神のみぞ知るセカイ(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『神のみぞ知るセカイ』とは、2008年から2014年まで『週刊少年サンデー』にて連載していた、若木民喜によるラブコメ漫画である。コミックスの累計発行部数は700万部以上で、3度に渡ってアニメが放映された。恋愛シミュレーションゲーム、いわゆるギャルゲーをこよなく愛する高校生桂木桂馬が、悪魔のエルシィと共に駆け魂(かけたま)と呼ばれる悪人の魂を捕まえるため、現実の女子たちを恋に落としていく物語。現実の女性たちと関わっていく中で成長する桂馬や、桂馬を巡って繰り広げられる恋愛模様が見どころである。

舞島学園

桂馬たちの通う、私立の学園。中等部と高等部からなる学園で、校舎の東半分が高等部、西半分が中等部となっている。3つある校舎の他にシアター、図書館、講堂、体育館とプールが入った運動部全般のための建物がある。建物の多くが10年前に建て直されている中、図書館は旧校舎の建て増しで、シアターに関しては旧校舎が建つ以前から存在している。学園の南側は海に面しており、物語の中で度々出てくる海浜公園も傍にある。校章は女神デメテルを六角形で囲む意匠。元は白鳥正三私邸跡地だったが、1888年に舞島女子塾として開校され、1946年に名称が舞島学園に変更、2001年に共学化となった。

鳴沢市

人口80万人を超える、舞島市の隣町。水族館、遊園地などのアミューズメント施設が豊富で、休日になると近隣の住人が遊びにやって来る。他にも鳴沢臨海ホールや鳴沢体育館があり、かのんのコンサートなど様々なイベントが行われている。

『神のみぞ知るセカイ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

桂馬「エンディングが見えた!」

桂馬が女の子を落とすまでの道筋が見えた時に放つ、『神のみぞ知るセカイ』を象徴するセリフ。記念すべき第1話の高原歩美攻略においては「見えたぞ!エンディングが!」の形で使用され、その後もここぞという場面で使用されるが、必ずしも使われるわけではない。

エルシィ「だから、ハクアに何があっても…ハクアがすごいってこと…私、死ぬまで信じてる!!」

魔学校時代トップを走っていたハクアだが、駆け魂隊に入隊してからは思うように結果を出せず、やっと見つけた駆け魂にも逃げられて、なおかつ心のスキマをつかれて操られてしまう。「私なんか何もできやしない」と泣くハクアを見て、エルシィが真剣にハクアのことを想って出たのがこの言葉。エルシィはハクアのことをお手本にして一人前になれたと言って、ハクアの心を溶かしてみせた。

桂馬「そうだ…これはゲームじゃない…かのんが死んだら…もう戻ってこない!!だから…絶対に助けないといけない!!」

女神を宿すかのんがヴィンテージのフィオーレに刺された後、昏睡状態に陥ったかのんを前にして、ハクアの「これはゲームじゃないのよ」という言葉に対する桂馬の返答。これまでギャルゲーの知識をもとにして女の子を落としてきた桂馬が、かのんに死に危険が迫ったことで改めてこれは現実なのだと思い知る場面である。これ以降、桂馬は好きなゲームを封印して女神探しに奔走することになる。

桂馬「ちひろ、ごめん…ボクはあの時…あんなこと言うつもりじゃなかったんだ……」

女神編の最終話、すべての女神が覚醒した後、ステージではちひろのバンドの演奏が行われている中、1人屋上のベンチで俯く桂馬が零した後悔の言葉。現実の女性を低次元と見下していた桂馬の変化を明確に感じる場面となっている。その後のちひろの泣き顔もまた胸を打つ。

『神のみぞ知るセカイ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

神のみぞ知るセカイの登場人物の名前は駅名から取られている

ヒロインの多くは近畿日本鉄道の駅名から取られており、それぞれ高原歩美は「高の原駅」、青山美生は「青山町駅」、中川かのんは「伊勢中川駅」、汐宮栞は「汐ノ宮駅」、春日楠は「楠駅」、小阪ちひろは「河内小阪駅」、長瀬純は「長瀬駅」、九条月夜は「九条駅」、生駒みなみは「生駒駅」、上本スミレは「大阪上本町駅」、榛原七香は「榛原駅」、五位堂結は「五位堂駅」、二階堂由梨は「二階堂駅」、鮎川天理は「天理駅」が由来となっている。

近畿日本鉄道とのタイアップ企画が実地された

2014年9月23日から11月30日にかけては、近畿日本鉄道とのタイアップにより、キャラクターを題材とした特製入場券やフリーきっぷが発売され、一部の駅ではキャラクターシートやパネルが設置された。特製入場券は全14種、フリーきっぷは限定2000枚発売されていた。

『神のみぞ知るセカイ』の主題歌・挿入歌

第1期

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@nishi_7a4

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