デッドコースター(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『デッドコースター』とは、アメリカのホラー映画。始まりは高速道路。180便の航空機事故から1年後、キンバリーは友人たちと海へ遊びに行くため、ドライブへ出かける。そこで、多数の死者を出す玉突き事故に遭遇する予知夢を見たのだ。予知夢によって死を回避することができたものの、死が終わることはなかった。死神によって死は定められていた。本作では、前作において死亡したと思われていた者たちが登場しており、死を免れた者たちによる新たな視点も追加されている。死への恐怖をより一層感じることができる映画となっている。

テレビ局の車はすぐさま取材を開始するが、車体からはオイルが漏れ出ている。車に閉じ込められているキャットを救うため救助隊が助け出そうとするが、衝撃によってエアバックが作動してしまう。すると、キャットの頭にパイプが突き刺さってしまい死亡してしまう。

第五の犠牲者

キャットが吸っていたタバコが落ちてしまい風で転がりオイルに引火してしまう。車は爆発。その爆風によって飛ばされたワイヤーがローリーに直撃してしまい死亡してしまう。

新しい命の誕生

キンバリー、バーク、クレアの三人はイザベラとユージンが運ばれた病院へと急いでいる。しかし、その道中でキンバリーはカラージャンという女医に首を締められている予兆を見た。一方、ユージンの病室では繋がれていた酸素チューブが外れ部屋に漏れ出していた。全身麻酔をかけられていたユージンは動くこともできず、息をすることもできない。しかし、イザベラが無事に出産ができたことによってユージンは息ができるようになった。三人は死を回避することができたと心から喜びあった。

第五と第六の犠牲者

クレアがユージンのドアを開けるとコンセントが抜けてしまい、火花が飛んだ。そこに充満していた酸素に引火してクレアとユージンは死亡してしまう。

定められた死

死のリストを無効化する新しい命が誕生したのにも関わらずに何故か死のリストは止まってはいなかった。キンバリーが高速道路で見た予知夢を思い出すとイザベラは、間違いなく事故に巻き込まれていたが生きていた事実に気がつく。ということは、イザベラはそもそも死のリストには入っていなかったのだ。そのため、「新しい命が死のリストを無効化する」というルールが通用しなかったのだ。

傷ついた手と白いバン

キンバリーはさっきの爆発で傷ついた手と白いバンを見て、以前に見た「自らが運転する車が湖に突っ込んでいく夢」と全く同じ状況であることを思い出す。キンバリーは、「自分が一度死んで蘇生されることが新しい命となる」と考え、自らバンに乗り湖へと突っ込んだ。湖に落ちたキンバリーは心肺停止したものの無事に救助され蘇生したのだった。キンバリーの命をかけた行動によって死のリストが終わった。

農場からバーベキューの誘い

数カ月後、キンバリーとバークは事故を起こしてしまった農場からバーベキューの誘いを受けた。楽しく食事をしていると、少年ブライアンの父親から「あの日にブライアンがテレビ局の車に引かれそうになったとき、君たちの友人ローリーによって救われた」という話を聞かされるのだった。その瞬間に、ブライアンの横にあったガスボンベが爆発を起こした。お皿の上にはブライアンの腕が飛んでくるのだった。高速道路での大事故に無関係であったブライアンもローリーによって救われてしまったことによるとばっちりを受けて死亡してしまうのだった。

『デッドコースター』の登場人物・キャラクター

主人公

キンバリー・コールマン (演:A・J・クック)

吹き替え:小林沙苗
死の順番は一番目。前作の主人公・アレックス同様、突如前触れもなく予知夢を見たことで高速道路での大事故を予知する。直後、大型トラックによって事故に巻き込まれるところをトーマスによって助けられる。
予知夢では、車が横転したところにエバンを轢いたトレーラーに突っ込まれて死亡する。
一度仮死状態になり、蘇生することで新しい命になると考えたキンバリーは湖で救急車ごと転落し溺れ死にそうになる。だが、トーマスによって助けられる。

生存者たち

クレア・リバース (演:アリ・ラーター)

吹き替え:朴璐美
前作での唯一の生存者。死神によって定められた死の恐怖に怯えており、ストーニーブルクの精神医療センターの病室に自主入院していた。病院へ訪れてきたキンバリーに「臆病者」呼ばわりされたことで、死に抗う覚悟を決める。ユージーンの病室に駆けつけた際に医療機器のコンセントを抜いてしまい、酸素供給装置から漏れ出していた酸素に火花が引火したことによって引き起こされた爆発に巻き込まれ死亡。

トーマス・バーク保安官 (演:マイケル・ランデス)

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