呂不韋(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

呂不韋(りょふい)は『キングダム』の登場人物で、秦国で強大な力を持つ実力者。元々は一介の商人だったが、趙国の人質となっていた秦の皇太子をサポートしたことで秦国の相国まで登り詰めた。蓄えた財力で優秀な人材を自身の下に置き、秦国最大の勢力を有する。若き王・政と勢力争いを繰り広げており、王座転覆を狙っている。政の王としての素質に共鳴して腹心の昌平君(しょうへいくん)が裏切ったこともあり、呂不韋の思惑は失敗し、政が権力争いに勝利する。その後隠居していたが、影武者を立てて表向きは死亡し、逃亡した。

太后

第31代秦王・嬴政の生母で呂不韋の元恋人。若い頃は趙国で踊り子をしており、その美しさから「邯鄲の宝石」や「美姫」と呼ばれた。史実では趙からきた姫という意味である「趙姫」と呼ばれていたとされるが、本名は明らかにされていない。作中で彼女の本名は明らかにされておらず趙の出身であることから趙姫と呼ばれていたとされる。呂不韋から熱烈なアプローチを受け、結婚の約束をした恋人となる。しかし、呂不韋は彼女を政治のために利用し、秦国の王族である子楚にあてがい、まもなく政を産む。しかし、子楚は呂不韋の手引きで2人を残して趙国を脱出し、王位に就く。敵国の王族を産んだということで政と太后は趙国の民から酷い虐待を受け、体を売りながら生計を立てる地獄の日々を過ごした。自分の人生が狂った憎しみから、実の子である政に愛情を抱くことができず虐待を繰り返した。政が王位に就き、太后となったことで、皇宮をまとめる長となる。呂不韋に対抗するため勢力を増やしたかった政は皇宮勢力を自分の勢力に取り込むため太后と対面し、了承を得る。しかしそれは嘘で、太后は裏で呂不韋と繋がっていた。太后が政と対面したのは政に対する母性がないことを確認するためであった。太后は呂不韋と逢引するため男子禁制の皇宮へ招き入れた。これを突き止めた大王勢力は、呂不韋陣営を追求し勢力を盛り返す。その後、危険な太后を遠ざけるため呂不韋が裏で手を引き偽の宦官・嫪毐を皇宮に送りこむ。太后にとって嫪毐は最初はただの性欲のはけ口だったが、自分の苦しみを受け止めてくれる彼を次第に愛するようになり、2人の子供を授かる。子供の存在が明るみになれば処刑は免れないため、平穏を守るため、嫪毐を王とした毐国を建国した。楚国出身の大臣・虎歴(これき)が、大王勢力が隠し子の存在を知っており、毐国討伐の準備に入っているとの偽の情報を流し、反乱軍の立ち上げを扇動した。平穏を望む太后だったが、隠し子を守るためクーデターを決行する。旧王都・雍で政の加冠の儀が行われる日、咸陽の主要人物が雍に入り、咸陽を留守にする好機を狙い、急襲を決行すると宣言した。加冠の儀に参加した太后は隠し子の存在が大王勢力にばれていないことに気付き、全て呂不韋の策略だったと知る。クーデターは失敗し、嫪毐は処刑され、太后は幽閉される。子供の処刑が決まった際には政に最初で最後のお願いだと処刑中止を懇願するほど、嫪毐との子供に強い愛を抱いていた。政は反乱の目を摘むため表向きは2人の子供を処刑した事にしたが、裏で外国に逃がしており、将来必ず会わせると太后に約束する。

昌平君

昌平君

呂不韋が率いる呂氏四柱の一角で、秦国の右丞相と軍総司令を務める。天才的な軍師であるだけでなく、秦国最強クラスと言われる蒙武よりも強いと言われている。軍師養成学校の運営も行い、楽華隊を率いる蒙恬(もうてん)、その弟の蒙毅(もうき)、飛信隊軍師の河了貂(かりょうてん)などがそこで学んだ。呂不韋の働きで締結された秦趙同盟を利用し、魏の要所・山陽を奪う。この一手で中華全土が危うくなると気付いた李牧が秦国以外の6国で合従軍を立ち上げ、秦国に攻め入った。合従軍が首都・咸陽に迫ったことで、呂不韋陣営は政の首を差し出して事なきを得るという方向に固まっていたが、昌平君は政と密談し、最終防衛地である蕞で合従軍を食い止めるという策を講じた。呂不韋にそのことを追及されたが、利権争いよりも国防が大事だと堂々と反論した。勝ち目の薄い死地に大王自ら赴くという政の王としての器に共鳴し、加冠の儀で呂不韋陣営を離反し大王勢力に付く。反乱軍の情報を予め大王側に伝え、離反を宣言後は呂不韋が裏で手を引いた反乱軍の討伐に赴き、政と政の子供の命を救った。昌平君自身も中華統一を夢見ており、政はその夢を預けるに値すると判断した。

蒙武

蒙武

呂不韋が率いる呂氏四柱の一角。単純な武の力では中華最強を自負する。父は秦国の大将軍・蒙驁(もうごう)で、楽華隊を率いる蒙恬、その弟で昌平君の弟子である蒙毅の2人を息子に持つ。六大将軍制度の復活を望んでおり、初対面した政に進言する。六大将軍とは秦国全盛期の王・昭王(しょうおう)によって任命された6人の大将軍達で、王に忠誠を誓う代わりに戦の自由を許可されるという特権を持つ。政も六大将軍の復活は秦国の繁栄に必要と考えながらも蒙武をはじめとした将軍達とはまだ信頼関係が築けていないため却下された。性格は荒々しく熱くなりやすい。元六大将軍の王騎(おうき)の最後の戦を共に戦ったことで、後の合従軍戦では高等戦術を用いるなど、中華最強を証明するため成長を続けている。政が呂不韋に勝利し、本格的に中華統一に取り組むにあたり六大将軍が復活した。そのメンバーに蒙武は選ばれ、数々の戦いで活躍を続ける。

李斯

李斯

呂不韋が率いる呂氏四柱の一角で法の番人と言われるエキスパート。呂氏四柱の中でも特に呂不韋に近い位置で大王勢力と対抗するため動く。真面目で堅実な性格。呂不韋が政の暗殺に失敗した際に、自分に任せておけば確実だったと苦言を呈したが、呂不韋から「確実の何が面白い」と一蹴された。大王勢力が呂不韋勢力に拮抗し始め、李斯をはじめとする文官たちは焦りを見せたが、呂不韋が私財を投じて勢力を宴を催し、その底知れぬ財力に驚愕するなど、素直な性格である。毐国の反乱軍が咸陽に攻め込みやすくするため兵の配置を操作するなど、呂不韋のために手段は厭わない。呂不韋が政に敗れたため、李斯も幽閉されたが、元武官の昌文君が助けを求め、再び登用された。昌文君に法について説く際に「法とは思い」だと述べた。

蔡沢

蔡沢

呂不韋が率いる呂氏四柱の一角。中華トップクラスの外交官。様々な有力者とのパイプを持ち、秦国以外の6か国で合従軍が立ち上がった際に、斎の国王と面会し、外交だけで離反させるほどに巧みな弁舌を使う。歴代秦王の中で最強の昭王の時代に宰相を務め、その後四代の王に仕えた。強い者に仕えるというポリシーをもつため、政が幼い頃には呂不韋に仕えていたが、呂不韋と政の会談を目の当たりにして政の王としての素質を認める。最後の仕事として斎王と政を引き合わせ、会談の末、斎国を中華統一の戦いから降ろすことに成功した。その後、斎王に見守られ死亡した。

呂不韋の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「李斯よ。確実(それ)のどこが面白い」

李斯に対して呂不韋が述べたセリフ

呂不韋が暗殺部隊を政に送るが信に撃退され失敗したことを受けて、李斯が「私に任せてくだされば確実でしたのに」と述べたことへの呂不韋の返答。圧倒的な力の差がある政との勢力争いを楽しむ余裕をもつ呂不韋だからこそ出るセリフである。

底のない資材

大王勢力の盛り返しに対して私財を投して有力者を味方につける呂不韋

大王勢力が勢いを増し、李斯ら呂不韋陣営が焦りを見せていたところ、呂不韋は私財を使って有力者をもてなし、勢力を盛り返した。宴会は李斯がお金の出所を疑うほどの規模で行われたが、呂不韋曰く、蔵を少し開けただけだという。

「奇貨居くべし」

太后と関係を持つ際の呂不韋の回想シーン

呂不韋が元恋人であり政の生母である太后と再び関係を持つ際に発したセリフである。太后と通ずることは皇宮勢力を呂不韋勢力に引き入れ大きなアドバンテージを得られるが、その反面太后と不義の罪を犯すというリスクの高い決断である。呂不韋は今までもこのようなリスクの高い決断に全てを賭けて成功してきた。その心得を表す言葉である。

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輪虎(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

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輪虎(りんこ)とは『キングダム』に登場する武将で、趙国三大天の一人である廉頗(れんぱ)の側近の一人である。廉頗の側近は輪虎の他に介子坊(かいしぼう)・姜燕(きょうえん)・玄峰(げんぽう)といった名だたる将軍の顔ぶれとなっており、それらは「廉頗四天王」と呼ばれている。趙国の大将軍であった廉頗は、輪虎をはじめとする「廉頗四天王」と共に魏国へと亡命し、魏国へと進行してきた主人公の信(しん)達の居る秦国軍と激戦を繰り広げた。輪虎はその戦の中での山陽の戦いで、信との一騎打ちに敗れている。

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キングダム 運命の炎(キングダム3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

キングダム 運命の炎(キングダム3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『キングダム 運命の炎』とは、原泰久の漫画『キングダム』を原作とする2023年公開の実写映画作品。同シリーズでは3作目にあたるため『キングダム3』とも呼ばれる。キャッチコピーは「大いなる夢を、新しい時代を、その手で掴め―」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮など主要人物の役者は全員が前々作から続投している。 趙の大軍に攻められた秦は、六大将軍の王騎を総大将にしてこれを迎撃する。将軍を志す剣士にして秦の若き王嬴政の友でもある信も従軍し、師である王騎から重要な作戦を託される。

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カイネ(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

カイネ(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

カイネは『キングダム』に登場する、趙国軍総司令・李牧(りぼく)の側近の女剣士である。騎馬術や剣術を得意とし、李牧の護衛も務めている。李牧には全幅の信頼を寄せ尊敬している。秦国との戦の時に、飛信隊軍師・河了貂(かりょうてん)が戦場を見学している際に、カイネと偶然出会い親しくなった。その後、河了貂とは敵同士として闘う事もあったが、以後も気にかけており、たびたび仲間に引き入れようと誘う。カイネと同じく李牧の配下である傳抵(ふてい)に将来の嫁と呼ばれている。

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蒙毅(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

蒙毅(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

蒙毅(もうき)は『キングダム』に登場する秦国の若き軍師である。祖父は秦国大将軍である蒙豪、父は中華最強を自負する秦国将軍の蒙武、兄は物語の主人公・信と共に切磋琢磨して己の実力で将軍となった蒙恬というエリート軍人一家の出身。突出した武の力を誇るもそれに任せた戦法を取ることが多い蒙武を、知略の面で支えたいと考えて軍師を目指し、秦国軍総司令・昌平君の軍師学校の門を叩く。信と生活を共にする少女・河了貂とは軍師学校の同期で、特別軍師認可を受けている彼女と軍略囲碁でまともに戦えるのは蒙毅だけである。

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王翦(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

王翦(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

王翦(おうせん)とは『キングダム』に登場するキャラクターで、秦の筆頭将軍「白老(はくろう)」蒙驁(もうごう)の副将である。常に兜をつけており素顔は謎に包まれている。非常に高い戦術眼を持ち、知略を用いて戦う。また非常に慎重な人物でもあり、勝てる戦以外はしない主義である。非常に優れた武将であるが「自分が王になる」という強い野心を持っており、その危険な思想を秦国から警戒されている。王翦(おうせん)は、キングダムの主人公信(しん)のライバルである王賁(おうほん)の父親である。

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