流れ星レンズ(村田真優)のネタバレ解説・考察まとめ

『流れ星レンズ』とは,村田真優による学園ラブコメディーである。2011年から2014年に少女漫画雑誌『りぼん』に掲載された。自分の幸せよりも、相手の気持ちを思いやる凜咲。学校で女子からも男子からも人気のある統牙。別校舎にいた2人はお互い話したこともなかったが、ある日を境に知り合い、お互い惹かれあっていく。お互い初恋の2人にとって、毎日が新鮮で、キラキラしていた。真っすぐで、一生懸命に恋を追いかける2人の姿は、読んでいるとドキドキが止まらない。

『流れ星レンズ』の概要

『流れ星レンズ』とは村田真優による学園ラブコメディーである。2011年から2014年に、2011年から2014年に少女漫画雑誌『りぼん』で掲載された。自分の幸せよりも、相手の気持ちを思いやる凜咲。学校で女子からも男子からも人気のある統牙。別校舎にいた2人はお互い話したこともなかったが、ある日を境に知り合い、お互い惹かれあっていく。今まで恋愛未経験だった凜咲は、統牙を好きになった瞬間、目の前に星が降るような不思議な体験をする。一方の統牙も、今まで本気で誰かを好きになったことはなかった。しかし、凜咲と出会い、本気で守りたい、大切な彼女ができた。付き合うことになった2人は、体育祭、文化祭、放課後デートなど、さまざまな思い出を作っていく。お互いを気遣うからこそ、気持ちのすれ違いも経験した2人。読んでいるだけで応援したくなる、甘酸っぱい恋愛漫画である。「ピュアな恋愛」「読み始めたら止まらず、続きが気になって思わず買ってしまった」とりぼん読者から多くの反響を呼んだ。
その人気ぶりに応えて、2012年3月にはアニメ化され、イベントで上映された。10月には子供向けバラエティ番組、『おはスタ』でアニメとなり、全3話が放送された。2014年第38回講談社漫画賞児童部門にノミネートされた。少女漫画らしいかわいい絵で、ピュアな中学生の恋愛を描いたこの作品は多くの女子の心をつかんだ作品である。

『流れ星レンズ』のあらすじ・ストーリー

野球ボール事件での出会い

凜咲が廊下を歩いていると、統牙たちが野球をして遊んでいた。誤って野球ボールが校舎のほうへ飛んできた。

中学2年生の花籠凜咲(はなかごりさ)は恋愛未経験。いつも周りの恋愛話を聞く側の凜咲でも、恋がしたいと思っていた。そう思いながら学校の廊下を歩いていると、急に外から飛んできた野球ボールが窓に当たり、窓ガラスが割れた。夕暮統牙(ゆうぐれとうが)たちが外で野球をしていた際、飛んでしまったのだ。付近を歩いていた凜咲を心配して走ってきた統牙。学園で一番目立つ統牙と話したその時から、凜咲の目はいつも統牙を探していた。

夜の学校

夜に偶然会った凜咲と統牙。学校には用はなかった凜咲だが、統牙が気になってついて行く。

凜咲が買い物で夜に外出した時だった。統牙とすれ違った。学校に宿題のプリントを忘れたため、学校に向かっているところだった。凜咲も何故かついて行く。統牙も特に断ることなく、2人で統牙の教室まで行くと、立ち入り禁止のベランダに連れていってもらう。別のクラスに入ることもやましい気がしていた凜咲。教室外のベランダに出ることも後ろめたいことだった。しかし、統牙の「もうちょい図々しくでも罰当たんねぇよ」という言葉で気持ちが軽くなった。しかし、出入りする生徒が多いことからベランダが立ち入り禁止になってしまう。統牙と一緒に見たベランダから見える景色は特別に思えた。

凜咲の告白

ベランダに貼られた立ち入り禁止テープをはがして、統牙に告白した凜咲。両想いだった2人の恋が始まる。

統牙を好きになったことを親友のゆっこに最初に伝えた。今まで恋愛話は聞き役だった凜咲が初恋をしたことはゆっこも嬉しく思った。告白することを勧められた凜咲は次の日、統牙のもとへ向かう。統牙の教室へ行く途中、先生の画材運びのために美術室に突然行くことになってしまった凜咲だったが、偶然統牙が美術室に来た。凜咲は思いが抑えきれず、統牙に思いを伝えた。はじめて会った時から統牙も気になっていたことを伝え、お互いが両思いであることを知る。この日から、2人は付き合い始めた。

恋人のしるし

付き合ってから、凜咲、統牙は一緒に帰ることが多くなった。2週間ほどたったころ、放課後に校舎外のベンチに座って、お互いの家族、趣味について話していた。その際、「凜咲が初めての彼女」と言われた。統牙は顔もかっこよく、スポーツもできてもてるため、今まで彼女がいると思っていたので、それを聞いた凜咲は嬉しくなった。凜咲は統牙の彼女でいることが嬉しく、特別に感じた。「もっと仲良くなりたい」と思い、「親友同士がやるように、何かお互いのものを交換したい!」と言った。その際、統牙は凜咲から、凜咲がいつも使っているクマのシャープペンシルを渡された。

ライバル・蜂野真

蜂野が統牙のことを嫌いならば、お互いにもっと知ってもらおうと考えた凜咲。一緒に遊ばないかと誘うが、蜂野は拒否した。

付き合い出した頃、凜咲をからかってくる蜂野真(はちのまこと)が現れる。彼は統牙のような目立つ人間が嫌いで、その彼女である凜咲のことも目障りだった。しかし、統牙と仲良くなってもらいたいと考えた凜咲は、蜂野を放課後、一緒に遊ぼうと誘う。しかし蜂野は統牙たちの輪に入ることを拒んだ。しかし、統牙たちとバスケットボールや、放課後に一緒に遊んだことをきっかけに打ち解けた。凜咲のことも「花籠さん」から「凜咲」と急に呼び捨てで呼ぶようになり、からかうようになった。凜咲と蜂野が同じクラスであったが、統牙は真反対の棟のクラスだった。統牙は、蜂野が凜咲に何をするか予測できず、戸惑いが隠せずにいた。

はじめてのお出かけ

週末の日曜日、凜咲と統牙で初めてのデートに行く予定だった。しかし、ゆっこが彼氏のはるに予定をキャンセルされ、統牙の友人たちも「日曜日に遊ぼう」と誘ってきた。統牙と凜咲は、2人で遊ぶのは今度にしよう、と断念した。女子5人対男子6人で遊びに行くことになった。道中で統牙と中学からの付き合いで、親友である武智亮(たけちりょう)が統牙に日曜日の誘いを断った理由を聞いた。凜咲と統牙が初デートだったことは、ゆっこしか知らなかった。凜咲、統牙に気をつかった武智たちは、統牙と凜咲を2人きりにした。この日、蜂野も来ていた。凜咲と統牙を2人きりにした際は、蜂野は凜咲の友人、ともちんと2人きりになり、残りのメンバーとはぐれてしまった。ともちんは蜂野真の優等生のキャラと、口の悪さのギャップにはまり、蜂野真が好きになる。

統牙と凜咲は2人でお店を見て回ることになった。入ったショップで統牙の兄の友達と、その彼女に会った。その友達に、統牙の彼女と紹介されても「なんか意外!」と驚かれたことが少しショックだった。その日の服装も動きやすいパンツスタイルにしてきてしまい、統牙とつり合う彼女になっているか不安になった。

凜咲にもライバルが出現

統牙の先輩、一樹(いっき)先輩が好きな愛美(まなみ)さんを遊びに誘った。しかし、統牙と武智を連れてくることを条件とされた。統牙は即決で断ったが、どうしてもあきらめきれなかった一樹先輩たちは凜咲のところに直接来た。「凜咲ちゃんが送り出してくれたら統牙も安心してこれんだけどなー」と言われても、凜咲は嫌だった。しかし、自分が断れば統牙が遊びに行けないことを気にした凜咲は、無理して「行ってきて」と言ってしまった。意地になった統牙も武智と来てしまった、まったく楽しくはなかった。その頃、家にいた凜咲はゆっこに、女子高生もいるカラオケに「行ってきていいよ」と許してしまったことを相談した。ゆっこが「自分が逆だったらそうする?男の人と遊んできていいよっていわれたらそうする?」と言い、凜咲は「引き止めてほしい」と気づいた。統牙のことを心配し、すぐに迎えに行った。凜咲は女の人がいるからという理由で、統牙が遊びに行くことに「いやだ」ということは、統牙を束縛していると考えていた。統牙を誘った一樹先輩には、男女のグループで彼氏が遊びに行くことに「寛大なんだと思ったけどなー残念」と言われたこともあり凜咲は、「女子高生と遊んできていいよ」と許すことが、周囲に求められている「統牙の彼女像」であると考えた。「みんなが思う夕暮君の彼女像に近づきたい」と凜咲の思いを伝えた。しかし統牙は、「自分のことだけ考えて、無理して変に壊さないで、そんままでいてよ」と言った。それを聞いた凜咲は「理想の彼女像」ではなく、自分の気持ちに素直でありたいと思った。

統牙の応援団、体育祭

2年になり、初めての体育祭がやってきた。凜咲の学校は各クラスが色分けされ、色ごとにクラス対抗で競った。統牙のクラスは赤色、凜咲のクラスは白色だった。分けられた色ごとに、2年生からは10人の応援団員が選ばれる。統牙は立候補し、武智たちと一緒に応援団をやることになった。運動が苦手な凜咲だったが、統牙の学ランを着た応援団の姿を見ることが楽しみだった。準備期間に入ると、統牙は応援団の練習へ、ゆっこや他の仲がいい友人も放課後は準備へ行ってしまった。取り残された凜咲だったが、自分も何か役に立ちたいと思い、美術部の看板製作を手伝うことになった。それぞれの仕事に専念し、いよいよ本番を迎える。しかし、当日の応援団の発表が始まる前、凜咲は体調が悪くなり、保健室に運ばれてしまう。迎えに来てくれた母親に頼み、「どうしても最後まで見たい」とお願いをし、統牙の応援団と、統牙がリレーで走っているところを見ることができた。

katsu0501e3
katsu0501e3
@katsu0501e3

目次 - Contents