シーブック・アノー（機動戦士ガンダムF91）とは【徹底解説・考察まとめ】

シーブックの父親。
金属工学の権威だったが、研究が軍事転用される嫌い、また家族との時間を持つために辞職し、溶接工へと転じた。
無口な人物だが家族へ抱く愛情は深く、仕事に夢中で家庭を顧みない妻モニカについても理解を示している。

C.V.のフロンティアIV襲撃を受け、それに対して起きた抵抗運動に参加するも、C.V.に追われるシーブックを見つけてしまう。そこで息子を救おうと一緒に逃走を図るが、C.V.のアンナマリー率いるモビルスーツ中隊に攻撃され、重傷を負った結果死亡してしまった。

リィズ・アノー

シーブックの妹。
母親がほぼ不在である事を寂しがっている、10歳の小学生。
それでも気丈に振る舞っており、人前ではその寂しさを口にしたりはしない。

特技はあやとりで、母モニカから教わった技をよく記憶している。
C.V.からの避難先で起動しないガンダムF91に遭遇した際には、あやとりの技が機体のバイオコンピュータ起動のための配線順序となっている事を見抜き、ガンダムF91を起動へ導いた。

アーサー・ユング

シーブックの学友で、同じフロンティア総合学園の機械科へ通っていた。
お調子者でムードメーカー的な存在だったが、C.V.の襲撃時はシーブックと共に逃走。
だが、爆風に吹き飛ばされた挙げ句、建物の壁に叩き付けられ死亡した。

誰とも仲良くできる少年で、シーブックとも仲が良かった。
アーサーの死を受けたシーブックによる「だってよ、アーサーなんだぜ？」というセリフは、アーサーの死を認めなければならない悲しさ、アーサーを死へ導いたC.V.への怒りといったものがない交ぜになった感情を吐露したものであり、作品の視聴者に強く印象を与えている。

トビア・アロナクス

地球から木星へ留学してきた少年。
明るく、前向きな性格をしている。
しかしその先で木星帝国と海賊C.V.の戦争である木星戦役に巻き込まれ、キンケドゥ・ナウを名乗るシーブックに助けられた事がきっかけで、自身も海賊C.V.へ参加した。
パイロットとして優れた資質を持っており、戦いの中で実力を上げると共に、ニュータイプ（宇宙進出で感知力を増大させた人種）としての才能も開花させていく。

木星戦役後はシーブックと同様に記録上は死亡した扱いになる。
そして海賊C.Vを去ったキンケドゥとベラの代わりとなって、組織の重鎮となり、表向きには宇宙運送業者を営みつつ、宇宙に問題が起きた時には宇宙海賊としてそれらの解決に挑んだ。

シーブック・アノーの搭乗した機体

ガンタンクR-44

フロンティアIVの戦争博物館に収蔵されていたモビルスーツ。連邦軍で開発されたものの、正式作用が見送られた試作機であり、博物館館長のロイ・ユングが個人的に所有していた。
名称も正式名称ではなく、ロイ・ユングが44歳の時に所有したので「R（ロイ）-44」と名付けられた。
戦車形態から人型形態へ変形する機構を持つ。

C.V.のフロンティアIV襲撃を受けて出撃したが、整備されていなかったためにろくな砲撃もできずにロイは戦死。
その後はシーブック達が逃走するための足として使われた。

ガンダムF91

連邦軍の発注によってサナリィが開発した、新型モビルスーツ。
高い機動性に加えて、ヴェスバーという高出力ビーム兵器を標準装備している。
また、完全な空戦能力も備えており重力下での飛行も可能。
そしてバイオコンピュータ搭載により、パイロットの操縦技術に合わせて機体のリミッター解除などを自動でコントロールする。

リミッター解除時の機動性は凄まじく、機体の表面が剥離して空間へ残存させる事でセンサーを騙す「ダミー」を発生させ、敵をかく乱しながら攻撃するような芸当も可能となっている。
シーブックはこの機体に乗ってコスモ・バビロニア建国戦争を戦い抜き、C.V.総司令官カロッゾ・ロナが乗るモビルアーマー「ラフレシア」の撃破に成功した。

なお正式名称として「ガンダム」とされていないのは、開発元のサナリィ上層部がこの機体を「ガンダム」と名付ける事を嫌ったためとされている。

ガンダムF91（モビルスーツ）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

renote.net

ガンダムF91とは、劇場用アニメ『機動戦士ガンダムF91』に登場する、主役メカ（モビルスーツ）である。従来のガンダムシリーズに登場したモビルスーツの平均20m程度の全長よりも一回り小さく、15mとなったが、より高性能であると設定されているのが特徴。
また、この小型化設定により本機を含めて『機動戦士ガンダムF91』のプラモデルシリーズは、従来のガンダムシリーズプラモデル主力スケールだった144分の1から、100分の1へと拡大されて展開された。

クロスボーン・ガンダムX1

『機動戦士クロスボーン・ガンダム』において、キンケドゥ・ナウを名乗るシーブックが乗る事になるガンダム。
ガンダムF91をも超える機動性を誇り、ビームを弾くマントをまとっているのが特徴である。

全部で4機が存在し、その1号機が本機（X1）とされる。
幾度となく改修を施されていく機体で、登場時期によって機体名称に「改」や「改・改」あるいは「フルクロス」など改修を示す接尾辞がつく。

クロスボーン・ガンダムX0