バタフライ・エフェクト（映画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

吹き替え：渋谷茂

幼い頃から時折、記憶をなくしてしまう病を抱えて育つ。父親が精神病院に入院しているため、母と二人暮らし。
少年時代は幼馴染のケイリー、トミー、レニーとよくつるんでいたが、特にケイリーとは心が通じ合っておりお互いを思いやる仲である。
4人で爆弾を悪戯に使ったことが大きな事件に発展してしまい、その後引っ越しをしてケイリーとは離れ離れになってしまう。
そして事件をきっかけにして、4人の人生が大きく変わっていくこととなる。
大学生になり、日記を読むことで自分が過去に戻れる能力があることにエヴァンは気付く。
そして不幸な人生を送っていたケイリーを救うため、何度も過去へ戻る。
最初の人生では引っ越しがきっかけでケイリーと別れ、堅実な大学生活を送っていた。
2度目の人生ではケイリーと幸せな大学生活を送るが、衝動的にトミーを殺してしまい、刑務所に入ることになる。
3度目の人生ではレニーを不幸にしてしまう。
4度目の人生では自身が爆弾に巻き込まれ両手両足のない障害者となってしまう。
5度目の人生ではケイリーと別々の人生を歩むという悲しい選択をする。
エヴァンは友達や母親を思い、みんなが幸せになるように何度も何度も悲劇的な運命に立ち向かおうとする。

ケイリー（演：エイミー・スマート）

吹き替え：大坂文子

エヴァンの幼馴染で、エヴァンには幼い恋心を抱いていた。
また幼い頃から実父に性的暴行を加えられていた。
しかし爆弾事件をきっかけに支え合っていた二人は離れ離れになり、その後エイミーは悲劇的な人生を送ることになる。
最初の人生では家出し、ウェイトレスとして働いていたが自殺してしまう。
2度目の人生ではエヴァンと恋人同士になるが、兄トミーをエヴァンに殺されてしまう。
3度目の人生ではレニーにトミーを殺され、絶望して娼婦として堕落した人生を送る。
4度目の人生ではレニーと愛し合い、障害者となったエヴァンの世話をする優しい大学生になる。
5度目の人生ではエヴァンと別々の人生を歩むが、母に愛され美しく立派な女性に成長する。

トミー（演：ウィリアム・リー・スコット）

吹き替え：勝杏里

ケイリーの兄。
最初の人生では父・ジョージに邪険にされて育ったため、心に凶暴性を秘めていた。
爆弾を悪戯に使うことを友達に強要したり、エヴァンが大事にしていた犬を殺してしまったりと運命の歯車を狂わす事件のキーマンとなっている。
2度目の人生では少年院から出た後、エヴァンを襲い逆に殺されてしまう。
3度目の人生ではレニーに殺されてしまう。
4度目の人生では信仰に目覚め、慈悲深い大学生になる。
5度目の人生では母に愛され、まっとうに成長する。

レニー（演：エルデン・ヘンソン）

吹き替え：鶴岡聡

エヴァンの幼馴染。
最初の人生では爆弾で赤ちゃんを殺してしまったトラウマから、引きこもりとなり、プラモデルばかり作って過ごすようになってしまう。
2度目の人生では登場しないが、3度目の人生でケイリーと愛し合う陽気な大学生となる。
4度目の人生ではトミーを殺し、精神病院のベットの上で青春を送ることになる。
5度目の人生ではエヴァンと共に青春時代をおくる大学生となる。

アンドレア（演：メローラ・ウォルターズ）

吹き替え：玉川砂記子

エヴァンの母親。
幼い頃から短時間記憶を失くしてしてしまうエヴァンを心配しつつ、女手一つでエヴァンを育ててきた苦労人。
エヴァンの父親が精神病院に入院しており、エヴァンも同じ道をたどるのではと悩んでいる。
エヴァンが何度も過去に戻ることで、肺がんになってしまう等、数奇な運命を辿る。

ジョージ（演：エリック・ストルツ）

吹き替え：成田剣

エイミーとトミーの父親。
アンドレアからエヴァンを預かり、自分の子どもと一緒に遊ばせていた。
一見、アンドレアを思いやる優しい隣人だが、映画撮影と称してケイリーとエヴァンを裸にしていかがわしいビデオを撮るなど、性的暴行を行っていた。
またトミーに対しては横暴な態度や暴力を振るい、サイコパスに育ててしまう。
ジョージが隠し持っていた爆弾を子ども達が見つけて悪戯に使い、大きな事件に発展してしまう。

ジェイソン（演：カラム・キース・レニー）