嘘解きレトリック(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『嘘解きレトリック』とは2012年から都戸利津が『別冊花とゆめ』で連載していたミステリー漫画であり、現在は完結している。物語は日本、昭和初年から始まる。「人の嘘が聞き分けられる」少女・浦部鹿乃子と、貧乏探偵・祝左右馬が様々な謎を解いていく。左右馬と鹿乃子が中心のレトロモダン路地裏探偵活劇。

佐伯 澄子(さえき すみこ)

篤嗣のもとに嫁いだ女性。顔がおかめのようだと周囲から言われており、本人も美人ではないと自覚している。澄子が篤嗣に嫁いだことを逆恨みした多江が起こした暗殺事件も一度は不問にしようとした優しさを持つ。鹿乃子が攫われた際には、佐伯家所有の飛行機を貸すなどして左右馬に協力した。

松嶋 多江(まつしま たえ)

篤嗣と結婚した澄子を逆恨みし、暗殺を企てた。一度は澄子に罪を不問にされたがそれでも澄子が憎く、毒入りの飲み物で澄子を殺そうとしたところを左右馬と篤嗣に見つかり、罪に問われることになった。

明石 蘭子(あかし らんこ)

青木麗子と偽名を名乗り祝左右馬探偵事務所に転がり込んできた女性。鈴乃の家に幼少期から住み込み女中として働いていた。鈴乃のことを恋愛的に好きだったが、鈴乃と柾が結婚するとなった時に心の底から鈴乃の幸せを願えなかった自分が嫌で家出してきた。左右馬と鹿乃子と話し、鈴乃の幸せのために嘘をつき続けると決意し、鈴乃の元へ帰る。

槇原 鈴乃(まきはら すずの)

体が弱くなかなか学校に行けなかった。住み込みの女中として槇原家にきた同い年の蘭子とすぐに仲良しになった。柾との結婚が決まっている。

鈴村 柾(すずむら まさき)

洋装店を営む男性。鈴乃との結婚が決まっている。

武上 喜三次(たけがみ きそうじ)

幼い史郎の嘘が聞こえる能力を使えると感じ、霊能者として仕立て上げ、金もうけをしていた詐欺師。史郎が嘘が聞こえなくなったことで計画が瓦解し警察に捕まる。第十巻では、出所し下ノ鉢にある療養所で静養していた。史郎が鹿乃子を連れ、過去の真実を聞き出そうとするも、武上は頑なに真実を教えなかった。

『嘘解きレトリック』の用語

九十九夜町(つくもやちょう)

左右馬が探偵事務所を構える町。

くら田

祝左右馬探偵事務所の隣にある食事処。

たの湯

田内町(たうちちょう)にある温泉旅館。左右馬が殺害容疑をかけられた事件が起こる。

心霊・怪奇雑誌「魔境探報」(まきょうたんぽう)

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