ザ・キング:永遠の君主(韓国ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ザ・キング:永遠の君主』とは、2つの世界(パラレルワールド)を舞台にタイムスリップ等が起こるファンタジー&ロマンスドラマだ。韓国の人気俳優のイ・ミンホの兵役後の復帰作であり、韓国ドラマのヒットメーカーのキム・ウンスクが脚本を手がけたドラマである。大韓帝国の皇帝イ・ゴンを俳優イ・ミンホが演じ、大韓民国の刑事チョン・テウルを女優キム・ゴウンが演じた。幼い頃父親を殺された大韓帝国の皇帝ゴンと、正義感の強い大韓民国の女性刑事テウルが2つの世界を行き来する異次元ラブロマンスを描く。

『ザ・キング:永遠の君主』の概要

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『ザ・キング:永遠の君主』とは、2020年4月17日から6月12日まで韓国の放送局SBSに放送された韓国ドラマ。毎週金曜日と土曜日の22時から放送していた。
このドラマでは、大韓民国(韓国)とは別の大韓帝国というパラレルワールドが同時に存在している。また大韓民国にいる人間が大韓帝国にも存在する設定である。両世界の人間は、顔はそっくりだが、名前、性格、生い立ち、歩む人生が異なっている。両世界を繋げるのは、「萬波息笛(マンパシクジョク)」という国宝とされる伝説の笛。この笛は、謀反の時に2つに割れて、大韓帝国の皇帝イ・ゴンとゴンの父親を殺した逆賊のイ・リムが持っている。

幼い頃父親を父の弟イ・リムに殺されたのを目撃したイ・ゴンは、自分も殺されそうになるが、黒ずくめの格好をした謎の人物が助けに来たことで一命をとりとめた。その際に助けに来た者が落としたのが、警察のIDカードだった。それ以来ずっとゴンは自分を助けた者を探し続けたが、身元不明の警察のIDカードなので手がかりがなく、どれだけ探しても見つからなかった。謀反から25年後、大人になったゴンの前にパラレルワールドの門が開き、大韓民国の世界にたどり着いた。そこで出会ったのは、幼い頃の暗殺の夜に助けてくれた女性刑事チョン・テウルだった。しかし、テウルは何も知らない。その後、ゴンに連れてかれて大韓帝国に来たことをきっかけに、テウルはリムが起こした謀反を知るようになる。大韓民国で起こった事件が、リムに関係することがわかると、ゴンとテウルは、リムを追うため協力して捜査をしていく。
大韓帝国と大韓民国の両世界には、それぞれ同じ顔の人間が存在する。いわゆるドッペルゲンガー(自分とそっくりの姿をした分身のこと)だ。ゴンとリムの影響で、ドッペルゲンガー同士は出会うことになる。ゴンは、リムを捕まえるために、側近をドッペルゲンガーと入れ替えて調査させ、一方リムは世界を混乱させるためにどちらかを殺す。
謀反事件から25年後、ゴンとテウルは大韓帝国と大韓民国を行き来して、ゴンの父親を殺した逆賊イ・リムを追い、真相に近づくにつれて、次元を超えて2人は惹かれあう。そんな別次元で生きる2人の男女を描くファンタジー&ラブドラマだ。

2020年にSBSという韓国放送局で放送されたドラマである。全16話。放送終了後は、ネットフリックスで視聴できる。
主人公の大韓帝国の皇帝を演じたのは、イ・ミンホ。彼にとって『ザ・キング:永遠の君主』は兵役後の最初の復帰作である。イ・ミンホはこれまでテレビドラマ『花より男子~Boys Over Flowers』、『相続者たち』、『シンイ-信義-』、など数々の人気ドラマの主演を務めてきた。そして、ヒロインの大韓民国の女性刑事チョン・テウルを演じたのは、キム・ゴウン。これまでテレビドラマ『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』、『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』や映画『ウンギョ 青い蜜』などの作品の主演を務めてきた。

脚本家は、韓国ドラマのヒットメーカーのキム・ウンスクが務め話題となった。これまで『シークレット・ガーデン』、『太陽の末裔』、『相続者たち』など、御曹司との恋愛がテーマの作品が多く、王道のシンデレラストーリーで韓国ドラマファンを魅了している。また、男性のキャラクターを王子様のように描いていることが多いため、"プリンスメーカー"とも言われている。

『ザ・キング:永遠の君主』のあらすじ・ストーリー

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1994年、暗殺された悲劇の皇帝と目撃したその息子

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父の国葬式での幼いゴン。

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謀反に失敗して竹林に逃げるリム。

1994年冬、大韓帝国の世界。幼いイ・ゴンは大韓帝国の皇帝である父親が腹違いの兄であるクム親王イ・リムに殺された現場を目撃してしまう。
イ・リムに抵抗し、父親の剣、西寅剣(サインゴム)を振りかざして国や父親が大切に保管している竹笛の萬波息笛(マンパシクジョク)と呼ばれる国宝を真っ二にした。笛を壊されたイ・リムは怒り、半分になった笛でゴンの首を絞め殺そうとした。その国宝は、682年新羅の神文(シムムン)王が、竜王からもらった竹笛を萬波息笛(マンパシクジョク)と呼び国宝としたものである。もう半分はゴンが握りしめてる状態だった。
そんな時、黒ずくめの何者かが助けに入り、リムは追い詰められ逃げることとなった。そして、ゴンの命は助かった。ゴンは首を絞められたので、意識が少ししかないなか、助けに来た黒ずくめの者がゴンの脈を確認する時にその者のぶらさげた警察のIDカードを手に取ってしまった。そこには”ソウル地方警察庁”と書いてあった。
その後、父親をなくしたゴンは、悲しみながらも国葬をあげ、また皇帝への即位式もあげた。「父上に会いたい」と泣くゴンを先皇の友人の息子であるチョ・ヨンが慰めてくれた。

一方で謀反に失敗したリムは萬波息笛の半分を持って逃亡の際に竹林にたどり着く。そこで稲妻とともに妙な石柱が2つ現れ、まるで門のように立っていた。石柱の間には稲妻のような光があり、リムは不思議に思いながらもその妙な力に引かれ、大韓民国の世界に行ってしまった。
そこで、とある男とぶつかり、「兄貴?!なぜ歩けるんだ?!」と驚かれる。その男の姿は大韓帝国で殺したはずの弟イ・ホにそっくりなイ・ウノという男だった。貧しい身なりをしていたウノを見て、興味をもったリムは「お前の兄貴はどこにいる」と聞き、イ・ウノの家に向かった。大韓民国の世界では、リムはどうやらウノの兄イ・ソンジェとして生きているようだ。そしてそこには車椅子に座ったリム自身とそっくりの男がいた。その姿は、弱々しく話もできない状態だった。リムは自分とそっくりの男を殺し、帰ってきたその家の子供も殺した。また、家を教えてくれたウノも殺した。ウノの妻であるチョンヘは夫の死を知らされ帰宅し、車椅子に座っている男が自分の家族を殺したリムだと気付かず、車椅子に座っている男を義理の兄だと思って話しかけた。すると途端にリムは立ち上がり、それを見たチョンへは驚く。なぜなら義理の兄ソンジェは病気で足が不自由のため、本来歩けないからだ。その時、警察が家に訪ねてドアをたたいた。亡くなった息子についてだった。リムは「夫も子供も殺され、残ったあなたに疑いがかかる。私に救いを求めるか?」と言った。車椅子に座っているのが、悪魔だと気付いた時には遅かったのだ。

しばらくして大韓帝国で逆賊イ・リムの死体が浜で見つかった。大韓帝国皇室序列2位であり、医学教授であるイ・ジョンインが解剖し、自殺と推定した。解剖したジョンインは「軍に射殺されたことにしよう。不安定な皇室と幼い皇帝のためだ。」とノ尚宮(サングン)に言った。ノ尚宮(サングン)もそれに了承し、真実を隠した。それから19年後、リムは彼の側近であるユ・ギョンムの前に現れた。その姿は19年前の謀反の時と変わらないままだ。どうやら、浜の死体は大韓民国で殺したイ・ソンジェの死体のようだ。

月日が流れ、時は2019年になり、幼かったイ・ゴンは国民から尊敬される立派な皇帝になった。ゴンが信頼するヨンはゴンの側近になった。33歳になったゴンは恋愛に関心がなく数学に没頭していた。そんな中、大韓帝国の最年少の女性総理ク・ソリョンとの交際が国中の噂になる。しかしそれは表だけで、本当は交際していなかった。皇室にとっても総理にとってもイメージ戦略のようなものだった。それでもその噂を気に入るソリョン。ゴンは仕方なく付き合っている感じだ。そんなゴンの部屋の至る所にお札をひっそりと隠すノ尚宮(サングン)。結婚し、跡継ぎを残すのも皇帝の仕事。だが、その気が全くないゴンを心配していたのだ。実は、ゴンにはずっと想っている人がいる。それが”時計うさぎ”だ。25年前の悲劇的な夜に自分の命を救ってくれた人のことである。書斎にて、あの夜からずっと”不思議の国のアリス”の本に挟んで保管しているIDカードを手に取り、”時計うさぎ”に思いをはせるゴン。そのIDカードには女性の写真とともに”チョン・テウル”と書いてあった。

ボートレースに参加した日、ウサギの形をした黒色のフードがついたパーカーを着た逃走犯を見かけた。ゴンは25年前の夜、自分を救ってくれた”時計うさぎ”だと思い、裸足で走って追ったが見失ってしまった。ヨンもゴンを追いかけ、「いったいどうしたんです?」と心配したが、「”時計うさぎ”をみた」とゴンは答えたが、ゴンの言うことを全く理解をできない。
ゴンは25年間ずっと自分を救ってくれた”時計うさぎ”が気になっていた。そして、ヨンに調査を頼むも全く見つからなかった。

ある日、愛馬のマキシムスと馬場にいた時、また”時計うさぎ”を見たゴン。すぐさまマキシムスに乗って追いかけるが、竹林まで行ったところで見失った。そこで稲妻とともに石柱が2つ現れた。ゴンは不思議に思いながらも光に導かれ、石柱の間を通った。そして、大韓民国(韓国)の世界に着いたのだ。大韓帝国の首都は釜山だが、ゴンがたどり着いたのは大韓民国のソウルだった。

パラレルワールドに来てしまった大韓帝国の皇帝

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大韓民国に初めて来たゴンを職質するテウル。

大韓民国のソウルに来たゴン。その頃、女性刑事のチョン・テウルは交通渋滞にあっていた。渋滞で車が動かない中、道路に馬に乗った男、ゴンが現れ注目を浴びていた。それを見たテウルは、「そこの馬主、止まりなさい!」と注意したが、聞こえていないのか全く止まる様子はない。ゴンを追いかけ、車から降りたテウル。ゴンは自分に声をかけた女性を見て驚く。テウルと”時計うさぎ”が同じ人物だったのだ。馬からサッと降りてテウルのIDカードを確認した。自分を助けてくれた人にやっと会えて嬉しく思ったゴンは「やっと会えたな。チョン警部補。」と言い、テウルを抱擁した。それに戸惑うテウル。テウルはゴンに「身分を証明するものは?」「なぜ私を知っているの?」と聞くも、ゴンは自分が「発給されていない。私は皇帝だ。」と言い張る。続いて、ゴンは「怪しいものを追ってきたが、落ち着いて考えてみたら、ここはおそらくパラレルワールドだろう。」と言った。それに呆れて、全く信じていないテウル。

警察署にゴンを連れてきたテウル。ゴンは、取り調べしてもずっと「自分は皇帝だ」と言い張り、名前を聞かれても答えようとしない。結局牢屋に閉じ込められたゴンは、社会服務中のウンソプに出会い驚く。その姿はゴンの側近ヨンの姿と一緒だが、性格や雰囲気が全く違う。ヨンは冷静沈着であまり話さない性格だが、ウンソプは明るくておちゃめな性格だった。ヨンが自分を追ってきたと思っていたが、実は全くの別人でがっかりしてしまった。

ゴンを取り調べする中で指紋をとってもなにもわからない。身分を証明するものがない。この世界に存在していないからだ。
ゴンはほらみろという表情で、「私はこの世界にいなかったようだな。君もまた私の世界にいない。写真と生年月日、所属しか手がかりがなかったんだ。」とテウルに言った。テウルは「写真はどこに手に入れたの?証拠は?」と質問攻めした。だが、ゴンは「写真より魅力的だ。」とテウルに言い、続いて「証拠はこの私だ。その世界から来たのだから。」と話し、さらに量子学と平行宇宙学のことを話し始めると、テウルは無視してゴンの口の中に綿棒を入れ、DNAを採取した。

その後、大韓民国のお金を持っていないゴンは自分の着た服についているダイヤモンドのボタンを宝石店で売った。そのお金で高級ホテルのスイートルームに泊まり、またウンソプを呼び出し、買い物につき合わせた。そして、ブランド物の服と引き換えに幼いころの写真をみせてほしいとウンソプに頼むゴン。その写真には幼い頃のウンソプと彼の父親が映っていたが、その姿は大韓帝国にいるヨンとその父親の姿と瓜二つだった。それを見たゴンは、大韓民国がパラレルワールド(並行世界)だと確信した。

一方、大韓帝国ではク総理が皇帝のスケジュールが1週間未定で皇室の警備が厳しくなったという報告を秘書から伝えられた。「また無断で外出したようね。」と呆れながら言い、また「国民に皇帝の女性は私だと信じさせてるのに。」と呟いた。そして、ネットで皇帝とのスキャンダル写真についての国民の祝福するようなコメントを見て、「皇帝の女性はやはり私でなければ。」と自分に酔っていた。

その頃、ゴンの側近であるヨンは”時計うさぎ”を調査している中、”時計うさぎ”の人は、ルナという女性で窃盗の常習犯であることがわかった。また、その後の調査で、ボートレースのイベントで写真を撮っていたミョン・スンアを訪ね、写真を見せてくれと頼み、確認したら彼女のカメラにはイ・リムの姿を発見した。そして、ヨンは彼女に「写真は全てメールで送ってくれ。」と言い、自分のメールアドレスを渡して去った。

大韓民国では、夜帰宅したテウルは庭にゴンの愛馬マキシムスがいることに驚いた。「君の家に庭があると聞いた。正七品(チョンチルプム)のマキシムスを頼む。」というメモを見て、「くそ野郎!」と叫びホテルに向かった。(※正七品とは、身分や階級を表す。18段階あり、正七品は下から6番目の階級である。)
ホテルに着くと、「家にいる馬だけど、高値で売れそうね。10分以内にロビーに来なさい。」という脅迫のようなメッセージをホテルのフロントスタッフを通して送った。
慌てて出てきたゴン。そして「私が世話する。元の世界に戻るまででいい。庭を貸してくれないか?」と言い、それに対しテウルは「いつ戻るの?」と聞いた。「まだわからない。もう少し君といたいから。」と答えると、「DNA検査が終わるまでね。馬に罪はないから預かる。けど、有罪かもしれないから馬を売られたくなったらおとなしく待って。」とテウルは言い、立ち去った。

一方で、25年前、謀反に失敗し大韓民国に逃走したリムは、廃人同然だった自身のドッペルゲンガーを殺してなりすまして生きてきた。ある日、リムは誕生日会で友達からわざとサッカーボールを送られた足に障害がある息子の母親の前に立ち、「あなたの願いはなんですか?」と言い、その母親は泣きながら「息子が歩けるようにしてほしい。」と祈った。するとリムはその母親に「あなたの子供が歩けるようになることは絶対にありません。しかし、あの子たちの脚を折ることはできる。祈りを変えてみませんか?」と提案した。その後、しばらくして、3人の子供が通りでトラックにひかれ脚が不自由になったというニュースが報道された。リムはこうして大韓民国で味方を増やしていった。
その後、リムは1994年に亡くなった息子ジフン(大韓民国にいた幼いゴン)の命日に墓参りするチョンへを遠くから眺め「卑しい者よ。お前は永遠に笑えなくなった。」と嘲笑した。リムは、チョンへの息子と夫を殺したあとチョンへを自分側へ引き込んでいたのだ。

しばらくして大韓民国で過ごすゴンは、テウルとチキン専門店に入った。チキンを食べようとしないゴンに「なんで食べないの?」と聞くと、「毒味してくれないと食べられない。」と答えた。さらに「これを食べて私が死んだら、今から言う言葉が最後になる。ありがとう。過去25年間、君のおかげでそれほど孤独ではなかった。」と言った。その後、ゴンはチキンを食べるとその美味しさに感動した。そして、大韓民国で過ごすゴンは、図書館に通い大韓民国の歴史を学んでいたことを打ち明けた。
「ソヒョン世子が分岐点だったようだ。君の世界では短命だったが私の世界では名君になった。清の侵略を阻止した。その時点から2つの世界の歴史は分離し現在に到った。君の世界は戦後に南北に分断、産業化して高度成長を遂げた。驚いた。」とゴンは言う。
それに対しテウルは呆れていた。いまだに自分を信用しないテウルを見て「どうして私の言うことが信じられないのか?」とゴンがきくと、テウルは「くだらない話、信用できるわけない。」と答えた。さらに「信用できないのになぜ私を助けた?」ときくと、テウルは「大韓民国の警官だから。」と答えた。

翌日、ゴンは馬の世話しにテウルの家に行った。その後、帰宅するテウルを待つゴン。テウルの友人である、ミョン・ナリが経営するカフェから出てきたテウルの同僚刑事のカン・シンジェと出会った。そこで、シンジェが「身元不明だろ?」と言いながらゴンの顔写真を撮ると、ゴンは腹を立てシンジェのパーカーのフードを彼の頭に被せてやり返した。シンジェは怒ると、ゴンは「言葉に気をつけろ。打ち首になるぞ。」と警告した。それに対しシンジェは「初対面だから多めに見てやるよ。」と言い、その場を立ち去った。

その後、帰宅したテウルにゴンは馬と仲良くしてほしいと言ったが、テウルは無視して背を向けた。その時テウルはふと、ゴンが言った「君の世界に留まる理由」の話を思い出して、庭で立ちっぱなしの彼に近づいた。するとゴンは「知人は君だけなのに。私を悲しませるな。」と言う。テウルは「もう、うんざり。私はあなたを知らない。なぜ私のことを知っているの?」と尋ねたら、25年前のテウルのIDカードのことを話した。しかし「25年前、私は5歳。なのにどうやって?ありえないわ。」とテウルは否定した。続いて「家族がいるでしょ?今頃心配しているんじゃないの?」とゴンに聞いた。
するとゴンは「家族が気になるのか?私は独身だ。后はいない。私が誰であるかを知ってもらうために、君に座を授けよう。君を皇后に迎えよう。これで私がこの世界に留まる理由ができた。」と告白した。それを聞いたテウルは呆れて深いため息をつく。

大韓帝国へ戻る皇帝

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車が故障したテウルのもとに駆けつけたゴン。

「皇后に迎えよう。」とまさかの告白するゴンに、テウルは「本気なの?」と呆れていた。本気だとゴンは言うもテウルは信じなかった。ずっと疑うテウルは「パラレルワールドはどこ?行きましょう。母国の威厳を見せてやるわ!」と言った。ゴンはテウルを竹林に連れて行ったが、肝心の萬波息笛(マンパシクジョク)を持参していなかったため、石柱は現れなかった。これに対し「手ぶらで来たせいか…。」と呟くゴン。テウルは呆れながら怒り、「明日にはDNA鑑定の結果が出るけど、それでも身元が判明しなかったとしても私が協力できるのはここまでよ。」と言った。ゴンは「誰かと一致したとしてもそれは私の肉親じゃない。私の母上や父上は早くに亡くなったのだから。」と言い、家族のことを話した。

一方でシンジェはテウルの帰りをテウルの家の庭で待っていた。そこで白馬のマキシムスに近づくと、側に置いてあるサドルに付いているエンブレムと自分が捜査中のメモの文様を比較した。それは大韓帝国の文様だが、どうやらシンジェはそれを知っているようだった。

その頃大韓帝国では、大韓帝国の女性総理のソリョンは、議員の昇級案に拒否権を行使したということに反対した議員たちとの会議があった。議員からたくさんの反対意見を言われたあと、皇帝が昨年から自主的に納税していることを話し、また「私たちも何かをすべきでは?賃金格差が問題になっている中、国民に党の姿勢を示すことが必要です。」と、反論して議員たちを制圧した。

そして、大韓民国ではウンソプはゴンに呼び出され、スーパーの買い物に付き合っていた。ウンソプはゴンがウンソプの名前を借りてホテルに宿泊していることを黙っていた。しかし、ゴンがウンソプの名でホテルを借りたことを言ったため、テウルにバレてしまい怒られたウンソプは、そのことについてゴンに「秘密だと話しましたよね?口が軽すぎる。」と文句を言い、これにゴンは「お詫びとして、君を僕の"無敵の剣"に任命しよう。光栄に思え!」と言った。これにウンソプは呆れて一人スタスタ歩く。

同じ頃、大韓帝国ではノ尚宮(サングン)は皇居の広報室のメンバーの前で頭を抱えていた。ゴンがしばらく公の場に出ず、病気で休んでいるという推測の記事がではじめたからだ。表向きは書斎に閉じこもっているということにしているが、そろそろ限界のようだ。すると広報室のスンアは「国民の目をそらしましょう。」と提案した。それがヨンのSNSを開設してゴンの写真を投稿するという策だった。この投稿に国民は熱狂し、作戦は成功した。
翌日、ノ尚宮(サングン)はヨンを呼び出し、"チョン・テウル"について調べるように指示してIDカードを渡すも、「3年前陛下の指示で調査しましたが、どのデーターベースにも存在しておらず、カードの発給日もおかしいので偽物でしょう。」とチョ・ヨンは答えた。それを聞いたノ尚宮(サングン)は、「あれほど止めたのに、まだこの女を追っていたのね。」と嘆いた。そして、その夜ヨンはゴンが逆賊イ・リムの死体検案書について疑問を抱いていたことを思い出す。

その頃、テウルの方は、ゴンが大韓民国で存在していない人物であるとDNA検査でわかり、またゴンの愛馬であるマキシムスが国内にはいないスペインの血統馬であるということ知り、驚く。その後、チキン専門店にゴンを呼び出し、再びパラレルワールドについて尋ねた。するとゴンは祖国である大韓帝国について話し始めた。釜山が首都であること、ソウルは政治の中心地、平壌(ピョンヤン)が経済の中心地であることを説明する。そして、テウルからDNA検査で誰とも一致していなかったことを確認し、その後支払いを済ませお店を出た。
その夜は雨と共に雷がかなり激しい様子だった。ゴンはテウルとの食事が終わった後、ホテルに戻った。雷が鳴るとゴンの体に異変が起きた。雷が鳴る度に肩に激痛が走り、そこに金の糸のように光る静脈を見てゴンは不思議に思った。
翌日、テウルの道場で過ごしていたゴンは、運転中に車が故障したテウルが父親にかけた電話を受け取ると、すぐさまテウルのもとへ駆けつけた。そして、「サービスセンターが来るまで車をお願いね。」とテウルが頼みながら髪を結んでいる姿に見惚れている時に、大韓民国の時が一瞬止まり、その後再び動き出す光景を目撃した。どうやら時間の停止はゴンしか感じていないようだ。ゴンは、何も感じなかったテウルに「今、時間が止まった。そのおかげで美しいものを見た。」というと、テウルは呆れてまた車の件を頼んで去った。そしてテウルが去った後、テウルの車を自分で修理し、ゴンは竹林へ向かった。この時、萬波息笛(マンパシクジョク)を持ってきたため、反応し石柱が出現した。この時ゴンは、逆賊のイ・リムが笛の半分を持ち、生きて2つの世界を行き来していることを確信した。

一方で、リムは大韓帝国に戻っていた。側近のギョンムを訪ねて、また長年自分を待っていた部下たちと再会した。

その頃、テウルのカーナビの案内に従ってテウルのいる場所へ向かったゴンは、シンジェとテウルがギャングとトラブルになっているところに遭遇する。ゴンは襲ってくるギャングたちを圧倒的な強さで制圧し、2人を助けた。そしてゴンは「私は元の世界に戻る。」と告げ、別れの挨拶をした。それに対しテウルは「じゃあ、気をつけて」と冷たく返事して立ち去った。
ゴンをマキシムスの元へ送っていたシンジェは、サドルの文様について聞き出そうと、サドルの製造業者の連絡先を教えてくれと要求した。しかし、シンジェは「どこで見たのか知らないが、この文様は別世界に属している。私がその国の皇帝だ。」というゴンの言葉に腹を立て、その場を立ち去った。
そして、元の世界に帰る前ゴンは、書店に立ち寄り"金素月(キム・ソウォル)"の詩集『招魂(しょうこん)』という本を手に取り読んだ。その後、元の世界である大韓帝国へ戻った。

再び大韓民国に戻ってきた皇帝

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ゴンが25年間持っていたテウルのIDカード。

ゴンが帰った後、テウルは担当しているイ・サンド殺人事件を捜査していた。その合間に竹林でゴンと会話したことを思い出す。テウルがゴンに「あなたはどんな皇帝なのか」と尋ねると「ボート選手であり数学者であり西寅剣(サインゴム)の所有者で、こんな質問が初めてだから焦っているが平気そうにしている皇帝だ。」とゴンは答えた。その時のゴンの姿はどこか寂しそうだった。それを思い出すとなぜか気分が沈むテウル。

一方で、大韓帝国・釜山では、部下から侵入者がいるという連絡を受けたヨンが竹林へと向かっていた。しかし、その侵入者はゴンだった。ヨンは密かにゴンを皇居に連れ帰った。
そんな時、大韓帝国の女性総理ソリョンが事前の連絡もなく、宮殿に押し入ったことを知り、ノ尚宮(サングン)は怒った。ソリョンの行く手を阻むノ尚宮(サングン)に対し、「陛下が消えたのでしょう?ならば紛れもなく国家の非常事態です。執務室で待つと陛下にお伝え下さい。」とソリョンは言い返してノ尚宮(サングン)を押しのけた。すると、無理やり執務室に入るソリョンとそれを見たノ尚宮(サングン)は驚く。そこにゴンがいたからだ。ソリョンは「少し日焼けしましたか?」と探りを入れると、ゴンは「書斎のある離宮は、昼は日当たりがよく、夜は星が見える所だ。」と答えてごまかした。ソリョンが帰った後、ノ尚宮(サングン)はゴンのことをとても心配したと叱りながら言った。ゴンは「会いたかった。今後も迷惑はかけるが心配はさせない。」と謝り、暖かく抱擁した。2人の姿を沈黙したまま睨みつけるヨン。それに気づいたゴンは「ノ尚宮(サングン)、ヨンの顔を見たか?」と聞いたが、ノ尚宮(サングン)はそれを無視してボタンのないジャケットを見て「最高級のダイヤが1個も残ってない!」と驚いた。そして、ヨンはゴンがいない間に厳しくしていたセキュリティを平常時に戻した。
ある日、海軍で上官だったチェ・ギテク艦長の父親の葬儀に参加するため、仕方なくネクタイをつけたゴン。実は謀反の夜、イ・リムに首を締められ殺されそうになったことがトラウマで、首を締め付けるネクタイが嫌いだったのだ。葬儀の後、ゴンは帰りの車でその謀反の夜を思い出しネクタイを緩め、その後ヨンはゴンに携帯を出すよう頼んだ。GPSのアプリをインストールするためである。

その頃、党会議で自分を侮辱した男性議員が自分の悪口を記者の前で言ったことを知ったソリョンは、すかさず彼の不倫スキャンダル写真を別の記者に渡し仕返しした。その後、側近からプヨン君ことイ・ジョンインを尋ねるようにとアドバイスされたソリョンは、彼を尋ねるやいなや「皇室に生まれたのにただの学者で、ご子息も孫も海外暮らし。理不尽だと思われませんか?」と揺さぶった。しかし、ジョンインは「そんな事は一度も思ったことはない。」と反論し、それにソリョンは「このままではこのティータイムが話題になりますよ。」と指摘した。さらにソリョンは「こうして一緒にいれば世間はプヨン君さまが私の後ろ盾と思うでしょう。」と微笑みながら言った。

上官の葬式後、ゴンはジョンインに会いに行き「叔父上に叱られにきました。」と挨拶した。ジョンインは「楽しんでこられましたか?どちららへ行ったのですか?」と尋ね、ゴンは「とても遠くへ行きました。変な女性にも会いました。」と楽しそうに答えた。ゴンはジョンインに早く結婚してお世継ぎを残すように助言されるも「朝鮮時代ですか?」と冗談を言って笑った。そしてゴンは「私を恨んでいませんか?父の腹違いの兄は弟を殺し甥である僕の首を絞めた。おじ上の子供たちは私のために永遠に国外にいます。」と言い、さらにゴンは慎重に「教えて下さい。おじ上は私の味方ですか?」と尋ねた。するとジョンインは「私の忠誠心を示すために子供を殺さねばなりませんか?それだけはできないので、家族を海外へ送ったのです。何か悪い噂でもお聞きになりましたか?」と心配した。それに対しゴンはジョンインに本当に信頼している旨を告げ、また「私に何も隠さないでください。」と言い、イ・リムの死体検案書を置いてその場を去った。

大韓民国では、シンジェの母ミン・ファヨンが大きなカバンを持ち帰り笑顔で「今日大勝ちしたの!」と言いながら帰ってきた。怪しいと感じたシンジェが中身を見るとそこにはかなりの大金が入っていた。シンジェは「こんな大金、大勝ちしても普通もらえないだろ!」と怒り、母に賭博場を追求しそこへ向かった。そこの賭博場の運営者に脅されたがシンジェは母を含め、その場にいる全員を現行犯で逮捕した。
その頃、テウルが歩いている時に、自転車に乗った少年にぶつけられIDカードを下水道に落とされた。テウルは謝罪した少年に「わざとじゃないでしょう?」と笑い、さらに「大丈夫よ。」と言い彼を行かせた。その後、署に戻ったテウル。すると科学捜査班のギョンナンからゴンが持っていた紙幣が本物であることを電話で報告され驚いた。翌日、ゴンの行方をCCTV(監視カメラ)映像で調べたテウルは、竹林のある場所で姿を消したことがわかった。テウルはそこへ向かい、そして1人で歩きながらなぜここに来たのかと不思議がった。

その時、大韓帝国ではゴンがテウルのIDカードを持ちながら雨を眺めていると、ヨンが近づき「ノ尚宮(サングン)がお呼びです。」と言った時に、また時間が止まってしまった。すぐさま数字を数えてその瞬間を把握するゴン。また時間が動き出すとゴンは「時間が止まった。」とヨンに伝え、ヨンは「時計ですか?今回はどちらへ?」と聞き返した。ゴンは「別世界だ。」と言いさらにパラレルワールドの話をしたが、ヨンはゴンの言葉を信じず「医者を呼びます。」と首を振った。
一方その頃、石柱の門を間を通り、大韓民国に入ったイ・リムはソン・チョンが住むマンションを訪ねた。リムは、チョンへが頻繁に納骨堂へ行っていることを注意すると、チョンへは「あなたと違っていつ死ぬか分からないから生前予約したの。」と皮肉を言った。リムはチョンへの言葉を無視したがチョンへは彼に雑巾を投げつけて「なぜあなたは年をとらないの!」と叫ぶ。しかしリムはまたチョンへのことを無視をして部屋を出た後、チョンへが住む隣の部屋に入った。リムは、チョンへを監視できるように隣の部屋を自分の住処にしていた。部屋の中にある現像室に入るとリムは現像したばかりのジョンインの写真を見つめていた。

大韓民国では、テウルはIDカードの再発行するも取りに行くのを忘れていた。IDカードの発行担当者からテウルのIDカードを代わりに受け取ったらしいシンジェは「昇進したくないのか?」と呆れながら新しいIDカードをテウルに渡した。するとテウルは「10月末に発行されたけど忘れてた。」と言い訳するも、シンジェから「いや、発行日は今日だぞ。リストから外れていて申し訳ないと言ってた。」と言われ、IDカードの裏を見ると2019年11月11日と書いてあることに絶句した。なぜなら、ゴンがずっと25年間持っていたテウルのIDカードと発行日が一緒だからだ。

その頃、大韓帝国では、また雷で肩を痛めたゴンはヨンに肩を見せると、金の糸のように光る静脈が現れ、ヨンはすぐさま医者を呼んだ。その隙にゴンは萬波息笛(マンパシクジョク)を持って、再び大韓民国へ行った。そしてゴンはテウルの家に着くと、テウルに家で待っていると連絡した。テウルは連絡を聞き、すぐに署を飛び出し帰宅した。
庭にはゴンが立ったまま待っていた。ゴンを見たテウルはすぐに「私のIDカードだけど、髪は結んでいた?着てた服は?」とたくさん質問してゴンが今まで話した大韓帝国について確かめた。ゴンは「髪は結んでいた。」そして「ネイビーブルーのジャケットを着てた。」と答え、すべて正解だった。驚くテウルにゴンは「確かめたいか?じゃあ、一緒に来い。」と言ってテウルを竹林まで連れて行った。
竹林まで来たがまだ半信半疑なテウル。ゴンはそれに対し「私を信じろ。」と言うと、石柱が現れ、そこを超え、大韓帝国に入った。大韓帝国に入ってすぐ、そこで目にしたのがウンソプと同じ顔をしたヨンだった。ヨンは消えたゴンを探して竹林で捜索していたのだった。テウルはショックを受け、困惑した。

パラレルワールドの大韓帝国に来たテウル

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テウルの部屋に忍び込んだゴン。

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テウルとソリョンの初対面。

ヨンから宮殿へと戻るように言われたゴンは、まず長旅で疲れた愛馬のマキシムスを労わり厩舎へ向かった。テウルも一緒に行った。そこでテウルが目にしたのは、マキシムスを手厚く世話している家臣たちだった。またマキシムスのことを"様"をつけて呼ぶことに困惑した。いまだに別世界だと信じられないテウルは、ヨンが持っていた銃を奪い、ゴンにそれに向けて「本当に本物なの?」と尋ねた。すぐさまヨンはゴンの前に立ちガードした。そしてゴンは「ああ、全て本物だ。引き金を引くのをやめろ。」と警告する。それを聞いたテウルはようやく信じ始めた。
ボードで宮殿へと戻ったゴンとテウル。宮殿に着くとゴンはテウルを書斎へ連れて行った。その後、ノ尚宮(サングン)はゴンがまた無断で外出していることに対し文句を言うと、テウルは「とんだ問題児ね!」とからかうが、ノ尚宮(サングン)の顔色を見て、空気を読んで敬語に言い直した。ゴンはこれを見てテウルはやっと自分を信じてくれたと嬉しがっていた。その後、ノ尚宮(サングン)とヨンを連れ出し、テウルを1人書斎に残す。テウルはノ尚宮(サングン)から許可するまで部屋から出ないようにと支持された。しばらくすると、テウルのためにお茶を運んできたスンアを見て、驚きながらここはパラレルワールドだと再度信じた。スンアの顔が大韓民国のナリの顔と一緒だからだ。

その後、書斎に入ってきたヨンはガラスのコップを持ってテウルの前に差し出すと、テウルは「お気持ちはよくわかりますよ。」と言い、近くにある朱肉を親指につけてコップに押した。指紋を取っていたのだ。そしてヨンはテウルに向かって「別世界から来たのか?君は誰だ?陛下の肩の傷は君が?」とたくさん質問すると、テウルは「肩を見せ合うような仲じゃないし、なぜタメ口?」と怒りながら対抗した。
そして、その後部屋に入ってきたゴンはスンアとヨンを帰らせた。テウルはゴンに「もしかして私を監禁しているの?」と尋ねた。これにゴンは「こんなこと前例がないから、みんな戸惑っている。わかってくれ。」と答えた。またこの後テウルに夕食を勧めた。夕食はゴンが料理してくれて、2人で一緒に食事した。
夕食後は、ノ尚宮(サングン)がテウルを寝室に案内した。その際、ノ尚宮(サングン)は「部外者が宮殿に滞在することは非常にまれです。何一つ漏らさぬように。」とテウルに警告した。この時、ノ尚宮(サングン)はテイルが"チョン・テウル警部補"のIDカードを持っているのを見てテウルが、ゴンが探し続けた人だと分かり、テウルをじっと見つめた。そして、「説明できない存在は、世界を混乱させるだけ。」続けて「陛下、近衛隊長、私以外と接触を控えるように。この世界に関心を持ち留まろうとしないで下さい。陛下を知ろうとしてはいけません。」とさらに警告した。

ノ尚宮(サングン)が出ていった後、テウルはぐったりするように床に座った。そんな時、ゴンが秘密の通路でテウルの部屋まで来て、テウルがいる部屋に入りテウルの隣に座った。テウルは「何しに来たの?」と困惑した。すると部屋にCCTV(監視カメラ)があることをからかうゴン。それを信じて慌てるテウルに「証明しようか?」と言い、テウルの肩に頭を置いた。テウルはやめてと嫌がるもゴンに「恋愛経験ゼロでしょう?」と質問した。ゴンは「急に?いや、あるさ。どう思う?」と答え、これにテウルは「推測してみようか?今でしょ?」と言ったら、突然ゴンがテウルにキスをした。そして「当ててくれ。"恋愛経験ゼロ"か"今恋愛中なのか"を。」と言い、テウルを見つめた。

翌日スケジュールがあったゴンは、近衛隊の制服をテウルにも着させるようにしてボディガードの一員として外へ連れ出した。数々のスケジュールをこなし、皇帝として公務するゴンの姿を間近で警護するテウル。ゴンが皇帝として人気なことも実感した。そして、テウル宛にヨンから「少しでも気晴らしになると思って外へ連れ出した。楽しんでこい。夜に会おう。」というゴンからの伝言と自分の私服を渡された。その後、テウルは私服に着替え、1人で釜山を歩き回ったのだ。そこでテウルが見たのはゴンの巨大なポスター。大韓民国ではソウルにある李舜臣像がこの世界では釜山にあることも知り驚いた。また、街の人から機械製造に欠かせないレアアースという貴重な非鉄金属を世界中に提供しており、ゴンはその所有者で、大韓帝国のGDPが世界第4位であることも知り、衝撃を受けた。
その後、テウルは自分の家族や同僚のドッペルゲンガーを探しにソウルへと向かった。テウルが列車でソウルへ行く頃、ゴンは自家用飛行機で被災地への慰問に向かっていた。飛行機内で携帯の履歴を見ていた。実はテウルがゴンの携帯を借りて、大韓帝国のことを調べていたのだ。その履歴というのが"イ・ゴンの元カノ"、"ク総理"で、これを見たゴンは面白そうに笑った。しかし、"皇帝イ・ホ"と"親王イ・リム"の履歴を発見すると、ゴンの表情が暗くなった。

一方で大韓民国では、リムはとある妊婦を訪ねて取引を提案した。リムはこの妊婦に大韓帝国に住む同じ顔の人物の写真をこの妊婦に送っていたのだった。これに妊婦は「合成写真か?」と怒ったが、リムはその大韓帝国の女性は実家がお金持ちで財閥の息子と結婚し、4ヶ月後に第一子を出産予定だと言う。
それを妊婦は「あなた何者なの?どうすれば(財産が)手に入るの?」と態度を変えた。するとリムは「もう1人の自分を殺すのです。」と答えると、携帯電話(ガラケー)を床に投げて決断するようにと迫った。妊婦はその携帯電話(ガラケー)を手に取った。そして、リムは彼女に「連絡する。」と言って立ち去った。

大韓帝国のソウルでは、テウルが自分の家族や同僚を探していた。そこにいたのは、同じ強力3班のパクチーム長と先輩刑事のシム刑事のドッペルゲンガーはいたが、兄貴と慕うカン・シンジェや自分の両親には会えなかった。その後、釜山に戻ろうとするテウルだが、お金が足りなかったので、ソウル駅の公衆電話で皇室に何度も何度も"ダイアナ妃"と名乗りゴンと知り合いだと電話をかけても信じてもらえず相手にされなかった。
しかし、飛行機内でパイロットから"ダイアナ妃"と名乗る変な女性から17回電話があったことを聞いたゴンは、それがテウルだと分かり、ヨンをテウルの元へ送り、また自分の乗っている飛行機もソウルに向かわせた。その後、ゴンはソウルにあるビルの屋上に着陸して降りて、ヨンに案内されてテウルの前に現れた。テウルと再会したゴンはテウルに釜山を離れた理由を聞いた。テウルは幼い頃に亡くした母の姿を一目でも見ようとしたがいなかったと理由を言い、また外出させてくれたことをゴンに感謝した。そして、ゴンはテウルに検索履歴を見たことをからかうも、テウルは「やらしいわね。最年少の女性総理だから気になっただけ。」と言い訳した。そんな時、ゴンの飛行機が緊急着陸したと知ったソリョンはすぐゴンの元へ向かった。そして、現場に到着するとソリョンはゴンに向かって「まさかソウルでお会いするとは。意外ですね。」と挨拶した。その後テウルを見たソリョン。すると手を差し出し「初めまして、大韓帝国の総理ク・ソリョンです。」とにこやかな笑顔で言った。そして、ゴンもテウルを見て微笑んだ。

大韓帝国を守るゴンとテウルの発見

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軍艦に乗って日本の艦艇の対応するゴン。

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