ママレード・ボーイ(漫画・アニメ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ママレード・ボーイ』とは集英社より発刊されている『りぼん』にて連載された、高校生の男女が親の都合により同棲することで惹かれあっていく恋愛漫画である。
2組の両親がお互いのパートナーを交換することで、同居人となるという奇想天外な設定で、社会現象にまでなった。
主人公を中心とした複雑恋愛模様は、同居や家族をテーマにした秘密の恋物語の先駆けともいえる。
作中に登場する交換日記やロボット型ボイスレコーダーも、当時の若い世代では大人気となった。

アニメ版では、高校在学中に遊が交換留学でアメリカに旅立っている。遠距離恋愛ですれ違い続けた光希と遊は別れることになる。遊を失った光希は落ち込むが、ずっと光希に想いを寄せてきた蛍が猛アピールを繰り出す。遊を忘れることができない光希だったが、蛍の懸命なアピールが功を奏したか、蛍と付き合うことを決意。その後、遊が一時帰国することになり、光希は遊と再会する。しかし、光希は別れたはずの遊に、蛍との関係をなかなか言い出せずにいた。蛍との関係が進展すればするほど、遊への想いが募っていく光希。結局、遊を忘れられない光希は蛍と別れ、遊と恋人関係に戻った。その後、順調に交際を続けた光希と遊だったが、遊は偶然両親たちの学生時代の写真を見つけてしまう。その後の展開は、漫画版と同様である。

『ママレード・ボーイ』の登場人物・キャラクター

主要人物

小石川光希(こいしかわみき)

CV:國府田マリ子 映画:桜井日奈子

主人公で、私立桐稜大学附高等学校に通う1年生。(アニメでは2年生からスタートする。)
おてんばで明るく、喜怒哀楽がはっきりしている素直な女の子。
テニス部に所属している。
料理はあまり上手ではなく、その下手さは遊も認めている。
中学の頃に同じテニス部の銀太に片思いをしていたが、こっぴどく振られてしまう。
天邪鬼な遊に次第に惹かれていく。

松浦遊(まつうらゆう)

CV:置鮎龍太郎 映画:吉沢亮

光希の両親の再婚相手の息子。光希と同じ高校に編入してくる。
整った容姿を持ち、成績も優秀でスポーツ万能、女性からもかなりモテる。
しかし性格はあまり素直ではなく、天邪鬼な部分や子どもっぽい部分があり、光希にはその一面をよく見せる。
優しくあまり感情を表に出さず、恋人や親友といった特別な存在を作らないという影の部分もある。
自分とは正反対で感情をさらけ出し、みんなに愛される光希のことをだんだんと特別な存在だと思い始める。

秋月茗子(あきづきめいこ)

CV:山崎和佳奈 映画:優希美青

光希と同じ高校に通う光希の大親友。
大人っぽい性格と綺麗な容姿で周りの目を引いている。
両親の不仲が原因で、家庭を持つことには夢も持てずにいる。
いつもあれこれ悩む光希の良き相談相手。
実は担任の名村先生と交際をしており、光希にも言えずにいた。

須王銀太(すおうぎんた)

CV:金丸淳一 映画:佐藤大樹
光希と同じ高校に通う光希の良きライバル。
熱く燃えやすいタイプで、光希と同じ感情型。テニスがかなり上手く、上位大会に進むほど。
中学の頃から光希と同じテニス部で、自他ともに認める仲の良さだった。
よく笑う光希のことが中学の頃から好きだが、素直になれず中学2年生のときに自分の意に反して光希を振ってしまう。
高校生になっても光希を諦めきれずにいたが、遊が現れることによってその関係が崩れていく。

光希と遊の両親

小石川仁(こいしかわじん)

CV:田中秀幸 映画:筒井道隆

光希の父親。銀行員。後に遊の母親・千弥子と結婚する。

小石川留美(こいしかわるみ)

CV:川浪葉子 映画:檀れい

光希の母親。後に遊の父親・要士と結婚する。
光希に似てかなり明るい豪快な性格で、料理が下手。

松浦要士(まつうらようじ)

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