Ζガンダム(モビルスーツ)の徹底解説・考察まとめ

Ζガンダム(ゼータガンダム)とは、アニメ『機動戦士Ζガンダム』の主役機であり、ウェイブライダー(戦闘機)形態への変形機能を有する可変型モビルスーツである。
機動力を特色としたバランスの良い機体で、同世代では最強クラスの性能を誇る。ただし操縦性は悪く、パイロットにも高い資質が求められる。
また、バイオセンサーというニュータイプ(宇宙進出で感知力を増大した人種)の精神波に反応し、それを力に変えるシステムが搭載されており、パイロット次第ではスペック以上の性能を発揮する。

Ζガンダムの概要

Ζガンダム(ゼータガンダム)とは、アニメ『機動戦士Ζガンダム』の後半主役機であり、ガンダムタイプのモビルスーツとしては初めてウェイブライダー(戦闘機)形態への単独変形機能を有した、試作型のモビルスーツ(人型機動兵器)である。
ニュータイプパイロット、カミーユ・ビダンの愛機としてエゥーゴ・ティターンズ・アクシズ三つ巴の戦争「グリプス戦役」を駆け抜けた。
また『機動戦士Ζガンダム』の続編となる『機動戦士ガンダムΖΖ』でも、物語序盤は主役機、物語中盤以降で脇役機として登場。その際はジュドー・アーシタ、およびルー・ルカの愛機として活躍した。

型式番号MSZ-006。
反地球連邦組織エゥーゴのモビルスーツであり、地球連邦軍を掌握する特殊部隊ティターンズと、ジオン軍残党組織アクシズに対する切り札のひとつとして運用された。

非常に高性能な機体だが、その中でも特筆すべきは圧倒的な機動力である。
モビルスーツ形態による高運動性能に加え、ウェイブライダー形態による高速移動能力が合わさった事により、同時代に開発された他のモビルスーツを完全に凌駕しており、そのレベルは本機の後継機である「ΖΖガンダム」にも引けを取らず、部分的には上回るとされている。
また、ウェイブライダー形態による単機での大気圏突入能力も有している。

その反面、操縦性は悪い。
本機の操縦性の悪さは「ピーキー」という、モータースポーツでよく使われる単語でよく表されるが、例えるならばそれは、他のモビルスーツが市販車だとすれば、本機は競技専用車に相当するという事だ。
つまり、わずかな操縦ミスで、たちまちコントロール不能に陥るような神経質さを本機は持っているのである。

また生産性や整備性も度外視されている機体であり、そういう意味においても競技専用車のような性格を持っている。
このため、質実共にエースパイロット専用機となっており、数を揃えられる機体ではない。

それでも運用評価は高く、試作機にとどめておくには惜しいという事で量産化が試みられ、量産試作機や試験器が少数製造されたものの、それらは結局コストの壁に阻まれ正式採用には至らなかった。

また、本機にはバイオセンサーというニュータイプ(宇宙進出で感知力を増大した人種)の精神波に反応し、それを力に変える事ができるシステムが搭載されており、パイロット次第ではスペック以上の性能を発揮する事がある。
じっさいにカミーユ・ビダンをパイロットとした際、その使用するビーム兵器の出力増大が確認されている。

Ζガンダムの機体スペック

型式番号:MSZ-006
全高(頭頂高):19.8m
全長(ウェイブライダー時):24.32m
翼幅(ウェイブライダー時):18.61m
本体重量:28.7t
全備重量:62.3t
装甲:ガンダリウム合金
出力:2,020kW
推力:12,200kg×5(腰)
10,600kg×2(脚)
7,600kg×4(脚横)
総推力:112,600kg
センサー有効半径:14,000m

Ζガンダムの機体バリエーション

ウェイブライダー

正しくはバリエーションではなく、Ζガンダムが変形した姿。
戦闘機の外観をしている通り、航空機として機能する。
この形態のおかげでΖガンダムは高い移動能力を備える事に成功している。

機体底部は非常に熱に強い構造となっており、単機での大気圏突入を可能としている。
また、機体上部に他のモビルスーツを乗せて運用する事も可能。

可変モビルスーツ・Ζガンダムを、まさにΖガンダムたらしめている機能だが、複雑な機構ゆえに高コスト化第一の原因にもなってしまっている。

Ζプラス

小説『ガンダムセンチネル』に登場するモビルスーツ。
Ζガンダムを再設計し、変形機能の簡略化や仕向地の限定化などで、生産性および整備性を高めた機体である。
Ζプラス自体も非常に多くのバリエーションを持っており、Ζガンダムの量産という意味では、もっとも成功に近づけた機体である。

メタフィクション的には、小説が模型雑誌『モデルグラフィックス』に掲載されていた事もあり、プラモデルの作例という形でバリエーションが豊かである。

リ・ガズィ

前面(画像右)背面(画像左)

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場するモビルスーツ。
Ζガンダムの量産を目的に開発・設計された。
そのために、変形機能をバックウェポンシステムという、オプションパーツの脱着で再現するなど、コストの削減に努めた。
しかし、結局うまくいかずに(大してコスト削減ができずに、単なる劣化Ζガンダムのような代物になってしまった)試作機の一台が製造されるのみで終わっている。

公式(アニメ化されているガンダム作品)でアムロ・レイが乗った、唯一のΖ系モビルスーツである。

リゼル

『機動戦士ガンダムUC』に登場するモビルスーツ。
リ・ガズィを諦めずに発展させたような機体だが、リ・ガズィが「Ζガンダムを量産しようとしたが、コスト削減が達成できなかった」一種の失敗作であるのに対して、本機は少数だが量産に成功している。
その秘訣として、本機ロールアウト当時の主力モビルスーツ「ジェガン」とのパーツ共用を進めた事が挙げられる。

また、新OS採用によってソフトウェア側からピーキーな挙動が押さえ込まれ、エースパイロット以外でも扱えるようになったとされている。

Ζガンダムの兵装・特殊装備

固定兵装

60mmバルカン

画像中段。

頭部左右に1門ずつ、合計2門搭載される機関砲。
初代ガンダムことRX-78-2 ガンダムから、ほとんどのガンダムに装備されていく伝統の兵装。
60mmという大口径であるが、頭部という場所に搭載する関係上砲身が短くならざるを得ず、よって射程も短い。
このため直接的な攻撃よりも、接近戦での威嚇・牽制に多用される。

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