グリザイアの果実 -SIDE EPISODE-(ゲーム・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『グリザイアの果実-SIDE EPISODE-』とは株式会社フロントウィング設立10周年記念作品であるアダルトゲーム『グリザイアシリーズ』の番外編エピソードを収録したゲーム。アニメ『グリザイアの楽園』のBlu-ray&DVDの初回限定特典としてPC用に配布されたダウンロードコンテンツである。シナリオは「グリザイアの有閑」「グリザイアの残光」「グリザイアの旋律」の全3本。後にPlayStation Vitaにて一般発売された。PlayStation Vita版のみ主人公フルボイスになっている。

『グリザイアの果実 -SIDE EPISODE-』の概要

『グリザイアの果実 -SIDE EPISODE-』とは株式会社フロントウィング設立10周年記念作品であるアダルトゲーム『グリザイアシリーズ』の番外編にあたるエピソードを収録したゲームであり、アニメ『グリザイアの楽園』のBlu-ray&DVDの初回限定特典としてPC用に配布されたダウンロードコンテンツである。シナリオは「グリザイアの有閑」「グリザイアの残光」「グリザイアの旋律」の全3本で、15歳以上対象作品となっている。2017年7月には以上3本を1本のソフトにまとめてPlayStation Vitaにて一般発売された。更に2019年11月にはNintendo Switchソフト『グリザイアの果実・迷宮・楽園フルパッケージ』にも収録された。

「グリザイアの有閑」では『グリザイアの果実』の時間軸でのショートストーリーになっており、雄二不在の学園内でみちるを中心としたドタバタ劇を繰り広げる内容となっている。「グリザイアの残光」は雄二が麻子に引き取られた頃の話になっており、『グリザイアの迷宮』に収録されていた雄二の過去編「カプリスの繭」では語られなかった雄二と麻子の物語となっている。「グリザイアの旋律」は雄二が麻子から9029を引き継ぎ、様々な任務をこなしていた時代の話が描かれている。

ゲームジャンルはビジュアルノベルとなっており、ほかの『グリザイアシリーズ』とは違いヒロインとの恋愛要素は薄く、あくまでも番外編である。特に「グリザイアの残光」「グリザイアの旋律」は本編の補完的内容となっている。

キャラクターデザインは渡辺明夫、フミオ両名とSDキャラクターをななかまいが務める。
シナリオ担当は藤崎竜太、桑島由一が務める。

『グリザイアの果実 -SIDE EPISODE-』のあらすじ・ストーリー

「グリザイアの有閑」

ある日、美浜学園の生徒であるみちるが、学園内を股間をぽりぽりと掻きながら歩いていると、その姿を見たクラスメイトの幸(さち)がみちるの性病を疑い声をかけてきた。性病ではないと否定するみちるに幸は女性は自覚症状が出にくいとして抗生物質と言って薬を渡してきた。すると、同じくクラスメイトの蒔菜(まきな)が遠くからみちるめがけてタックルをしてきて、みちるは痛みに震えた。蒔菜曰く、薬の譲渡は薬事法違反であることと、みちるの金髪を見たら思わず強めにタックルしてしまったという。しかし、幸が薬は薬に見せかけたいもねりであり、薬事法違反にはあたらないものであると説明をすると、蒔菜は違法ではないのなら大丈夫だなと納得した。(いもねりとは米くずにさつまいもを加えて増やした餅のこと)

蒔菜はみちるに最近は活動家としてなにを活動しているのかと問う。みちるは日々様々なことにチャレンジしているが、最近は何をしていたかすべてメモしている幸に聞く。すると最近は宇宙人が攻めてきてもいいように、夜はギリギリまで寝ない活動など、蒔菜曰く病人の日記のような内容になっていた。みちるは何をするか考えた末、部活動をすることに決める。面倒そうだと踏んだ蒔菜が逃げようとすると、みちるは副部長として蒔菜を指名して引き留める。そして、幸は書記長に任命された。

場所を教室に移動して、斬新な部活を考えることとなった。しかし、なかなか案は出ず、飽きた蒔菜は眠ってしまった。幸も早々に切り上げようとするが、みちるはそれを許さなかった。そのため幸は新しい物を最初から作るのではなく、既存の物を組み合わせようと提案する。みちるはロッカー剣道という剣道とロッカーを組み合わせて、ロッカー内で剣道をしようと言う。狭いから無理だと言う幸と共にロッカーに入るみちる。入ったはいいが想像以上に狭く、2人は顔に吐息がかかるほどの距離でくっついていた。

みちるの油断を誘っている幸

そのような状態に幸は性的興奮を覚えてきたとみちるに言う。幸は思春期の女子特有のジェンダーの揺らぎを語り、戸惑うみちるの油断を誘ったところで箒で面を決めた。ロッカーからの大きな音とみちるが倒れて出てきたことで起きた蒔菜が状況を尋ねる。経緯を聞いた蒔菜はロッカー剣道を武士道精神に則った日本にぴったりのスポーツであると称賛した。

みちるは箒で殴られた頭の痛みに呻きつつ、3人だけで考えていても埒があかないとして、新しい風と称してクラスメイトである由美子にアイディアを貰うことにする。由美子の部屋へ行くと、由美子からジョースト部はどうかと提案される。ジョーストとは鎧と兜を装着した騎士が、すれ違いざまに槍で攻撃するというものであると幸から説明を受けたみちるは、ジョースト部設立に向けて動くことにした。
しかし、ジョーストに必要な馬と鎧兜を準備することができず、馬の代わりに自転車を、鎧の代わりに中華鍋を、槍の代わりに先端に布を巻き付けた塩ビパイプを使うことになった。ジョーストを開始したみちると蒔菜だったが、みちるが全速力で自転車で走ってきたところ、蒔菜が野良犬に気取られ自転車を降りてしまった。咄嗟のことでブレーキの存在を忘れてしまったみちるは置き去りにされた蒔菜の自転車に衝突した。幸は野良犬と楽しそうに戯れる蒔菜を見て、争いは愚かな行為であるとして、みちるに今回の活動を止めるように言いくるめる。

その後、幸に言いくるめられたためにやり場のない感情を消化するために、みちるはクラスメイトの天音(あまね)を食事に誘った。場所はもんじゃ焼きが楽しめる古い駄菓子屋の小上がり座敷。食事をしているなかで、天音はみちるに蒔菜とはうまくやっているのか聞く。美浜学園に在校している生徒は問題を抱えた難しい人間ばかりであるため、天音は心配になったのだ。しかし、みちるはそれに対して楽しくやっているから心配ないだろうと答える。暫しの沈黙の後、気恥ずかしさを感じたみちるは、照れ隠しにもんじゃ焼きを食べたあと鉄板まで舐めて火傷をしたところに、蒔菜と幸がやってきた。4人で楽しくもんじゃ焼きを楽しんで帰ろうとしたとき、4人同時に由美子へ土産を買っていこうと言い出した。みんな考えることは一緒かと天音が笑い、雄二にも買って帰ろうと言う。
みちるは今日の活動内容もメモしておくようにと幸に言う。幸は「いつもどおりの楽しい日常」という活動をしたとメモに書いた。

「グリザイアの残光」

ある雨の日、市ヶ谷(防衛省のこと)に所属している上田は表向きではタクシードライバーをしており、市ヶ谷からの命令があれば工作員を任地へ送る仕事をしていた。今回は暗殺の仕事を受けた雄二を乗せて暗殺対象のいる任地へ向かっていた。上田はルームミラーから後部座席に視線を送り、ピクリとも動かない雄二の姿を見る。伝説の工作員9029号という名称は市ヶ谷にいるものなら誰でも知っているものであり、上田も例に漏れず知っていたが、後ろにいる雄二が本物なのかどうか懐疑的であった。しかし、仮に偽物であっても自身には関係ないことだと思い、早く帰りたいと思うようになった。

無線から現場にて先に任務にあたっている工作員が発砲を許可されたが、対象人物に計算外の死角に入られたことで発砲不可になったと知らされる。そのため作戦変更が出て、雄二が狙撃に入ることとなった。雄二は上田に10分待っても自身が帰ってこなかった場合は撤収してもいいと言い、タクシーのトランクに乗せていた荷物を持って現場へ向かった。雨の中、ボロボロの革ジャンに身を包み、中に着たパーカーのフードをかぶってライフルケースを持っている雄二の姿は、まるでバンドマンのようだと上田は思った。凶悪だと噂に聞いていた9029のイメージとはあまりに違い、ともすれば期待外れだとすら思っていた。
雄二が出て行って5分経った頃、雄二が戻ってきた。上田は忘れものでもしたのか思ったが、雄二が仕事は終わったと言うので驚いた。仕事を終えてきたと思えないほど、雄二は落ち着いており、眠そうなその姿に上田は雄二は本物だと確信した。
上田は雄二の言った目的地に着くと、雄二に自身の名刺を渡して機会があれば指名してくれと言った。雄二は生きていたらと答えた。

帰りの電車に揺られながら、雄二は両親が死んでしまった日を思い出して電車はやはり好きになれないと思っていた。雄二が幼かった頃、父に暴行されていた母を父を酒瓶で殴ることで助けた。雄二は母に共に逃げようと提案するが、母に促され1人で駅へ向かい母を待つこととなった。しかし、不安に駆られ母の元へ戻ると母は父と無理心中をしていた。もしこの時、母の元へ帰らず、電車に乗っていたならば今よりまともな人生が送れていたのだろうかと思ってしまうのだった。しかし、過去をいくら悔やんでも過去が変わることはないと自身に言い聞かせる。
思考を切り替えようと、眠る寸前まで意識を落とす。すると、自身が銃を構えて引き金を引く姿を遠くから見ている感覚に陥り、この感覚を引きずると死にたくなることを知っていた雄二は師匠である麻子のことを思い浮かべた。そうすることで、乖離していく意識を戻すことが出来るからだった。

山梨の山中にある山小屋に帰ると麻子が待っていた。雄二は麻子に体の震えを指摘されるが、雨に降られたせいだと言い、シャワーに向かうことにする。その際に、麻子から転ぶなよと言われる。しかし、シャワーを浴びている最中に極度の緊張から解放された影響で力が抜けて転倒してしまった。麻子は落ち着かない雄二を甘やかすように抱きしめる。そして、雄二の不安を見透かすように、たとえ人殺しであろうと生きていていいと言い、自責の念を持つ雄二を落ち着かせた。麻子の言葉を聞いた雄二は麻子のために生きようと決意した。
夜になり、麻子の上司であり親友のJBが山小屋にやってきた。JBは「私は怒ってます」という雰囲気を隠すこともせず、雄二に麻子の居場所を尋ねる。麻子が風呂にいると聞いたJBは麻子の元へ向かい、ライセンス未取得の雄二を麻子の代わりに現場に出したことを咎めた。そして、麻子が現場に出ないのは体調が悪いせいなのかと聞くと、麻子は時折右目が完璧に見えなくなると言う。心配をするJBに対して麻子は、雄二には絶対に言うなと釘を刺した。

ある日、雄二が麻子に代わり報告書を書いていると麻子は暇だから構えと雄二に絡んできた。雄二は報告書を書くのに忙しいと言うと、麻子は床に寝転がり雄二の気を引こうとする。最終的に雄二は仕事と麻子どっちが大事なのかと麻子に問われ、即答で麻子を選んで仕事を放棄した。麻子に膝枕をしながら麻子から過去の話を聞く。実の両親を知らず、生まれてすぐに教会に捨てられていたこと、養親に引き取られるも事故で弟が死に、家庭崩壊を起こし、施設に送られたこと、そしてその施設でJBと出会ったことを語った。

ある日、雄二は仕事で使っていた銃の整備を頼んでいた森島ラケットという工場に赴いた。森島ラケットは屋号の通りテニスラケットを作っている工場であるが、業務拡張の際に競技ライフルの整備を始めたことで、市ヶ谷から銃の整備をする場所として指定されていた。雄二の銃の整備をしたのは森島ラケットの社長である山本であった。山本は整備のために渡された銃の状態を見て雄二がどんな仕事をしてきたのか察していた。山本は雄二に麻子は元気でやっているのかと聞いた。山本は麻子の師匠であり、初代9029だったのだ。しかし、雄二は麻子から麻子の師匠は死んでいると聞いていたと言うと、山本は「狙撃兵としては死んでいる」と答えた。山本は現役時代に仕事中に指を失っており、その指を銃で吹き飛ばしたのが同じ仕事をしていた麻子であった。山本は指を失った後も鉄砲鍛冶をしながら麻子の面倒を見ていた。雄二はさらに山本から麻子の話を聞こうとしたが、これ以上話すことはないと雄二を追い出すように帰した。

雄二は日本で正式に仕事をするためにアメリカに渡り、海兵隊学校を出て日本での活動資格を取った。そして、バンクーバー国際空港テロ事件の解決に携わった2か月後に、雄二の海兵隊所属時代の親友であるダニエルが死んだと、同じく海兵隊時代の仲間であるエドワードから連絡を受けた。麻子にそれを言うと葬儀に参加してこいと促され、仕事をキャンセルして葬儀へ向かった。ダニエルの葬儀は地元の予備校の協力により海兵隊式の葬儀が執り行われた。雄二は葬儀にてダニエルの遺品を遺族に渡す役目を担った。そして、家族に遺品を渡すと、遺品の1つであった認識票は雄二に持っていて欲しいとダニエルの母に言われる。葬儀のあと、雄二はダニエルの母から親友であった雄二に所持していて欲しいと言われ、ダニエルの所持していた車を受け取った。
雄二は受け取ったダニエルの車を見ると、葬儀の最中では悲しいという感情が沸かなかったが、改めてダニエルがもういないと認識した雄二はようやく寂しいと思うようになった。そして、唯一の親友を亡くしたことを自覚した雄二は誰にはばかることもなく大泣きした。雄二はこの日初めて人のために泣くということを覚えた。

仕事のために山へ入る麻子と雄二

ある時、雄二は麻子にハイキングに行くぞと言われ連れ出された。ハイキングとは隠語であり、麻子の狙撃の仕事であった。麻子曰く、今回の対象人物であるリカルドは厄介な人物であるという。アメリカにて活動していた麻子と同業者の男であった。しかし、リカルドはイタチのような人間でありずる賢く狡猾で、アメリカでも庇いきれないほど堂々とした殺しの仕事をおこなっていたために、アメリカの秘匿組織に従属する人間にふさわしくないとして暗殺命令が出たのだ。リカルド本人は捜査の網を掻い潜っているために捕まえることはできないが、リカルドの逃亡を支援している組織は身軽に逃げられるものではないことから、麻子はそこを狙うことにした。
そして、着いたのはのどかな田園風景が広がる場所で、そこに建っている観光地のリゾートレストランがリカルドに支援している組織のいる場所であった。リカルドはこの店に逃走資金と情報を求めてやってくるので、そこを狙うと麻子は言った。そして、雄二に釣りに来た人間を装って店に入り、トイレと裏口の確認をするように頼んだ。更に麻子はホイールナットレンチを渡してトイレの1番奥の便器を割ってこいと命令した。雄二はしぶしぶ受け入れ、店へと入った。雄二が釣りに来た少年を演じて、麻子の指示通りトイレへ向かう。便器を損壊すれば音で気づかれるため、代わりに便器の排水管に丸めたティッシュを詰め込み圧縮することで使いものにならないようにする。店内を観察すれば、リカルドが座るであろう席は狙撃のできない場所であり、雄二はイタチの逃げ込んだ巣穴のようだと思った。用事の終わった雄二は麻子の元へ戻った。

それから、数日麻子は山の中を歩き回り狙撃のポイントを探していた。そして、リカルドが店に来る日になった。麻子は狙撃ポイントを決めあぐねてうんうん唸っていたが、決めたと言い行動に移すこととなった。リカルドは狙撃を恐れて店入り口に警戒が向くであろうととして、店の後方からの狙撃を行うことにする。雄二が店の裏側に窓はないと指摘したが、麻子はろくな説明もせずに、雄二にもう1度店に行ってきて壊した便器がまだ壊れているか確認をして来いと指示した。雄二は麻子がリカルドが用を足しに来た隙に狙撃するのだと察したが、射線上には木があり、それを避けて撃つとなると射界が極めて狭くなる。更にそれ以外にも店の裏側は山になっており、木々が邪魔で射線を確保できない。そのため、上から見下ろすように狙撃せねばならず、麻子がポジションとして選んだのは高所にあるラブホテルであった。
射界は15センチほどで、当たればラッキーというレベルの物であったが麻子はやると言ってポジションへ向かった。

雄二は麻子の指示通りに店へ向かいトイレを利用すると、以前に雄二が壊した便器は故障中という張り紙が貼ってあった。確認したところで麻子から便器の調子を聞くメールが届いた。それに返信してトイレから客席に戻り、注文した料理を待っていると、標的のリカルドが入店してきた。その旨を麻子にメールする。雄二が会計のために立っていたところ、リカルドがトイレに向かった。雄二はイタチが罠にかかったと歓喜して店を出て、麻子にメールをした。麻子から成功か失敗かの連絡を待っていたところ、JBから電話がきてリカルドが死んだことを告げられた。麻子の電話がつながらなかったため雄二に電話してきたのだ。雄二は麻子がやってのけたことに驚いていると、JBは麻子ならできて当然といった態度を取った。JBとの電話が終わった後麻子が帰ってきて、「撤収してラーメン食うぞ」と言った。
仕事のあとでも普段と変わらな食欲の麻子に、ラーメンを食べながら雄二は仕事のあとは落ち込んでしまう自分との違いを考えていた。麻子に直接聞いてみると、麻子は悩めば悩むほど引き金が重くなるから、悩まないようにしていると言った。そして続けて、今日の仕事の時はラーメンのことを考えていたと言った。「詰まって悩んできたら、他のことを考えるようにするんだ」と言う麻子に、雄二は素直に関心した。麻子はそんな雄二に、いずれは自身を超えるさと言った。しかし、雄二が麻子といつまでも一緒にいたいという思いから「麻子の背中をずっと追っていたい」と零すと麻子は「甘えるな」と言った。

雄二はこのような仕事をしているからにはいつ死んでもおかしくはなく、麻子を守るためには麻子を超えて自身が頑張ればいいと思った。そして、麻子から「お前がいてくれてよかった」と言われるような男になろうと決めた。

「グリザイアの旋律」

市ヶ谷にて麻子のナンバーである9029を継いで、正式に仕事を開始した雄二。仕事を重ねて経験を積んでくると、おのずと仕事の内容を選ぶことができなくなっていった。そんな時に上司であるJBから「ベビーシッター」の仕事を任された。「ベビーシッター」のために雄二はアメリカに渡った。アメリカに着いた雄二は待ち合わせ場所に指定された公園に来た。
公園には人がまばらにいて、雄二は鳩に餌をやるホームレスの近くのベンチに腰を下ろした。そして、「仕事の話をしよう」と言った。ホームレスの男は雄二の言葉に反応し、「なんのことだ」と聞いてきた。更に雄二が「合言葉が必要なのか」と言うと、ホームレスの男は考えた後、「なぜ俺だとわかったのだ」と言った。そこまできて、雄二はホームレスに気づいて、左耳に装着していたヘッドセットと携帯を見せつけて電話を再開した。ホームレスは自身のドジに顔を真っ赤にして怒り始めた。
そんなやり取りをしていると、スーツを着た男がやってきてホームレスの男を指して「ウチの社員」と呼び、「いじめるな」と言った。ホームレスの男もスーツの男もCRIFの人間であり、雄二が今回仕事を共にする組織であった。

スーツの男たちに連れられて来た場所は、アメリカにいる間雄二の上官となるイザベラ少佐のオフィスであった。イザベラは雄二を快く歓迎して、部下の失礼を詫びた。そして、今回の「ベビーシッター」の内容を話される。イザベラは男の写真を取り出した。男はラモン・ノボアといい、元軍人でありコロンビアの大麻密輸組織のボスであるという。武器と麻薬の密輸のためにハーグ国際戦犯法廷に呼び出されている。先月、ラモンの組織の幹部が逮捕されたことで芋づる式に確保された組織の会計士に司法取引を持ちかけると、家族の安全の保証の条件で話が付いた。そして、雄二は会計士であるティモシー・ガーランドの娘の面倒を見るという体で護衛につく予定であった。
しかし、雄二が来る前に、ティモシーの妻と娘のいる自宅を警護していたイザベラが派遣した7人のエージェントのうち3人が殺害されてしまった。コロンビア現地ではラモンの組織の影響力は強く、白昼の射殺であったにも関わらず、警察によってもみ消されてしまう。そのため、現地では護衛しきれないと踏んだイザベラによってアメリカにガーランド一家は移送された。
両親はイザベラの部下が、娘は雄二が護衛することとなった。
なぜ娘の身柄を拘束しないのか雄二が問うと、娘マリオンは9歳と幼いために自身の命が狙われている意識に乏しく、無理に押さえつけるとストレスから体調を崩してしまうからだと言う。イザベラは仮に雄二が失敗しても罰はなく、むしろアメリカに迎えてやると言われた。その待遇の良さに裏を感じた雄二が、さらに詳しく聞くと、もし雄二がマリオンを護衛しきれないと判断したならマリオンを殺せとイザベラは命じた。外部の組織に属している人間にやらせることで、失敗したとしても自分たちの組織の看板に傷がつかないという理由で呼ばれたのだと雄二は納得した。つまり、敵の手にマリオンが渡る前にマリオンを殺せば、イザベラたちのほうの弱点が1個減るというわけなのだ。

正直ヒドイ仕事だと思いながらも雄二は仕事を引き受けた。そして、イザベラから防弾スーツと拳銃、人参に偽装されたナイフ、ライフルを支給された。イザベラからマリオンは気難しいお嬢様だから軽口と皮肉を控えろと釘を刺されながら、雄二はマリオンの元へ向かった。マリオンの宿泊しているホテルに着き、部屋をノックしたが返事がないことに雄二が不審に思っていると、部屋の中からマリオンの悲鳴が響いた。雄二はホルスターから銃を抜き、部屋へ突入する。部屋にいたマリオンが驚き雄二を見てくるが、雄二はマリオンの身を確保することで自身の身体を弾避けにする。身体を触られていることに騒ぐマリオンの口を塞ぎ、ソファーの陰に隠して、敵を探すが見当たらない。代わりに浴室の鏡にヒビが入っており、さらにシャワーヘッドが床に転がっていた。
この状況から、小さなマリオンが高い位置に設置されていたシャワーヘッドを取ろうとして、勢い余ってシャワーヘッドを弾いてしまい鏡にヒビを入れてしまったのだろうと雄二は考えた。脅威が室内にいないことを確認した雄二はホルスターに銃をしまった。改めてマリオンに向き直ると、マリオンから「誰なの」と問われた。それに対して、雄二は「ベビーシッター」であると答えた。必要ないから帰れというマリオンの姿に、聞きしに勝る気難しさを雄二は感じた。
マリオンと話していると年の割には鋭く、マリオンを守ることが出来なかった場合はマリオンを殺せと命令されていることを見抜いた。マリオンはそれを受け入れ、護衛に失敗した場合は雄二に自身を殺せと命令した。さらに、ただで死ぬ気はないから、もしマリオンを殺したなら必ず復讐をしろと言った。聞き終えて雄二が承諾すると、マリオンは買い物に行くからついてこいと言った。

マリオンは値段を見ず、欲しいと思ったものを際限なく買うので両手では抱えきれない量の買い物をしては店にホテルへ運ぶように手配していた。そんな行為を何店舗と繰り返していき、さらに最後には買ったブーツに履き替えると言った。そして、靴紐がほどけたから結べと雄二に命じた。この時点で礼の1つでもあれば、雄二も苛立つことはなかったが、他人にやらせて当然のマリオンが日本人は気が利かないとあきれた様子を見せたことで、腹を立てた雄二は地味な仕返しとして靴紐を軍人結びできつく締めあげた。
流石の雄二も音を上げて、JBに泣きつきの電話をした。しかし、JBは「麻子の言っていた忍耐・努力・工夫の3つで乗り切れる」と言う。「子供の扱いは無理だ」とさらに泣き言を漏らす雄二に、「雄二を引き取った頃の麻子も同様のことを言っていた」とJBは言い、麻子からされてうれしかったことをしてあげてはどうかとアドバイスをする。そして、雄二はマリオンを子供ではなく、小さなレディとして扱えばいいのだと思い至り、JBに礼を言った。

買い物は終わったとして、マリオンは次の行き先を雄二に任せると言った。それに対して雄二は動物園を提案した。「子ども扱いするな」と言うマリオンに対して、雄二自身が行きたいのだと言う。動物園に着くと、マリオンはさっさと済ませようとするが雄二は言葉巧みにそれを阻止する。そうしているうちに、マリオンはトイレに行くと言って雄二の側を離れた。
雄二はマリオンが離れたことで、敵側は強襲の絶好のタイミングであろうと踏み、護衛を先に倒そうとやってくるだろうと考えた。マリオンはトイレで身だしなみを整えながら、雄二のことを考えていた。雄二のことを犬の様だと思い、飼い主がきちんとリードを引いてあげなければ何もできないのだと評価していた。しかし、躾ければどんな男でもそれなりにはなると思っていた。一方雄二はそんなマリオンの評価など露知らず、ノコノコやってきた敵の排除に勤しんでいた。
マリオンがトイレから戻ると雄二の姿が見えず、マリオンが呼ぶと雄二が鼻血を垂らしながら息を切らせてやってきた。気持ち悪いと言いながらもマリオンは雄二にハンカチを差し出した。そして、次はどこへ行くのとマリオンが問うと、次は映画にしようと雄二は提案した。

雄二は大人に憧れる子供の前では、大人が子供を演じてやれば、自分の方が大人であると勘違いして勝手に機嫌がよくなることを知っていたため、マリオンに対してそのような態度を取った。映画を終えた2人は食事に行くことにした。それなりに評判のいいレストランを選び、マリオンには店に合うように服を着替えさせた。雄二はマリオンを席に残し、トイレへ行くと言って席を立った。
残されたマリオンは狙われている身の自身を放置するなんて、よく護衛だなどと言えるなと独り言を漏らした。しかし、政府がマリオンの身を守る気がないのだと知っているため、上から言われて派遣されてきただけの雄二を責める気はなかった。そして、いやに騒がしい店だなと思いながら雄二を待った。雄二の言葉の端々に女がいることに気づいたマリオンが指摘すると、自身は首輪付きであり話に出てくる女は飼い主であると雄二は答えた。
雄二はマリオンに犬を飼ったことがあるかと聞くと、マリオンは自身のことを話し始めた。飼っていた犬が毒殺されたこと、母親がマフィアの元愛人であること、今の父親が本当の父親ではないことを語った。さらに今は命を狙われているところまで来ていることに、人生は面倒なものだなと雄二が言うと、マリオンは同情しないのかと聞く。雄二はそれは自身の仕事に含まれていないことと、自身のような男に同情されれば惨めになるとマリオンに言った。

2人で会話を続けているうちに、恋愛観の話になっていった。マリオンは恋人は自身に都合のいい異性であり、なぜ結婚をするのかわからないと言った。雄二はそれに対して、相手と幸せになりたいのが恋愛で、相手と不幸になってもいいと思えるのが結婚であると答えたが、マリオンはイマイチ理解が出来ずにいた。雄二はピンと来ていないマリオンに続けて雄二と幸せになりたいか、もしくは不幸になりたいかと聞いた。マリオンは日本文化のツンデレと称して雄二を殴った。
トイレに立ったマリオンは個室に雄二が倒した殺し屋が入っていたことに驚き、席に戻ってくるとさらに殺し屋がやってきて店内で銃撃戦が始まった。雄二は逃げるためにマリオンを抱きかかえて自身の銃を持たせ、威嚇射撃を行うように指示する。2、3発発砲すると敵は諦めた。そのままマリオンと共にタクシーに乗り、ホテルに戻ることにした。

レストランでの銃撃戦のあとはマリオンは慎重に行動するようになった。不用意な外出を控え、ホテル内で生活をするようになったことで、雄二は護衛がしやすくなったものの、子供に不自由を強いているという考えだけは払いきれずにいた。雄二は数日マリオンと共に過ごすうちにマリオンのことを理解してきていた。マリオンの我儘は複雑な家庭環境からくる愛情の裏返しであり、小生意気な態度は早く大人にならなければという無理をしている背伸びであった。雄二はそんなマリオンを見て、他者から優しくされるには、まず自身が他者に優しくならなければならない、愛も同様であることにいつ気付くのだろうかと心配する。そして、自身が麻子やJBにしてもらったように教えることはできるだろうかと考えていた。

数日共にしたおかげでマリオンは雄二に心を開いてきており、雄二におやつのババロアをあーんしてもらうほど心を許していた。そんな時、雄二の携帯にイザベラから電話が入った。イザベラは報告書を口頭で聞こうと言い、雄二はホテル付近をうろついている車について報告すると。マリオンを狙っているラモンの組織の連中あろうとイザベラは言う。そして、イザベラの方は雄二が捕まえた敵の尋問が遅々として進んでいないが、あと2日間雄二がマリオンを守り通せばことが片付くと言う。

マリオンは雄二の電話が終わるの待っていたが、雄二があと2日で終わると言ったのが聞こえ、さらに仕事だからという言葉が聞こえたことで、雄二と過ごす時間を楽しみ浮かれていたことがバカみたいだと思えていた。「子供相手の仕事はちょろいと考えているのだろうが、あまり馬鹿にするな」と言い捨てて、マリオンは部屋を出て行ってしまう。
雄二はイザベラからあまりマリオンと親しくし過ぎるなと釘を刺されて電話は切れた。仮に雄二がマリオンを殺すことになれば、親しいゆえに引き金は重くなってしまう。それを回避するためだ。雄二は待たせていたマリオンに声をかけるが、マリオンの反応がないことに気づく。先ほどドアが開閉する音は聞いていたが、トイレに行ったのだろうと思っていたが、部屋中を探してもいないため、マリオンの携帯に電話を掛ける。留守番電話になってしまうため、位置情報サービス利用してマリオンを追いかけることにする。しかし、マリオンは尾行を警戒しているのか、不規則な動きを繰り返していて追いつくことが出来ない。雄二は素直にイザベラにマリオンがいなくなったことを伝えた。

雄二が叱責を覚悟してイザベラの元へ行くと、イザベラは予測していたかのように余裕の態度であった。マリオンの携帯はタクシーの後部座席に残されており、マリオン本人の行方は分からない状態であった。雄二が余裕の態度を取るイザベラに、こうなることは予測済みだったのか問うと、イザベラの指示ではなくイザベラの部下であるアンソニーがマリオンを誘拐した犯人だと言う。アンソニーはイザベラの部下ではあるが、イザベラの上司にあたるCRIF副長官の推薦で派遣された男であった。今回のマリオン護衛の作戦がマリオンを殺す方向で決まったが故にアンソニーはイザベラより上の上司に従い行動を起こしたのだ。
雄二が今後についてイザベラに聞くと、イザベラは作戦終了を告げた。雄二自身は失敗してもいいが、9029に失敗は許されない。このままおめおめと帰ってしまえば、麻子から責められるのは必須である。そのことをイザベラに伝えるが、イザベラは作戦は確定してしまっているし、進行中であるから無理であると言う。しかし、雄二はさらわれたのならば取り返すだけと言い、引かぬ姿勢を見せる。すると、イザベラは雄二を面白いやつだと評価して、責任はイザベラが取るとして雄二にマリオンの元へ行くことを許可した。雄二はマリオンの居場所を突き止めるために、以前レストランで捕まえた男を尋問して取り引き場所を吐かせることに成功した。

一方マリオンはラモンと共に取り引き場所にいた。そして、取り引き場所にアンソニーがティモシーを連れて現れた。アンソニーはティモシーを引き渡すことでラモンからアメリカへ戦争を仕掛けることを止めることを約束していた。そして、ラモンはマリオンを返す代わりに、組織の帳簿を寄越せとティモシーに言う。しかし、ティモシーは帳簿は持ってきておらず、マリオンの無事を確認出来たら帳簿の隠し場所を教えると言う。ラモンはティモシーから帳簿の隠し場所を聞き、部下を手配する。無事に部下が帳簿を持って帰ってくるまではマリオンは返さないといい、待っているとラモンに電話がかかってくる。電話の内容はラモンに関りのある場所が片っ端から襲撃を受けているというものであった。
ラモンはアンソニーを疑うが、アンソニーは関知していないと否定する。アンソニーが作戦の変更確認、および自身の組織が関与しているのか確認するがどちらもないと返事が返ってきた。話を聞いていたマリオンは雄二がやっていることだと当てる。事がスムーズに進まないことと、自身の命の危機を察知したラモンが苛立ち、マリオンとティモシーに当たり散らしていると部下から帳簿を手に入れたと報告が入る。
取引成立であるとしてティモシーはマリオンの手を引き帰ろうとするが、ティモシーはラモンに撃たれ倒れてしまう。マリオンが約束が違うと非難するが、ラモンは悪びれもせずティモシーを殺そうと銃口を向ける。マリオンは庇うようにティモシーの側を離れない。ラモンは本当の父親でもないティモシーを守るマリオンを笑う。そして、アンソニーにマリオンとティモシーを殺すように言ってラモンはその場を離れた。アンソニーに銃口を向けられて死を覚悟したうえで、アンソニーに自身を殺せば自身の飼い犬である雄二がアンソニーを殺す、そういう約束をしたとマリオンは告げる。アンソニーが引き金を引こうとしたとき、銃を持っていた手を吹き飛ばされてしまう。突然の狙撃に周りは騒然となり、離れていたラモンも慌てる。部下が全員やられてしまったことに焦り、周りに配置していた部隊に連絡を取る。しかし、無線に出たのは雄二で、次はお前の番だと告げて切れた。9029が来るということに絶望感を味わいながらもラモンは逃げることを選択し、マリオンたちを置いて逃げっていった。

マリオンが目の前の光景に呆然としていると、人を撃ったことで吐き気を催している雄二がバギーに乗って現れた。マリオンは雄二が現れたことに驚き、マリオンがいなくなった時点で雄二の仕事は終わったはずなのにどうして来たのか聞くと、マリオンの護衛は雄二の仕事であり、それから先の仕事は9029のものであったからと言う。雄二は撃たれて倒れているティモシーの容態を確認し、命に別条がないことをマリオンに伝える。そして、一件落着だと雄二が言うと、マリオンは「ラモンが逃げてしまったから追いかけて」と言う。

ライフルを構える雄二

ラモンに怯え暮らすのなんてまっぴらだと言うマリオンの頼みを聞くべく、雄二はライフルを構える。
車に乗って逃げるラモンをスコープ越しに捉え、マリオンに狙撃の極意を話す。そして、無心になることで呼吸をするように人を殺せるようになると語ると同時に引き金を引いた。弾はラモンを撃ち抜き、マリオンの願いを叶えた。

その後、ラモンは悪運が強いのかかろうじて生きており、政府に身柄を拘束された。そして、ラモンは保身のために自身とかかわりのあった政治家、政府高官の名を挙げているなかCIRF副長官が自殺した。これによりCIRF内部がごたつく中、雄二には関係のないことだとして予定通り2日後に帰国することとなっていた。そして、残りの2日はマリオンの子守をすることとなった。マリオンは雄二に「ずっと自身の元で働いてほしい、なんだったら結婚してあげてもいい」と言い、引き留めようとする。しかし、雄二は自身と一緒にいれば不幸になってしまうと断る。それでも食い下がるマリオンに、いつでも会えるからと言い聞かせた。納得のいかないという態度を隠さないマリオンをなだめていると電話がかかってくる。マリオンが恋人かと聞いてくるが、それを否定して電話を取った。
恋人もなく、結婚もせず、ただ大切な人間である麻子のために生きようと改めて思っていた雄二に、電話の相手であったJBからもたらされた知らせは「麻子が倒れた」というあまりに無慈悲なものであった。

『グリザイアの果実 -SIDE EPISODE-』のゲームシステム

シナリオ選択

『グリザイアの果実』『グリザイアの楽園』にあったルート分岐用の選択肢は無く、すべて1本筋のシナリオとなっている。
メイン画面から好きなシナリオを選択して始めることが出来る。

壁紙集

PlayStation Vitaのホーム画面とスタート画面用にデザインされた壁紙を収録している。
初めから使用可能な壁紙の他、特定のストーリーを読むと使用できる壁紙がある。

PlayStation Vita用のコンテンツであり、switch版には収録されていない。

ボイスコレクション

ゲーム中に使用されている好みのボイスを登録して、繰り返し聴くことのできる機能。
ボイスコレクションに登録したボイスは任意の順番で再生することが可能であり、ゲームに使用されているBGMを設定することで、オリジナルのボイスドラマを作ることができる。

PlayStation Vita用のコンテンツであり、switch版には収録されていない。

『グリザイアの果実 -SIDE EPISODE-』の登場人物・キャラクター

主人公

keeper
keeper
@keeper

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