めがね(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『めがね』とは、都会からとある島にやって来た女性・タエコが、滞在する宿の主人・ユージや、島の高校教師・ハルナ、タエコを探しに島に来たヨモギ、そして毎年春に島に来ては、少し変わったかき氷屋をしているサクラとのふれあいの中で、固く閉ざしていた心を解きほぐしていくストーリーとなっている。「何が自由か、知っている」をキャッチコピーにして、2007年に公開。主演は小林聡美、監督は萩上直子が務めた。2008年のベルリン映画祭では、パノラマ部門に参加し、日本映画初のマンフリート・ザルツゲーバー賞を受賞した。

メルシー体操

サクラが考案したと言う不思議な体操。サクラが島に滞在している春の間、サクラ、ユージ、ハルナは島にいる子どもたちと一緒に、毎朝海辺でメルシー体操を行っている。途中からタエコ、ヨモギも参加するようになる。
実際にこの体操の振付を行ったのは、振付家・ダンサーの伊藤千枝である。

梅はその日の難逃れ

朝、梅を食べれば、その日一日は難を逃れることが出来るという諺。梅の実は固いため、ここで言う梅とは、梅干のことを指している。梅干にはクエン酸が含まれていることから、疲労回復や殺菌効果があり、昔から風邪の時など、具合が悪い時に用いられてきた。
ユージは、毎年自分で育てた梅で梅干を作っており、それを民宿ハマダの朝ごはんに毎日出している。タエコにも、この諺を教えながら、梅干を勧めていた。この諺を思い出しながら、梅干を食べることで、その日一日を少しでも良い日にしようというユージの前向きな気持ちが込められている。

たそがれ

一般的に、「たそがれ」とは、薄暗くなった夕暮れ時のことを指す。そのことから本来、「たそがれる」とは、日が暮れて薄暗くなることや、盛りを過ぎて衰えることをいう。夕暮れ時に物思いにふけるような様子から、物思いにふけることを「たそがれる」と言う場合もある。
島に来たばかりのタエコが、ユージやサクラに観光スポットを尋ねたところ、島には見に行くような場所がないことが分かり、代わりに「たそがれ」を勧められた。タエコは、「たそがれ」が島の風習や習慣かと思ったが、ユージらの話によるとそうではなく、何もせずに物思いにふけることのようである。ユージによれば、「たそがれ」のコツは、昔のことを思い出してみたり、誰かのことをじっくり考えてみることである。

『めがね』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ユージ、ハルナ「来た」

タエコの編んだ赤い毛糸の編み物を巻いてやって来たサクラ

毎年、春になると島にやって来て、夏の気配を感じ始めるとどこかへ行ってしまうサクラ。ユージとハルナは毎年、春になってサクラが島にやって来るのを心待ちにしている。そのため、春の気配を感じ始めた頃、島にやって来るプロペラ機を見つけると、春と共にサクラが来たことを喜んで、空を見上げながら「来た」と言う。
タエコが初めて島に来た年にも、ユージは民宿ハマダで、ハルナは勤め先の高校で、サクラが乗ってきたと思われるプロペラ機を見つけて、空を見ながら「来た」と言っている。

ヨモギ「先生、旅は思い付きで始まりますが、永遠には続かないものですよ」

海を眺めるサクラ、ユージ、ハルナ、タエコ、ヨモギ(手前から)

ユージの誘いで、タエコ、サクラ、ヨモギ、ハルナの5人で海辺でビールを飲んでいた時に、誰も話さずにただみんなで海を見つめていた。すると、ヨモギが唐突に「先生、旅は思い付きで始まりますが、永遠には続かないものですよ」とタエコに言った。それに対して、タエコは「知ってる」と答えた。そして、ヨモギは「先生、僕はそろそろ帰ります。先生は?」と言うと、タエコは「うん」とだけ答えた。その後、ヨモギは、ドイツ語で詩を暗唱し始めた。その後、ヨモギはタエコよりも先に島を発った。タエコも島から帰ることを考えはじめ、自分の気持ちに整理をつけるきっかけとなった一言である。

タエコ「地球なんてなくなってしまえばいいのにって思ってました。ここに来るまでは。何があるんでしょうか、ここの海には」

かき氷を作るサクラ

タエコが一人でサクラのかき氷屋を訪れた際、サクラに「地球なんてなくなってしまえばいいのにって思ってました。ここに来るまでは。何があるんでしょうか、ここの海には」と言う。サクラは「さあ、なんでしょう」と答え、タエコは「何もないからいいのかなあ」とつぶやく。「何か欲しいものがあるんですか」とサクラが尋ねると、タエコは驚いた顔をして「えっ?」とサクラを見る。その後、サクラは黙って中に入って、かき氷を作り始めた。
これまで、マリンパレスに迎えに来てくれたり、気にかけて声を掛けてくれたりするサクラに、自分のことを話さず壁を作っていたタエコだったが、初めて自分から自らの気持ちを話したセリフである。島に来た理由は、「携帯電話が通じないところへ行きたかった」と話していたが、「地球なんてなくなってしまえばいいのにと思っていた」というセリフからもやもやとした気持ちや悩みなどがあったと思われる。

『めがね』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ヨモギが暗唱したドイツ語の詩

海を眺めるサクラ、ユージ、ハルナ、タエコ、ヨモギ(手前から)

映画の中で、タエコ、サクラ、ユージ、ハルナ、ヨモギの5人が、海を眺めながらビールを飲んでいる時、ヨモギがドイツ語で詩を暗唱するシーンがある。ドイツ語でヨモギが詩を暗唱しているだけで、訳も表示されないのであまり知られていない詩の内容だが、日本語訳は以下である。
「何が自由か知っている 道は真っ直ぐ歩きなさい 深い海には近づかないで そんなあなたの言葉を置いてきた 月はどんな道にも光をそそぐ 暗闇に泳ぐ魚たちは宝石のよう 偶然ニンゲンと呼ばれてここにいる私 何を恐れていたのか 何と戦ってきたのか そろそろ持ちきれなくなった荷物をおろす頃 もっとチカラを やさしくなるためのチカラを 何が自由か知っている 何が自由か知っている」
実は、この映画のキャッチコピーである「何が自由か知っている」という言葉が入っている詩だったのだ。ちなみにこの詩は、映画のために作られたオリジナルのようである。

『めがね』が撮影されたのは与論島

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