怪物事変(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『怪物事変(けものじへん)』とは藍本松による人気のダークファンタジー漫画である。「ジャンプスクエア」にて2017年より連載中。シリーズ累計発行部数は420万部を突破しており、2021年1月から3月までアニメも放映されている。
舞台は東京にある隠神探偵事務所、主人公である夏羽(かばね)が消息不明の両親を探すため、怪物による数々の怪異事件を仲間である隠神(いぬがみ)達と共に解決していく物語である。

夏羽の体は血液の代わりに炎が巡っている。再生することを含め、炎は血液の超上位互換だが弱点がある。それは”酸素がないと燃えない”ということだ。飯生が夏羽を捕らえるためトランクに首を入れたのは酸素の供給を絶つためだった。それでも死にはしないが身体機能は停止するため夏羽は再生できず外にも出ることができなかったのだ。

ミハイ「この私からゲームを奪ったのだ。それくらいやってもらわねば割に合わぬな。」

手首を怪我して夏羽に対し静かな怒りを口に出すミハイ

ミハイは夏羽と腕相撲をした際に手首を骨折してしまった。不老で半不死であるミハイでも骨折を完治させるまで1週間程度かかる。その間オンラインゲームができないミハイは隠神探偵事務所に届いた依頼に承諾の返信を行い夏羽達に行わせようとする。隠神はこの依頼は夏羽達にはまだ早く死人がでるため止めたが隠神を自室に閉じ込め、依頼するよう夏羽達に伝えるのであった。

結「晶を里から出せ!!この条件呑まねばここで自害する!!!」

結は決死の覚悟で晶を雪里から逃がそうとする

結が雪里の女達に向けて決死の覚悟ではなった言葉。雪里では雪男子は100年に1度しか生まれない貴重な人材である。そのため晶と結はとても大事に育てられた。泣き虫の晶としっかり者の結。雪里の長になった結は雪里の女達の醜い本性を知る。雪里にいては晶も女達の餌食になってしまうのも時間の問題と考えた結は晶を逃そうとするが女達に見つかってしまう。追手が晶へ向かうのをなんとか阻止しようとして女達の前に立ち塞がったのである。

隠神「今はお前が飯生に勝つところを見たいんだ」

夏羽に期待を寄せる隠神

桜牙ハム襲撃の際に隠神が夏羽に言った言葉。夏羽は隠神が人間と怪物の共存を望んでいることを知る。怪物による支配を望む飯生と共存を望む隠神。どちらも怪物の石を使い目的を果たそうとしている。夏羽は隠神に命結石が欲しいかと聞くと隠神は過去の話でいまは命結石を持つ夏羽が妖結石を持つ飯生に勝つことを望んでいると伝えた。

野火丸「だってーかわいいほうが得なこと多くないですかー?」

野火丸の姿が普段の幼い姿から青年の姿に変わった

野火丸の普段の幼い姿は偽の姿だった。これは幼いほうがかわいいと思われるためなにかと得なことが多いからという合理的な理由があった。なぜか夏羽の前では幼い姿でいることに拘っているようで群馬県で修行をしている隠神達の元を訪れた際に夏羽がいなくてよかったともらしていた。
幼い姿の野火丸は耳も尻尾も隠せない低級の狐と言っているが青年の姿の野火丸は耳も尻尾もなく完全な姿だった。まだまだ謎の多い人物である。

『怪物事変』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

怪物達の名前

狐の場合は戸籍取得時に名前を変えたり、名字を足したりしている

怪物達の名前は現代の人間のように苗字と名前に分かれているとは限らない。一部の怪物達は本来の名前とは別に”人間として戸籍を取得するためにわざわざ作った人間のような名前”なども存在する。
名前の付け方は種族間のルールや、生まれた土地の風習に従って変わる。

赤城の潔癖症

ウェットティッシュを手放してしまった赤城は焦りの色が隠せない

潔癖症にはその人それぞれが決めたルールが存在する。赤城の場合、自分以外の生き物すべてと、それらが触れたものが苦手で常にウェットティッシュを箱ごと持ち歩き保険としてポケットには携帯用も忍ばせている。
赤城にとって街は常に脂臭くて呼吸をするのも嫌なほどだ。だがひとつだけ赤城のルールを浄化することができるものがあり、それは”火を通すこと”である。幻しか使用することができない赤城にとって強力な炎を使う楓の存在はとても大きいものである。

変化と幻の違い

夏羽が八ッ首村でみたお稲荷さんは赤城の幻によるものだった

狸の使用する”変化”と狐の使用する”幻”には大きな違いがある。
”変化”は主にものを変化させること。自身の体を物理的に変化させるため実体があり変化したもの対し攻撃することができる。
”幻”は対象に錯覚を起こさせること。これは見せるものに作用するため実体があるように錯覚させることができるが実際は実体がない。
”変化”は数多くの怪物が使用することができるが”幻”は限られた怪物しか使用できない。数多くの怪物の中でも”変化”は狸が”幻”は狐が得意である傾向がある。

伊予姫の名付け親

bajiriko19827
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@bajiriko19827

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