グリザイアの楽園(ゲーム・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『グリザイアの楽園』とは2013年5月に発売されたアダルトゲームである。『グリザイアの果実』『グリザイアの迷宮』の続編であり、シリーズ完結作にあたる。メインルート「ブランエールの種」では前作「カプリスの繭」の最後から直接繋がっており、主人公・雄二がオスロに立ち向かい、ヒロイン達と平穏な生活を手に入れるまでを描く。同時収録の「Prologue De La GRISAIA」は『果実』の前日譚でありヒロイン達が学園に集まる過程を描いている。「萌えゲーアワード2013」では準大賞受賞。

ミチル

雄二にキスをしている少女

みちるの中にいるもう1つの人格の少女。みちると区別するためミチルと呼ばれている。
みちるが迷っているときなどに背中を押すために現れる。

雄二がオスロの元へ行くと言った際には雄二にキスをして笑うと裏に引っ込み表をみちるに任せ、ほかのヒロインの暴行から逃げた。

入巣蒔菜(いりすまきな)

CV:民安ともえ(PC版) / たみやすともえ(他媒体)
原画担当はフミオ。
誕生日は1月13日。AB型。身長144センチ。スリーサイズはB71W57H78。

メインシナリオ「ブランエールの種」では狙撃を担当しており、走る護送車を打ち抜くという技術を見せている。コードネームは「フクダヌキ」。
領事館襲撃事件時には動揺して暴走しがちでみちると喧嘩してしまいがちであったが、天音に冷静になるようにほだされ自身から謝る姿勢を見せるという成長ぶりを見せた。幸も蒔菜同様に暴走しやすかったことから、お互いの行動を抑制するために同時行動をしていることが多い。

由美子が学園を出ていく際には校門にて幸共に加わる。雄二の教えを色濃く受け継いでおり、たびたび雄二に言われた言葉を言う。射撃に特化しているため奪還作戦までの間は「タナトス」の指示により射撃の特訓をしていた。また、スーパーで買ったおもちゃがマニアには高く売れるとして作戦準備の資金集めのために売られたことで貢献することとなった。

「タナトス」により対物ライフルであるバレットM82A1を支給されている。支給された際には子供しか喜ばないような銃にガッカリだと不満を露わにした。更に銃の塗装がピンクにされていることも不満点の1つであったが、これはタナトスフォンの支給の際に黒であったことから色はピンクが良かったと零したため「タナトス」が銃の色をピンクに指定して発注したためである。
なお、バレットM82A1ではなくL115A1もしくはAMP DSR-1が良かったと発言しており、弾はデカければいいと言う発想は雑であり嫌いとのこと。

奪還作戦時は狙撃のためのポジション取りのために母清夏になりすまし高級ホテルの部屋を取った。雄二を乗せたオスロの部隊の護送車を狙撃する際指標標的に雄二とのt思い出が詰まったマグロマンのぬいぐるみを選んだ。これは狙撃に失敗しないための願掛けのようなものであった。

ミリタリー関係に知識が深く、自身たちを追尾、攻撃してきたヘリの名前を当て、さらに伊号を見た際には真っ先に伊号であると当てて喜んでいた。

一姫のことをタナ姉と呼んでいる。カズ姉と迷ったがダサくてやめたとのこと。

「Prologue De La GRISAIA」では美浜の4番目の生徒。転入するにあたって入巣家の令嬢という点から特に特異性の高い生徒であると由美子に思われていた。誘拐と父親の死を目の当たりにした影響の長期療養を終え、重度のコミュニケーション障害を抱えたまま美浜へ転入してきた。転入時のトレーラーの荷台から現れるという異常性と腹を空かせてもそれを言うと周りに迷惑をかけてしまうという思い込みから何もない床の上で眠るという姿に心配した天音により世話をされる。天音に心を開いたことをきっかけにいまいち周りに通じにくい冗談を口走るいつもの蒔菜になった。

小峯幸(こみねさち)

CV:岡本美佳沙(PC版) / 清水愛(他媒体)
原画担当はフミオ。
誕生日は9月23日。O型。151センチ。スリーサイズはB82W56H83。

メインシナリオ「ブランエールの種」では強襲奪還を担当している。手製の爆弾を作り包丁で強襲する強さを見せる。コーデネームは「クソメイド」。
領事館襲撃事件の際に興奮する蒔菜に感化され同様に強気で興奮していたが、天音の対応もあり蒔菜と共に時期を待つことを決める。

時期が来て美浜閉校に伴い由美子が動き出したときに蒔菜と共に加わった。そして、今まで世話になった学園に代表で礼を述べ旅立った。船では蒔菜の側にいながら食料調達(主に釣り)、ホームセンターで買った材料をもとにガスグレネード、スタングレネードを作っていた。能力審査テストの際には「タナトス」の用意した爆発物(偽物)の解除をおこなった。

蒔菜と共に蒔菜のライフルを取りに行く時に「タナトス」に「コロスゾ」とだけ言っていればいいと言われたことから山本に対して様々な意味の「コロスゾ」を連発し。(灰皿を持ってきた知らせなど)

奪還作戦では強襲を担当していたため、手製のスモークグレネードによりガスが充満した状況を作り出し場を混乱に陥れ雄二を回収した。この時銃撃から雄二を庇い背中で5.56ミリNATO弾を受けたが防弾仕様のメイド服であったことから無傷であった。

奪還成功の逃走中に落ちたみちるの回収を蒔菜とともに行き、追尾していたヘリに向かい手製のフラッシュグレネードを投げつけることで操縦者を怒らせはしたが、仕返しがあると相手に認識させることで不用意な攻撃を防いだ。

一姫のことをお姉さまと呼んで図々しい子と言われてしまうが、雄二の姉であるなら自身の姉であると言い放った。それに対して一姫に海底ケーブル切断のサポートの仕事を無事やり遂げれば考えてあげると言われた際には意気揚々とみちるを海底に沈めると言った。

「Prologue De La GRISAIA」では美浜の5番目の生徒。転入の際には自転車で登校してきた。保護者である叔父夫婦の家がある新潟から自転車できたと天音に行った際に驚かれていた。千鶴に頼まれたグラウンド脇の倉庫の掃除を頼まれた際に綺麗にしてほしいという言葉を受けて、ほかのヒロイン達が切り上げた中一晩中掃除を行いそれをみちるに見つかった際に心配したみちるがご主人様になることである種のストッパーとなった。
また、みちるがいつもの間違ったツンデレアピールである様付の指示を受けて以降みちる様と呼ぶようになった。

雄二の家族

風見一姫(かざみかずき)

CV:青山ゆかり(PC版) / 友永朱音(他媒体)
「タナトス・システム」のコアであり雄二の姉。
作画担当はフミオ。
誕生日3月22日。B型。身長150センチ。スリーサイズはB76W57H78。

マイクロバス転落事故で死亡したと思われていたが、瀕死の状態で生き残り市ヶ谷の息のかかった病院へ運ばれた後「タナトス・システム」のコアとして組み込まれた。ジミーの手助けの元「タナトス・システム」から分離した。JBには脳みそだけの状態であると思われていたが脳みそは単体で維持ができるほど単純な器官ではないことからエネルギー効率が悪くとも体ごと保存した方が管理が楽なため全身丸ごと残っていた。しかし、分離した当初は長い間体を動かしていなかったため生命維持に必要な筋力以外に残っておらず満足に体を動かすこともままならない状態であった。
また、事故当時に負傷していたせいか、左腕には海賊の手についているフックを彷彿させるような義手が付いている。なお、腕に問題はなく義手は上からはまっているだけのおもちゃである。

メインシステムの目を盗み由美子たちやJBに連絡をとり雄二奪還作戦を決行した。事のすべてを予測しており手配は万全であり、すべて一姫の手の上での出来事であった。自身がいなくなったあとの雄二のことは全て調べており、すべての出来事は雄二のためにしたことであると言う。
「タナトス・システム」の稼働時は記憶もなく一姫であるという自我すらない状態であったが、経験を重ねジミーとの交流を経て自身を取り戻していった。

マイクロバス事故では天音を逃がしたあとに部員に捕まり、危うく殺されそうになるがなんとか脱し、狂気と混乱のなか指揮を取り戻しけが人の介抱などを務めるが、努力の甲斐もむなしく全員死亡してしまった。

一姫の行動はすべて雄二のためであり、雄二が麻子から受けた恩をヒロイン達に返していったように、雄二が生きて撒いた種(受けた恩)は花になり、果実として実を結ぶ。実った果実は自身がしてもらったことを今度は他人に返していこうと立ち上がり、再び種を蒔く。それは雄二が欲していた楽園の姿である。
この世に楽園などない。ないならば作ればいいという考えの元のもと決行されたのが一姫のたてた計画「ブランエール計画」である。

グリザイアシリーズとは一姫が雄二に楽園を知ってもらうための壮大な計画の物語であったのだ。

学園長

橘千鶴(たちばなちづる)

CV:まきいづみ(PC版) / やなせなつみ(他媒体)
美浜学園の学園長を務める女性。
作画担当渡辺明夫。
誕生日は5月20日。O型。 身長157センチ。スリーサイズはB86W58H92。

メインシナリオ「ブランエールの種」では大人であり、教師である立場からヒロイン達に無謀なことをしないように厳しくしている。雄二のことも心配しているが雄二本人から自身が急にいなくなっても首を突っ込むなと言われていた。

美浜が閉校になってしまうことから新しい美浜を建てるにふさわしい場所を探しており、方々に手をまわしているが中々見つからない状況にストレスを感じている。
JBとは飲み仲間となっており、雄二が市ヶ谷に拘束後1度だけJBの拘束前に居酒屋で飲んでいる。JB拘束後は1人で居酒屋に行き、その際に潜入していたゾーイによりタナトスフォンを渡され「タナトス」により新しい美浜にふさわしい土地があると言われ半信半疑ながらもその話に乗ることにする。

グリザイア島でに作った新美浜でも学園長を務めている。

「楽園アフター」では雄二にふさわしい女性は誰だと「タナトス」に聞いた際に千鶴は雄二と結ばれることはないと断言されてしまうが、それについては自覚済みであった。

市ヶ谷

日下部 麻子(くさかべ あさこ)

CV:かわしまりの(PC版) / 瑞沢渓(他媒体)
雄二の師匠であり前任の9029。
作画担当は渡辺明夫。
誕生日2月26日。O型。身長174センチ。スリーサイズはB92W56H94。

物語開始時点以前から故人。雄二の師匠であり先代9029。
故人であるが雄二の中の大きな存在となっているが故に、雄二の夢の中に現れ雄二と会話する。

生前にオスロのアジト襲撃の際にオスロの部下を愛刀の備前長船住衛門延文兼光(びぜんおさふねじゅうえもんえんぶんかねみつ)で殺しており、この時撤退に際に刀を置いて行ったためオスロに回収されてる。
また、この時の襲撃の際にオスロは銃を使わないと思い込んでいたため予想に反して銃で反撃してきたオスロの弾丸を受けて負傷。このケガが原因で亡くなっている。
作中で雄二が発症していた星屑症候群を麻子も発症しており、そのため星空を見ながら亡くなった。

春寺由梨亜(はるでらゆりあ)

CV:楠鈴音(PC版) / 鳴海エリカ(他媒体)
CRISに所属する人物で雄二の保護者である。
作画担当はフミオ。
誕生日は4月2日。A型。身長172センチ。スリーサイズはB96W58H92。

ドイツ人の父親とイタリア人の母親を持つハーフであり日本に帰化する前の名前はジュリア・バルデラ。親友であった麻子にジュリアという名前を呼ぶのが恥ずかしいと言われ頭文字を取ってJBと呼ばれるようになる。この名残で帰化したあともJBと呼ばれ、麻子の弟子である雄二もJBと呼ばれている。
雄二の保護者で、上司かつ担当官であるが雄二にオスロ暗殺をさせることに反対したため担当官から外された。雄二の担当官を外れた上に室長の椅子も剥奪されラングレーに戻されることとなりそれまでの間、同じく市ヶ谷によって身柄を拘束されており用意された部屋のソファーで寝転がりお菓子を食べながら暇を持て余していた。

「タナトス・システム」が一姫の脳を利用していることを前々から知っていた。

面会に来たキアラに対して電子ペットの世話を頼み、電子ペットのお礼メッセージに雄二の移送日時を登録してそれを表示させることで監視カメラ越しに「タナトス」へ教えた。
後に軟禁部屋でテレビを見ていたところ「タナトス」からのメッセージを見て行動を開始。「タナトス・システム」から分離したコアである生身の一姫を連れて逃げる。実際に一姫を見るまでは脳みそだけになっている姿を想像していた。逃走途中でキアラに助けられ、コーヒーを入れるのだけが1人前であると思っていたことから成長を褒めた。
最高機密扱いの一姫を連れ出してしまえば市ヶ谷に戻っても裁判にかけられ無事では済まないことから一姫に共に来いと誘われる。最初は渋ったが雄二にはJBが必要であると一姫に言われたことでついていくことを決める。キアラも誘うがキアラにはついていけない事情があり、外から見た場合にキアラはJBの行動を止めたという証拠が必要になったため一芝居打つことになった。
この時、逃走用にキアラの車のカギを貰い、代わりにキアラに自身の車を与えた。

伊号では一姫のことを黙っていたことなどで気まずさを感じており雄二を避けていたが、雄二がオスロの元へ向かうと聞いた際には姿を現して止めに入った。麻子ですら勝てなかったことから雄二の命を心配しての行動であったが雄二の心が変わらないことを悟ると涙を流し雄二を見送った。

グリザイア島では新美浜の校医となった。

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