里中千枝（ペルソナ4）とは【徹底解説・考察まとめ】

物理属性の攻撃技。
トモエのレベルが70になった時に習得できる。
HPを22%消費する事で使える。敵1体に特大ダメージを与える事ができる。

アグネヤストラ

物理属性の攻撃技。
トモエのレベルが74になった時に習得できる。
HPを24%消費する事で使える。敵全体に大ダメージを1～3回与える事ができる。

スズカゴンゲン

トモエの第2形態。千枝のコミュニティ「戦車」のランクをMAXにすることで、この姿に転生させることが可能。
モデルは京都祇園祭の山車のひとつ「鈴鹿山（すずかやま）」の御神体「鈴鹿権現（すずかごんげん）」。伊勢の鈴鹿山にて、人々を苦しめる悪摩や、鬼である「立烏帽子（たてえぼうし）」を退治したといわれている。
なお、鈴鹿権現は日本神話に登場する神「天照大御神（あまてらすおおみかみ）」の荒御魂という説もある。この「天照大御神」は、雪子のペルソナの第2形態にあたる「アマテラス」のモデルであったりする。

ジャージだった衣装が黒い日本甲冑と武将らしい姿に、手にしていた武器の薙刀がツインビームソードに変貌。以前にもまして、戦乙女といった言葉が似合うような姿になった。なお兜に関しては、モトクロスバイクなどのオフロード系で使用されるヘルメットをモデルに制作がされた事が公式で明かされている。制作陣曰く「オンロードバイクは整備した道しか走れないけど、オフロードバイクは道なき道を走れる、そういった力強さ、タフさを表現したかった」との事である。

転生時に習得できるスキル以外に、習得可能なスキルへの大きな変化はない。

真・火炎見切り

補助系スキル。
火炎属性の攻撃に対する回避率を3倍あげる事ができる。

ハラエドノオオカミ

『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』から追加された、トモエの第3形態。1/11以降、コミュニティランクMAXの状態で千枝と過ごすと、この姿に転生させられる。

モデルは、神道において神道の祓いと禊を司どる神「祓戸大神（はらえどのおおかみ）」。祓戸大神は四神とされており、「瀬織津比売神（せおりつひめのかみ）」、「速開都比売神（はやあきつひめのかみ）」、「気吹戸主神（いぶきどぬしのかみ）」、「速佐須良比売神（はやさすらひめのかみ）」の事を指すとされている。
また、トモエの第2形態であるスズカゴンゲンのモデル「鈴鹿権現」は四神中の一神「瀬織津比売神」が「能面をつけ、金の烏帽子をかぶり長刀と中啓を持った姿」であると伝えられている。

転生時に習得できるスキル以外に、習得可能なスキルへの大きな変化はない。

ドラゴンハッスル

補助系スキル。
トモエがハラエドノオオカミ転生時に覚えるスキル。
必要SPは150。味方全体の攻撃力、防御力、命中率、回避率をあげる事ができる。

里中千枝の来歴・活躍

2011年4月、P4主人公と出会う

1994年7月30日、八十稲羽市内の一般家庭の子どもとして生まれた里中千枝。小・中と地元の学校に通い、2010年、八十稲羽市内にある学校「八十神高等学校」に進学する。小学生の頃に、川原に捨てられていた犬、ムクをきっかけに八十稲羽市唯一の旅館「天城屋旅館」の跡継ぎである天城雪子と知り合い、親友となる。さらに八十神高校に進学したその年、転入生としてやってきた花村陽介（はなむら ようすけ）とも知り合い、友人として付き合うようになる。

その後も特に大きな問題や障害にぶつかる事無く育つが、2011年4月、P4主人公が八十神高校に入学してきたことから、千枝の人生が大きく動き始める事になる。

両親の海外赴任をきっかけに、親戚に預けられる形で八十稲羽にやってきたP4主人公。その彼の八十神高校転入初日、千枝は隣な席の事もありP4主人公に話しかける。まだ八十稲羽市の事をよく知らないP4主人公の為、雪子と共に八十稲羽の事を教えながら一緒に下校する事になるが、その帰り道に八十稲羽市内で起きた「電柱に死体がぶら下げられる」という怪奇殺人事件の現場の前を通りかかる事になる。現場は警察による捜査が行われている最中であったが、今まで起きたこともないような事件の発生に、千枝は少しだけ不安に駆られる事となる。

その翌日、千枝はP4主人公と共に陽介の父が店長を務めるショッピングモール「ジュネス」へ向かう事になる。そこで千枝は、彼らと噂のテレビ番組「マヨナカテレビ」について話をする事になる。
「雨の日の夜0時に1人で消えたテレビを見つめると『自分の運命の人』が見える」という不可思議なテレビ番組「マヨナカテレビ」。千枝は思いつきで、P4主人公と陽介に「マヨナカテレビ」の噂を検証してみないか、と提案する。結果、3人はその晩にマヨナカテレビの検証をしてみる事になる。しかしその夜、噂通りの時間に千枝がテレビを見つめると、そこに現れたのは『運命の人』ではなく、八十神高校の制服を着たどこか見覚えのある女子生徒だった。

翌日、昨晩のマヨナカテレビで見たものについて、千枝はP4主人公と陽介と話し合う。その結果、3人とも同じ人物を見ていた事が判明する。さらにはP4主人公がテレビの中に入る力を手に入れたことも発覚。最初は何かの冗談話かと信じなかった千枝だが、その日の放課後、陽介、P4主人公と共に訪れたジュネスの家電製品コーナーに売られたテレビの中へP4主人公が身体を突っ込んだ事から、それが本当である事を知る。陽介と共に驚き慌てふためいた千枝は、結果として陽介、P4主人公とぶつかりもつれる形でテレビの中へ落ちてしまう。

テレビの中の世界、起きてしまった第2の怪奇殺人事件

テレビの中にあったのは、霧だらけの世界。そこで千枝達はクマと名乗る不思議なクマ型の生物と出会う。3人の姿を見たクマは「最近、誰かがココい人を放り込むから、迷惑している」ということを口にする。その言葉に驚く千枝達だったが、詳しい事を知る前にクマに無理やり現実世界へ帰還させられてしまう。
その翌日、八十稲羽市で再び怪奇殺人事件が起きる。しかもその被害者はなんと、陽介の想い人でありジュネスのバイト店員でもある八十神高校の女子生徒、小西早紀（こにし さき）だった。驚く千枝とP4主人公。するとそんな2人の前に深刻な顔つきをした陽介が現れる。「マヨナカテレビ」に映っていた少女は小西早紀だったのではないか、という事を告げる。いわく以前の被害者である女子アナウンサー「山野真由美」も「マヨナカテレビ」に映し出されていたという話があるのだという。例のクマの謎の発言のこともあり、もしかしたら殺人事件の手がかりが「テレビの中」にあるのではないかと考えた陽介は、P4主人公にテレビの中へ連れて行ってほしいと頼む。

想い人の死の真相を知りたいという陽介の想いを受け取ったP4主人公は、彼を連れて再びテレビの世界へと入る事にする。千枝も陽介に頼まれ、テレビの外で彼らの帰還を待つことになる。2人の身体にくくりつけられた縄を持ち、2人がテレビの中の世界でも帰り道を失わないように、現実世界とテレビの中にいるP4主人公と陽介を繋ぐ役目を任された千枝。しかし2人がテレビの中に入った直後、試しに縄を引っ張ってみたところ途中で縄が切れてしまう。混乱した千枝は、途方にくれ、テレビの前にへたり込む。手立てのなさから思わず泣きそうになったその時、テレビの中からP4主人公と陽介が帰ってくる。2人の無事を目にし、千枝は今度こそ本当に泣き出してしまう。
その後、千枝はP4主人公と陽介から、怪奇殺人事件がテレビの中に現れるもう1人の自分「影（シャドウ）」によって殺された結果、現実世界であのような死体となって現れるのだと判明したという話を聞く事になる。テレビ中の世界での影との戦闘によりP4主人公と陽介が疲労していた事もあり、その日は一旦解散し、それぞれ家路に就くこととなる。

「テレビの中」に落とされた親友の救出

そんな出来事があってからしばらくしたある日、雪子が行方不明になるという事件が起きる。実は雪子が行方不明になる前、彼女の姿が「マヨナカテレビ」に映し出されていた。事前に事件とマヨナカテレビの関係性を聞いていた千枝は、大慌てて雪子の安否を確認する為、雪子に電話をかける。その結果、その時は無事に雪子が旅館に居る事が判明したのだが、後日「マヨナカテレビ」にて今度は、雪子らしきドレスを着た人物が「王子様」を探して、城型のダンジョンの中に入るというおかしな番組が放送される事になる。その翌日、雪子は行方知れずに。テレビの中に落とされたのだと確信したP4主人公と陽介は、テレビの中へ向かう事を決める。実は前回の事件の際にペルソナ使いとして覚醒していた2人は、「自称特別捜査隊（通称：特捜隊）」を結成し、ペルソナ使いとしての力を使って独自に事件を追うようになっていた。その事を知った千枝は、自分も一緒に行くと2人に告げる。最初は拒んだP4主人公達だったが、千枝の本気を感じ、千枝も連れてテレビの中の世界へ向かう事になる。

テレビの中で千枝達を待ってたのは、城型のダンジョン「雪子姫の城」だった。クマいわく、このダンジョンは雪子の「心」からできたダンジョンであり、雪子がこの中に居るのは確実とのこと。それを知った千枝は居ても立っても居られず、城の中へ飛び込む。P4主人公と陽介、クマも慌てて千枝の後を追って城の中へと入る事となる。

千枝の「認めたくない姿」、ペルソナ使いとしての覚醒