狼陛下の花嫁(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『狼陛下の花嫁』とは2009年から2018年まで『LaLa』で連載された可歌まとによる人気ラブコメディ少女漫画。
舞台は中華風の国、白陽国の王宮と後宮、そして下町。
下町で働く汀 夕鈴(てい ゆうりん)が父の知人の紹介で”冷酷非情な狼陛下”と呼ばれる白陽国(はくようこく)国王、珀 黎翔(はく れいしょう)の臨時花嫁として雇われ、時に甘く、時に悲しく厳しい現実に立ち向かい数々の困難を周囲の協力を得て乗り越え成長していく物語である。

黎翔が牢屋に投獄されている闇商人に向けた一言。
闇商人である韋良は柳方淵の兄である柳経倬、菫蘭瑶と共謀して黎翔を陥れようとしたため投獄されている。
韋良は黎翔の父が国王の時代に官吏を目指していたが貴族からの支援がないと官吏登用試験には合格できない仕組みのため自身で王を据え変えて制度を変えようとした。
策略は失敗に終わり投獄されることになった韋良の考え方は黎翔も理解できるところがあったため今後韋良のような者が増えないため官吏試験の現状確認をすることを約束するのであった。

赤朱音「全員殴るだけ…一人目で大当たりとは運がいいわ」

怒りが篭った視線を飛録へ向ける赤朱音

赤朱音が自分を裏切った側近である飛録に向けた一言。
白陽国滞在中に兵士の鍛錬風景の見学を申し出た赤朱音だったがその最中刺客からの攻撃を受ける。
刺客の内通者が自身の側近の中にいることを察した赤朱音が自白させようと呼び出し内通者である飛録を炙り出した。
飛録は白陽国との同盟強化により国を危険にさらすことを反対するための企みだった。それに対し赤朱音は自分を信じてついてくるよう説得し、事を収めるのであった。

菫蘭瑶「けれど、私にしてみれば後宮の女などすべて妖の類にございますよ」

過去の後宮の女を妖の類だと語る

夕鈴がお妃教育を講師を菫蘭瑶に願い出る際、夕鈴自身が現在王宮内で”妖怪妃”と呼ばれていると語り、それに対する菫蘭瑶が返した一言。
黎翔の父である国王の代から後宮を見てきた菫蘭瑶は後宮の女を妖の類だと例える。
過去の後宮の女たちがそのような者たちだったことに驚く夕鈴を見て最初はお妃教育の講師を断っていた菫蘭瑶は引き受けることを承諾するのであった。

珀黎翔「君を僕から引き離そうとするなら、それが何者であっても…必ず滅びの末路を与えよう」

黎翔は狂気の篭った言葉をつぶやく

夕鈴が記憶を取り戻した際に弱気になった夕鈴へ向けた黎翔の狂気的な一言。
記憶を取り戻した夕鈴は黎翔に置いていかれた、今までの王宮での生活は夢だったのではないかと心配になり、後を追う。
そんな夕鈴と遭遇した黎翔はいままでの行動を見て夕鈴は世界で一番強いんだと勘違いしていたと告げる。そしてこれからは絶対に離れないことを誓うのであった。

『狼陛下の花嫁』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

夕鈴の臨時バイトの紹介者は周康蓮

臨時花嫁バイトを夕鈴の父に紹介したのは夕鈴の父の古くからの知人である周康蓮だった。

黎翔は仕事以外、夕鈴にかまうことしか興味が湧かない

星祭り前の短い休暇中、夕鈴が勉強で不在のため黎翔は暇を持て余していた。
李順と共に川遊びや鳥観察をやってみたもののやはり夕鈴がいないと面白くなかったのであった。

お転婆な夕鈴似の女性を探し出すのは困難

夕鈴の臨時花嫁バイト終了後大臣達が用意した夕鈴に似せた女性を用意するが、黎翔の中の夕鈴はまったく違うため本当の意味での夕鈴は結局一人だと思い知らされるだけだった。

紅珠の小説のタイトルは『リリカルドリーミング☆ラブロマンス』

紅珠が黎翔と夕鈴をモデルに執筆している小説は国内外共に人気で赤朱音や珀瑠霞の子供達も熱烈なファンである。
続編を期待されているがあと少しのところで進んでいない様子。

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