回復術士のやり直し(ラノベ・漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『回復術士のやり直し』は月夜涙による日本の青年向けライトノベル及び漫画、アニメである。ライトノベルのイラストはしおこんぶ、漫画のイラストは羽賀ソウケンが担当している。小説投稿サイト「小説家になろう」にて2016年より連載開始。小説のサブタイトルは「〜即死魔法とスキルコピーの超越ヒール〜」でコンセプトは楽しんで復讐する主人公である。「新作ラノベ総選挙2018」で1位を獲得。漫画は「ヤングエースUP」で連載。2021年にBPO(放送倫理・番組向上機構)にて青少年委員会の議題に取り上げられた。

キャロルが魔王軍に嘘の情報を流し、その間にケヤルガたちは魔王城に乗り込む。2周目の今回対峙した魔王の名はハクオウ。獅子の頭と人間の体を持つ強敵だ。ケヤルガの「改悪」も通用せず、苦戦する一行。だがハクオウの弱点が脇腹にあることに気づき、そこを攻撃して撃破する。
そこにやってきたのは【砲】の勇者ブレッドだ。ケヤルガは敵意を見せるブレッドの攻撃からフレイヤを庇い、魔王の心臓である「賢者の石」を奪われてしまう。

1周目の世界でジオラル王とフレアは、賢者の石でジオラル王自身が神になるという禁呪を行う予定だった。2周目の今回でも目的は同じだろうと判断し、ケヤルガはイヴを新たな魔王に据え、セツナたちとともにジオラル城へ向かう。
その道中、ラナリッタの街で瘴気に侵された黒い騎士と街の騎士が戦っている光景を目にする。街に降り立ったケヤルガたちは黒い騎士を撃退し、領主から歓迎を受けた。
翌日、ケヤルガたちはジオラル城の秘密の脱出路から侵入を試みた。しかしそこで待ち伏せを受け、黒い瘴気を纏った無数の騎士に襲われる。その中でも黒いのっぺらぼうの姿をした騎士の異常な強さに一行は苦戦し、クレハ、フレイア、セツナ、エレンの4人が倒されてしまう。ケヤルガは卵から返った神獣のグレンと力を合わせてどうにかのっぺらぼうの騎士を討伐した。

『回復術士のやり直し』の登場人物・キャラクター

ケヤルガ一行

ケヤル(ケヤルガ)

CV: 保住有哉
本作の主人公。アルバン村という小さいが長閑な村で育ち、【癒】の勇者になる。回復術士。他の勇者達に薬漬けにされたり暴力を受けており奴隷のような扱いをされる。 元々はとても気の優しい性格だったが勇者達から奴隷扱いをされているうちに人間の醜い面を多く見てしまった為性格が破綻してしまい冷酷な性格に変わってしまった。魔王を倒して手に入れた賢者の石を使い時を遡り自分のことを奴隷扱いした他の勇者やジオラル王国へ復讐するためにケヤルガと名前を変えて旅をする。その中で復讐相手のひとりであるフレアに復讐した際に記憶と性格を改竄してフレイアという新しい名前をつけて仲間に入れた。自分に危害を加えないものには復讐及び攻撃をしないという決まりを作りノルンに対しても攻撃を仕掛けてくるまで攻撃することはなかった。すべてを見通す眼、翡翠眼(ひすいがん)を星の精霊から受けとり敵味方共に能力や強さを測ることができる。自身のことをいい人と語っており正義感は強いが復讐のために行う言動は冷酷そのものである。仲間になった者や気に入った者に対し第三者が危害を加えることを嫌う。

ケアーラ

CV: 日笠陽子
ケヤルガがブレイズに復讐するために改変(ヒール)を使用して女装した姿。

フレア・アールグランデ・ジオラル(フレイア)

CV: 渋谷彩乃
【術】の勇者でジオラル王国第一王女。魔術の天才で神杖(しんじょう)ヴァナルガンドとを使いこなす桃色の髪をした美少女。表向きはお淑やかで国民から聖女様と崇められているが内面はすべてを見下しケヤルをストレスの捌け口に薬漬けにしたり暴力を振るうサディスト。ケヤルガに最初に復讐され性格や記憶、容姿を改変され従順で素直な、ケヤルガに恋をする美少女になりケヤルガの従者となった。魔術は優秀だが体術は不得手でセツナに教えてもらっている。ケヤルガに指示されフレアのふりをして群衆の前に立つこともありその際は記憶を失っているとは思えない堂々とした言動をする。

セツナ

CV:石上静香
ケヤルガが奴隷商から買い取った亜人種のひとつである氷狼族の少女。氷狼族の村が人間によって襲われたため人間に恨みを持っている。非常に高い戦闘能力を持ち、特に体術や氷の魔術に秀でた才能を持っている。戦闘時は氷で作られた鉤爪を使い敵を引き裂く。フレイアと違い記憶や性格を改竄されていなく本心からケヤルガに好意を持ち従者となった。天才的な戦闘センスを持つ一方、レベルの上限が低く今以上に強くなれないことを悩んでいたがケヤルガの持つ勇者の能力によりレベルの上限を上げることできた。

イヴ・リース

CV:高森奈津美
黒翼族で美しい黒髪と堕天使のような黒い翼を持つ少女。次期魔王候補の印を持ち、現魔王に命を狙われている。ケヤルガが時を遡る前に戦った魔王でもある。ひとりで現魔王により殺された仲間の敵討ちをしようと旅をしていたがケヤルガに出会い協力してもらうことになる。フレイアがかろうじて防ぐことができた攻撃を簡単に防ぐことができるほど魔術の能力が高い。神鳥カラドリウスの試練が終わり神鳥カラドリウスの力を授かった際に頭に2本の角が生え、銀髪に姿を変える。

クレハ・クライレット

CV: 相川奈都姫
ジオラル王国の騎士で【剣聖】のふたつ名を持つ。剣の名門・クライレット家現当主を務め、銀色の長い髪を持つ少女。魔物との戦いで一度片腕を失い剣士として生きることを諦めていたがケヤルによって回復し、感謝の気持ちからこの恩を返すとケヤルに約束していた。ケヤルガとの戦いに敗れた直後ケヤルガとフレイアからジオラル王国の裏の顔を聞き、腕を治してもらった際に約束していた恩を返すためケヤルガ達の味方になることを決める。その後ジオラル王国の現状などを事細かにケヤルガに報告しスパイのような役割を担っている。

ノルン・クラタリッサ・ジオラル (エレン)

CV: 津田美波
ジオラル王国第二王女でフレアの妹。フレア以上に残忍な性格の持ち主でケヤルが時を遡る前に「薬物耐性」のスキルを手に入れていることに気づいた唯一の人物。天才的な軍師の能力を持っており規格外の異常者。姉であるフレアも恐怖を抱いており逆らうことができなかった。ケヤルガの復讐対象ではなかったがブラニッカにてケヤルガの故郷、アルバン村の住民を皆殺しにしてケヤルガの復讐対象になり、記憶を改竄されケヤルガの腹違いの妹エレンとして行動を共にする。記憶は改竄されたが本質は変わっておらず時々残忍な性格が見え隠れすることがある。

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