金色のコルダ1(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『金色のコルダ1』とは、株式会社コーエーテクモゲームスの開発チーム「ルビー・パーティー」から発売された、女性向け恋愛シミュレーションゲーム。ネオロマンスシリーズの第3作目。
現代の学園で「音楽」を通して、ライバルたちと恋愛を繰り広げる乙女ゲームである。
コンクールに向けて練習する中で、ライバルたちとの仲を深め、お互いを励まし合い、音楽と共に成長していくストーリー。
主人公はヴァイオリン奏者、作中では多数の楽曲を演奏でき、プレイしながら多彩なクラシック音楽を聴き楽しむことができる。

休日、公園で柚木を見かけるが、彼はいつもの温和さとは違った憂鬱そうな表情を浮かべていた。
どうやら家で見合いの話がでて、自分に白羽の矢が刺さったのだという。
祖母が乗り気で、と困ったように笑う柚木だが、その笑顔の裏では彼の周りには見せない実家に縛られている苦悩があるようだ。
自分の人生なのに家に行末を決められ身動きができない、そんな柚木の息苦しさを感じたのであった。

ある日、練習室の扉の前で報道部の天羽(あもう)とばったり出会う。
彼女は柚木について記事を書くため練習室の柚木の元へ来たはいいものの、柚木のことがいい人すぎてうさんくさい、と不信感をつのらせ二の足を踏んでいたのであった。
そんなときにばったり現れた主人公、天羽は主人公に強引に取材協力を頼み、承知するのも待たないで立ち去ってしまう。
後に引けなくなった主人公は、練習室の中にいる柚木へ声をかけたのであった。
いつもどおり優しい態度の柚木に、主人公は天羽に頼まれた取材のこと、そしてうさんくさいと思っていることを伝える。
それに驚く柚木、「疑われるのは悲しいな…」と眉尻を下げてしまう。
そして罪悪感をチクチク感じる主人公を残し、柚木はその場から立ち去ってしまった。

翌日、主人公はどこか違う雰囲気をまとう柚木に話かけられる。
彼からはいつもの温和で優しい態度は感じられない。
すると柚木は、主人公に「俺は築いてきた自分の評判を毛の一部ほども傷つけたくない。余計なことをするな、天羽の余計な勘ぐりを抑えろ。」と強く忠告する。
普段の彼からは想像もできない、攻撃的な言葉ばかりだった。
実はこれが柚木の本性で、彼は今まで優しい王子様のような猫を被っていたのだ。
「俺の努力を無にしたらお前の身の保証はしない、賢いヤツならわかるよな?」と主人公を脅した柚木は念押しするようににっこり笑顔を浮かべ、「これからもお互いうまく仲良くやろうね」と笑顔で言い残し去っていった。
主人公は呆然とその場に立ち尽くすしかなかった。

そして第2セレクションを迎える。

第3セレクション

柚木に壁に追い詰められる。

ある日、主人公が練習中の柚木に話しかけると、柚木は不敵に笑み浮かべ主人公を壁に追い詰め、壁ドンの体勢で両手で囲い込む。
柚木は、自分の本性を知りながらも前と変わらず話しかけられる主人公が気に入らないようだ。
「わざわざ俺にいじめられたいのかな?」と彼は馬鹿にしたように笑い、これ以上かかわるなと主人公を冷たくあしらうのであった。

そして第3セレクションへ迎える。

主人公が演奏前の準備をしていると、廊下で気が乗らなそうな柚木と出会う。
どうやら今日のコンクールの録音をして柚木の祖父に渡さなくてはいけないのだという。
柚木は、コンクールでの演奏でさえ家の者が気に入るように行わなくてはいけない、やる気がでない、と不機嫌そうに去っていった。
主人公は、自分は自由に演奏する権利すらないという柚木の苛立ちを感じたのであった。

最終セレクション

柚木と骨董店でデート。

最終セレクションのための練習をしていると、柚木から「次の日曜日空けておけ。」と強引に同意させられる。
どこに行くかなどは告げられず、主人公はただ当日を待った。

日曜日当日、主人公は駅前通りにある柚木の趣味でもある漆器が揃っている骨董店に連れていかれる。
店の中を見渡す柚木は、2枚の小皿が気になり購入を迷っているようだ。
どちらにするか迷っている彼に「お前ならどっちを選ぶ?」と尋ねられた主人公は「両方とも」と答える。
「欲張りで迷うぐらいならどっちもという考え方は好きだぜ」と柚木は笑うが、自分にはその迷う時間すら許されていないとひとりごちる。
今まで家に従い、選ぶことを我慢し、良い息子として過ごしていた柚木の本音が聞けた瞬間だった。

そして最終セレクションを迎える。

エンディング

コンクール後、報道部の天羽(あもう)が柚木にインタビューしている。

柚木はコンクールについて聞かれると「本当は辞退しようと思っていたが周りからの要望に負けて参加した。」と苦笑した。
しかし彼は「自分は他人の要望に弱いので僕を知りたいという人を拒めない、しかし自分も相手のことを知りたいと思っているんだ」とも言う。
それは、柚木の本性を見抜いた主人公に対し好意をもっている、という告白なのだった。
「コンクールでの音楽は美しくて自分の心を豊かにされた、いい演奏を残せて高校最後の思い出として満足しているよ。」と、柚木は満足そうに笑い、天羽のインタビューを区切って、屋上にいる主人公のもとへと向かったのだった。

屋上で、主人公はリリにもらった楽譜「愛のあいさつ」を弾いていた。
そんな主人公のもとに柚木が現れた。

柚木は主人公に向けて静かに話を始める。

「口止めするか、追い詰めて破滅させるか、いろいろがバレたらバレたですっきりしたしこれも良いかと思った。
まだ自分の自由になる時間がある、そう信じたくなるよ。」

「本当の俺は幻滅したか?」といつものようにいじわるに聞く柚木だが、どこか表情はすっきりとしている。
そして、「何も言わないでただそばにいてくれ、お前の言葉のかわりに先ほどの演奏を俺に聞かせてくれ」と主人公に願う。
柚木の言葉を受け、主人公は柚木への気持ちをこめて「愛のあいさつ」を演奏したのであった。

『金色のコルダ1』のゲームシステム

楽譜を手に入れる

演奏し、上に表示されているカウントが無くなる前にフェッロに出会う必要がある。

まずはじめに、ヴァイオリンを演奏するために必要な楽譜を手に入れる。
楽譜は、学内にいる音楽の妖精である「ファータ」から手に入れることができる。
楽譜はセレクションで競う上で大変重要なポイントのため、セレクションのテーマや、恋愛対象の好みなど、よく考えて効率よく集めるのが良い。

はじめの楽譜は「リリ」から受け取る

一番はじめに弾く楽譜(第1セレクション用の曲)は、ストーリーの序盤でリリから受け取ることができる。
リリとの会話の中で質問に答えていくと、3枚ある楽譜の中の1枚を与えられる。
リリから貰える楽譜は
・アヴェ・マリア(清麗)
・ガボット(彩華)
・メロディ(愁情)
の3種類で、リリの質問にどう答えるかでもらえる楽譜が決まる。
また楽譜によって、自分の初期値の技術レベル、攻略対象者との出会いやライバル度に変化があるため、お目当てのキャラクターの好みの楽譜を受け取るとストーリーをすすめる上で有利になる。

「アヴェ・マリア」
・選択肢1「分析力がある」→選択肢2「視野を広く持とうとする」→志水 桂一の好み
・選択肢1「包容力がある」→選択肢2「聞いているほうが好き」→冬海 笙子の好み

「ガボット」
・選択肢1「行動力がある」→選択肢2「明るく楽天家」→火原 和樹の好み
・選択肢1「包容力がある」→選択肢2「話すのも好き」→柚木 梓馬の好み

「メロディ」
・選択肢1「分析力がある」→選択肢2「理想に向かって努力する」→月森 蓮の好み
・選択肢1「行動力がある」→選択肢2「面倒見がいい親分肌」→土浦 梁太郎の好み

ファータから楽譜をもらう

学園内で楽譜練習を演奏すると、リリとは別の複数のファータが現れる。
彼らは「フェッロ」というファータで、彼らは演奏が聞こえると現れ、新たな楽譜を与えてくれる。
フィールド上に現れる妖精のアイコンが目印、フェッロに触れると楽譜がゲットできる。
フェッロの登場位置はランダムのため、学内のいろんな場所で演奏し、点在しているフェッロと出会う必要がある。

楽曲を練習する

放課後、練習できる場所のマップ。

誰でも弾ける「魔法のヴァイオリン」で演奏するからといって、練習をしなければ技術力も表現力も上げることはできない。
学内音楽コンクールに挑むため、また演奏を素晴らしいものにするために、手に入れた楽譜で練習し演奏する必要がある。

練習手順 No.1 セレクションのテーマに沿った楽譜を選ぶ

コンクールでは各セレクションごとに演奏曲のテーマが提示される。
コンクールで上位を狙うにはこのテーマに合った表現が求められるため、まずセレクションで演奏する楽譜を選ぶ必要がある。

楽曲には、「清麗」「彩華」「愁情」という3タイプの表現がある。
清麗…清らかなもの、優しいもの /カラー:緑
彩華…あざやかなもの、華やかなもの /カラー:赤
愁情…愁いのあるもの、情動的なもの /カラー:青
楽譜はタイプ別に分かりやすく色分けされている。

テーマに合った表現タイプの楽譜を選ぶことはとても重要で、コンクールでの順位に大きく関係する。
ちなみにセレクションで提示されるテーマはストーリーによって変化するため常に一定ではない。

練習手順No.2 技術レベルを上げる

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