最大の10回目では一撃で8ダメージという全ボスの中でも屈指の凶悪さを誇る。
行動パターンは多く、かつランダム要素が強いため、理不尽な攻撃が多い。回復タイミングはほぼ存在しないといっても過言ではない。しかし反面、ランダム要素が強いということは、勝てる時はあっさり勝つことができる。再挑戦も容易なため、繰り返し挑戦することで確実に進めていくことができる。

クロース

大きな釘を持った男勝りの女冒険者「クロース」

麻袋のような覆面を被った、大柄なセミの女冒険者。男勝りで豪快な性格。しかしネガティブな一面も持っており、命の危機を感じるとかなり弱気になってしまう。「古代の穴」の奥では、大量の敵に襲われており、助けることでボス「造反者の長」との戦いの際に助太刀に来てくれる。数少ない主人公と共闘してくれるNPC。
ただし、「造反者の長」との戦いにおいて、クロースはボスに止めを刺す際に致命的な一撃をボスから受けてしまい、必ず死亡してしまう。クロースを死なせたくない場合は、先述の「古代の穴」でのイベントをスルーすることで、「造反者の長」との戦いにクロースは出現しなくなり、かわりに「ダートマウス」に現れる。

ブレッタ

恋に恋するイモムシの乙女「ブレッタ」

地下深くで迷子になっており、汚染によって夢うつつだったところを主人公に助けてもらったイモムシの少女。誰も助けてくれなかったところを唯一救ってくれた主人公に淡い恋心を抱いており、ブレッタを救出した後、「ダートマウス」にある彼女の家の中には、主人公を模したイラストやぬいぐるみ、主人公と自分を題材にした小説などが置かれるようになる。稀に「ダートマウス」の中央にあるベンチに座っていることがあり、主人公が近くに居ると恥ずかしくて喋れないのか、一切話しかけることができなくなる。また、ブレッタの座っているベンチに一緒に座ると、頬をピンク色に染める。
しかし「王国のはずれ」にあるサブエリア「闘技場」にて、偶然に偶然が重なりゾートがブレッタを救ったことで、ブレッタはゾートにひとめぼれしてしまう。その後は彼女の家のグッズもゾートを模したものになっており、家の地下ではブレッタの妄想とゾートの執念が生んだ「灰色の王子ゾート」というボスと戦うことになる。

カタツムリの霊媒師

主人公に魔法を授ける「カタツムリの霊媒師」

「忘れられた交叉路」のサブエリア「先祖の塚」にいるカタツムリ。主人公に攻撃スキルである「復讐の魂」を授ける。
ハロウネストの各地に親族がいるらしく、主人公がゲーム中に入手できる魔法のいくつかはカタツムリの霊媒師の一族が作り出したもの。
「破壊のダイブ」は彼の3番目の叔父、「漆黒のダイブ」は彼の4番目の叔母、「亡霊の叫び」は彼のいとこから。なお、彼の親族は既に全員が死亡している。

ティソ

強者との戦いを望む戦士「ティソ」

ハロウネストのどこかにあるとされる、強者が集まる闘技場「愚者の闘技場」を探してダートマウスまでやってきたムシ。主人公がアイテム「蛾の羽根の衣」を入手後にダートマウスにあるハロウネストへの入り口である井戸のそばに出現し、そこで初めて会った主人公から強者の気配を感じ取り、「愚者の闘技場」にて釘を交えようと誘ってきた。
ストーリーの進行度によってハロウネストの各地に現れ、「愚者の闘技場」を探し続けている。そして主人公が「王国のはずれ」にあるサブエリア「愚者の闘技場」に訪れると、一足先に到着していたティソが闘技場の控室にあるベンチに座った状態で現れる。ティソは主人公に「闘技場で待っている」と言い残し、先に闘技場へ参加していった。
このイベントの後、主人公が一回でも闘技場に参加すると、「愚者の闘技場」の外に放り出されている敗者の遺体の中にティソの姿を見つけることができる。

エミリシア

ハロウネストの上流階級のムシであった「エミリシア」

「王家の水路」から「涙の都」へと続く隠し通路の先にいるムシ。窓の外の様子を見ながら、大声で笑い転げている。
元々はハロウネストの上流階級に位置するムシの1匹だったが、他のムシたちの策略で没落させられた。しかし、没落させたムシは汚染に侵され生きる屍と成り果て、自分は生き残っているという滑稽な事実に、笑いが止まらないらしい。

ウィロー

主人公に親しくする気さくなムシ「ウィロー」

「女王の駅」の一角にて、長い首を生かして天井に頭を突っ込み、その奥にある「キノコ」を食べているというムシ。突然話しかけてきた主人公にも優しく接する気さくな性格らしく、度々主人公を食事に誘う。
アイテム「統治者の翼」入手後、ウィローが頭を突っ込んでいる天井の先に行くことができるのだが、そこには何者かに喰い荒らされた様子の不自然なムシの死体が大量に転がっている。また、食事をしている最中のウィローに「夢見の釘」を使うと「この小さな子はおいしそうね。食べちゃおうかしら?ここらにあるものは、みんな味気なくって。」という心の声を聴くことができる。

狩猟者

主人公を後継者として認める生粋のハンター「狩猟者」

「緑の道」の隠しエリアにて出会うことができる生粋のハンター。獲物を狙うために常に隠れており、その正体は不明。多くの敵を倒してきた主人公の気配を感じ、主人公を「オレと同じ狩る者」であると認め、主人公に「狩猟者の書」という図鑑を授ける。狩猟者の書は新たな敵を倒すと登録され、一定数以上同じ敵を倒すと、その敵に対しての狩猟者の言葉が記される。狩猟者の言葉の節々から、ハンターらしい無常観の持ち主であることが伺える。

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