Fortnite(フォートナイト)のネタバレ解説・考察まとめ

『Fortnite』とは、米国Epic Games社によって開発・配信された基本無料の三人称視点のオンライン対戦型シューティングバトルロイヤルゲームである。合計100人の同時接続プレイヤーが一つの島に降り立ち最後の1人になるまで戦い抜く。
建築システムを採用しており、プレイヤーは島内へ自由に構造物を建築する事ができるようになっており陣取り・カバーの取り合いによる銃撃戦のみならず、いかに素早く建築をこなして有利を得るかを争う「建築合戦」が醍醐味。有料でストラテジーゲーム「世界を救え」も遊べる。

『Fortnite』の概要

『Fortnite』とは、米国Epic Games社によって開発され、2017年7月より配信された三人称視点のオンライン・ガンシューティング・バトルロイヤルゲームである。『PUBG(PlayerUnknown's Battlegrounds)』を元祖とする潮流の中にあるゲームで、合計100人の同時接続プレイヤーが一つの島に降り立ち、最後の1人になるまで戦い抜く。

対応機種はPC(Windows)/Nntendo Switch/Nntendo Switch Lite/PlayStation/PlayStation 4/PlayStation 4 Pro/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X/S/Android/iOS。

ただし、Android版とiOS版に関しては、以下の理由で限定的な対応となっている。

Android版は、日本時間2020年8月14日時点でGoogle Playストアから削除され、Epic Games社の公式サイトからのみダウンロード・アップデート可能なアプリとなっている。

iOS版は、日本時間2020年8月14日時点でApp Storeから削除され、ダウンロード・アップデート共に不可能となっている(Apple社は、App Store以外からのiOS用アプリ・アップデート配布を禁じているので、Epic Games社の公式サイトからもダウンロード不可能)。
ただし、App Storeから削除される前にダウンロード・インストール完了している場合は、2020年8月14日以前のバージョンのまま遊ぶ事はできる。

なぜ、本ゲームがGoogle PlayストアとApp Storeから削除されたのかは、以下の通りである。

2020年8月当時、Google PlayストアとApp Storeは、それぞれのストア内でのユーザーのアプリおよびアイテム購入額に対して、デベロッパーから「30%」の手数料を課しており、Epic Games社がその手数料を「高額である」と批判していた。
しかし、上記ストアをそれぞれ運営するGoogle社とApple社は、Epic Games社の批判になんら対応をしなかった。

そこでEpic Games社は、強硬手段に出たのだ。
それは、Google PlayストアおよびApp Storeを通さず、本ゲームのアプリ内からアイテムを直接購入(この直接購入をエピック・ディレクト・ペイメントという)すれば最大20%を割り引くというサービス「メガプライスダウン・キャンペーン」というものである。
日本時間では、2020年8月14日に実施されている。

これは実質『Fortnite』引いてはEpic Games社が、Google PlayストアとApp Storeのアプリ販売手数料を回避するというものである。
手数料収入を失う形になったApple社は、当然メガプライスダウン・キャンペーンを認めなかった。そして上記のキャンペーンを「直接課金をプレイヤーに促すため、App Store規約違反である」として『Fortnite』をApp Storeから削除したのである。

Google社もApple社の決定に追随し、2020年8月14日にGoogle Playストアから本ゲームのアプリを削除している。
だが、このGoogle社とApple社の対応は「独裁的である」と、アプリ業界関係者やユーザーからの批判が多く、2020年11月19日、Apple社はApp Storeのアプリ販売手数料を条件付(アプリを販売するデベロッパーの収益が100万米ドル(約1億400万円)を下回る場合)で半額の15%に値下げすると発表し、実施する事になった。

ただし、この値下げ条件はEpic Games社には全く該当しておらず、同社のティム・スウィーニーCEOは「これは(値下げ条件は)対立と征服のための皮肉な策略だ」とApple社を強く非難している。

本ゲームはダウンロード専用タイトルとなっている。
また、PC版をプレイの場合にはEpic Gamesアカウントの作成が必須となる。
他の機種の場合には、それぞれの機種専用のアカウント作成が必須であり、同時にEpic Gamesアカウントとのリンクが可能(リンクしておく事で、将来別の機種に乗り換えた時にもゲームデータを継続できる)。

『PUBG』との大きな差異は、まず見た目が挙げられる。
本ゲームは写実的な表現が好まれる米国製TPS(三人称視点シューティングゲーム)としては珍しく、カートゥーン・アニメ(アメリカ製子ども向けアニメ)寄りのグラフィックを採用。これにより、相手を撃ち殺すという血なまぐさい描写が抑えられ、若年層に親しみやすい世界観を構築する事に成功した。

また、システム面ではシューティング要素の他、『マインクラフト』のような建築システム(空間に壁や床を出現させられるシステム)を加え、プレイヤーはゲーム中で入手できる建材を使って、島の中へ自由に建築ができる。
この建築システムのおかげで、プレイヤーは自ら遮蔽物を瞬時に発生させられるため、銃撃戦の際に必ずしも隠れられる場所を(カバーを取れる場所を)占拠する必要はない。
むしろ、いかに他プレイヤーよりも素早く建築をこなせるかが勝敗を決する鍵となっている。

熟練プレイヤーともなれば、建築を駆使し、天高く登って空中戦をこなす事すら可能。
そんなプレイヤーがいる回のバトルロイヤルでは終盤になると、開始時にはなにもなかった空間に巨大な階段か塔かと見まごうような建築が出来上がり、その頂上で決戦が行われる事も珍しくない「建築合戦」が醍醐味となっている一作である。

一方、作劇は簡素であり、プレイヤー達がなぜバトルロイヤルを行うのか、その果てになにが待っているのか、などは雰囲気を演出する程度に留まっており、ひとつのまとまった、はっきりした物語にはなっていない(本ゲームは定期的に大型アップデートがあり、数年に一度の大きなアップデートを「チャプター」季節毎のアップデートを「シーズン」という形で分ける。チャプターやシーズンの始まりには島の火山が噴火したり、雪の世界に閉ざされ魔物が出現するなどして、今後の展開をワクワクさせるような演出に力を入れている。実際にゲームの中の世界も演出に合わせて大幅に変わる。だが、それでもプレイヤーが物語を追ってゲームを進めるという形にはならない)。

本ゲームのチャプター/シーズンは、アップデートによって更新されるもので、過去のチャプターやシーズンを選択する事はできない。
物語は各シーズンごとに大まかに付与される一方、シーズン同士が繋がって叙述されている模様(新シーズンには、前シーズンで配置された構造物など「なにがしか」が必ず残る)だが、はっきりとは解説されていない。

本ゲームの物語は、プレイヤーが直接追体験するものではない。
物語に対してプレイヤーは傍観者であり、物語の登場人物となって能動的に物語を進めて結末に辿り着く事はできないのだ。

この物語とプレイヤーの関係性をなにかに例えるならば、大まかな物語設定のあるテーマパークとその客というのが近い。定期的にテーマパーク=ゲームでは物語が更新されていき、プレイヤー=客は来園しながらそれを見届けていくといった感覚だ。
そのため、時々しか訪れない客や、新規の客には物語がさっぱり掴めないが、テーマパーク=ゲームの神髄は物語でなくアトラクションの面白さ=ゲーム性の面白さなので、物語を知らなくても大して問題はないといった塩梅である。

また、本ゲームは基本無料の対戦型モード「バトルロイヤル」と、自分と友人で遊べるバトルフィールドを作成できるモード「クリエイティブ」に加え、有料の協力型ストラテジーモード「世界を救え」を搭載している。
ただし、Nntendo Switch/Nntendo Switch Liteでは「世界を救え」モードは除外されている。

他作品とのコラボレーションにも熱心であり『デッドプール』や『アベンジャーズ』などのキャラクターが期間限定で登場する事があった。

本ゲームは開発・配信元Epic Games社のメガヒットタイトルであり、2018年度売り上げで、日本円にして約3173億円という驚異的な数字を達成した。
この凄まじい収益は、同社がより飛躍するための強力な推進剤となり、2018年よりEpic Games社自身が提供するゲームプラットフォーム『Epic Games ストア』が誕生した要因ともなっている。

また、そのヒットの勢いがゆえに社会からの認知度も高く、訴訟の対象となった事もある(2018年に韓国PUBG Corporationが原告となり「『Fortnite』は『PUBG(PlayerUnknown's Battlegrounds)』の著作権を侵害している」と主張し、米国Epic Games社を被告として訴訟、同年中に取り下げ)。

『Fortnite』のあらすじ・ストーリー

チャプター1

シーズン1「すべてのはじまり」

これといって物語はない。
強いていえば、本ゲームの基本ルールである「ストームが迫り来る前にすべての敵を倒して生き残れ」というもの。
日本では未配信。

シーズン2「中世ヨーロッパ」

中世ヨーロッパがテーマとなり、古い城のような構造物や、騎士のようなキャラクタースキンが追加された。
物語としては特に語られておらず日本では未配信。

シーズン3「宇宙」

宇宙がテーマになり、宇宙飛行士のようなキャラクタースキンが追加された。
物語はこの時点では特に語られていない。このシーズンより日本での配信が始まった。

シーズン4「衝突にそなえよ」

「衝突にそなえよ」というキャッチコピーで、若干の物語性を帯びた。
島の中央に巨大隕石が降り注ぎ、大規模なクレーターが生成。これの調査のための施設がクレーター内部に作られ、プレイヤー間の激戦地となった。
しかし、それがなにを意味するのかは語られていない。

シーズン5「交錯する世界」

「交錯する世界」がキャッチコピーになり、島のあちこちに異次元空間へ繋がる裂け目が出現する演出がなされた。
シーズン4よりも物語性を帯び、この異次元空間は現実世界に繋がっているという設定。
実際にアメリカ・カリフォルニア州の砂漠地帯にゲーム内の建築物を模した構造物が置かれたり、現実世界の人間がゲーム世界に突入していくトレイラームービーが作られたりした。
さらに、異次元空間から現れたという設定の巨大な正六面体の立方体が島に置かれるようになり、シーズン期間中、それが日を追う毎に少しずつ位置がずれていき、最後に島の北西端で静止した。

シーズン6「広がる闇」

「広がる闇」がキャッチコピーになった。
シーズン5より設定の引き継ぎが明瞭であり、島の北西端で静止した巨大な正六面体は、その場の湖に溶けた。
しかる後、湖中央にある孤島の底部に融合。やがて孤島は空中へ浮上していき、天空の孤島となってマップのあちこちを移動し続けるも、やがて動きを止めると、孤島底部に融合していた巨大な正六面体が爆発。
地上の島のあちこちに降り注いだ正六面体の残骸から、NPC敵キャラとなる「キューブモンスター」が出現。その時期はちょうど、現実のハロウィーンに重なっており、本ゲーム内でのハロウィーン・イベントとされた。

最終的に正六面体と天空の島はその残骸のごく一部を残して消滅し、シーズンが終了する。

シーズン7「厳冬期の訪れ」

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