新島真（ペルソナ5）とは【徹底解説・考察まとめ】

新島真の概要

新島真（にいじま まこと）とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の5作目の女性キャラクターである。P5主人公が通う「私立秀尽学園高校」の生徒会長。幼い頃に母を亡くしており、警察官であった父も殉職している。唯一の家族である姉の新島冴（にいじま さえ）の女手一つで育てられた。なお、その冴は検事として「心の怪盗団」の捜査を担当している。冴と共に「心の怪盗団」の捜査をしている高校生探偵、明智吾郎（あけち ごろう）とも旧知の仲である模様。

秀尽学園の校長から命じられ「心の怪盗団」の調査を開始した事をきっかけに、P5主人公達「心の怪盗団」とか関わっていくようになる。その頃、心の怪盗団は4人目のペルソナ使いの仲間として喜多川祐介（きたがわ ゆうすけ）を迎えたばかりであった。前科持ちのP5主人公が学園の問題児である坂本竜司（さかもと りゅうじ）や、注目されがちな生徒である高巻杏（たかまき あん）とよく一緒に居る事に目をつけた彼女は、P5主人公の尾行を始める。そうして徹底した尾行の結果、彼らが「心の怪盗団」として会話をしていたところを録音する事に成功。「心の怪盗団」に関する決定的な証拠を手にする事になる。

一方その頃、秀尽学園の生徒内である問題が発生していた。実は生徒達に高級で裏稼業を斡旋し、さらにはその事を出汁に、家族に危害を加えると脅し、学生達の財産を巻き上げるといった凶悪な事を行っている男が居るのだという。その被害にあった生徒は多く、真は生徒会長としてその解決をしようと試みようとしていた。そこで「心の怪盗団」である彼らに、その男の「改心」を依頼。断れば、録音した会話を校長に提出するとP5主人公達を脅す。
脅されたP5主人公達は、なんとかしてその男の正体を探り、彼を改心させる為に必要なダンジョン「パレス」に通じる道を開通させる事に成功する。その頃真の方は、怪盗団であるP5主人公達の在り方を前にして、「生徒会長」という立場で校長にコキ使われる自分と、自分の理想とする「正義」の姿が矛盾している事に気づき葛藤していた。そんな時、なかなか進展しない「心の怪盗団」に関する捜査で苛立っていた冴から「今のあなたは、役たたず」と言う言葉を向けられてしまい、ショックを受ける事になる。その事がきっかけで、真は自ら事件を解決する為、敵の陣地に単身で乗り込むという無茶な作戦に出てしまう。

P5主人公達は真を助けに向かうが、その結果、男から「3週間で300万用意しろ」という無茶な難題をぶつけられる。その難題を解決する為には男を「改心」させるしかなく、P5主人公達は真を連れて男のパレスへ向かう事になる。そこで真は、のこのこと敵の陣地にやってきた自分達を馬鹿にする敵の言葉にブチ切れ、他人の命令や言葉で振り回されるような自分は辞め、己の持つ「正義」を信じて進む人間になる事を決意する。その結果、ペルソナ使いとして覚醒。「心の怪盗団」の新たな一員として、P5主人公達と共に悪人の「改心」を行っていく事を決める。

新島真のプロフィール・人物像

性別：女
学年：高校3年生
学校：私立秀尽学園高等学校
身長：164cm
誕生日：4月23日
血液型：A型
星座：牡牛座
特技：家事全般と合気道
趣味：読書。大学の受験終了後にはツーリングも始めた模様
好きな食べ物：魚料理とあっさりした味の料理
好きな映画：任侠映画
コードネーム：クイーン／QUEEN
コープ：女教皇
CV：佐藤利奈
海外版吹き替え：Cherami Leigh
演（舞台）：七木奏音

都内の私立校「秀尽学園」に通う高校3年生。秀尽学園の生徒会長を務めている。読者モデルをやっている杏に負けず劣らずスレンダーな体型の女子生徒であり、作中に登場する「悪人」から『上玉』と評されたりもしている。

性格は冷静沈着で真面目。責任感も強く、行動力もある。ただし真面目過ぎるせいで、物事に妥協が出来ない面が玉に瑕となっている。その為、学校では「優等生」として周囲から認知されている。反面その内には、警察として殉職した父親譲りの熱い「正義感」が存在しており、怪盗団に加入するまでは、「優等生」として周囲の大人の言いなりになってしまっていた自分の姿い対し、本当に「正しいものであるのか」と葛藤していたりする。

怪盗団内では、元来の頭の良さを活かして参謀的立場にいる。世間から注目され、浮足立ちかけるメンバーをなだめるストッパー係も担っている。
怪盗時の服装は、鉄製の仮面に黒いレーザースーツを着用している。衣装の所々に鋭い棘が装飾されており、威圧感たっぷりの姿となっている。バイク型のペルソナ「ヨハンナ」を乗りこなして戦う姿は、映画『マッドマックス』を彷彿させるものがあるとファンの間では話題となっている。また作中で竜司から「世紀末覇者先輩」と呼ばれた事もあり、コードネームの「クイーン」同様に、この呼称も彼女を指す愛称としてファンの間に広まる事となった。

新島真のペルソナ能力

ヨハンナ

対応アルカナは「女教皇」。モデルは「ローマ教皇ヨハネス8世」。ローマ初の女性教皇である。だが史実の不明瞭さや、残されている記録と時代背景が一致しないといった点から、実在の人物ではなかったのではないかと言われていたりする。彼女自身に「怪盗団」と関連できる伝承は存在しないが、「男性のみの地位だった教皇の座を簒奪した者」という意味で、「盗み」に由来するペルソナなのではないか、と推測がされている。

仲間内のペルソナは、基本的に両手両足がある人型に近しい姿をした者が多いのだが、このヨハンナは「バイク型」のペルソナと、非常に珍しい姿になっている。「心の怪盗団」の面々もこの姿は予想していなかったようで、真が初めてヨハンナを召喚した際は呆気にとられる様が描かれている。
デザインを担当した副島成記いわく、「本作のテーマであった『疾走感』、『若者』、『自由人』などが、バイクのイメージに合致した為、この姿に決まった」とのこと。そこに「仮面」、心理学用語で「表の顔」という意味をもつ「ペルソナ」の単語に合わせる為に必ず「顔」か「マスク」をつける必要性があった事から、顔のデザインを追加。そうして、今のヨハンナの姿になったのだという。

また制作時、ヨハンナ自体はあまり世間一般的には有名ではない存在の為、「ヨハンナ」と言われてもプレイヤー間でその姿を想像できる者はいないのではないか、という推測がたてられたという。その為、「オリジナルのデザインにする事でペルソナに興味を持ってほしい」という思いも込められているとのこと。

女教皇がモデルな為か、ヨハンナ自身の口調は穏やかなものなっている。慈母のような優しい雰囲気をもつペルソナな模様。

フレイ

核熱属性の攻撃技。
ヨハンナが初期から持っているスキル。
必要なSP（スキルポイント）は4。敵1体に小ダメージを与える事ができる。「炎上」、「凍結」、「感電」状態の敵には、さらに大きなダメージを与える事ができる。

マハフレイ

核熱属性の攻撃技。
ヨハンナが初期から持っているスキル。
必要SPは10。敵全体小ダメージを与える事ができる。「炎上」、「凍結」、「感電」状態の敵には、さらに大きなダメージを与える事ができる。

金剛発破

物理属性の攻撃技。
ヨハンナが初期から持っているスキル。
HP（ヒットポイント）を13％消費する事で使える。敵全体に中ダメージを与える事ができる。

ディアラマ

回復系スキル。
ヨハンナが初期から持っているスキル。
必要SPは6。味方1体のHPを中回復させる事ができる。

ラクカジャ

補助系スキル。
ヨハンナが初期から持っているスキル。
必要SPは8。味方1体の防御力を3ターンの間だけあげる事ができる。

マカジャマ

バステ（バッドステータス／状態異常）系スキル。
『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』にて、ヨハンナが初期から持っているスキル。
必要SPは3。敵1体を高確率で「忘却」状態にする事ができる。

フレイラ

核熱属性の攻撃技。
ヨハンナのレベルが24になった時に習得できる。
必要SPは8。敵1体に中ダメージを与える事ができる。「炎上」、「凍結」、「感電」状態の敵には、さらに大きなダメージを与える事ができる。

エナジーシャワー