九十九由基(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ

九十九由基(つくも ゆき)とは、『呪術廻戦』の登場人物で、日本に四人しかいない特級術師の紅一点。
主に海外で活動しており、日本には滅多に帰ってこない。“人に仇を為す呪霊という怪物を祓う”ことを生業とする呪術師だが、「呪霊を祓うのではなく、呪霊が生まれないよう世界の在り方を変えるべき」との思想を持ち、旅を続けているのもその手掛かりを求めてのことである。「渋谷事変」と呼ばれる事件によって日本が壊滅の危機に瀕した後、これを解決するために主人公虎杖悠仁らと行動を共にする。

九十九由基のプロフィール

等級:特級術師
趣味:バイク
好きな食べ物:チキンブリトー
嫌いな食べ物:海藻類
ストレス:任務

最速!キャラクター人気投票:第 - 位( - / 1,575票)
第1回キャラクター人気投票:第48位(161票 / 163,066票)
第2回キャラクター人気投票:第36位(77票 / 97,860票)

CV:日髙のり子

九十九由基(つくも ゆき)とは、『呪術廻戦』の登場人物で、日本に四人しかいない特級術師の紅一点。年齢は三十前後と思われる。
長身で長髪、スタイル良好の美人。性格は軽妙かつ颯爽としており、呪術師にありがちな陰湿な気質を表面的にはまったく感じさせない。それでいて勢いで動くことは少なく、様々な情報を多角的に分析し、熟慮を持って行動する研究者タイプ。
初対面の相手には「異性の好み」を聞くのが常。弟子である東堂葵(とうどう あおい)にも受け継がれており、彼の語るところによれば“性癖にはその者の全てが現れる”ことから、相手のことを手っ取り早く知るための話術であるらしい。

主に海外で活動しており、日本には滅多に帰ってこない。“人に仇為す呪霊という怪物を祓う”ことを生業とする呪術師だが、「呪霊を祓うのではなく、呪霊が生まれないよう世界の在り方を変えるべき」との思想を持ち、旅を続けているのもその手掛かりを求めてのことである。
このための方法として「全ての人間の呪力をゼロにする」、「全ての人間が呪術を使えるようになる」の二つを候補としている。呪霊は人間が無意識に漏らした呪力が集まり実体を得たものであり、その発生源である呪力が無くなるか、あるいは誰も漏らさなくなれば(=呪術のコントロールが可能になれば)必然的に生まれなくなる。しかし前者は重要なサンプルであった“呪力が完全にゼロの特異体質”伏黒甚爾が死亡して頓挫、後者は前提として呪術とそれにまつわるあらゆる事柄を公とする=現代社会の崩壊的変容を要するため事実上不可能に近い。それでも諦めず、「呪霊の生まれない世界」を作り出そうと研究を続けている。

“現代最強の術師”五条悟の封印と、それに端を発する大規模な呪術合戦「渋谷事変」によって日本が壊滅の危機に瀕した後、これを解決するために主人公虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)らと行動を共にする。
呪術界の中枢たる天元(てんげん)とは面識があり、彼から敬遠される事情があると自身では語っているが、詳細は不明。

九十九由基の呪術・能力

魚型の怪物

九十九が従えている怪物。どのような能力を持っているのか、呪術によって作り出した式神なのか、なんらかの形で調伏して従わせている呪霊なのかは不明。未知の強敵を前にした場面でも呼び出しており、彼女の戦術の中核ないし重要な局面で命を預けるに足る力の持ち主だと考えられる。
初対面の東堂の前でも堂々とこの怪物を呼び出し、“東堂にこの怪物が視認できるか=彼に呪術の才能があるかどうか”を確認しようとしている。いずれにせよ「ここで呼び出しても東堂に危険は無い」という自信無しにはできないことで、これはつまり「この怪物を完全に制御下に置いている」ことの証であり、九十九の力量がうかがえる場面となっている。

九十九由基の来歴・活躍

呪霊の原因療法を求めて

本人は高潔な理想を追い求めているのだが、九十九への周囲の評価は散々である。

呪術師を志し、優れた才覚を発揮して、特級術師に認定される。若い頃から「単に呪霊を倒していく“対処療法”では切りがない。呪霊が生まれない世の中を目指す“原因療法”に切り替えるべきだ」との思想を抱き、その具体策を求めて奔走。ついには呪術師としての仕事をほとんど放棄し、何か手掛かりはないかと海外を旅して回るようになる。日本の呪術界からはろくでなし扱いされており、誰よりも世のため人のため働いているつもりの本人はこれに閉口している。

後輩たちとの接触

初対面の夏油が抱える葛藤には気づかず、九十九は彼の「呪霊を生み出さない世界を作るなら、全ての非術師を殺せばいい」というアイデアを肯定してしまう。

五条が術師として覚醒し、“現代最強の術師”の名を確固たるものにした頃、興味を覚えて彼に会うために東京都立呪術高専を訪れる。五条への面会は果たせなかったものの、彼の親友で特級術師となった夏油傑(げとう すぐる)と邂逅する。
彼との話の中で「呪霊に対する原因療法」という持論を展開し、自身の辿り着いた「全ての人間の呪力をゼロにする」、「全ての人間が呪術を使えるようになる」という案を披露する。まさにこの頃人間の醜さ、悪辣さ、そんな彼らを救うために呪術師の命が使い潰されていく現実に苦悩していた夏油は、後者の案に対して「術者以外の人間を全て殺す」という方法を半ば冗談として提案。彼の状況を理解していなかった九十九は、「自分はそこまで極端なことができるほどイカれてないが、一番現実的な手段かもしれない」と後押しすることを口走ってしまい、これが後に夏油が(彼なりの理想を貫くためではあるが)悪の道へと走る大きなきっかけとなった。

その後再び日本を訪れた際、小学生だった頃の東堂葵(とうどう あおい)と出会う。彼の才能を見抜いて弟子に取り、呪術について教授し、呪術高等専門学校への紹介など様々な便宜を図った。

渋谷事変

力尽きんとする呪術師たちを救うため、“夏油の遺体を奪った”加茂憲倫(3コマ目左)と対峙する九十九。

“現代最強の術師”五条悟の封印と、その奪還を巡る呪術師たちと特級呪霊一味の大規模な闘争「渋谷事変」が勃発。多くの者が倒れて命を落とす中、最終的な勝者となったのが加茂憲倫(かも のりとし)だった。
加茂憲倫は他人の肉体を転々としながら千年以上もの時を生き永らえる脳だけの術師で、「呪術の可能性を見極める(=呪術という技術がどこまで発展しうるのか、その究極の到達点を知る)」という目的のために暗躍。渋谷事変もそのために彼が画策したもので、自身の邪魔になる五条を封印することが目的だった。

それを達成し、五条を封じた呪具と共に撤収せんとする加茂憲倫。五条を取り戻さんとそれを阻む呪術師たち。しかし力の差は圧倒的で、呪術師たちが壊滅寸前となったその時、九十九がその場に乱入。この時点で夏油は死亡していたものの、彼が悪の道へと走った後に作った仲間たちと連絡を取り合っており、彼らと協力して居合わせた術師たちを全員救い出す。しかし加茂憲倫が放った何千という呪霊の大群には対処できず、東京が壊滅する様を見届けることとなる。
その加茂憲倫を直接打倒することも撤退する中で考えたものの、そのリスクと「ここまで事態が進んでしまったのであれば一度様子見するべきでは」との想いから断念する。

東京崩壊

天元の下を訪れる九十九と、右から虎杖、伏黒、真希(奥に居るメガネの人物)、乙骨ら五条の教え子たち。

加茂憲倫が放った無数の呪霊により東京は壊滅。さらに彼の仕込みによってむりやり術師に仕立てられた一般人たちによる殺し合いが勃発し、日本は混乱と混沌の中に突き落とされる。
虎杖悠仁、伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)ら五条の教え子たちと合流し、五条の封印を解除する方法、加茂憲倫の目的とそこから予測される次の動きについて知恵を借りるべく、呪術界の中枢たる天元(てんげん)の下を訪れる。

天元は敵方と通じていることを危惧して一度は九十九たちを拒絶するも、その可能性は無いと見るや一転彼女たちの前に姿を現す。彼は加茂憲倫の正体が羂索(けんじゃく)という千年以上昔の術師であることを一行に教えると、協力する代わりに自身の護衛をしてほしいと要求してくる。

天元は不死の術式を持つ術師ではあるが、五百年置きに星漿体と呼ばれる特殊な資質を持つ者との同化を果たさないと肉体を維持できなくなる。十一年前にこれに失敗し、不死のまま自我と肉体を失った彼は、「地球上のあらゆる場所に遍在する幽霊」のような状態になっていた。
もはや人間より呪霊に近い存在で、羂索が我が物とした呪霊操術の対象ともなりうる。この状態の天元が羂索の支配下に置かれ、無為転変で全人類との融合を果たせば、それは「個としての人類」の消滅と、剥き出しの自我同士が延々と互いを呪い合う地獄絵図が完成することを意味していた。

事情を聞いた九十九は、特級呪物の受肉体である脹相(ちょうそう)と共に、天元の護衛に就くことを宣言する。
“天元と人類の同化”を目論む羂索。その準備として進行している、術者同士のデスゲーム「死滅回游」。これを止めるため、それぞれに役目を背負って薨星宮を後にする虎杖たちを見送り、いったん彼らと別行動を取ることとなる。

九十九由基の関連人物・キャラクター

夏油傑(げとう すぐる)

日本に四人しかいない特級術師の一人。人間の醜悪な本性と、それを守るために自分たち術師が戦って命を落としていく現状に絶望し、「非術師を皆殺しにして、全ての術師にとっての楽園を作り上げる」という危険思想を抱くようになる。この実現のため悪の道に走り、その中で集めたラルゥを含む仲間たちと共に様々な事件を起こした。最終的に親友たる五条にトドメを刺される形で死亡する。
夏油が上記の苦悩に精神的に追い詰められていた際に出会い、自身の「呪霊に対する原因療法」という思想を披露。それを聞いた夏油が出した「非術師を皆殺しにする」というアイデアをまったく悪気もなく肯定的に評価してしまい、彼が呪詛師(=呪術を悪用する者のこと)となる大きなきっかけの一つとなった。

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