ベヨネッタ2(BAYONETTA 2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ベヨネッタ2』とは、美しく妖艶な魔女ベヨネッタが天使達を華麗に叩きのめすクライマックス・アクションゲーム『ベヨネッタ』の続編。
諸事情で一度開発中止となりながらも、パワーアップした操作感とヴィジュアルを伴いより爽やか且つスタイリッシュに進化した形で世に生み出され、「究極を超える究極」が盛り込まれたよりスケールアップしたアクションを体感できることとなった。本作では世界の目を含む天地創造やベヨネッタの父母に関する真相など前作に残された伏線や謎も描かれており、見どころの一つとなっている。

CHAPTER IV 邂逅

人の姿で「スケベなおっさん」ルカとファーストコンタクトをとったロキ。どうやら無事な様子。

落下の途中意識を回復しモモンガに変身したロキは、ワイヤーで屋根を伝っていたルカの顔面に激突する。
朦朧としながらも山に急ぐロキと別の目的に急ぐルカは大した会話もせず別れた。
その少し離れた場所で賢者が武器を握り締めながら佇んでいたが、遅れて着地したベヨネッタの姿を認めると姿を消す。
ベヨネッタもまたその気配に感づくも、構わず市街地を抜ける。
一方ロキは、市街地でフィンブルヴェトルに行かなければと焦りながらも、自分が何故その山に行かなければいけないのかと疑問が浮かび、頭痛に苦しむ。
そこに賢者が襲い掛かる。ベヨネッタの居場所を知りたがる賢者に対し、ロキは「途中ではぐれたから知らない」と言い「知っていても女を売るような真似はしない」と続けた。
賢者はロキに槍を向けた。ロキは魔力を込めたカードを投げつけ応戦するも、賢者の出した一房の孔雀の羽で全て難なくかわされてしまう。
とどめを刺される寸前ベヨネッタが加勢し、窮地を脱するも戦闘は尚も続いた。
賢者の戦闘力は並大抵ではなく、ベヨネッタが至近距離で放った数発の弾丸も撫でるように払うなど、苦戦を強いられた。
その強力な力に、ベヨネッタは目の前の男が初めてアンブラの魔女の対となる存在であり、宿敵でもあるルーメンの賢者だということに気付く。
上級の天使と魔獣も各術者から呼び出され、両者拮抗するその力のぶつかり合いはかつての賢者と魔女の抗争を彷彿させる凄まじい大乱闘となった。

CHAPTER V 水の大聖堂

軽口を叩きからかうことが多いものの、女性であるベヨネッタを男の矜持として気に掛けていることを隠さないロキ。

激闘の末、海に沈んだベヨネッタはロキに魔力を吹き込まれ、新たな力「スネーク ウィズイン」と共に目覚める。
蛇に変身したベヨネッタはぐったりと気を失った様子のロキを救出し、地上に戻る。
ロキが死んだふりをしてからかい、心配するベヨネッタの様子に腹を抱えて笑うなどの悪戯な場面もありつつ、両者は大聖堂を進む。
神に仕えた者達が眠る場所の奥深くまで進み、ロキが修復した装置を起動させると、山の中腹につながる天空橋が現れた。
直後、魔界の住人である筈の痛みを刻むもの・ペインが現れる。
魔界側の者が自分に襲いかかることを訝るベヨネッタの脳裏に、暴走したゴモラと「裏がある」とするロダンの言葉を思い出す。
ベヨネッタは、まだ正気である様子の契約の魔獣であり相棒のマダム・バタフライと拳を突き合わせ、共にペインを撃退し、大広間へと進む。
冗談や軽口に隠された曖昧で不安交じりロキの言葉に対し、ベヨネッタは嘘が無いことは女の勘でわかると冗談交じりに言いながら、ロキが記憶を失っていることを見抜いており、それはつい最近までの自分と同じ境遇であるのだと話した。
ロキはその言葉に心の壁を僅かに軟化させ、自分が覚えていることはフィンブルヴェトルに行かなくてはいけないということのみだと吐露し、対してベヨネッタは「行かなきゃいけないと思うなら、それを信じるのよ」と応え、「私はそうしたわ」と続けて励ました。
階段の最上まで辿り着くと、ロキは目の前の巨大な球体を何となく覚えているとしながら中に入り込み、起動させる。
そこにルカが登場し、何を調べているのかと訝るベヨネッタに対し調べものの内容を語る。
それは「エーシルの伝説」であり、アンブラの魔女であり闇の左目の現所有者であるベヨネッタにも関係する、「世界の目」に纏わる話であった。
曰く、光の右目の消滅により天変地異が起こっていると睨んでいるルカは、全ての始まりであるフィンブルヴェトルに真実を求めているとのことだった。
だが話の途中で天使の邪魔が入ったため、ベヨネッタはルカを遠くに蹴り飛ばし、ロキが起動した古代のエレベーターである球体に乗りながら撃退していく。
天使たちの猛追に危機を察知したロキは球体から飛び出し、天使に追われながら橋までの道を外からこじ開け、ベヨネッタを引き込んで撃退させるファインプレーを見せた後、二人は霊峰へ続く橋に向かった。

CHAPTER VI 天空橋

天空橋を渡る最中、采配の者を近づけまいとする上級三隊智天使ヴァラーの襲撃により橋から落下。
ベヨネッタはこれを難なく撃退するが、手向けと称したヴァラーの最後の一撃で開いた次元の狭間へロキと共に飲み込まれてしまう。

CHAPTER VII 方舟

賢者の胸から下げられている最愛の人の形見と思しきものは、ベヨネッタに縁のある品だった。

失われた筈の光の右目。

賢者と共にいた祭服の男は数々の天使の失敗を憂い、遂に自ら動くことになる。
時空を移動し、ノアトゥーンに移動した男は水の大聖堂に向かった。
その様子を、ルカは陰から覗いていた。

一方、ベヨネッタとロキは山とは正反対の地点まで飛ばされた。
初めて見る筈のその場所を、ロキは覚えがあるという。
その時「ついに追いつめた」と度々過去のビジョンに現れた少年が現れ、「二つに分かれた僕たちが一つになるには、君が消えるしかない」と奇妙なことを言って襲い掛かる。
ロキはそれを撃退し、心配するベヨネッタに「地獄はすぐそこかもしれない」と告げ、少しずつ記憶を取り戻してきている様子を見せた。
ジャンヌの肉体のタイムリミットが迫る中、水中を移動するベヨネッタに魔界の住人であり境界を巡るもの・インシディアスの襲撃を受ける。
ベヨネッタはその襲撃に地獄が近いことを確信し、ロキと共にこれを撃退するも別のインシディアスの体内に飲まれ、二人ははぐれてしまう。
魔界の住人達の襲撃をかわしながらインシディアス内部を進むベヨネッタはロキを見つけ出すも、ノアトゥーンの市街地で出会ったルーメンの賢者に行く手を阻まれる。
激闘の末引き分けに終わるものの、そこでベヨネッタは因縁深いものを賢者に見る。
それは母のルージュと、失われた筈の光の右目だった。

CHAPTER VIII 古の文明都市

ベヨネッタの事情を聞き、サポートの続行を申し出るロキ。その心根の良さを、ベヨネッタも徐々に認めていく。

インシディアスの爆発により脱出したベヨネッタとロキは記憶の遺跡に辿り着き、遂に目的地ゲイツ・オブ・ヘルを目にする。
「こんな扉の奥へ会いに行くなんてアンタの友達もロクなもんじゃない」というロキのからかいに、ベヨネッタは「自分を庇って地獄に落ちたのだから本当にロクなものじゃない」と静かに肯定する。
ロキはその事実に驚くも「そういうろくでなしは嫌いじゃない」と笑い、フィンブルヴェトルは後回しにしてゲイツ・オブ・ヘルを開けるのを手伝うことを申し出る。
ベヨネッタとロキは共に魔界の住人達の襲撃をかわしながらパラディソを行き来し鍵を拾い集め、ゲイツ・オブ・ヘルの封印を一つ一つ解いていく。

CHAPTER IX ゲイツ・オブ・ヘル

記憶の中でローサに致命傷を負わせた少年。度々過去のビジョンに現れた彼は確かにロキと見紛う姿をしている。

20年前にバルドルに贈られた愛の証のルージュを大切に持っていたローサ。二人の間には確かに深い愛があった。

遂にゲイツ・オブ・ヘルの封印を全て解いたベヨネッタとロキ。
「お守も終わったことだから一人でフィンブルヴェトルへ行く」というロキをベヨネッタは制止し、自分の用事が終わったら一緒に付いていくと申し出るも、ロキは「ろくでなしの友達にヨロシクな!」と構わず一人行こうとする。
すると再び目の前に賢者が現れ、続けて祭服の男が現れる。
男は「預言の者」といい、ロキの記憶にない罪を糾弾しながらベヨネッタの闇の左目を狙っていた。
ロキと賢者、ベヨネッタと予言の者はそれぞれ激闘を交わすが、ベヨネッタとロキはその圧倒的な力に圧されてしまう。
子供の命を狙う奴らにくれてやるものは一つもないと尚も抵抗するベヨネッタに、預言の者は嗤いながら「面白いもの」と称して彼女にとって衝撃的なビジョンを見せた。
目の前には因縁の場所でもある故郷の魔女の修練場があり、そこには同胞達の死体、そして若かりし父バルドルと懐かしい母ローサの姿があった。
魔女たちの反乱を止めるためだと信じて動いていたバルドルは、この目に余る惨状について上空にいる四元徳フォルティトゥードを問い詰めた。
フォルティトゥードからは、天界の総意として全ての魔女と賢者を滅ぼして「神の目」を人間たちから取り戻し、世界をあるべき姿へ戻そうとするために賢者達と魔女を争わせ、民衆を魔女狩りへと先導したという、半年前に父の口から聞かされたものとはまた別の魔女狩りの真相が語られた。
どんな理由があれバルドルが魔女を虐殺するはずはないと信じていたローサはフォルティトゥードの話を聞いて、やはり魔女狩りを先導したのは夫ではなかったということを確信する。
やがて二人を始末するために少年が現れ、魔力が込められたカードが放たれる。
バルドルを庇ったローサは愛した夫の腕に抱かれて死に、バルドルもまた妻から引き離され、生きている者が誰も居なくなった場にセレッサとジャンヌが飛び込む。
見知った記憶が繋がったところで、ベヨネッタは現実に引き戻された。
預言の者は、それこそが時の流れが記憶した真実のビジョンだと言いながら愕然とし動けない彼女を手に掛けようとするも、ロキがカードを放って邪魔をする。
カードは魔界へのゲート開放を誘発させ預言の者は去り、ロキとベヨネッタ、そして賢者は魔界へと飲み込まれていった。

CHAPTER X 魔の領域

獲物の横取りを懸念するロダンに無言でウィンクを飛ばすベヨネッタ。これにはロダンも「仕方ねえ」と言う外無い。

魔の領域で一人目覚めたベヨネッタは、ジャンヌに残された時間がほんの僅かだということを改めて確認し、魔界の赤い大地を駆ける。
その時、ベヨネッタに灼熱を編むもの・ファンタズマラネアが襲い掛かる。
つい半年前まではベヨネッタと共に闘うこともあったこの蜘蛛は、本来は丁重に扱えば珍しい財宝や秘術を授けてさえくれる比較的温厚な魔界の住人であった。
だが今は魔界の異変で凶暴化してしまい、ベヨネッタに牙を剥くことになった。
ベヨネッタが容赦なくファンタズマラネアを撃退して先に進むと、彼女とは別の目的で一足先に魔界に降りていたロダンが葉巻を吸いながら待っていた。
地上から現れたインシディアスの背に乗り、二人は共闘しながら先へ進む。
最強の堕天使であるロダンによる強力な助力もあり、魔界の者達の猛攻にもかかわらず難なく目的地は目前にまで迫った。
薔薇のつぼみのようなそこにはロダンの獲物がおり、そしてジャンヌの魂もあるらしい。
ベヨネッタはロダンをその場に残し、急ぎ自らの翼で飛び立った。

CHAPTER XI 魔界 ~統治者~

余裕も無く必死に呼びかけていた様子とは打って変わり、いつも通りの顔で友の目覚めに応えるベヨネッタ。

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