ゼノブレイドDE(Xenoblade)とは

『ゼノブレイド(Xenoblade)』とは、2010年に任天堂から発売されたWii用ロールプレイングゲーム。3DSやWiiUにも移植され、国内外から高い評価を受けている。2020年にはNintendo Switchで追加シナリオを収録したリマスター版『Xenoblade Definitive Edition(ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション)』が発売された。巨大な神の骸の上に築かれた世界を舞台に、人間と機械との戦いを壮大なスケールで描く。

『ゼノブレイドDE』の概要

『ゼノブレイド(Xenoblade)』とは、2010年に任天堂から発売されたWii用ロールプレイングゲーム。開発はモノリスソフト。2015年にはニンテンドー3DS版が移植され、2016年にはWiiUのニンテンドーショップでダウンロード版が発売された。2020年にはNintendo Switchで追加シナリオを収録したリマスター版『Xenoblade Definitive Edition(ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション)』が発売されている(略称ゼノブレイドDE)。
総監督・原案は『ゼノギアス』『ゼノサーガ』シリーズを手掛けた高橋哲哉。脚本は高橋哲哉と『ゼノサーガⅠ・Ⅱ』の脚本を担当した竹田裕一郎との共同執筆。
過去の『ゼノ』を冠するシリーズとは無関係のストーリーだが、用語や一部のデザインなど共通点を感じさせる要素もある。
関連作品として、2015年に『ゼノブレイドクロス』がWiiUで発売され、2017年には『ゼノブレイド2』がNintendo Switchで発売されている。
これらの作品は『ゼノブレイド』の続編ではないが、共通のアイテムやノポン族が登場しているほか、世界の成り立ちの面で設定を同一にしている。

国内外で高い評価を受けており、Wiiチャンネル上でかつて配信されていた「みんなのニンテンドーチャンネル」内の「みんなのおすすめ」では、最高ランクである「プラチナランク」を獲得。これは、WiiやDSのソフトを実際に遊んだユーザーが評価できるシステムであり、プラチナランクに至るには平均95~100点の評価を得なければならない。『ゼノブレイド』はこのプラチナランクを発売当初から同チャンネルのサービス終了までの3年間維持し続け、これは最長記録となっている。
その他にも、日本ゲーム大賞2011優秀賞を受賞したほか、「Joystiq」、「Game Informer」、「IGN」など海外レビューでも、満点もしくはそれに近い高得点で絶賛されている。

本作の舞台は、巨大な神の骸の上に築かれた世界。広大なオープンワールドを縦横無尽に駆け巡り、人間と機械との戦いを壮大なスケールで描く。

『ゼノブレイドDE』のあらすじ・ストーリー

第1章 神の剣モナド

モナドの光に照らされる巨神と機神のシルエット

はるか昔、巨神と機神の2柱の神は互いの存亡を賭けて戦い、骸となった。
その骸を大地として数多の生き物が生まれ育ち、人々は文明を築き上げた。これをそれぞれ巨神界と機神界と呼ぶ。
そして、2柱の神が死んでから途方もない年月が経過した頃。巨神界に生きる種族・ホムスは存亡の危機に瀕していた。
機神の骸から生まれた機械生命体・機神兵が、ホムスの暮らす巨神界へと侵攻してきたのである。多くの犠牲を出しながらも、英雄ダンバンの活躍によりなんとか機神兵を退けることに成功したホムス軍。その活躍の裏には、機神を討ち果たしたとされる神剣・モナドの存在があった。

公園で穏やかな時を過ごすシュルクとフィオルン

それから1年後。巨神界のふくらはぎに位置するホムスの街・コロニー9は平和を取り戻していた。機械いじりが趣味の少年・シュルクは、いつかモナドの力の秘密を解き明かしたいと願いつつ、平穏な日々を過ごしていた。
そんなある日、シュルクは幼馴染のラインと、シュルクに思いを寄せる少女・フィオルンの3人で、街外れの格納庫までエーテルシリンダー(機械の動力となるエーテルが詰まった筒)を取りに行くことになる。テフラ洞窟を抜けて無事エーテルシリンダーを入手したシュルク一行。しかし街へと戻ろうとしたその時、上空から飛んできた機神兵がコロニーを襲う様を目の当たりにする。

第2章 喪失と旅立ち

モナドを手にしたシュルク

機神兵の大軍に突如襲われ、パニックに陥るコロニー9。唯一の希望であるダンバンは、1年前の戦いでモナドを使い過ぎたせいで、すでにボロボロの体になっていた。それでも防衛隊の研究棟からモナドを持ち出し、動かない右腕をかばいながら戦い続けるダンバン。
しかし、ついにダンバンの体に限界が訪れる。モナドを握れなくなったダンバンに代わって、機神兵の前に立ちふさがったのはシュルクだった。
シュルクがモナドを握った瞬間、今まで空白だった剣の中心に「機」の文字が浮かび上がり、モナドの真の力が発動する。それは“未来視(ビジョン)”と呼ばれる、未来に起こる出来事を映像として見る力だった。”未来視”によって敵の行動を先読みし、機神兵たちを圧倒するシュルク。

シュルクの目の前で、フィオルンの乗った自走砲を刺し貫く黒い”顔つき”の機神兵

そんなシュルクたちの前に、一際異様な“顔つき”の黒い巨神兵が立ちはだかる。モナドが効かない“顔つき”に苦戦を強いられるシュルクたち。そこへ飛び出してきたのは、自走砲と呼ばれる兵器に乗ったフィオルンだった。
“未来視”によって、フィオルンが“顔つき”に殺される未来を見てしまうシュルク。しかし、「逃げろ」と叫ぶシュルクの声はフィオルンに届かなかった。“未来視”を再現するかのように、黒い“顔つき“の刃がフィオルンの体を貫く。
そして蹂躙を尽くした巨神兵たちはどこかへと飛び去って行った。
フィオルンを喪って、悲しみに暮れるシュルクとライン。しかしフィオルンの兄であるダンバンは、沈痛な想いを抱えつつも気丈な姿を見せる。そんなダンバンの姿に励まされた2人は、フィオルンの仇を討つため旅に出ることを決意する。

第3章 ”未来視”という警告

「盾」の力がモンスターの攻撃からラインを護る

黒い“顔つき”の機神兵を追ってコロニー9を出たシュルクとライン。まずはもう1つのホムスの街であるコロニー6を目指すことに。
テフラ洞窟を抜ける途中で、シュルクは奇妙な夢を見る。それは、見たこともない場所で謎の青年に語り掛けられる夢だった。「真のモナドを見つければ、望まない未来を変えられる」そう語る青年を追いかけようとした瞬間、目の前の景色がテフラ洞窟に変わった。
ラインが巨大な蜘蛛モンスターに殺される“未来視”を目撃したシュルクは、それをライン本人に伝えるべきか思い悩む。フィオルンの時のように「“未来視”で見た未来を変えられなかったら」という迷いがシュルクにはあった。
しかし、“未来視”が現実になろうとしたその時。シュルクの想いに応えるかのように、モナドの新たな力が覚醒した。「盾(シールド)」の力が、蜘蛛の攻撃からラインを護る。無事生き延びたシュルクとラインは、“未来視”はモナドの警告であり、自分たちの行動によって未来は変えられるのだと気づくのだった。

第4章 3人目の仲間とモナドの新たな力

コロニー6を案じるあまり声を荒らげるジュジュ

テフラ洞窟を抜け、シュルクたちは広大な原野が広がる巨神脚にたどり着く。黒い煙が上がっているのを見て向かった先には、乗り捨てられたバギーがあった。バギーに触れた瞬間シュルクの“未来視”が発動し、このバギーの持ち主に危機が迫っていることを知る。
バギーの持ち主の少年・ジュジュを無事助け出した2人は、ホムスのキャンプに来ないかと誘われる。
キャンプを訪れたシュルクたちは、そこでジュジュの姉であるカルナと出会う。そしてカルナから、コロニー6が機神兵に占領されたことを聞かされる。カルナは婚約者であるガドをコロニー6に残して、他の避難民と共に逃げてきたのだった。
ラインとシュルクがコロニー6に向かうと聞いて、自分も共に連れて行ってほしいと懇願するジュジュ。しかし、避難キャンプを放っておくわけにはいかないとカルナに反対される。それでも諦めきれないジュジュは、勝手にバギーに乗り1人だけでコロニー6へ向かってしまう。

「疾」の力で巨神兵の攻撃を回避するカルナ

カルナと共にジュジュの後を追うシュルクとライン。シュルクは”未来視”で、ジュジュとカルナが機神兵に殺害される光景を目撃する。
“未来視”が示した場所であるラセン谷に着くと、触手が何本も生えた蛸型の巨神兵にジュジュが襲われていた。モナドの新たな力「疾(スピード)」によって触手の攻撃をかいくぐり、シュルクたちはジュジュを救い出すことに成功する。
しかし、蛸型巨神兵を倒したのもつかの間、今度は褐色の“顔つき”機神兵が現れた。褐色の“顔つき”はジュジュを連れ去ると、「このガキを返してほしければコロニー6へ来い」と言い捨て飛び去って行った。

第5章 中央採掘場の死闘

コロニー6の生き残りであるオダマは、ガドや仲間の無事を最後まで信じていた

ジュジュを取り戻すため、コロニー6へと向かうシュルクたち。コロニー6は機神兵によって堅牢な要塞へと改造されていた。シュルクたちは、エーテル鉱石の採掘のために掘られた地下の坑道を通って侵入を試みる。しかし、坑道にもすでに機神兵の手が回っていた。生存者を探して迷宮のような坑道を探索するシュルクたちは、カルナの上官であるオダマと遭遇する。
オダマからガドはここにいないと聞かされ、落胆するカルナ。そしてもしジュジュがいるとしたら、この先の中央採掘場だろうとオダマは話す。
その時シュルクが見た“未来視”は、「ガドとジュジュの仇を取る」と叫びながら、オダマが最深部にある灼熱のエーテル流に機神兵もろとも突っ込んでいく光景だった。もしもオダマの言葉が正しければ、ジュジュはもう命を落としているかもしれない。このままではオダマの命まで失う可能性があるのに、それでも先に進む意味はあるのか?とシュルクは葛藤する。そんな思いつめた様子のシュルクに、ラインは「1人で抱え込むな」と声をかける。

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