SSSS.DYNAZENON(ダイナゼノン)のネタバレ解説・考察まとめ

『SSSS.DYNAZENON』とは、2018年に放送された『SSSS.GRIDMAN』と同じく、特撮番組『電光超人グリッドマン』を原作とするTRIGGERによるアニメ作品。同社のメディアミックスプロジェクト『GRIDMAN UNIVERSE』の中核作品の一つである。
高校生の麻中蓬は、ガウマという破天荒な少年の命の恩人となる。謎の怪獣が街を襲った時、ガウマは巨大ロボダイナゼノンを召喚。蓬はガウマ、同級生の南夢芽、無職の山中歴と共にダイナゼノンに搭乗し、これと戦うこととなってしまう。

『SSSS.DYNAZENON』の概要

『SSSS.DYNAZENON』とは、特撮番組『電光超人グリッドマン』を原作とするTRIGGERによるアニメ作品。同社のメディアミックスプロジェクト『GRIDMAN UNIVERSE』の中核作品の一つである。
2018年に放送され好評を博した『SSSS.GRIDMAN』は、同じく『GRIDMAN UNIVERSE』の中核作品かつ『電光超人グリッドマン』を原作としている。このためキャラクターや世界観は完全に別の物となっているが、同作のファンからは“事実上の続編”として受け止められている。

高校生の麻中蓬(あさなか よもぎ)は、ある日「怪獣使い」を自称する行き倒れの少年ガウマと出会い、これを何気なく助けたことで彼から“命の恩人”として付きまとわれることとなる。ある日、蓬がクラスメイトの南夢芽(みなみ ゆめ)に会う約束をすっぽかされ、義憤に駆られたガウマが彼女を咎める中、街に突如謎の巨大怪獣が出現。ガウマは怪獣使いとしての力でこれを止めようとするも及ばず、ならばと不可思議な機械を作動させる。するとその場に巨大なロボットが現れ、蓬、ガウマ、夢芽、さらに近くで怪獣の様子を眺めていた山中歴(やまなか こよみ)を強引に収納してしまう。
その巨大ロボット「ダイナゼノン」で怪獣を撃破した蓬たちは、まるで知らなかった者同士様々に交流を深めながら、街を守るための戦いに否応なく巻き込まれていく。

『SSSS.DYNAZENON』のあらすじ・ストーリー

第1回 「怪獣使いって、なに?」

突如街に現れた怪獣(左)と組み合う、謎の巨大ロボットダイナゼノン(右)。

高校生の麻中蓬は、ある日「怪獣使い」を自称する行き倒れの少年ガウマと出会う。「腹が減って死にそう」だと言う彼に食べ物を差し出すと、ガウマは蓬を“命の恩人”だとしつこく付きまとうようになる。
その頃、蓬たちの暮らす街では「駐車場に停まっていた車が急に浮かび上がる」といった謎の浮遊現象が繰り返し発生していた。同じ街の住人ではあるが、蓬たちとはまるで異なる生活をしている無職の山中歴は、いとこで不登校児の飛鳥川ちせ(あすかがわ ちせ)と他人事のような気持ちでそのニュースを眺める。

ある日、蓬はクラスメイトの南夢芽に「外で会いたい」との約束を取り付けられる。夢芽は“男子を呼び出しては約束の場所に現れない”という行為を繰り返すことで知られており、蓬もそれを聞いてはいた。それでも蓬は律儀に指定された街外れの水門に赴くが、約束の時刻を四十分以上過ぎてもなお夢芽は顔を見せず、代わりにずっと彼を探していたガウマが現れる。
蓬が約束をすっぽかされて待ちぼうけを食らったことに憤るガウマ。降り出した雨の中、ガウマが夢芽を探しに辺りを駆け回ると、意外にも彼女は待ち合わせ場所を一望できる橋の上で一人佇んでいた。

「最初から約束を破るつもりだったのか」と夢芽を糾弾するガウマ。その場に蓬も駆けつけ、夢芽にどういうことなのか尋ねるも、彼女はどこか虚無的な表情で「私はどうかしてるんだよ」と答えるのみだった。
そんな時、唐突に街中に巨大な怪獣が出現。建物を破壊し、車を瓦礫を浮遊させてビル街を蹂躙する。ここ最近起きていた不思議な事件も、この怪獣が犯人だったのである。暴れる怪獣を見たガウマは「俺の力が弱っていて操れない」と嘆き、代わりに懐から謎の装置を取り出す。それが起動した次の瞬間、蓬たちの前に巨大なロボットが現れる。

巨大ロボットは蓬たち三人を自身のコックピットに収容すると、続いて近くで暴れる怪獣を遠目に眺めていた歴をも同様に収容。蓬、夢芽、歴が困惑と混乱の中で呆然とする中、ガウマはコックピットに表示された文字から、この巨大ロボットが「ダイナゼノン」という名であることを知る。
ダイナゼノンを操り、怪獣と戦うガウマ。物体を浮遊させる力に苦戦するも、初めての操縦ながら見事にダイナゼノンの力を引き出し、ついにはこれを実質一人で撃破する。

呆然としながらも蓬と歴が勝利に胸を撫で下ろす一方、通信をつないだ先の夢芽は意外にも平然としていた。感情が死滅したかのようなその横顔を蓬が理解できない想いで見詰めていると、その視線に気づいた夢芽は「私はどうかしてるんだよ」と先ほどと同じセリフを繰り返すのだった。

第2回「戦う理由って、なに?」

怪獣に破壊された街並みを前に、夢芽(中央下部、右側の少女)は「自分たちなら被害を減らせるかもしれない」と戦う決意を新たにする。

怪獣を撃破した蓬たちが機体から降りると、ダイナゼノンは四つのパーツに分かれてそれぞれが両手で持てる程度のサイズにまで縮小する。ガウマは「ダイナゼノンは自分たち四人を選んだのかもしれない」と考え、これを自分、蓬、夢芽、歴に一つずつ預ける。さらにガウマは先ほど倒した怪獣が「怪獣優性思想」という者たちに操られていた可能性を口にして、次なる怪獣が現れた時に備えて訓練しようと言い出す。
夢芽と歴が意外と律儀にそれに付き合う一方、蓬はそれをすっぽかす。家まで押しかけて「どうして来なかったのか」と問うガウマに、蓬はバイトを優先した旨を伝える。母親の再婚話にどうしても賛同できない蓬は、しかし喜んでいる母に再婚を考え直してほしいともいえず、最悪家を出ることも考えていた。バイトはそのための資金を貯めるのが目的だったのである。

一方、夢芽はガウマから糾弾されたこともあり、自分が約束をすっぽかしたことを蓬に謝るべきだと考える。放課後に彼を誘った夢芽は、約束をすっぽかしたことについて謝ると、二人がそれぞれに預かっているダイナゼノンのパーツ「ダイナソルジャー」と「ダイナウイング」を合体させて「一度見ておきたかった」と先日怪獣が暴れた一帯へと向かう。
そこに広がる瓦礫の山を見て、絶句する蓬と夢芽。蓬は「ダイナゼノンを国に渡して戦ってもらう方がいいのでは」と提案するも、夢芽は「ルール通りに対応していたら間に合わないかもしれない」とそれを却下。その帰り道、夢芽は自分が小学生だった頃、姉の香乃が亡くなったことを蓬に語る。

その頃、街には奇怪な生物が出現していた。野次馬たちが集まる中、謎の四人組がその場に現れ、その生物を操って巨大化させ、新たな怪獣に仕立て上げる。
バイトに向かう途中だった蓬を回収し、再び出撃するダイナゼノン。しかし怪獣の持つテレポーテーション能力に翻弄されて劣勢を強いられる。分離して手数でこれに対抗しようとするも、これまで訓練をサボッていた蓬はダイナソルジャーをうまく操れない。

再び街が破壊されていく光景を目の当たりにして、バイトを優先させて訓練を怠ったことを後悔する蓬。そんな彼に、夢芽が以前二人で出掛けた時のように合体しようと提案。ダイナウイングと合体し、「ダイナソルジャーウイングコンバイン」となった機体を夢芽と歴のサポートを受けながら必死に操縦する蓬。怪獣のテレポーテーション能力を封じた上で連携攻撃を食らわせて、なんとかこれを撃退することに成功するのだった。
二度目の勝利に沸く蓬たち。しかしそんな彼らの前に、怪獣を操っていた四人組が姿を見せる。この四人組こそはガウマが危惧した「怪獣優性思想」の怪獣使いたちだった。

第3話「裏切り者って、なに?」

「怪獣の力は死者さえも蘇らせる」。感慨深げにそう口にする夢芽に、蓬はかすかな不安を覚える。

ジュウガ、オニジャ、ムジナ、シズム。蓬たちの前に堂々と姿を現した、怪獣優性思想の四人組。彼らは戸惑う蓬たちを尻目に、ガウマに向かって語り掛ける。
「また仲間になってほしい」とジュウガ、「裏切り者は今この場で殺してやる」と息巻くオニジャ、「これが終わったら帰っていいのか」と相談するムジナとシズム。しかし操れる怪獣も手元にいない今、ダイナゼノンを有する蓬たちと戦っても勝ち目が無いことを悟った彼らは、捨てゼリフと共に撤退。怪獣優性思想とは何者で彼らとはどういう関係なのか、説明しようともしないガウマに疑念を抱きつつ、蓬たちはそれぞれの日常へと帰っていく。

ある日の放課後、蓬は音楽室へと向かう夢芽を見掛ける。聞けば以前に話した、学校で毎年行われる定期演奏会の前に死んだ姉・香乃のことを自分なりに調べてみようと思い立ったらしく、彼女が所属していた合唱部に向かうという。なんとなく夢芽のことが気掛かりになっていた蓬もそれに同行し、二人は演技毛部の顧問と面会。香乃のことを知りたければ、金江という卒業生が詳しいはずだと教えられる。
一方、歴は蓬のバイトの同僚である稲本と道端で偶然鉢合わせていた。二人は元学友で、数年ぶりの再会に稲本は喜ぶものの、歴は仕事もしていない自分の現状を恥じて言葉を濁す。そんな彼らのやりとりをこっそり見ていたちせは、「あの女は歴の元カノか、好きだった相手ではないのか」と密かに勘繰り、嫉妬と焦燥が混ざったような感情を抱く。

街で怪獣のことが大きな話題となっていく中、蓬はジュウガの来訪を受ける。「話がしてみたい」という申し出を受け、自分たちが相手にしようとしている者たちのことを探ろうとする蓬。そんな彼に、ジュウガは驚くべきことを告げる。怪獣優性思想とは五千年前に死亡し、現代になってから生き返った者たちで、ガウマは過去に彼らの仲間だったというのである。
すんなりと別れた後、夢芽や歴を呼んで情報を共有する蓬。その真偽をガウマに問おうと全員で彼の下を訪れて詰問するも、重要な部分は教えようとしない上に、夜勤を口実に逃げられてしまう。

ジュウガの言っていたことは本当なのか、このままガウマを信じてもいいのか。蓬たちの疑念が膨らむ中、千葉に怪獣が出現。急行する蓬たちだったが、怪獣の放つ爆発する粒子の前に攻めあぐねる。こうなれば合体して戦おうと言い出すガウマに、蓬は「今のままでは信用できない」と告げ、夢芽と歴もこれに同調する。秘密にしていることを話してほしいと三人から迫られ、ガウマはついに重たい口を割る。
確かにガウマは五千年前の人間で、かつては怪獣優性思想の仲間だった。しかしある人に出会ってダイナゼノンを託され、恐らくは自分と同じくこの時代に生き返っただろうその人にもう一度会いたい一心で戦っているのだという。その相手は男性かと夢芽に問われ、ガウマが「女だ」と答えると、一行は彼がダイナゼノンで戦う理由が愛する女から託されたものを貫きたいがためであることを悟る。

「オレに力を貸してくれ!」
そう言って頭を下げるガウマ。疑念も解消し、これに快く応じる蓬たち。心を一つにした四人は、ダイナゼノンの力を十全に発揮して怪獣を撃破する。
古の時代の死者をも蘇らせるような不可思議な現象をも巻き起こす、この世の理を超えた存在。それこそが怪獣なのだということを改めて理解する蓬たち。そんな中、「過去の死者を蘇らせる」という点について、夢芽が物思いに耽る様を、蓬は一抹の不安を顔に浮かべながら見詰めていた。

第4話「このときめきって、なに?」

念願のダイナソルジャーに乗り込むもうまく操縦できず、ちせはピンチに陥る。

ダイナソルジャーをうまく扱えずに苦戦して以降、蓬は訓練にも積極的に参加するようになっていた。しかしある日、いつも顔を出す夢芽の姿がそこに無く、どうしたのかとガウマに尋ねれば、「誰かに会う」と連絡があったという。それを聞いた蓬は、夢芽が何人もの男子を呼び出していたという話を唐突に思い出し、自分でも理由の分からぬままひどく不安な気持ちに襲われる。
バイト先でもどこか心ここにあらずといった様子で、それを見た稲本は「好きな人でもできたんだろう」と蓬をからかう。否定する蓬だったが、稲本から「好きな人ができたなら誘ってみればいい、あまりのんびりしていると手遅れになる」とアドバイスされ、夢芽のことを思いながら考え込んでしまう。

その夢芽がこの日会っていたのは、香乃がいた頃の合唱部のOGである金江だった。曰く、香乃は明るい子で、定期公演会の曲も彼女が強く推していたものに決まったという。自分が知らない姉の姿を教えられて戸惑う夢芽に、金江は「瓜田くんなら当時の動画を持っているかも」と、さらなる情報を持つ人物を紹介する。
一方、歴は歴で稲本から食事に誘われており、すでに家庭のある女性と二人で出掛けてもいいのかどうか懊悩していた。

それぞれがそれぞれの悩みを抱えたまま過ごす中、蓬たちの学校に交換留学生という触れ込みでシズムが現れる。すんなりと自分たちのクラスメイトに収まってしまった彼に蓬と夢が困惑している中、シズムは二人の前に堂々と近づき、「君たちに個人的な興味があるだけで、争う気は無い」と告げる。
怪獣とは「戒めや制約から逃れたい」と望む人の意志によって育つものであり、怪獣優性思想は“怪獣が必要とされる世界”を作るために活動していると語るシズム。そんな中、シズムの転入を聞きつけたガウマが学校に駆けつけるも、不審者として追い出されてしまう。

翌日、蓬は風邪をひいて寝込み、ガウマに頼まれて夢芽がこれを見舞う。彼女との話の中で、夢芽が先日訓練に参加しなかったのは香乃について調べていたからだということ、次回は男性(=瓜田くん)と会う約束を取り付けたということを知って戸惑う蓬。そんな時、街に新たな怪獣が出現する。
「やれることはできるだけやっておきたい、手遅れになる前に」
蓬がまともに動ける状況ではないことを知りつつ、そう言って戦いに赴こうとする夢芽。自分の中の彼女への想いを漠然と察し、稲本からの助言を思い返しつつ、蓬は夢芽にダイナソルジャーを託す。
かくして始まる大決戦。ガウマたちは蓬の代理としてダイナソルジャーにちせを乗り込ませるも、初めての操縦ではうまく戦えるはずもなく大苦戦する。気になって連絡した蓬が病を押して参戦することを決意し、夢芽がダイナウイングで彼を回収。改めて合体し、怪獣を撃破する。

戦いが終わり、再び夢芽にダイナウイングで家まで送ってもらう蓬。コックピットで二人きりになる中、蓬は意を決して次回香乃について話を聞きに行く際は自分も同行する旨を提案。その理由を問われ、蓬が「もっと君のことを知りたいから」と答えようとした時、それに被せるように夢芽はくしゃみをする。結局うやむやになってしまったその言葉を、蓬はいったん心の奥に飲み込むことにする。
翌日、夢芽は学校を休む。蓬と長く一緒にいたせいで、彼の風邪が移ってしまったのだった。

第5話「恋人みたいって、なに?」

「恋人同士のふりをしろ」、そんなガウマの無茶振りを戸惑いながらも実践する蓬と夢芽。

前回うまく戦えなかったちせは、いつもの特訓場にてダイナソルジャーの操縦の特訓に励む。そのかいあってあっという間に複雑な動作もこなせるようになったちせは、ふと思いついて「ダイナソルジャーとダイナウイングと合体できるなら、ダイナストライカーとも合体できるのでは」と言い出す。蓬と歴が試してみると、果たして合体には成功したものの、上半身に極端な重量がかかるためまともに歩くこともできず、その場に引っ繰り返ってしまう。
その後蓬は夢芽と共に、元合唱部の瓜田に会いに行く。瓜田は当時の部活の様子を映した動画を用意しており、仲間と楽しそうに過ごす香乃の姿を見た夢芽は「姉にこんな一面があったなんて」と意外そうな表情を浮かべる。しかし瓜田もそれ以上の情報を持っているわけではなく、蓬たちは彼のツテを頼りにしてさらに調査を進めていく。

一方、歴は歴で稲本との飲み会に向かっていた。互いに中学生だった頃、稲本が学校の窓ガラスを割っていたこと、その様を目撃した歴が誰にもそれを話さなかったことを話題に二人は盛り上がる。結婚しているのに男と二人で飲み会なんてしていいのかと尋ねる歴に稲本は明確な答えを返さず、ただ「なんで結婚したんだろう」とだけ返すのだった。
歴と稲本の飲み会が終わるや否や、まるで一部始終を見張っていたかのように歴史の下にちせが現れ、「昔の女のことなんか忘れて楽しもう」とスマホを見せつける。そこには、大型屋外プール「東京ビーチランド」の入場無料チケットに当選した旨の画面が開かれていた。

蓬や夢芽もちせから誘われ、二人がどうするか話し合う中、不意に現れたシズムが「自分も行きたい」と言い出す。蓬が戸惑う一方、夢芽はあっさりとこれを承諾。ガウマや歴にもシズムがビーチランドに同行する情報を伝えて「捕まえるチャンスなのではないか」と提案する。ガウマはこれに飛びつき、シズムを油断させるために蓬と夢芽は恋人のふりをすることとなる。
果たしてやってきた約束の日。シズムを捕まえようとガウマは意気を上げるも、監視員から「走るな」と注意されては空回りすることを続ける。体力がないのか、それとも水に弱いのか、ガウマはあっさりバテてしまい、シズムを捕まえる計画はうやむやになる。

そんな中、具体的にどうすればいいのかも見当がつかないまま、蓬と夢芽は律儀に恋人のふりを続けていた。少し前から夢芽を意識するようになっていた蓬は、夢芽のちょっとした仕草にも妙に気になり、ガウマから指示されていた“普通に振る舞う”ことに四苦八苦する。しかし水上のアトラクションで遊ぼうとした際、他の客が水面に落ちる様を見て、夢芽は香乃が水門の下に落ちて死んだことを思い出して塞ぎこんでしまう。
夢芽の様子がおかしいことを察した蓬は、彼女を気遣い別のアトラクションへと連れていく。そんな二人を見たシズムに「君たちは恋人同士なのか」と尋ねられ、蓬がなんと答えればいいのか焦っていると、その場に怪獣優性思想の面々が現れる。再び怪獣が現れたのだ。

怪獣を操るため、仲間と共に去っていくシズム。夢芽、歴、そしてようやく回復したガウマと共に蓬も出撃し、新たに現れた怪獣と相対する。ここしばらく特訓を重ねていたちせも、ドサクサ紛れにダイナソルジャーへと乗り込む。操縦席で水着姿のちせと二人きりになっている蓬に、夢芽はほんの一瞬だけ意味ありげな視線を送る。
合体して一気に倒そうとする蓬たちだが、そうはさせじと怪獣は光線を放ってダイナウイングを集中的に攻撃。これを回避するために手いっぱいで、ダイナウイングが合体機動を取れなくなってしまう。このままでは夢芽が危ないと見た蓬は、まともに動けないことを承知でダイナストライカーと合体。ダイナソルジャーストライカーコンバインによる砲撃で怪獣に痛烈な一撃を見舞い、集中攻撃されていた夢芽をなんとか救い出す。

改めて合体したダイナゼノンは、上下が入れ替わるだけで特性までも変化する怪獣に手を焼くも、ダイナドラゴンの大火力でこれを撃破する。ダイナゼノンでプールに直接向かうわけにもいかず、蓬たちはいったん近くの川辺に降り立つ。
シズムを捕まえる計画が台無しになったことに不平を漏らしていたガウマは、その鬱憤を晴らすが如く蓬に組み付いて川に飛び込む。それを見てちせも歴と共に川に飛び込み、呆気に取られる夢芽の前で彼らは彼女にも飛び込むよう声をかける。蓬だけが心配そうに見上げる中、夢芽はどこか吹っ切ったような笑顔を浮かべる。

後日、蓬と夢芽は瓜田の紹介で香乃が所属していた頃の合唱部の副部長だったという風馬という人物と面会。香乃の事故について何か知らないかと尋ねると、風馬は肉親がいる前で言うべきではないとしばらく言葉を濁した後、香乃の死が“事故ではなく自殺”であることについて言及する。

第6話「この切なさって、なに?」

敵であるムジナに誘われて、一緒に酒を飲む歴。

香乃の死は自殺であり、その原因は交際相手だった扇田双葉という副部長にある。あくまで当時の噂として、風馬はそんな話を語る。双葉は合唱部では人気者で、憧れていた女子も多く、香乃に対してイジメのようなことも行われていたのではないかという。当時の動画の中には公開されていないものもあるらしく、夢芽は「それを見せてほしい」と風馬に頼み込む。
その頃、怪獣優性思想はガウマたちダイナゼノンのパイロットに対する攻撃姿勢を強めることを話し合っていた。オニジャとジュウガが「仲間にするのは難しそうだとして殺してしまおう」と意見を出し、ムジナは「決まったことに従う」と中立の立場。シズムは「殺すのはいつでもできる、怪獣が頻出するのはダイナゼノンのお陰かもしれない」と反対する。結局彼らは「殺すのはいつでもできる」として、ガウマたちの抹殺を思い留まる。

姉を死に追いやった事情について調べようとする夢芽の姿は、歴の過去のトラウマを少なからず刺激していた。彼はかつて、稲本が公衆便所の中で発見したという“何か”を見せられて、恐怖に駆られて逃げ出したことがあった。あの頃の自分と大して歳も違わない夢芽は、“肉親が自殺したかもしれない”というショックな出来事に正面から向き合おうとしている。逃げ出した自分とは違う。
何度目かも分からない稲本との飲み会に、彼女が夫を連れてきたこともあり、悪酔いと精神的な打撃でフラフラになりながらも夜の街を歩く歴。そんなところでたまたまムジナと遭遇し、飲みに誘われる。戸惑う歴に、ムジナは「歴くんのことも知らないし、自分自身のことも分からない」と語る。さらにムジナは「怪獣優性思想の他の面々のように“やりたいこと”も無い」と続け、歴が酔った勢いで「自分にだって無い」と言い返すと、ならば自分たちは一緒だとどこか諦めたような口調でつぶやく。

店を出た後、歴は完全に前後不覚に陥る。そんな彼が傍らに落としたダイナストライカーに気付くと、ムジナは少し考えてそれを持ち去る。
一方、夢芽は風馬が言っていた「非公開の動画」に目を通していた。その中では、今は姉の形見として夢芽が持ち歩いているアンク型の知恵の輪を、合唱部の女子グループに隠された香乃が、彼女たちにからかわれながら探す姿があった。イジメなのか、ただの仲間内のイタズラなのか、どちらとも確信が持てず、夢芽は「姉に何があったのか、本当に自殺だったのか」と思い悩む。

翌日、酔いが覚めた歴はダイナストライカーを紛失していたことに気付く。ムジナに盗まれたのだと察してガウマと共にこれを取り戻そうとするも、怪獣優性思想の四人には逃げられてしまう。こっそり後をつけていたちせは、一連のやり取りから昨晩歴が酔っ払って帰ってきたのはムジナと会っていたからだと気づき、彼に軽蔑の眼差しを向ける。
学校では、蓬が夢芽に非公開の動画について尋ねていた。彼女の様子がおかしかったこともあり、蓬は少しでも夢芽の力になろうと「自分も動画を見る」と告げる。しかし夢芽は「蓬くんにはあまり関係が無いから」とそれを断り、姉の死と動画について悶々と悩み続ける。一人にしてあげた方がいいのか、それとも何かしてあげるべきなのか。蓬が苦悩する中、シズムはマイペースに夢芽に近づき、「南さんはありのままでいいと思う」と助言する。夢芽がシズムと会い、何かしらの交流を経たことを知り、蓬は不安と焦燥に苛まれる。

蓬、夢芽、歴が精神的に劣悪なコンディションに陥ったこのタイミングで、新たな怪獣が出現。オニジャがこれを操るもうまく制御できず、シズムの「俺たちも変わるべきだ」とのアイデアからムジナがこれを補佐する。二人で怪獣を操るのは初めてのことだったが、ムジナは「少し分かった気がする」と水を得た魚のように街を破壊し続ける。
そして現れたダイナゼノンを相手に、怪獣は十二分に力を発揮。対してダイナゼノンは、蓬たち三人のコンディションに合わせるようにパワーダウンし、ほとんど一方的に攻撃を受け続ける。ダイナレックスすらも打ち負かされ、あとはトドメを刺されるのみとなったその時、突如天空から一人の巨人が出現。ダイナゼノンを守るように降り立ったその巨人は、かつてグリッドマンと共に戦ったグリッドナイトに酷似していた。

第7回「集まった意味って、なに?」

ガウマたちの前に現れた「グリッドナイト同盟」の二人組、ナイト(右)と二代目(左)。

YAMAKUZIRA
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「リトルウィッチアカデミア」とは、TRIGGER制作のアニメーション作品。2013年に「アニメミライ2013」の一つとして劇場公開し、2015年に劇場版「リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード」が公開。そして2017年に劇場版とは異なるエピソードのテレビシリーズが放送。主人公「アッコ」は憧れの魔女「シャイニィシャリオ」のようになるため、「ルーナノヴァ魔法学校」へ入学して成長していく。

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ウルトラマン(初代)のネタバレ解説・考察まとめ

1966年(昭和41年)7月17日~1967年(昭和42年)4月9日の間にTBS系で放送。 『ウルトラマン』とは、劇中に登場する巨大変身ヒーローの名前。制作は円谷プロダクション。 映像上の題名は「ウルトラマン 空想特撮シリーズ」である。全39話放送された。 ウルトラマンと地球人のハヤタ隊員が一心同体となり、科学特捜隊と共に、怪獣や侵略宇宙人を倒し、地球の平和を守るストーリーである。

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ウルトラマンA(エース)のネタバレ解説・考察まとめ

1972年(昭和47年)4月7日から1973年(昭和48年)3月30日までの間にTBS系で放送。 『ウルトラマンA』の制作はTBS・円谷プロダクション。全52話が放送された。 地球を侵略しようと企む新たな敵・異次元人ヤプール。そのヤプールが送り出す怪獣以上の強敵・超獣に対して、超獣攻撃隊・TAC(タック)と、共に戦う巨大ヒーロー・ウルトラマンAの活躍を描いた作品。

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ウルトラマン80(エイティ)のネタバレ解説・考察まとめ

1980年(昭和55年)4月2日から1981年(昭和56年)3月25日までの間にTBS系で放送。 『ウルトラマン80』の製作はTBS・円谷プロダクション。全50話が放送された。 M78星雲・光の国より地球へやってきたウルトラマン80=矢的猛が、人間の負の感情・マイナスエネルギーが怪獣を生み出すということに気付き、新任教師となり根本を断つ日々と、UGM隊員として活躍する日々を描いた物語。

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ウルトラマンガイア(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

1998年(平成10年)9月5日から1999年(平成11年)8月28日までの間にTBS系で放送。 『ウルトラマンガイア』の制作は、円谷プロダクション・毎日放送。全51話が放送された。 高山我夢=ウルトラマンガイア、XIGメンバー、そして、藤宮博也=ウルトラマンアグルが、それぞれの思いを胸に、襲い来る根源的破滅招来体に立ち向かう作品。

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ウルトラマンを倒した怪獣・宇宙人たち!

子供たちから憧れを持たれ、圧倒的な国民的ヒーローであるウルトラマン。そんなウルトラマンは、実は結構敗北しています。初代ウルトラマンを倒して、その後、シリーズ最大の敵となるゼットン、4人のウルトラマンを相手にしても勝利してしまうヒッポリト星人など、強力な怪獣・宇宙人が登場します。 歴代のウルトラマンを打ち倒し、視聴者に衝撃を与えた怪獣・宇宙人をまとめました。

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大人向けウルトラマン?ウルトラセブンの印象的なエピソード集

モロボシ・ダンの名を借りて僕らの幸せを守るウルトラセブン。 この深紅のヒーローは当時の子供たちは勿論、現代の大人までも魅了している。 何故子供たちだけでなく大人たちの心までも掴むのか。 それはただ単にかっこいいだけでなく、深い問題提起に富んだエピソードが多いからである。 本記事ではウルトラセブンの印象的なエピソードたちを紹介する。

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『ウルトラマンシリーズ』に登場する悲しき運命を背負った怪獣・宇宙人たち

『地球の平和を守るために怪獣と戦う』がウルトラマンの一般的な印象だと思うが、作品の中にはそこから大きく逸脱した回が存在する。迫害・いじめをテーマにした回、やむなく怪獣になるしかなかった者、そういった回では怪獣はかわいそうに思えるほど悲痛な最後を迎える。 ジャミラやピグモンなど、悲痛な最後を遂げた怪獣・宇宙人たちを紹介する。

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ウルトラマンなどの成田亨のデザインの世界

1966年に生まれ、今も作品が作られ続ける「ウルトラマンシリーズ」。「ウルトラマン」の初期シリーズで、ウルトラマンなどのデザインで作品を支えたのが、彫刻家・成田亨だ。ウルトラマンのみならず、怪獣、メカニック、コスチュームなど、成田亨のデザインワークスは古びないものだ。 そういった、成田亨のデザインを紹介したい。

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今こそ注目したい!ウルトラマンゼロについてあれこれ

今やウルトラマンギンガがメインを張っているウルトラワールド。しかし、ギンガ登場まで、子供たちを大いに沸かせていたヒーローがいることをご存知でしょうか?彼の名はウルトラマンゼロ。ゲスト出演を果たした映画や主役を務めるパチンコの発表など、2015年もまだまだ目が離せません。そんなゼロについてまとめました。

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まさかの円谷プロ公式!「ウルトラ怪獣擬人化計画」地球を萌やす怪獣たちはフィギュアも熱い!

「ウルトラマンを知らない若い世代に、怪獣の魅力を通じてもっと作品を知ってもらおう」という志から始まったプロジェクトが、何をどう間違えたのか怪獣の萌え擬人化というメディア展開に発展した異色の「ウルトラ怪獣擬人化計画」! 既に商品化も始まっているウルトラ怪獣達の萌えるフィギュアをご紹介しましょう!

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