帰ってきたヒトラー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『帰ってきたヒトラー』とは、2015年にドイツで製作されたドイツ風刺コメディ映画である。ドイツのベストセラー小説を基に映画化。容姿がヒトラーにそっくりの男が、テレビに出演させられることになった。男はカメラの前で過激な演説を繰り出し、ヒトラーのモノマネ芸人として人々に認知され、人気を博していく。しかしその正体はタイムスリップしてきたヒトラー本人だった。ドイツ社会における現代の問題を重ね、風刺的かつ現代の人間の危うさをコミカルに描く。

日本語吹き替え:勝生真沙子
「My TV」の新局長。ズバズバとモノをいう性格でヒトラーが会議室に登場し、話す姿を見てテレビ出演させることを決める。ヒトラーが犬を銃殺した事件が世間に知れ渡り、ベリーニは責任を感じ局長の座を降りる。その後ヒトラーの物語をザヴァツキが映画化することに協力し、大きな成功をおさめる。
金髪が特徴的で、リーダーとしての素質がヒトラーに認められるほどある人物。

フランツィスカ・クレマイヤー(演:フランツィスカ・ウルフ)

出典: eiga.k-img.com

左がクレマイヤー

日本語吹き替え:小若和郁那
「My TV」の受付嬢。兄弟と共に悪魔崇拝をしており、全身黒ずくめの服装をしている。ヒトラーとの交流をきっかけに、ザヴァツキと恋人関係となる。終盤では、ザヴァツキが精神異常として病院に入れられてしまい悲しみに暮れる。
性格は少し変わっており、ザヴァツキとの会話でも噛み合わないことが多々あった。

ジョークマン(演:ミヒャエル・ケスラー)

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左がジョークマン

ザヴァツキの母(演:ロマナ・クンツェ=リブノウ)

日本語吹き替え:佐々木義人
生放送番組『クラス・アルター』の司会者。人気を得ていたが、ヒトラー出演後、ヒトラーの方が人気を得てしまったため、ヒトラーに対して不満を抱いている。その後、他局へと移っていた。

ザヴァツキの母(演:ロマナ・クンツェ=リブノウ)

出典: to-finest-hour.com

右がザヴァツキの母

ザヴァツキが「貧困の少年がサッカーで希望をもつ」という企画の動画を見ていた時に、その動画にヒトラーが映っているのを発見する。息子には甘い性格で、ザヴァツキがヒトラーとの企画の製作費をねだるとすぐにお金を渡してしまう。

キオスクの店主(演: ラース・ルドルフ)

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右がキオスクの店主

日本語吹き替え:仗桐安
ヒトラーが現代にタイムスリップした当初、混乱しながらも辿り着いた場所がキオスクであった。新聞の日付にショックを受け、倒れたところを助け、その後も何日か滞在させていた。

クレマイヤーの祖母(演:グドルーン・リッター)

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ヒトラーがクレマイヤー家に訪れた時、過去を思い出し激高した。ヒトラーがモノマネ芸人などではなく、本物であると見抜いていた。ユダヤ人であり、ヒトラーに「お前に一族は皆殺しにされた」と言うなど、ヒトラーへの憎しみが強く残っている。

My TV社長(演:トーマス・ティーメ)

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テレビ局「My TV」のもと局長で、現在は社長の立場になる。ベリーニやゼンゼンブリンクが局長になった時、耳元で「がっかりさせるなよ」とささやくなど、厳しい一面を見せる。ヒトラーがテレビ出演した際には、自宅で妻と楽しく鑑賞していた。

リコ・マンチェロ(演:ミヒャエル・オストロウスキ)

出典: sebastianreich.com

My TVの幹部の1人。おちゃらけた性格であるように見えるが、ヒトラーが人気になることに危機感を抱いていた。ベリーニに「彼が人気になってどうして正気でいられるんだ。君は出世欲が強すぎる」と咎めたが、話を聞き入れてもらえなかった。また、ゼンゼンブリンクが局長となり視聴率低下を回復させるため、再度ヒトラーを出演させようとした際、最後まで反対の意思を示していた。

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