元花柱・胡蝶カナエ（鬼滅の刃）とは【徹底解説・考察まとめ】

実のところ、巨岩を動かす試練は“無理難題を押し付けることでカナエとしのぶに入隊を断念させる”ことを目的としたものだったが、彼女たちはテコを利用して巨岩をわずかながら動かすことに成功。「道具を使ってはいけないとは言われていない」との姉妹の言い分に悲鳴嶼も負けを認めるしかなく、約束通りそれぞれの適正に合わせて育手を紹介した。
ここでいったんしのぶと別れるも、互いに鬼殺隊の剣士として必要な技と知識を修め、共に最終選別を突破する。

柱として活躍

おっとりとした優しい女性ながら、意外にも剣士として優れた才覚を持っていたらしく、しのぶと共に次々と鬼を討ち取る。結果鬼殺隊において最高位の剣士に与えられる称号である“柱”へと上り詰める。
この頃人買いに売り払われる寸前だった少女を保護し、自分の屋敷へ連れ帰り、“栗花落カナヲ”という名前を与える。親からの虐待で「自分で何かを判断して動く」ことが一切できなくなっていた彼女に、困ったらこの裏表で物事を判断するようにと一枚の硬貨を授ける。しのぶは呆れたが、カナエは「カナヲはかわいいから大丈夫、好きな男の子ができればきっと変わる」と楽観視していた。
カナヲ以外にも鬼と関わって天涯孤独となった女性を何人も引き取り、自身の屋敷で生活させた。その多くはカナエの人柄に惹かれ、後に鬼殺隊の後方支援のために力を尽くすこととなった。

上弦の弐・童磨に敗れて死亡する

不死川実弥や煉獄杏寿郎など、新たな柱たる剣士たちを先達として歓迎する（年齢的にはカナエの方が下である）。しかしある時、任務で赴いた先で上弦の弐・童磨と遭遇。鬼の中でも五指に入る実力者を相手に、奮戦虚しく敗れ、致命傷を負う。
童磨は鬼に取って特に滋養のある女の肉を好物としており、カナエのことも食おうと考えていたが、朝が近づいていたこともあり撤退（その程度には童磨を苦戦させたということでもある）。息を引き取る寸前にしのぶが駆け付け、妹と最後の言葉を交わした。
これまでの戦いの中で、しのぶが鬼殺隊の剣士を続けるには体格に恵まれていない（＝剣士に必須な筋力が不足している）ことを内心で理解しており、彼女に「仇を討つことなど考えず、結婚して幸せに生きてほしい」と告げる。しかし唯一残った家族であるカナエまでも鬼に命を奪われるという現実にしのぶは我を忘れるほど激昂しており、説得を諦めて少しでも有利に戦えることを願って自分を倒した鬼の情報を彼女に残す。

死してなお仲間を導く

その後しのぶは独自の戦い方を極めて柱にまで上り詰め、ついに姉の仇である童磨と対決する。しかし童磨の圧倒的な力を前に彼女の技はほとんど意味を成さず、逆に追い詰められてしまう。心折れんとしたその時、しのぶの前に霊か幻かカナエが現れ、彼女を厳しくも力強く叱咤する。
これに勇気づけられたしのぶは再び姉の仇へと挑み、その命と引き換えに仕掛けた策が、童磨を打ち倒す決定的な一手となる。
童磨を倒した鬼殺隊の剣士の中には、しのぶの弟子になったカナヲの姿もあった。恩人と師匠の仇を討ったカナヲの前に、刹那の夢のごとく妹と共に姿を見せ、静かにその健闘を称えた。

胡蝶カナエの関連人物・キャラクター

胡蝶しのぶ（こちょう しのぶ）

実妹。女性であるだけに剣士としては力の無い方で、毒を使用して戦う。そのため薬学に精通しており、鬼殺隊の医療全般も担っている。両親を鬼に殺され、「鬼とも仲良くなりたい」と語っていた姉のカナエも鬼との戦いの中で失い、自身の憎しみと姉の理想の狭間で苦しんでいる。
姉の死後、彼女の所有していた屋敷を受け継ぎ、その仇を討ちたい一心で鍛錬と研究を重ねる。その甲斐あって、作中に登場した際には鬼殺隊最高位の剣士"柱"にまで上り詰めた。
生前のカナエとの仲は非常に良好だったが、時に楽観的にも思える彼女の言動には時折呆れる様子を見せていた。

蟲柱・胡蝶しのぶ（鬼滅の刃）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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胡蝶しのぶ（こちょう しのぶ）とは、『鬼滅の刃』に登場する鬼狩りの剣士である。
鬼殺隊の中で最高位の剣士である『柱』の一人。『蟲の呼吸』を使う蟲柱。
薬学に精通しており、鬼殺隊の隊士たちの治療も行っている。炭治郎の同期の剣士である栗花落カナヲはしのぶの継子（弟子のようなもの）である。炭治郎たちにも大きく影響を与えた人物である。

栗花落カナヲ（つゆり かなを）

鬼殺隊の新人剣士で、柱である胡蝶しのぶの弟子。作中では、柱がじきじきに育てる弟子のことを継子（つぐこ）と呼んでいる。
凄惨な虐待を受けて育ち、「自分で何かを考えて（感じて）実行すること」を放棄することで必死に自我を保っていた。人買いに売られそうになっていたところでカナエに助けられ、蝶屋敷に保護される。その後蝶屋敷の女性たちに支えられながら安らかな日々を過ごすが、恩人であるカナエが鬼との戦いで命を落としたことをきっかけにしのぶに弟子入りする。カナエがこれまでしてくれていたように、自分に優しくしてくれた蝶屋敷の女性たちを守りたいという思いからの行動だった。
悲惨な幼少期のトラウマは完全には拭えておらず、自分で何かを決断して行動することが非常に苦手。何かを決める必要がある時は「コインを投げてその裏表で是非を決する」というカナエから教わった方法を使っていたが、炭治郎からそれを改めるよう助言される。このことから炭治郎を気にかけていき、やがて特別な存在として意識するようになっていった。

栗花落カナヲ（鬼滅の刃）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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栗花落カナヲ（つゆり かなを）とは、『鬼滅の刃』に登場する鬼狩りの剣士である。
主人公である炭治郎の同期の剣士の一人。柱に才能を認められた継子であり、蟲柱の胡蝶しのぶに師事している。
『花の呼吸』の使い手であり、並外れた視覚を有している。

神崎アオイ（かんざき あおい）

蝶屋敷で働く娘。かつては鬼殺隊の剣士を目指して修行に励んでいたが、実戦の恐怖に心折れてしまい、鬼殺隊を戦闘以外の場所から支えていく道を選んだ。
詳細は不明だがカナエに保護された女性の1人で、蝶屋敷では古株。カナヲが連れて来られた時は「妹分ができる」と喜び、鬼との戦いで忙しいカナエに代わって面倒を見ていた。

神崎アオイ（鬼滅の刃）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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神崎アオイ（かんざき あおい）とは、大正時代を舞台にした吾峠呼世晴の漫画作品『鬼滅の刃』の登場人物で、鬼狩りの組織・鬼殺隊で働く少女。
鬼と直接戦う剣士を目指して修行するも、実戦の恐怖に耐えられず、後方から仲間を支援する道を選ぶ。鬼殺隊士の療養を請け負う蝶屋敷で暮らし、負傷してここに運び込まれた主人公・竈門炭治郎や彼の戦友たちとの交流を重ねる。戦力として活躍することはなかったが、鬼殺隊の後方支援部隊の中でも出番が多く、鬼殺隊の使命の重さや『鬼滅の刃』の過酷な世界観を読者に伝える立場を担った。