阿笠博士（名探偵コナン）とは【徹底解説・考察まとめ】

40年前に貰ったはがきを不意に見つけて思い出に浸る博士。
はがきは当時仲良くしていた女の子からのもので、思い出の場所で10年後の再会を約束する言葉と、そのときに会えなければ10年ごとにその場所で待っているということが書かれていた。
はがきには思い出の場所が暗号で書かれており、その答えが分からなかった博士は一度も彼女・「木之下さん」と再会できていないという。

博士と彼女の出会いは小学生のころ、小学校のイチョウの木の下で。
彼女は動物が苦手だったが、博士と一緒に小学校で飼育していた鶏ニワトリ、近所で飼われている犬やハムスターたちと触れ合ううちに克服できた。
だが、彼女は博士に何も告げず、博士の家のポストにはがきだけを入れて引っ越してしまった。

博士からその話を聞いた探偵団は、博士の初恋をからかいながらも、今日が40年目のその日に当たることから、今年も彼女が思い出の場所で博士を待っていると考え、暗号解読に乗り出した。

思い出の場所の暗号
「4163 33 6 0 ヒントは動物だよ」

暗号を考えた彼女はハーフであり、これらの数字は英語圏での動物の鳴き声を表していた。
「4163」はニワトリの「Cook a doodle doo」、「33」は犬の「Bow wow」、「6」はハムスターの「Squeak」となる。これをフサエと博士が動物と触れ合っていた場所に照らし合わせると、ニワトリは「小学校」、犬とハムスターはご近所の「野井」さんと「蝶野」さん、「0」は動物を飼っていなかった彼女の家「木之下」となる。
これを続けて読むと「小学校 野井 蝶野 木之下」となり、彼女が待っているのは「小学校のイチョウの木の下」であることが分かった。

探偵団に背中を押されて小学校にやってきた博士は、イチョウの木の下で佇む女性を見つけた。しかし、彼女の傍らには外国人の男性がおり、博士は彼を彼女の夫だと思い込む。
彼女の方も博士と一緒にいた探偵団を見て「かわいいお孫さんですね」と言った。
その後2人はしばらく言葉を交わしたものの、お互いに「相手にはすでに家族がいる」と誤解していたために気を遣って「木之下さん」と「阿笠くん」であることを確認することはせず、そのまま別れてしまった。

阿笠博士の関連人物・キャラクター

工藤新一（くどう しんいち）／江戸川コナン（えどがわ こなん）

本作の主人公。
上から下まで真っ黒な出で立ちの怪しい男が、拳銃密輸をネタにどこかの会社の社長を強請っている取引現場を目撃してしまったために口封じが目的で薬を飲まされ、その副作用で身体が縮んでしまった。

博士は彼に正体を隠すよう助言した。小さくなった新一のために様々なアイテムを提供してくれたり、探偵役になってくれたりと、博士は新一の良き理解者であり協力者。
博士は彼のことを周りに人がいるときは「コナンくん」と呼ぶが、2人きりのときは「新一」と呼んでいる。

江戸川コナン／工藤新一（名探偵コナン）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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江戸川コナン（えどがわ こなん）／工藤新一（くどう しんいち）とは、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で、本作の主人公。高校生探偵として活躍していた新一だったが、あるとき全身黒ずくめの男たちの怪しげな取引現場を目撃。口封じのため男たちに飲まされた薬の副作用で幼児化してしまった。それからは江戸川コナンと名乗り、工藤新一であることを隠して日々事件を解決しながら男たちの行方を追っている。

宮野志保（みやの しほ）／灰原哀（はいばら あい）

元組織の研究者。
博士は組織を抜け出した彼女を保護し、以来一緒に暮らしている。
メタボ体質な博士が万が一にも大病を患わないように、灰原が食事の管理をしている。
本当の両親を亡くしている灰原にとって博士は父親のような存在であり、博士にとっても灰原は娘のような存在である。

灰原哀／宮野志保（名探偵コナン）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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灰原哀（はいばら あい）／宮野志保（みやの しほ）とは、『週刊少年サンデー』で連載の青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で、「黒の組織」と通称される犯罪組織の元幹部。組織内では科学者として活動していたが、自身の開発した薬品「APTX4869」を服用して体が幼児化してしまう。
姉の死の謎を探る中で組織に狙われ、同じく幼児化した工藤新一への接触を図る。阿笠博士によって「灰原哀」と命名され、江戸川コナンと同じ帝丹小学校に転入し、小学生として暮らしている。

少年探偵団（しょうねんたんていだん）

コナンや灰原の同級生。
博士の家によく遊びに来ており、度々キャンプなどのアウトドアに連れて行ってもらっている。
「博士の家に泊まることにして」と言っては事件に首を突っ込むこともしばしば。

博士の誕生日にはサプライズでお祝いしようとしていて、元太がクロダイを釣り上げたこともある。
独身で子供のいない博士にとっては子供や孫のような存在。

赤井秀一（あかい しゅういち）

FBIの捜査官。
コナンの追う組織に潜入捜査していたことがあり、組織からは裏切者として命を狙われていた。
そのため、コナンとともに自身の偽装死を計画。博士は彼に血が噴き出す仕掛けのニット帽とチョーカー型変声機を提供した。

赤井秀一／沖矢昴（名探偵コナン）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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赤井秀一（あかいしゅういち）／沖矢昴（おきやすばる）とは、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で、FBIの捜査官。狙撃の名手で有効射程距離は1300ヤード。赤井務武・メアリー世良夫妻の長男で、羽田秀𠮷と世良真純の兄。ジークンドーの達人で、得意技はフィンガージャブ。いつも黒いニット帽を被っていて、口癖は「50：50（フィフティ・フィフティ）」。ブラックコーヒーとバーボンウイスキーを愛飲している。ヘビースモーカーで左利き。

フサエ・キャンベル・木之下（ふさえ きゃんべる きのした）

博士の初恋の女性。ハーフ。
イチョウ柄で有名な「フサエ・ブランド」のデザイナー。
彼女自身の登場は一度きりだが、「フサエ・ブランド」のアイテムは度々登場している。

小学校のイチョウの木の下で10年ごとに博士が来るのを待っていた。
博士は彼女が既婚者だと思っているが実は独身。イチョウの木の下で一緒にいた男性はフサエの母親の再婚相手の友人で、彼女の運転手をしていただけ。

伯父・伯母

阿笠栗介（あがさ くりすけ）