彼らが本気で編むときは、(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『彼らが本気で編むときは、』とは、家族の在り方やLGBT差別の問題について扱った、萩上直子監督のオリジナル脚本によるハートフル映画である。物語は、小学生のトモの母親が家出をしてしまうところから始まる。トモは母が帰ってくるまで面倒を見てもらおうと、叔父であるマキオの元へ向かうが、マキオは恋人であるトランスジェンダーのリンコと一緒に住んでいた。トランスジェンダーであるリンコにとまどうトモだったが、リンコの優しさやリンコを取り巻く人々との触れ合いを通して、心を開いていくストーリーとなっている。

『彼らが本気で編むときは、』の概要

『彼らが本気で編むときは、』とは、家族の在り方やLGBT差別の問題について扱った、ハートフル映画である。『かもめ食堂』や『めがね』で知られる萩上直子監督のオリジナル脚本による作品。2017年2月に公開され、萩上直子監督にとっては、2012年に公開された前作『レンタネコ』から5年ぶりの自身監督映画の公開となった。生田斗真演じるトランスジェンダーのリンコと、母親からネグレクトをされている小学生・トモの交流を通して、家族の在り方やLGBT差別の問題について考えさせる意欲作である。日本では、全国154スクリーンで公開され、2017年2月24日、25日のぴあ映画初日満足度ランキングで1位を獲得している。また、2017年2月25日 から 3月3日までの興行通信社調べによる週間映画ランキングでは、初登場8位にランクインした。ベルリン国際映画祭では、日本映画初のテディ賞審査員特別賞と観客賞(2nd place)をダブル受賞した。そのほか、第16回ニューヨーク・アジア映画祭にて観客賞、第12回KINOTAYO現代日本映画祭にてグランプリであるソレイユ・ドール 観客賞を受賞し、国際的にも評価されている。また、同性カップルに国内で初めて「パートナーシップ証明書」の交付を始めた渋谷区では、「ダイバーシティ&インクルージョン教育」の一環として、区と教育委員会の推奨作品とされ、学校教育の場でも取り上げられた。長谷部区長は、「LGBTについてエキセントリックに描くのではなく身近な隣人として描かれており、映像であれば子どもたちにもわかりやすい」という理由を挙げている。そのほか、少年、青年、成人向きの文部科学省選定作品にも選ばれている。
物語は、小学生のトモの母親が家出をしてしまうところから始まる。トモは、母が戻ってくるまでの間に面倒を見てもらおうと、一人暮らしをしている叔父のマキオの元へ向かうが、マキオには一緒に住んでいる人がいた。それがトランスジェンダーのリンコだった。最初は、トランスジェンダーであるリンコにとまどうトモだったが、リンコの優しさとリンコを取り巻く人々との触れ合いを通して、心を開いていく。リンコは、最初は挨拶すらままならなかったトモが心を開いていく過程を通して、トモに対する母性が芽生え、戸籍上も女になり、そして母になることを望むようになる。登場するそれぞれの人物がやりきれない気持ちをどこかに抱えながら、懸命に生きる様子を丁寧に描いている。LGBTについてやネグレクトなどの深刻な社会問題を、身近な目線に落とし込んだ、人の温かさを感じる映画となっている。

『彼らが本気で編むときは、』のあらすじ・ストーリー

トモを取り巻く環境

母親が家を出ていってしまい、物思いにふけるトモ

物語は、とあるアパートの一室で、小学生の女の子・小川トモが一人で洗濯物をたたむシーンから始まる。トモは、母親である小川ヒロミと二人で暮らしているが、ろくに食事も与えられず、ヒロミとの会話もほとんどないという状況で暮らしており、ネグレクトをされている。部屋のシンクには洗われていない使用済みの皿がたまり、洗濯物も山のように積みあがっている。干してある洗濯物を畳んだ後、トモは一人でコンビニのおにぎりと味噌汁を食べる。傍らにあるごみ箱には、コンビニおにぎりのパッケージごみが溢れている。深夜に酔っ払ったヒロミが帰宅するも、トモと会話をすることもなく布団へともぐりこんだ。翌朝も二人は会話することなく、トモは小学校へと通学する。
小学校に着いたトモは、友達と他愛もない話をして過ごす。学校では同級生の男の子・カイが、黒板に「ホモ」「おかま」などど書かれ、同じクラスの男の子たちにいじめられていた。そうした中、カイはトモに視線を向けるが、トモは気にかけていない様子を装う。学校帰り、カイはトモの家の前で待っており、「ゲームを一緒にしよう」とトモに声をかけるが、トモは、「学校でこっちを見ないで」「同類だと思われるでしょう」と邪険に扱う。そして、トモは、家の中へ入っていったが、部屋に置かれた手紙とお金を見つけ、険しい顔をして部屋を出た。これが初めてではなかったが、母・ヒロミが男と家出をしたことが手紙には書かれていた。部屋を出て、近所にある川へ向かったトモは、川が流れる様子を見ながら、物思いにふけるのだった。

リンコとトモの出会い

リンコの用意した夕食を、リンコ、マキオ、トモ(左から)の3人で食べるシーン

トモは、ヒロミの弟である叔父のマキオが働いている本屋へと向かった。前にヒロミが男と家出をしたときに、一人暮らしのマキオに面倒をみてもらったことがあったため、今回もマキオの家に居候させてもらおうとマキオに会いに行ったのだ。マンガを持ってレジに現れたトモを見て、マキオはすぐにまたヒロミが男と失踪したことを悟る。マキオの仕事が終わるまで本屋の外で待っていたトモに、マキオはヒロミの相手や行き先を尋ねるが、トモは「何も知らない」と言う。「君もダメな母親を持って苦労するね。」というマキオに、トモはうつむいたまま沈黙する。二人は他愛もない話をしながらマキオの家へと向かう。歩きながらマキオはとても大切にしている人と一緒に住んでいることを打ち明け、「事情のある人だから、会う前に言っておいたほうが良いと思った」と話す。家に帰ると、マキオの恋人であるリンコが待っていた。リンコは、男性として生まれてきたが、心は女性であったため、体も女性となる手術を受けたトランスジェンダーであった。挨拶をするリンコに、初めてトランスジェンダーの女性と接することになりとまどったトモは、どのように反応したらよいか分からず、そっけない態度しかとれなかった。その後、トモはしばらくテレビゲームに夢中になっていたが、夕食の時間になり、リンコが用意した家庭的な料理の数々に思わず顔がほころぶ。食後、トモとリンコは一緒に寝床の準備をした。トモは、ふくらむリンコの胸元が気になり、ちらちらと見てしまう。トモの目線に気が付いたリンコは、「体の工事は終わっているの」と話し、胸も大きくする手術を受けたことを明かす。リンコはトモに、胸を「触ってみる?」と尋ねるが、トモは「いいです」と言って布団にもぐりこんでしまった。

リンコの母性の芽生え

リンコがトモのために作ったお弁当

翌日、トモが起きると、食卓の上には朝ご飯と、トモのためにリンコが作ったお弁当が置いてあった。その日は学校を休み、自宅に荷物を取りに行く予定だったトモは、お弁当を持って家を出る。公園でお弁当を広げてみると、目の付いた蛸さんウインナーに、猫の顔の海苔を貼ったおにぎりが入っていた。あまりの可愛さにすぐに食べることが出来ず、周囲で遊ぶたくさんの母子の様子を眺めるのだった。
リンコが帰宅すると、トモがトイレの中で苦しんでいた。食卓に置いてあったお弁当の匂いを嗅ぐと、どうやら暑さでだめになってしまったらしいことが分かった。トモは、手の込んだ可愛いお弁当が初めてだったため、後でゆっくり食べようと思って取っておいたのだという。ダメになっていることは分かっていたが、どうしても食べたい気持ちを抑えられず、お腹を壊してしまったのだった。話を聞きながら看病するリンコは、そんなトモを愛おしく思うのだった。

リンコの初めてのおっぱい

泣きじゃくる中学生のリンコを抱きしめる母・フミコ

トモは、リンコと知り合ったことで、学校の図書室で一人『体と性』という本を読んでいた。そこへカイがやってきて、「何を読んでいるの」と話しかける。慌てて本を隠し「学校では話しかけないで」と言うトモに、カイは「誰も見てないから大丈夫だよ」と隣に座る。校庭でサッカーをする男の子たちを見ながら、カイは、その中の一人である、自分の好きな先輩の男の子の話をする。トモは、「キモイ」と言い、カイはため息をつきながら「僕はどうなっちゃうんだろう」とつぶやく。
ある日、いつもようにマキオの家でゲームをしていたトモのもとに、突然リンコの母・フミコがやってくる。フミコは男性を連れており、「再婚した夫のヨシオだ」とトモに紹介する。リンコが突然夜勤となってしまい、マキオも帰りが遅くなるからと、リンコからトモのことを頼まれて家を訪ねてきたのだった。3人で外に夕食を食べに行くことになり、その席でフミコは、トモに「胸は大きくなってきたか」と尋ねる。なぜそんなことを聞くのかととまどう様子のトモに、フミコは、同じような年頃だったリンコが自分の胸が大きくならないことに絶望し、傷ついていたことを話す。そして、これ以上リンコに傷ついてほしくないという親心から、フミコはトモに「リンコを傷つけるようなことをしたら、たとえ子どもでも容赦しない」と釘をさした。
話はリンコが中学校2年生の時にさかのぼる。フミコはリンコが体育の授業をさぼっているという理由で、学校から呼び出された。男性の担任教師と体育教師は、リンコが柔道着や水着をなくしたと言い訳をし、体育をさぼっていると指摘する。心は女性だったリンコは、体育の授業で胸を出すことがとても嫌だったのだ。それを悟っていたフミコは、「何かあの子なりに事情があると思う」と教師に伝えるが、教師は「体育は必須科目だ」の一点張りだった。その日、家に帰ったフミコは、体育教師と会ってきたことをリンコに伝える。するとリンコは泣きながら「おっぱいがほしい」とフミコに話す。フミコは「リンちゃんは女の子だもんね」と理解を示し、泣きじゃくるリンコを優しく抱きしめた。その翌日、フミコはリンコにブラジャーをプレゼントした。「おっぱいは本物をあげられないから」と、編み物で「偽乳」を作ってあげたのだった。それが、リンコの初めてのおっぱいだった。

リンコを受け入れ始めるトモ

介護施設の庭で話をするマキオとトモ

翌日、マキオとトモは、マキオとヒロミの母であり、トモにとっては祖母にあたるサユリに会うため、リンコの働く介護施設を訪れる。認知症のサユリはトモをヒロミと勘違いし、特に乱れていないトモの衣服を整えながら「女の子はちゃんとしなさい」と叱る。そんなサユリを見てトモは、マキオに「おばあちゃんはママのことが嫌いなのか」と尋ねる。マキオは、昔からサユリがヒロミにきつくあたっていたことを話し、それは「好き嫌いということではなく、愛情が裏目に出ただけのことだったのではないか」と話す。ヒロミが家を出ていき、サユリとマキオが二人暮らしをしていたとき、サユリは親心から毎日マキオのお弁当を作り、どんなに遅くても帰りを待っていたが、マキオ自身は「こんなことを言ってはいけないけど、憂鬱に感じていた」と言う。トモは、マキオに「お母さんはおばあちゃんのこと、捨てたって言ってた」と言い、ヒロミも自分のことを捨ててしまうのかと心配する。マキオは「トモのママは自分の中の優先順位をうまく考えられない人だ」と説明する。そんなマキオに、「マキオの優先順位の一位は何?」とトモが訊くと、リンコさんだと答える。すると、トモはリンコとマキオの出会いについて尋ねた。マキオは、この介護施設で、サユリの身体を拭くリンコの姿を見て、涙が出るほど美しく、ひとめぼれをしてしまったことを話す。そして、「リンコさんのような心の人に惚れちゃったらね、あとの色々なことはどうでもいいんだよ。男とか女とかもはや関係ないんだ。」とリンコのすべてを受け入れていることを話した。
そこで、リンコがコンビニでおにぎりを買って、二人のもとへやってきた。トモは、そのおにぎりを食べて吐いてしまう。トモはコンビニのおにぎりが嫌いだったのだ。倒れたトモは夢の中でヒロミを思い出していた。「この子はコンビニのおにぎりを与えておけばいいのだ」「コンビニのおにぎりが好きなのだ」と言う母の声が夢の中で遠く聞こえ、うなされて起きたトモは、母親にもらったぼろぼろのタオルを大事に抱きしめる。そんなトモをリンコは、「まだまだ子どもだ」と言いながら抱き寄せた。するとトモは、出会ったばかりの頃、「触ってもいい」と言われても触れなかったリンコの胸に自分から触れてよいか尋ねる。そんなトモをリンコは優しく抱擁するのだった。

心を通わせるリンコ、トモ、マキオの3人

スーパーでカイの母・ナオミに話しかけられるトモ

リンコとトモ、マキオは3人で近所にお花見に出かけた。リンコは、出会ったばかりの頃、トモが好きだと言っていたしじみのしょうゆ漬けと切り干し大根の煮物をお弁当に詰めてくれていた。3人は、まるで家族のように仲睦まじく毎日を送っていた。
そんなある日、リンコとトモはスーパーで買い物をしていた。同じく買い物に来ていた同級生カイとその母親・ナオミは、トモとリンコを見かける。トモが一人で商品を探しにリンコと離れたとき、ナオミは「ああいう種類の人とはあまり一緒にいないほうがよい」と心配して声をかける。トランスジェンダーであるという理由だけで、リンコのことを良く思わないナオミに怒ったトモは、返事をせずに、ナオミに向けて売り場に置いてあった洗剤をかけてしまう。警察が来る事態となってしまったが、カイの母親が事件にするつもりはないということで穏便に事が済んだ。カイの母に謝るリンコだが、トモは一向に謝ろうとしない。
家に着くとトモはリンコに騒動を起こしてしまったことに対して謝った。カイの母親に謝れなかったトモに、「どんなことを言われてもあんなことをしてはだめだ」とリンコは言い聞かせた。「どうしてもやりきれないときには編み物をして怒りや悲しみを忘れるのだ」と話し、編み物をし出すリンコ。トモが「何を作っているのか」と尋ねると、リンコは「自分の男根への供養として、『煩悩』と名付けた、男根の形をした編み物を作っているのだ」と話す。煩悩の数である108個の編み物を作ったら、燃やして供養し、そして「戸籍を女性に変える」と言う。そんなリンコに、「自分も作ってみたい」とトモは言い、リンコに編み物を教えてもらう。
その夜、マキオと晩酌中、リンコは、「このままヒロミが帰ってこなければ、トモを養子にして3人で暮らせるのかな」とつぶやき、真剣に「トモのママになりたい」と話す。そして、「戸籍を女性に変え、マキオと結婚したい」と、遠慮がちに語るリンコに、マキオは一言「全部受け入れます」と答えるのだった。

リンコと母の間で揺れるトモの心

母親の服の山に顔をうずめて泣くトモ

翌朝、学校へ行くと黒板にトモの名前と変態家族という言葉が書かれていた。「ばらしたのか」とカイに詰めよるが、カイは首を横に振る。クラスメイトから好奇の目で見られたトモは、そのまま学校を飛び出してヒロミと暮らしていた家の近くまで来てしまう。そこで、ヒロミの後姿をみつけたトモは、急いで家に帰るが、そこにヒロミの姿はなかった。トモは、タンスからヒロミの服を引っ張り出し、ヒロミの匂いのする服の山の中で泣き崩れる。その夜、遅くに帰ってきたトモに、リンコは学校へ行かなかった理由とどこにいたのかを問いただす。トモは、そんなリンコに、「ママでもないくせに」言い放ち、押し入れの中に隠れてしまう。
翌日、リンコは介護施設で編み物をしながらサユリと話をしていた。サユリは編み物を見て思い出したように昔話を始めた。夫が浮気をして家を出ていってしまい、「何かをしていなくては気がおかしくなりそうで、編み物をしていた」と話す。子どもたちの服やマフラーをたくさん作ったが、娘のヒロミは何かに感づいていたのか、作ったものは一度も身につけなかったそうだ。そして、籍を抜いていなかった夫が亡骸で家に帰ってきたとき、「3年間作り続けた編み物を夫の棺の中にすべて入れて一緒に燃やした」と語った。
一方、カイは母親から、普通ではないトモと話してはいけないと言われ、自身も男なのに男が好きであることは普通ではないのかと思い悩んでいた。
トモは、「ママでもないくせに」とリンコに言ってしまってから、リンコとマキオが帰ってくると押し入れの中に隠れてしまっていた。そんなトモに、リンコは紙コップで作った糸電話をそっと渡し、「お互いの内緒話をしよう」と言う。先に「私から」と言って、自らの名前が「リンタロウだった」と打ち明け、「手の大きさなど自分ではどうにもならないこともあるんだ」と心の内を打ち明ける。そして、「トモは?」と問いかけると、トモは、一言、「昨日、ママを見かけた」と打ち明ける。すっかりトモを自分の娘のように可愛がっていたリンコは、実の母であるヒロミが戻ってきたかもしれないことに動揺し、「毛糸を買いに行ってくる」と言って家を出て行ってしまう。

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