キングダムハーツIII(KH3)のネタバレ解説・考察まとめ

『キングダムハーツIII(KH3)』とは、ウォルトディズニーとスクウェア・エニックスから生まれたキングダムハーツシリーズの続編・ダークシーカー編の完結編でありロールプレイングアクションゲーム。前作の『キングダムハーツII』から約13年ぶりのシリーズ発表となる。ディズニー映画に登場する世界を舞台にキーブレードに選ばれた少年・ソラが光の守護者の仲間たちと共に、キーブレード戦争を引き起こそうとしている闇の勢力である真XIII機関から世界を救う物語。

『キングダムハーツIII』の概要

『キングダムハーツIII(KH3)』とは、、ウォルトディズニーとスクウェア・エニックスから生まれたアクションロールプレイングゲームである。2019年1月25日にPlayStation 4/XBOX One専用ソフトが発売された。PlayStation 4 から通常のパッケージ版・ダウンロード版、パッケージ版・ダウンロード版からシリーズ1作目から最新作までの4作同梱されている『キングダムハーツインテグラムマスターピース』や、限定版として『PS4 PRO KINGDOMHEARTS III LIMITED EDITION』も発売された。2002年3月に『キングダムハーツ』を発売して以来、これまでに11作品を発表、2017年3月で15周年を迎え、累計2、500万本を出荷、販売する人気シリーズ。そして本作は発売開始から、約2週間で世界でパッケージ版・ダウンロード版の販売本数が合計500万本を突破した。キングダムハーツシリーズ初の最速記録を出した。
本作は主人公・ソラの「目覚めの力」を取り戻す旅をドナルド、グーフィーと共に出発するところから始まる。そしてディズニーの世界観を味わうことができるのも魅力の一つである。本作では、ピクサーからトイストーリー、モンスターズインクや塔の上のラプンツェル、ベイマックスなどの世界を冒険することができる。美しい世界観はディズニーならではのポップでファンタジーな表現が前作よりさらに追加されており、バトルではソラと各世界のキャラクターたちとの連携アクションが使用可能であり、華麗なバトルシーンも見られるのも魅力のひとつ。さらに、ソラが扱うキーブレードも種類が豊富で、バトルではキーブレードが変形したり、様々なアビリティが使用可能になっている。
そして本作からプレイするプレイヤーのために、今までのストーリーをまとめている「記憶」を視聴することもできるのでキングダムハーツシリーズを知らないプレイヤーも本作から楽しむことが可能である。

『キングダムハーツIII』のあらすじ・ストーリー

キングダムハーツII.9

キングダムハーツⅢのメインストーリーが始まる前、ソラは自らが失った目覚めの力を取り戻すため、かつて訪れた英雄が住む地に訪れることからストーリーの幕が開く。
II.9のオリンポスではキングダムハーツIIで着用していたフォームのまま物語はスタートする。本作の序章ともいえるII.9は本作に繋がる重要なストーリーだとも言える。

オリンポス(ヘラクレス)

ヘラクレスの世界 オリンポス

ソラはドナルド、グーフィーと共に魔法使いイェン・シッドの塔に来ていた。
目覚めの力を手に入れるために旅を続けていたソラだったがかつて持っていた力の大半が失われ、未だ戻らずにいた。イェン・シッドは目覚めの力を取り戻すため、ソラにかつて訪れた英雄の世界へ向かってはどうかと提案する。ソラは心が導くままにヘラクレスがいるオリンポスにたどり着くが、降りた先は見たことがない山の中だった。その道中でかつてソラが倒した冥界の主・ハデスと遭遇する。ハデスは18年の長い年月をかけて計画していたタイタン族を復活させていたのだ。肩慣らしと言ったハデスはタイタン族に強風を操る魔法を命令し、ソラたちを山から吹き飛ばしてしまう。それからマレフィセントとピートがハデスの前に現れ、彼らは黒い箱を探しているという。ハデスはゼウスが地上に隠したという箱の情報をマレフィセントたちに明かし、彼らは闇のゲートに消えていった。
タイタンの魔法によって飛ばされたソラたちは、偶然にも街で救助活動を終えたヘラクレスに助けられた。周りは瓦礫だらけで至るところから火が上がっていた。ソラたちが到着する少し前にハデスが街を襲ったのだという。ヘラクレスはいつものことだと余裕のある笑みをソラ達に向けた。そしてソラはヘラクレスに失った力を取り戻す方法を聞く。過去にヘラクレスも力を失っていたが、大切な人を助ける強い心で力を取り戻したことがあった。だが、ヘラクレスは特別なことは何もしていないと言い、分からないという結果になってしまう。少し落ち込んでしまうソラたちの前に突如、ハートレスたちが現れる。付近のハートレスを撃退したが、ハートレスは街の住民にも危害を加えていた。ソラたちは急いで住民たちの救助に向かう。その道中で黒い箱を探すマレフィセントとピートに遭遇したソラたち。だがピートが以前よりソラから感じる力が弱くなっていることに気付き、ピートはソラを馬鹿にする。その言葉にソラは少し落ち込むが、ドナルドとグーフィーがソラを励まし、住民の救助に急いだ。
順調に住民を助けていくソラたちとヘラクレス。するとXIII機関のメンバー、シグバールが姿を現す。彼はソラに、繋がる心の強さが仲間たちを苦しめると告げる。そして心の繋がりをたどれとソラを惑わせ、姿を消した。シグバールの言葉に何か引っかかると感じながらソラたちは街の中心部へ戻ることに。戻ったソラたちはオリンポス山に煙が上がっているのを確認する。ヘラクレスと共にソラたちは山の頂上へ向かった。
頂上に近づくにつれ、何かの気配を感じ取るヘラクレスは天界の神であり、自分の父親でもあるゼウスを心配し、ヘラクレスは先にゼウスの元に向かった。ソラはドナルド、グーフィーと頂上を目指すがその途中でタイタンに襲われる。だが3人で力を合わせ、タイタンを倒すことに成功し、3人はオリンポス山の山頂に到着する。天の頂でゼウスはハデスに捕まり、岩の中に閉じ込められてしまう。そしてハデスは復活した残りのタイタン族と共に天界を支配していた。ペガサスに乗ったヘラクレスはソラと合流し、タイタン族を倒すため立ち向かう。
タイタン族を撃退したヘラクレスはゼウスも救出し、ゼウスとヘラクレスの力によってタイタン族は封印され、そしてハデスも冥界へ送り返された。
ヘラクレスは天界の階段を駆け下りる。その先には、大切な人・メガラが待っていた。ヘラクレスはメガラを抱きしめた。ソラはそんな二人を見つめながら、自分の力を取り戻すには助けたい一心の強い心の強さが必要なのだと再認識し、オリンポスを後にした。

闇の世界

闇に覆われた世界 ダークワールド

別の世界。王様とリクは闇の世界で光の守護者の一人であるアクアを探す。リクは以前と比べ、闇を恐れることがなくなったと話す。王様はそれは守りたいものができた強さがリクに芽生えたからだと答える。二人はアクアとの繋がりを辿り進んできたが、辿れば辿るほど繋がりが薄れていっていると王様が告げる。二人は行けるところまで進もうと言い、前へ進む。
二人はある海岸にたどり着く。そこはかつてソラとリクが訪れたことがある海岸だった。だがそこで、アクアとの繋がりが途絶えたと王様は告げる。アクアは闇の深淵まで進んでしまったこと、また二人がここから奥へ進む術はないとも王様は告げる。その時、地面から黒い影がふつふつと浮かび上がってきた。複数の小さなハートレスたちはやがて一つとなり、デビルズウェーブとなって二人に襲い掛かってきた。二人はキーブレードを持ち、戦うが不意を突かれてしまい、リクはデビルズウェーブに飲み込まれてしまう。飲み込まれた闇の中でリクは誰かに話しかけられるが、誰か分からずそのまま気絶してしまう。リクが目を覚ますと心配する王様の顔が目の前にあった。ハートレスは王様が半数を撃退したが、デビルズウェーブはリクを吐き出した後に消えてしまったという。そして闇の世界での戦闘によってリクのキーブレードは折れてしまい、王様のキーブレードも傷ついてしまったため、一度出直そうということになった。
ソラたちもイェン・シッドの塔に戻ってきていた。そのあとすぐに王様とリクも戻り、アクアを見つけることはできなかったと報告する。ソラも目覚めの力が未だ戻る気配がないことも伝え、良くない報告をし合う一行。だがイェン・シッドからソラは目覚めの力を取り戻すための旅を、そしてリクと王様はアクアの繋がりの手がかりを探す旅を促した。さらにソラは、イェン・シッドから新たな衣を授かり、次の世界へ旅立つことに。
グミシップに乗り込み、次の世界へ進むソラたちだったがそこで知らない音が鳴り響く。イェン・シッドから受け取った荷物からポータルにチップとデールからの通信を開く。そして元XⅢ機関であったイェンツォからも通信が入る。イェンツォはソラの身体や心を調べている研究者で、賢者アンセムの弟子でもあった。イェンツォは、ソラの心にはまた別の心があることが判明したと告げる。それはおそらくロクサスのものだと答えるソラ。そしてカイリの中にはナミネがいるとも明かす。一つの体に二つの心があるというソラの特別な体質に驚くイェンツォはこれからも研究を続け、何かわかれば連絡すると通信を切る。そしてソラは自分の心の中にいるロクサスを助けたいと強く思い、ロクサスの繋がりを探す旅を始めるのだった。

キングダムハーツIII

トワイライトタウン

夕焼けの街 トワイライトタウン

ロクサスの繋がりを求めてソラたちはトワイライトタウンにやってきた。だが早速彼らの前にノーバディとハートレスが現れ、友だちのハイネ、ピンツ、オレットが襲われていた。ソラたちはノーバディとハートレスを倒し、3人と再会する。そしてソラは彼らにロクサスを探していると告げた。ハイネたちは会ったことはないが知っているような気がすると言い、グーフィーが1枚の写真を見せる。それはロクサスがいた世界、もう一つのトワイライトタウンで撮った写真だった。ハイネたちもロクサスを探すことを手伝うと言い、街に聞き込みを開始する。ソラたちは手がかりを探すため、森の奥にある幽霊屋敷へ向かう。屋敷でハイネたちと合流するが、ロクサスのことは何も分からなかったという。そして屋敷に入った一行は転送装置のある地下へ向かう。だがネットワークがプロテクトされていて、装置は使えない状態になっていた。そこにイェンツォからの通信が入る。事の発端を説明すると、イェンツォが調べてくれることになった。さらにイェンツォは、元XIII機関の一人であったヴィクセンが人間に戻ったあと行方不明になっていることを明かす。また闇の勢力との関りがあるかもしれないと言い、注意を促した。
ロクサスの手がかりがないまま、ソラたちは街へ戻ることにした。だがそこにXIII機関のアンセムとゼムナスが姿を現す。彼らは、データの世界の人間をどうやって復活させるのかとソラに問う。ロクサスの心は存在すると言うソラの言葉にアンセムは、心があっても器がなければ意味がないと言う。だが元々アンセムとゼムナスは一つの体に宿っていたことからロクサスの復活もできるのではないかとグーフィーが告げる。アンセムとゼムナスは、我々にとってもロクサス復活は嬉しいことだと話し、ノーバディとハートレスを放ってその場から姿を消してしまう。だがソラの心はロクサス復活に対する意欲が増した。
そして街に戻った3人はハイネたちにロクサスが戻ってきて欲しいと強く願っていてくれと話す。しかしハイネたちは、今もこれから先もずっと願っていると笑顔で答えた。

別の世界。魔法使い・マーリンの下でキーブレード使いになるため修行をするカイリとアクセル。
カイリはソラに宛てた手紙のような日記を書いていた。アクセルはカイリに思い出のシーソルトアイスを手渡した。アイスを受け取るカイリの姿に、誰かの面影を重ねたアクセルは涙を流す。心配するカイリだったが、アクセルはその面影が誰なのか分からず戸惑っていた。

そしてまた別の世界。王様とリクはアクアと強い繋がりを持つテラの手がかりを求め、レイディアントガーデンに来ていた。そこで王様とリクはマスター・ゼアノートの足取りはこの地で掴めているのに、テラの足取りがここで消えていることに疑問を持つ。再びテラの手がかりを求め、二人は旅を続ける。

トイボックス(トイストーリー)

トイストーリーの世界 トイボックス

新たな世界に降り立ったソラたちはある子ども部屋にいた。そして世界の秩序を守るため、ソラたちはおもちゃの姿になっていた。その子ども部屋で出会ったウッディとバズとその仲間たちに話しを聞くと、しばらく前からハートレスが現れるようになり、ウッディたちの他の仲間たちも消えてしまったことや大切な友だち・アンディも帰って来なくなったこと、さらにフードのついた黒コートが部屋に現れたことを明かす。ソラたちはXIII機関が関係していると告げ、手がかりを探しにウッディたちと共に最後に黒コートが現れた場所、おもちゃ屋・ギャラクシートイズへ向かう。
おもちゃ屋で姿を現したのは、若かりし頃のゼアノートの姿だった。ヤング=ゼアノートはこの世界を二つに分けたといい、動かないおもちゃに心が宿っていることに興味を示していた。そしてある実験を行っていることを告げ、姿を消した。操られたおもちゃを撃退し、ヤング=ゼアノートを追うため進もうとするとバズがソラたちが本当は黒いコートの奴と仲間なのではと疑いをかける。そしてソラたちのことが信じられないと話すバズ。険悪なムードが漂うなか、レックスたちが何者かに連れ去られたと情報がアーミーメンから入る。バズはとりあえず仲間を見つけるまでの間は行動は共にするとウッディにも説得され、ソラたちはレックス、ハム、リトル・グリーンメンの捜索に向かう。
まずレックスを探し、2階に向かったソラたちはキャラクターグッズコーナーでレックスを救出する。続いて、ハムの目撃談を聞いたソラたちは、ベビートイ:ドールズコーナーに向かう。ドールハウスの中に閉じ込められていたハムを救出し、ソラたちは操られたドールと戦う。無事にドールを倒すが、操られたおもちゃを見てバズは急に不安になり、足を止める。「もし自分が操られてしまったら」そう呟くバズにソラは心を強く持っていれば、操られることはないと告げる。信頼する相棒がいることを再確認したバズは、ソラたちと再び仲間の捜索に向かう。
ソラたちは、リトル・グリーンメンを捜索するために3階へ向かった。操られたUFOにグリーンメンは捕まってしまい、ソラたちは急いでUFOを壊す。そしてグリーンメンを救出し、これで仲間が揃ったことでウッディたちは一度アンディの部屋に戻ることにする。ソラたちは入り口まで送ると告げ、一行は出入口に戻った。1階に戻った一行は、バズが点呼を取るが再びレックスが居なくなっていることに気付く。ハムから、レックスはゲームコーナーに向かったという情報を得て、ソラたちはレックスを迎えに行くことにする。ゲームコーナーに向かったソラたちの前に、再びヤング=ゼアノートが現れる。彼はソラに言葉巧みに誘導をかけ、その隙にハートレスがバズにのり移り、バズが操られてしまう。仲間に攻撃を仕掛けるバズは相棒であるウッディの声も届かなかった。ドナルドとグーフィーはウッディを守るが、攻撃を防ぐのがやっとだった。ドナルドたちはソラに助けを求めるが、ヤング=ゼアノートにソラはゲームの中の世界に飛ばされてしまう。ソラはゲームの中で敵を倒し、ギャラクシートイズに戻ってきたがヤング=ゼアノートと共にバズも一緒に闇の回廊の中へ消えていったとドナルドたちが話す。闇の回廊はソラたちでは開けない為、バズを助けに行くことができないと落ち込むソラたちにアーミーメンがキッズスペースで黒いモヤを見たと情報を伝える。きっと闇の回廊だとキッズスペースへ向かうソラたちとウッディはハートレスを倒しながら、闇の回廊へ続く道を繋げ、バズを助けに行く。
暗い闇の中、バズは闇に捕らわれていた。そしてヤング=ゼアノートは、仲間との強い心の繋がりが生んだ闇がバズ自身を苦しめていると告げる。その言葉にウッディはバズが苦しんでいることに気付けなかった自分の中の闇に負けそうになるが、ソラの強い心の繋がりに対し、ウッディも自信を取り戻していく。暗い闇が渦巻く地面がソラとウッディの光の力で徐々に闇が消えていく。ソラたちがヤング=ゼアノートを足止めしている間に、ウッディはバズを救出。心が宿らない人形に強い心が宿ったことに興味を持つヤング=ゼアノートはソラに、心の繋がりをたどれと言い残し、姿を消した。

巨大なおもちゃのハートレスを倒し、ソラたちとウッディたちはアンディの部屋に戻ってきた。だがソラは元の世界に帰せなくてごめんとウッディたちに謝る。しかし、ウッディは元の世界に戻ればもうソラたちに会えなくなることが寂しいと語る。そしてバズは、元の世界に戻れなくてもアンディと自分たちとは心が繋がっていると話し、ソラたちともいつでも心は繋がっているから一人じゃないと笑った。そして新たな世界に旅立つソラたちをウッディたちは笑顔で送り出したのだった。

キングダムオブコロナ(塔の上のラプンツェル)

塔の上のラプンツェルの世界 キングダムオブコロナ

ソラたちは新しい世界に降り立ち、目の前にはのどかな野が広がっていた。歩いていると、フリンという男がハートレスに追われているところに遭遇する。ソラたちは助けるが、その間にフリンはどこかへ行ってしまう。ソラたちはフリンを追いかけると、隠し通路のような道を見つけ、進むとそこには川が流れ綺麗な緑に囲まれた高い塔が建っていた。その塔からフリンと綺麗な長い金髪の少女が降りてきた。ソラはフリンに声をかけるが、少女が初めて塔の外に出たということを聞き、しばらく少女に付き合うことにする。少女の名はラプンツェルといった。ラプンツェルは初めての外に驚きと好奇心で気分が上がっていた。ラプンツェルは、毎年自分の誕生日の夜に城から飛ぶ灯りを間近で見てみたいとフリンに案内役を頼み、城まで向かうことを聞くソラたち。その護衛としてソラたちもラプンツェルとフリンと共に、城に向かうことにする。
その頃、塔ではラプンツェルの母親が必死にラプンツェルを探していた。そして塔の中で母親はあるカバンの中からティアラを見つけ、何かに怯えるように震えていた。するとそこに黒いコートの男が現れ、ラプンツェルを取り戻すことに協力しようと告げた。
ラプンツェルたちは森を進み、コロナの城に少しずつ近づいていた。ハートレスを倒しながら進んでいくと、花に模したノーバディが現れる。ラプンツェルとフリンを先に行かせ、ソラたちはノーバディと戦う。ノーバディを倒すと真XIII機関のマールーシャが姿を現し、ソラたちにラプンツェルの存在がこの世界の光だと告げる。マールーシャはラプンツェルを闇の脅威から守って欲しいとソラに告げ、我々は光と闇の均衡を望んでいるとも語り、姿を消した。ソラたちはマールーシャの言葉を信じていいものか分からず、気にかけながらもラプンツェルたちを追った。森の奥へ進むと、ソラたちはある暗い沼に迷い込んでしまう。その入り口付近でラプンツェルの名を呼び叫ぶと、ゴーテルというラプンツェルの母親と名乗る女性と出会う。ソラたちもラプンツェルを探していると言うと、ゴーテルは用はないと言い残し、立ち去った。暗い沼を抜けると、ソラたちは無事にラプンツェルとフリンと合流する。綺麗な花畑を抜け、ソラたちはコロナの城がある城下町にたどり着く。
城下町ではお祭りのようなものが開かれていた。町の人たちは消えたプリンセスのために、夜に灯りを空に飛ばすのだと告げる。そして町の奥の広場には消えたプリンセスの壁画が飾られていた。その絵を見つめ、ラプンツェルは不思議な気持ちになったが、ソラやフリン、町の人々とダンスをして盛り上がった。
そして夜。ラプンツェルとフリンは、ボートに乗って城の近くまで来ていた。そして城から小さな灯りが少しずつ空に向かって飛んでいく。その灯りは徐々に数が増えていき、たくさんの灯りが空を覆った。綺麗な灯りの下、ラプンツェルとフリンは見つめ合い、二人はフリンが用意した灯りを一緒に空へ飛ばした。それからフリンはボートを森の入口付近で止め、用事を済ませてくると言い、ラプンツェルをボートに残し一人で森に入っていった。
その頃、城下町の港でソラたちも美しい灯りを眺めていた。だが突如現れたノーバディたちと戦うソラたちは、周辺にも現れているかもしれないと森の方へと向かう。
森の入り口でフリンを待つラプンツェルは、あるひとつのボートを見かける。そのボートにはフリンの後ろ姿が見え、名前を叫ぶがフリンに反応は全くなく、ボートは霧の中へ消えていった。そこへマールーシャが現れノーバディを使い、ラプンツェルを襲わせる。逃げるラプンツェルの背後から、ラプンツェルを呼ぶ別の人間がいた。ラプンツェルの母・ゴーテルだった。ゴーテルはラプンツェルを抱きしめ、塔へ一緒に帰ろうと促す。しかしラプンツェルはフリンのことを気にするが、ゴーテルの言われるままラプンツェルは塔に帰っていった。ソラたちは森の入り口まで見回りに来ていたが、偶然にもラプンツェルがゴーテルと共に森に入る姿を目撃する。ラプンツェルを呼ぼうとするが、それはマールーシャによって遮られた。そしてマールーシャは、ラプンツェルが「純粋な光」を持っているニューセブンハートの一人だと明かす。さらにラプンツェルの髪には傷や病を治す魔法が宿っていることを明かし、ゴーテルはその魔法を独占しようとラプンツェルを塔に閉じ込めていたとも明かした。ソラはラプンツェルを助けに向かおうとするも、マールーシャの魔法によって眠りについてしまう。
その頃、塔に戻ってきたラプンツェルは天井を見つめていた。だがその天井の模様に、城下町の広場で見た太陽のマークを見つける。その瞬間、ラプンツェルの頭の中にプリンセスの壁画、太陽が流れ込み、そして自分がプリンセスであることを思い出す。ラプンツェルはゴーテルに詰め寄り、もうゴーテルの言うことは信じないと話すが、その言葉にゴーテルは自らが生んでしまった闇に飲み込まれてしまい、闇に支配されてしまう。
霧の中に消えていったボートに乗っていたフリンは、闇の勢力によって気絶させられ、無理やりボートに乗せられていた。目覚めたフリンは、ラプンツェルを助けるため塔に向かうがその道中で眠ったソラを心配そうに見つめるドナルドとグーフィーと再会する。なんとかソラを起こし、フリンはラプンツェルを助けに行くと告げる。ソラたちも同行することになり、一行は塔に向かった。塔に向かう森の中、以前よりハートレスとノーバディの数が増えていることに気付くソラたちはフリンを先にラプンツェルの元に向かわせ、ソラたちはハートレスたちを退治しながら塔に向かった。

フリンは高い塔を登った。だが目に入ってきたのは拘束されたラプンツェルの姿だった。その瞬間、フリンの腹にゴーテルがナイフを突き刺す。ラプンツェルはフリンを助けるため、ゴーテルの言うことをこれから聞く代わりにフリンの傷を手当させてと懇願する。ゴーテルはフリンの手に鎖を付け、ラプンツェルを解放した。そしてラプンツェルは自分の魔法でフリンの負った傷を癒そうとする。だが、フリンは隙を付いてラプンツェルの長い髪を切ったのだ。金色に輝く髪は茶色く変化し、それと同時にゴーテルは醜い老婆へと姿を変えていく。老いて足元がふらつき、塔から落ちたゴーテルは巨大なハートレスとなってしまい、塔にたどり着いたソラたちが立ち向かう。
ゴーテルのハートレスを倒し、ソラたちも塔を登った。だがそこには、横たわったフリンと泣いてフリンを抱きしめるラプンツェルの姿があった。ラプンツェルは癒しの歌を歌った。そしてラプンツェルの流した涙に触れたフリンの頬に太陽のマークが輝き、映し出される。フリンは光に包まれ、腹の傷は癒えていった。ラプンツェルとフリンは強く抱きしめ合い、その光景を見たソラたちも喜んだ。
ラプンツェルは今後本当の家族と共に生きていくことに喜びを感じていた。そして、フリンは本当の名をユージーンと言った。二人の強い心の繋がりがあれば大丈夫だと感じたソラは、新たな世界へ旅立つ。

別の世界。王様とリクはレイディアントガーデンでイェンツォの元を訪れていた。ロクサスの心を宿すためのレプリカを探していたが、レプリカの研究を行っていたヴィクセンは人間に戻り、そのあと行方不明になっていることを王様たちに告げる。だがもう闇の回廊を使うことはできないことから、外部から何者かに連れ去られた可能性があるとリクが告げる。それに王様は、真XIII機関も欠落がある今は十分に考えられるとして、王様とリクは一度イェン・シッドの元へ戻ることにした。

そしてまた別の世界。黒いコートを羽織る男二人が、話をしていた。二人は新しい心を器に宿すためのレプリカを必要としているようだった。一人の男は自分の研究が一番大事だと言い、再び戻ってきたのだ。
行方不明になっていたヴィクセンは真XIII機関として迎え入れられた。

モンストロポリス(モンスターズインク)

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