バックドラフト(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バックドラフト』とは、消防士の兄弟の火災現場での活躍と葛藤、謎の放火犯を追う物語。監督は『ビューティフル・マインド』『ダ・ヴィンチ・コード』で知られるロン・ハワードが務めており、出演者はカート・ラッセル、ロバート・デ・ニーロなど豪華な顔ぶれが揃っている。火災現場の視覚効果をアメリカの特殊効果及びVFXの制作会社インダストリアル・ライト&マジックが務めている。エグゼクティブ・プロデューサーはブライアン・グレイザーと『砂の惑星』のラファエラ・デ・ラウレンティスが務めている。

『バックドラフト』の概要

『バックドラフト』とは、1991年にアメリカで製作されたドラマ映画。監督は『ビューティフル・マインド』『ダ・ヴィンチ・コード』で知られるロン・ハワードが務めており、出演者はカート・ラッセル、ロバート・デ・ニーロなど豪華な顔ぶれが揃っている。火災現場の視覚効果をアメリカの特殊効果及びVFXの制作会社インダストリアル・ライト&マジックが務めている。エグゼクティブ・プロデューサーはブライアン・グレイザーと『砂の惑星』のラファエラ・デ・ラウレンティス、脚本は『ハイライダー 悪の戦士』のグレゴリー・ワイデン、撮影『オールウェイズ』のミカエル・サロモン、音楽は『パシフィック・ハイツ』などのハンス・ジマーが務めている。
第64回アカデミー賞では、「視覚効果賞」「音響賞」「音響効果編集賞」にノミネートされ、アメリカでの公開週では全米1位を獲得し、翌週も成績を維持した。全世界トータルグロスは1億5236万ドルで年間興行収入成績12位とヒットとなった。日本では「ユニバーサルスタジオジャパン」のアトラクションとして広く知られている。

ブライアンは一度はあきらめた消防士になることになった。しかし配属されたのは過酷な任務で知られる第17分署。そこには優秀な消防士の兄、スティーブンがいた。兄との実力差に劣等感を感じながら日々の訓練をこなす中、バックドラフト現象をした放火事件が起きる。バックドラフト現象とは火災現場で起きる現象で、密閉された空間に一酸化炭素ガスが溜まり、ドアが開くことをきっかけに熱された一酸化炭素に酸素が取り込まれることで爆発を起こすものである。犯人が消防士であるとわかり、ブライアンは困惑しながらも犯人を探し出そうとする。火災の恐怖と立ち向かいながらも、ブライアンは一人前の消防士として成長する。

『バックドラフト』のあらすじ・ストーリー

落ちこぼれ消防士誕生

1971年、幼かったブライアンはシカゴ消防局の第17分署に務める消防士である父デニス・マカフレイの出勤に同行する。しかし、デニスは部下のアドコックスをガスの爆発から庇い、殉職してしまう。ブライアンは落ちてきたデニスの帽子を手に悲しみに打ちひしがれていた。それから20年後、あるバーで新米の消防士たちが配属先の発表に盛り上がっていた。ブライアンは一度は逃げ出した消防学校を卒業し、消防士になり、同じく新米消防士のティムとその場にいた。しかし、ブライアンは人事担当に賄賂を送り、あらかじめあまり忙しくない150分署に配属されるようにしていた。場面は変わり、ある男が家に帰宅すると、その瞬間大きな爆発が起こる。消防車がその現場へと走る間に、新米たちが飲んでいたバーの近くを通る。騒々しい中、元彼女のジェニファーと再会する。ぎこちない会話を続けていると、仲間の消防士から水をかけられてしまう。仲間と共に爆発の現場へと向かったブライアン。その悲惨な光景を目の当たりにする中、ブライアンの兄であるスティーブンに再会する。スティーブンも、父に憧れ同じく消防士になり、父と同じ第17分署で隊長を務めていた。スティーブンとの久々の会話も、説教じみた言葉にブライアンはうんざりした態度をとる。スティーブンはブライアンを自分と同じ第17分署に配属させたことを告げ、笑いながら去っていった。リムゲイルという調査官が遺体の確認をし、火事現場へと入る。その姿をみたスティーブンはリムゲイルに火事の原因を聞くと、「ねずみのいたずらだ」と話し、スティーブンは難しい顔をする。

新米消防士の出動

ある日、ブライアンはスティーヴンの家を訪れていた。そこでスティーブンの妻ヘレンからスティーブンが家族の元を離れていたことがわかった。その後スティーブンに会いに行き、なぜ自分の配属先を変えたのか尋ねる。スティーブンはブライアンに火事の恐ろしさを説く。ブライアンは「消防士をやめたいって何度思ったか分からない。でも、今度は本気だ」と思いを伝える。次の日、ブライアンは車のエンジンがかからず、走って現場へ向かい遅刻してしまう。先に出動してしまった他の隊員に嘲笑れながらも、出動した消防車に飛び乗る。そこには顔なじみのアドコックスが乗っていた。火災現場へと着き、迅速な行動をとるほかの消防士たちにブライアンは必至についていこうとする。スティーブンに指図されながら、いよいよ建物へと突入する。ブライアンはホースを消火栓に繋ごうとするがなかなかうまくはまらない。スティーブンは火を消すのが間に合わないと考え、隊員たちに固まって伏せるよう指示する。何が起きるか分からず慌てるブライアンに、スティーブンが「下から火が飛び移ってくる。敵の総攻撃だ」と話す。直後、大きな爆発が彼らを襲う。爆発をやり過ごし、まだ避難できていない人がいることを聞き、ブライアンやアドコックスたちと他の隊員4人で救出へと向かう。女性の声が聞こえるほうに向かうブライアン。一方でブライアンの姿が見えず、焦るスティーブン。ブライアンは声の聞こえる方へと向かい、炎に飲まれながらも、救出に成功する。外の救急隊員に手助けを求めると、助けた女性がマネキンであり周りから笑われる。火の恐怖から戻してしまうブライアン。そこに心配したスティーブンが現れる。心配しながらも、「俺のそばを離れるな」と怒るスティーブンに、ブライアンは「俺はやったよ。兄貴はわかってないんだ」と答える。それに対しスティーブンは「お前はチームワークを乱したんだ。なんでわかんないんだ」と言葉を残し、去っていく。

議員との対立

火事が落ち着いた頃、リムゲイルの元を議員のスウェイザクが訪れる。以前リムゲイルが調査を行った火災事件の報告書が出ておらず、原因が事故か放火かを尋ねに来たのだ。スウェイザクの秘書がリムゲイルに消防局の経費削減を理由に、報告を先延ばしているんじゃないかと話す。リムゲイルは「あの事件はやっかいなんだ。放火であれば証拠を出さなきゃいけない。私の調査報告書が議員の市長選に影響しようが、知ったことではない」と返し、火事現場へと向かう。スウェイザクは「はやく報告書を出せ」とリムゲイルに声をかけ、後を去りながら「わたしたちに歯向かったらどうなるか覚えてろ」と捨てセリフを小さく吐く。帰ろうとするスウェイザクに、火事現場からスティーブンが声をかける。「あんたが33分署を閉鎖したから、援軍が来なくて全滅するところだった」と文句を言う。スウェイザクは「君、赤ランプが点滅しているのが見えるか。君の失業警報だよ。覚悟するんだね」と話す。スティーブンは「失業警報の赤ランプがともっているのはあんたのほうだよ」と返し、スウェイザクはその場を後にする。ブライアンはスウェイザクの秘書がジェニファーだったことに気づき話しかける。ジェニファーは「そうよ。あなたも頑張ってね」と返し、車に乗って去っていく。その後、17分署でご飯を食べていると、新米消防士のティムとブライアンが歓迎される。ブライアンはマネキンを救ったことをまたいじられ、乾杯する。

葛藤するブライアン

ある日、ブライアンやスティーブンは議員のパーティに出席していた。そこで火事の新聞を見ていると、マネキンを救ったブライアンが「女性救出」という見出しで書かれていた。スウェイザクから挨拶をされるブライアンだったが、「新聞なんてあてにならんよ。これはマネキンだ」と返す。スウェイザクはブライアンに「調査官にリムゲイルの仕事が立て込んでいるんだ。だから君に調査官を頼みたい」という。しかし、ブライアンはすぐに断る。ジェニファーは説得を試みるが、ブライアンは消防士として立派になるという強い意志を語る。そのころスティーブンは同じパーティの場にいたヘレンに酔っ払い声をかける。しかし、ヘレンと一緒に踊っていたジャクソンという男に、ブライアンがマネキンを助けたことをばかにされ、手を出してしまう。乱闘になりかけ、スティーブンはブライアンに外に連れ出される。スティーブンは酔っ払いながら、「ブライアン、なぜ俺を頼らない」と弱音を話す。スティーブンは弱音を吐きながら寝るスティーブンを見つめていた。その後日々の業務をこなすブライアン。ホースを持ち屋上へと走る訓練を行うブライアン。スティーブンと共に屋上につき、ホースを巻けと言われる。しかしブライアンは「俺だけを訓練でしごくのはやめろよ」と怒鳴る。それに見かねたスティーブンは去って行ってしまう。

火災調査官 ブライアン

ある火事の現場。息子が取り残されたという声を聞き、建物へと入るスティーブンとブライアン。火を読みながらどんどん前進んでいくスティーブン。しかし、ブライアンは火に気圧されてしまう。火の中から子供を救出したスティーブンが現れる。火事が落ち着き、ブライアンはスティーブンとの実力差にショックをうける。ブライアンはジェニファーに電話をかけ、調査官の話を受けることを話す。その後、リムゲイルの元に訪れたブライアン。リムゲイルはブライアンに「お前の父を知っている。立派な消防士だった。だが、そんなことは関係ない。お前は俺の部下だ。命令に背いたりしたら叩き出す」と話す。ブライアンはリムゲイルと共に、バーテルという男の元を尋ねた。バーテルはブライアンのことを知っていた。バーテルは連続放火魔であった。かつて放火を行ったがミスをしてしまい自分にも火が襲うことになった。その時にリムゲイルは放火魔であるにもかかわらず、助けだしたのだ。しかし、リムゲイルはそのせいで大やけどを負ってしまった。バーテルは仮釈放の審問を受けていた。そこにリムゲイルがバーテルが以前放火した火事で亡くなった子供の持っていた焼け焦げた人形を見せる。リムゲイルは「この世の中をどうしたい」とバーテルに聞くと、バーテルは「燃やしたい」と不敵な笑みを浮かべる。

落ちこぼれていくスティーブン

場面は変わり大きな劇場で、一人の男が扉を開けると大爆発が起こる。現場へと来たリムゲイルとブライアン。そこに17分署のメンバーも現れる。リムゲイルは現場検証から、これが先の放火事件と同一人物によるものだと見抜くが、しかし通常の放火事件とは異なる不自然さを感じ取る。ブライアンも今までと同じバックドラフト現象だと気づく。
ある日スティーブンはヘレンの家の屋根の修理をしていた。パーティで騒ぎを起こした謝罪と話しをしに来たのだ。そこで、ヘレンにブライアンが消防士をやめたことを話す。スティーブンはブライアンのことを誇りに思っているが、はやく一人前になってほしいという気持ちが先行してしまっていた。そのころ、ブライアンはリムゲイルから事故の原因の話を聞いていた。今回の放火魔は無差別で快楽のまま放火をするのではなく、相手をねらいそのあと、火が消えるように細工をしていた。その後、ブライアンは船で行われているスウェイザクのパーティに参加していた。船の上から出動している消防車を見つめるブライアン。そこにジェニファーが声をかける。ジェニファーと共にブライアンは、自身が務めている調査官の事務所を訪れ、その歴史を語る。ジェニファーに「現場が恋しそう」と言われ、ブライアンは笑顔を返す。そんな折に今度は高層ビルでの火災が発生。17分署のメンバーが現場に到着するが、応援を待つべきというアドコックスの忠告を無視したスティーブンは、ティムと火災現場に突入する。しかしティムが経験不足からドアの温度チェックを怠り、バックドラフトを起こして重度の火傷を負ってしまう。スティーブンは責任を感じるも、部下やたまたま火災現場近くにいたブライアンからの冷たい反応に思わず反発してしまう。ブライアンとスティーブンは大喧嘩をし、ブライアンはその場を離れる。

放火事件の犯人は

高層ビルの火災も例の放火犯の仕業であり犠牲者が出ていた。リムゲイルは特定の標的を狙った事件と推測し、やがて表面的には接点が見えなかった被害者たちが、とある不動産開発会社で繋がっていること、またスウェイザクも関わっていたことを悟る。ブライアンはティムの重傷から犯人を憎み、リムゲイルに何でもすると憎しみをあらわにする。しかし、リムゲイルはブライアンに「火は生き物だ。腹をすかし、憎む。だから火に勝つためには、愛情が必要だ」と話す。ブライアンはジェニファーに頼み込み、スウェイザクのオフィスから資料を盗むよう声をかける。そのころスティーブンはヘレンの元を訪ねていた。スティーブンは「消防士は信頼が大事だろ」と語りかけ、もう一度家族にもどりたいと告げる。翌日、ヘレンはスティーブンに「今あなたのことがわからない。あなたは最高の消防士だからこそ、あなたが怖い」と話す。スティーブンは息子ショーンに一言かけ、家を出て行った。ジェニファーのおかげで、ブライアンはリムゲイルと共にスウェイザク達が消防署の削減によって空いた土地を利用した多額の不動産利益を得る陰謀を企てていたことを掴む。スウェイザク邸に急行すると、彼を狙った犯人と鉢合わせになり、スウェイザクは救ったものの、リムゲイルは入院が必要な重傷を負う。
不在のリムゲイルに代わってブライアンはバーテルに協力を求め、彼の示唆により犯人が消防士であることに悟る。さらに放火に使用された薬剤から兄スティーブンが犯人であると疑う。消防署に行きスティーブンのロッカーを物色していると、アドコックスがシャワーを浴びて出てきた。そこでみたアドコックスの肩に、スウェイザク邸での犯人との格闘時に犯人に負わせた傷跡があり、ブライアンはアドコックスが真犯人であると気づく。スティーブンも弟との会話から真相に気づき、アドコックスもまた二人に悟られたことに気がつくが、その時、化学工場の火災の通報が入る。消防車へと乗り込むブライアンだったが、途中でタクシーが目の前出てきたため、消防車は急によけきれず横転してしまう。その場から走って現場に向かい、一足遅れて駆けつけたブライアンは、屋上で激しく口論するスティーブンとアドコックスを見つける。アドコックスは犯行を認めた上で、不当な利益のために現場の消防士たちが危険に晒され、殉職者が出ていることが許せなかったと言い、スティーブンに理解を求める。ブライアンは消防士としてアドコックスを責め、上司として責任を取らせるようにスティーブンに迫る。

勇敢な消防士

その時工場の崩壊が始まり3人は逃げ遅れてしまう。一人エレベーターシャフトの中に閉じ込められたブライアンを救出するスティーブン。アドコックスは犯行を隠そうと、大規模火災に乗じて2人に襲い掛かるが、良心には逆らえずスティーブンを前に諦める。更に爆発によって足場が崩壊しスティーブンとアドコックスは転落してしまう。ブライアンは転落した二人を追って下に降りる。するとスティーブンは重傷を負って身動きができない状態であった。ブライアンは炎の恐怖と戦いながらも、兄を助け出す。助け出されるときスティーブンは「あれ見ろよ。俺の弟だ。すげえだろ」と告げる。しかし、既に手遅れだったスティーブンは死に際に、消防士の権威を守るためアドコックスの件を秘密にするよう頼む。スティーブンは救急車内で息を引き取る前に「俺は誰だ」とブライアンに問いかける。ブライアンは「俺の兄さんだ」と答える。
後日、ブライアンは約束を守り、アドコックスの真相が明かされることはなく、殉職したスティーブンとアドコックスの葬儀が市を挙げて盛大に行われた。そしてブライアンはリムゲイルと共にスウェイザクの記者会見に現れ、不正を告発する。ブライアンは「赤ランプが点滅しているのがみえるか。あんたの失業警報だ。派手に点滅しているな」とささやき、リムゲイルも笑みを浮かべる。その後、再び消防士として復帰したブライアンは、かつてのスティーブンやアドコックスの様に初めての現場に不安を覚える新米消防士を激励し、火災現場へと向かうのだった。

『バックドラフト』の登場人物・キャラクター

スティーヴン・マカフレイ(演:カート・ラッセル)

出典: i2.wp.com

日本語吹き替え:石丸博也(ソフト版)、谷口節(フジテレビ版)、山路和弘(テレビ朝日版)
ブライアンの兄。第17小隊の隊長で、死をも恐れない勇敢な消防士。しかし、普段の生活では自分の感情を上手く表せないことに悩んでいる。その性格のため、別れた妻と息子とよりを戻すことができない。ブライアンに対しても、消防士は長く続かないと考えていた。実際は心優しく、仲間を大切にしている。

ブライアン・マカフレイ(演:ウィリアム・ボールドウィン)

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エンニオ・モリコーネが手掛けた音楽まとめ!マカロニ・ウエスタン映画音楽の巨匠!

エンニオ・モリコーネが手掛けた音楽まとめ!マカロニ・ウエスタン映画音楽の巨匠!

マカロニ・ウエスタン映画音楽の巨匠、エンニオ・モリコーネが手掛けた音楽の動画をまとめました。クリント・イーストウッド主演作『夕陽のガンマン』シリーズなど、砂塵舞う荒野と男たちの決闘のイメージが湧いてくる音楽ばかり。また、『アンタッチャブル』などマカロニ・ウエスタン映画以外の映画音楽も紹介しています。

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