ゾンビランドサガ リベンジ(ゾンサガ リベンジ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ゾンビランドサガ リベンジ』とは、MAPPAによるアニメ作品で、2018年に放送され好評を博した『ゾンビランドサガ』の続編。
アイドルを志すも、不慮の交通事故で死亡した高校生源さくら。しかし死んだはずの彼女は巽幸太郎という謎の青年によってゾンビとして復活、同様にゾンビ化した六人の少女たちと共にアイドルグループ「フランシュシュ」を結成することとなる。「過疎化に悩む佐賀県を救え」と巽に命じられたさくらは、個性豊かな仲間たちとアイドル活動を続けていくが、それぞれの生前の因縁がその道を阻んでいく。

その他

マスター

CV:大塚芳忠

「BAR New Jofuku」のマスター。巽とは旧知の仲であるようで、フランシュシュのメンバーがゾンビであることについても知っている模様。横文字に弱いのかわざとなのか、その名を口にする時は必ず間違える。

幕末から明治にかけて生きていた生前のゆうぎりに「恩がある」と発言している。“佐賀”そのものとなんらかの形でつながっているのか、明治時代に佐賀がその地名を失っていた時は、息も絶え絶えになっていた。この頃生前のゆうぎりと知り合い、当時はまだ高価なものだった薬を送られている。
本人曰く、「不老不死で、死者を蘇らせることが可能で、この地にかけられた呪いと何千年も戦い続けてきた」とのことで、実際にさくらたちをゾンビとして蘇らせた張本人。「令和の始まり、人々の記憶から完全に忘却されることで佐賀は滅亡する」という予言を巽に伝え、これを回避するために活動する巽に手を貸している。
BARの名前から徐福(秦の始皇帝に命じられ不老不死を求めた末、その術を見つけた日本に永住したという二千年以上昔の人物)との関連があるのではないかとファンの間では分析されている。スタッフロールなどでは“徐福”と紹介されており、作中では未だ明言されていないものの、伝説の徐福本人で間違いないと思われる。

警察官A(けいさつかんえー)

右の男が警察官Aである。

CV:吉野裕行

佐賀県の警察官。ゾンビ姿に驚いて発砲したり、ストリートライブを注意したり、フランシュシュにたびたび関わる。
銃撃される側となったさくら、愛、純子の三人は「ゾンビ姿のまま出歩くととんでもない目に遭う、巽の下でアイドル活動するしかない」との認識に至る一方、当の本人はその時こそパニックに陥っていたもののゾンビと出会ったことをそれほど気にしていないようである。

ゆうぎりがアルバイトを始めたBARに毎日訪れるようになり、彼女の御酌で酒を飲むのをここ最近での一番の楽しみにしている。

デスおじ

左がデスおじB、右がデスおじA。

CV:かぬか光明(デスおじA)、佐藤せつじ(デスおじB)

デスメタルをこよなく愛する二人組。顔見知りであるらしいが、友人なのか、会場でよく顔を合わせるだけなのかは不明。
前作の1話から登場し、最初はフランシュシュ(当時は「デス娘」)を軽く見ていたが、彼女たちのパフォーマンスを見て評価を一変。以後は熱心なファンとして彼女たちを追いかけ続けている。
前座として呼ばれた復活ライブにも駆けつけ、巽が起こした乱闘にも参加。共に意外なほどの実力者であることを示した。

ホワイト竜(ほわいとりゅう)

CV:白竜
「お前が探しているものは佐賀にある」を決めゼリフとする、佐賀出身の有名ロックシンガー。言動は常にロックで、若手のスタッフからは「何言ってるのかよく分からない」と率直に語られている。
長年ラジオのパーソナリティを務めており、サキにとっては生前からの憧れの人。テレビ番組の収録で共に過ごしたサキの気骨を認め、自身の番組を彼女たちフランシュシュに託し、アメリカへと旅立っていった。

佐賀出身の俳優である白竜がモデルとなっており、声優も同氏が務めている。

詩織(しおり)

CV:徳井青空
トップアイドルグループ・アイアンフリルに所属し、センターの座を受け継いだアイドル。アイアンフリルは愛が在籍していた頃からメンバーがかなり入れ替わっているらしく、かつては生前のさくら同様愛に憧れてアイドルを目指す少女だった。愛がライブ中の落雷によって死亡した後、彼女の分までがんばろう、トップアイドルの肩書きにふさわしいグループで在り続けようと懸命に努力を続け、ファンに対して最高のエンターテイメントを提供し続けている。
フランシュシュの活動に目を留め、その中でも“現代的なアイドル”として群を抜いた活躍を見せる愛に注目。佐賀アリーナでのこけら落とし公演で佐賀を訪れた際、愛の下まで足を運び、彼女をじきじきにスカウトしようとした。
今は3号と名乗る愛のことを、さすがに生前の彼女と同一人物だとは考えていないが、実際に対面した際は「本当によく似ている」と驚いている。

大空ライト(おおぞら らいと)

CV:高山みなみ/歌:阿部カノン
天才子役として名を馳せる少年。一見して礼儀正しいように見えるが、これは外向けの演技であり、内面は横暴かつ高慢。自分の好きなお菓子が楽屋に用意されていないと怒り出す。
天才と持て囃されようと、子役でいられるのは小学生の間だけだと考え、将来的にはブロードウェイで活躍することを目指している。そのための第一歩として全国区の一般参加形式のパフォーマー審査番組「ジャパニーズゴットパフォーマンス」を制覇しようとしており、「大したパフォーマーもいないだろうから、確実に全国大会への切符を手に入れられる」と佐賀の地方大会に参加した。
幼いながらも表現者としての誇りはしっかり持っており、地方大会では優勝するものの、決勝でリリィが見せた圧倒的なパフォーマンスに一人男子トイレに籠って「完全に負けた」と悔し涙を流していた。「この業界では勝った者が正義、ブロードウェイを目指すなら立ち止まってる暇なんかない」とリリィに諭され、「東京に来い、その時は共演してもいい」と自尊心を覗かせつつもその力量を認めて去っていった。
男子トイレにリリィが入ってきたことを「いいのか」と指摘していたことから、彼を女の子だと勘違いしていたようである。

大古場新太(おおこば しんた)

CV:奈良徹
佐賀県情報誌「サガジン」の記者。鹿島ガタリンピックの取材の中でフランシュシュの存在を知り、彼女たちの中に“若くして死亡した往年の人気芸能人”に酷似した者たちがいることに気付く。特に愛、純子、リリィについては生前の当人とうり二つであることから疑惑を強め、独自に調査を進める。
ある程度の情報を集めるも、実際にそれを記事にする前に「フランシュシュのメンバーの中に死亡したアイドルとよく似た子がいる」と世間で話題になってしまい、特ダネを得る機会を逸する。それでも諦めず取材を重ねていた折、たえの首が外れるところを目撃し、これを動画に収める。
さくら、サキ、たえについても「よく似た人物が過去に死亡している」ことを掴み、逆にまったく情報の出てこないゆうぎりの存在を訝しむ。「もし本当に生き返ったのなら、フランシュシュのメンバーはゾンビなのではないか」と同僚と冗談を交わしたことがあり、自分自身未だ半信半疑ながらも、彼女たちの正体に迫りつつある。

百崎喜一(ももさき きいち)

YAMAKUZIRA
YAMAKUZIRA
@YAMAKUZIRA

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