グリザイアの迷宮(ゲーム・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『グリザイアの迷宮』とは2012年2月に発売されたアダルトゲームである。『グリザイアの果実』の続編で、各ヒロインのアフタールートと主人公・風見雄二の過去編である「カプリスの繭」などを収録している。「カプリスの繭」では雄二の家庭環境から雄二の姉一姫と両親が亡くなりテロリストに引き取られ殺人マシンなってしまい、後に自身の養母になる麻子に引き取られ育てられ、学園に来るまでを描く。「萌えゲーアワード2012」で、SILVER大賞・ユーザー支持賞および主題歌賞の金賞受賞。

テロリスト関係者

ヒース・オスロ

金髪男性

CV:秋山樹(PC版) / 鶴岡聡(他媒体)
雄二を引き取り殺人マシンに仕立て上げた国際的テロリスト。作画担当フミオ。

本名、経歴など全てが謎に包まれている。テロリストであり様々な国から危険視されている。ヒース・オスロと言う名前は偽名であり李礼生、桐原礼など様々な偽名を使っている。

推定年齢40歳で程であり、以前はフランスの軍隊に所属していたが、上官を殺害して更迭された後に世界各地の戦場に現れたことから、戦争推進派のテロリストとして警戒されている。日本では美術品の貿易商という肩書きで滞在しいたことがあり雄二の父親である亮二と付き合いがあった。亮二のことは人間のクズと見抜いて内心見下していた。亮二が一姫の絵を見せるために風見家に免れた際に雄二に会っており、その時に目を付けた。その後両親と一姫が亡くなってしまい行くあてのない雄二を引き取った。引き取った当初は一姫に似たウィッグにゴスロリの服を着せて膝の上に乗せて楽しむなど愛玩人形として愛でていたが、自身の屋敷にやって来ていた食客に暴行された雄二がトラウマから殴り倒してしまったのを見て感心して、殺しの才能を見出して自身が運営する私設少年兵育成機関に送り込み、暗殺術と洗脳を行い殺人マシンとして育てた後、自身にとって都合の悪い人物たちを暗殺任務に暗殺させていた。

「カプリスの繭」の最後にイーサン・グロウとして日本に入国してきた。そして、雄二が覗くライフルのスコープ越しに「私は帰ってきたぞ。風見雄二」と告げた。

マーリン

CV:櫻井ありす
オスロの私設少年兵育成機関にて雄二と親しくなった少女。作画担当はフミオ。

過去の記憶が無く、オスロのお気に入りとして目を掛けられていることを疎ましく思っている少年達に暴行を受けていた雄二を介抱することで親しくなった。卒業試験である1対1で戦い相手殺す試合で雄二と対峙した。この時は薬物によって極度の興奮状態であり正常な判断が出来ておらず、雄二に殴りかかるが反対に殴られてしまい顔が腫れが上がったことで雄二が母親の姿と重ねてしまったことで動揺してしまい動けなくなった雄二を殺さないまでも重症に追い込む。このことを気にしており、正気に戻ったあとは謝罪と何故こんなことになってしまったのかと悲しみながら雄二の手当てに訪れていたが、卒業試験を合格したことで施設を出ていき、雄二がその後のマーリンのことを看護師に問うと初任務でしくじり死んだと語られる。

PC版では立ち絵が用意されていなかったが、コンシューマに移植された際に立ち絵が用意された。

雄二のペット

ジョン

麻子が貰ってきて雄二が可愛がった犬。メスであるが雄二が男性名を付けた。

犬種はボーダーコリー。女の子だからと赤い首輪を雄二から貰っている。賢く雄二によく懐いており、雄二が山を走る時や狙撃の練習の際にも一緒に居るほどであったが、山小屋に侵入してきた熊に殺されてしまう。

『グリザイアの迷宮』の用語

CRIS(サーズ)

雄二、麻子、JBなどが所属している組織。正式名称はCentral Intelligence and Research Second。日本語では日米合同対テロ組織中央調査部諜報2課分室と言い、市ヶ谷(防衛相)にある極秘の諜報機関である。

有限会社アサヒクリーンを隠れ蓑にもっており、所属している人間からは「会社」と呼ばれている。合法非合法問わず、あらゆる手段で日本国内の敵を排除するための内閣直属の組織であり、いわゆる秘密警察。本社はアメリカにある

1課は組織名のSecondをFirstにした略称でCIRF(サーフ)といいCRISとCRIFの仲は険悪である。CRIS分室室長はJBが務めている。
仕事内容は国家防衛であるため善悪で物を考えない。所属員の主な任務は工作活動、護衛、捕縛、暗殺がである。所属員には専用の黒い携帯が支給され、そこに命令の連絡が入るようなっている。しかし、秘匿組織であるがために任務の詳細説明はなく、また詮索も許されていないので必要最小限の作戦概要しか知らされない。任地に呼び出されたものの待機だけで一方的に状況終了を告げられ帰らされる仕事を通称「オバケ」と呼ぶ。これは主にメインで任務をこなす者が失敗した時のための保険である。雄二曰く支給される装備を見れば自身が保険の予備員であると気づくという。

任務の都合上から終了が告げられるまで同じ場所で何時間もの間動かず待機するためトイレにも行けないことから1度小便まみれになったまま任務をした雄二はこれに懲りて、以後は大人用紙オムツを必ず装着してから待機するようになった。

構成員は犯罪者や孤児など居なくなったとしても気づかれない心配されない境遇の人間が選ばれている。そのため社員の大半は雄二のように身寄りがないことも珍しくはないため、社員同士の個人的な事は詮索しない事が暗黙のルールとなっている。社員はたとえプライベートにおいても行動が制限されている。そのため旅行やレジャーなど県を跨ぐ長距離移動をする場合には任務が来ないように事前に休暇申請が必須になっている。そして、許可が降りた場合でもGPSロケーターを使い居場所は常時報告する事が定められている。

任務に向かう人間には装備や実弾が支給される。銃などの装備品は整備持ち出しという形で比較的簡単に持ち出しが可能になっているが、実弾だけはそうはいかず発砲が想定される任務では最低限の弾数(標的の数など)のみ支給されるようになっており、使用しなかった弾などは回収役の者によって回収される。暗殺などの殺人をする任務では標的が悪人であっても自身が殺人を犯したという罪の呵責から任務終了後に回収役の車の中などで衝動的に自殺してしまう者がでることもある。

給料形態は俸給表があるので仕事量に関わらず金額が固定である。工作員など命の危機に晒される危険な任務の時のみ危険手当として大幅に額が増える。また、任務中に死んでしまった時は遺族には組織から多額の金が支払われるようになっている。

組織は表に公表できないものなので所属員が公には無職となってしまうため、この職とは別に表の顔として副業する場合がある。雄二の場合は本業(組織からしたら副業)は学生となっている。副業はタクシー運転手が人気であり、これは招集命令を受けた際にすぐに動ける身軽さのためである。
機密保持のために1度入ってしまえば簡単に辞めることできない。任務を続けることが難しいほどの負傷または病気など規定の年数経過によって許可が出た場合は特例的に認められるが、これら以外の理由で辞めようとした際には、国家反逆罪として終身刑に処されるか事故死として秘密裏に処理されてしまう。作中では麻子が雄二を引き取ったこと負傷の後遺症から辞表を提出したが、麻子を心配したJBの計らいにより退職ではなく予備役扱いとして残ることになった。

また、仮に辞められたとしても以降の人生には監視がつくため綺麗さっぱり関係が絶たれることはなく、自由はない。命令の無視または拒否など反逆したと取れる行動を起こすと無断で抜けたと判断されてしまい反逆者として追われる身になってしまう。結婚をする際には結婚相手の親族から交友関係等のあらゆる身辺調査が行われ問題が無い場合のみ許可される。また家族であろうと組織の人間以外に仕事の実態を説明する事は許されないため仮に漏らしてしまった場合は処刑の対象となってしまうため、所属員は隠れ蓑のアサヒクリーンの社員か副業を本業であるで説明しなければならないなどの制限がある。

9029(ナインオートゥーナイン)

雄二の所属している会社のエースに代々受け継がれているエースナンバー。作中には3人の9029が登場するが、同じ時期に被ることなく世襲制である。
先代9029である麻子が12年前にキューバの麻薬カルテルを殲滅したりなど、9029は優秀な人間が就くことから裏の世界では恐怖のナンバーとして恐れられているため9029と名を出せば相手が震え上がるほどである。作中で9029を持つ人間は麻子、雄二、蒔菜であり継承順もこの通りである。
蒔菜アフタールートでは前作蒔菜ルートにて負傷して退役した雄二の跡を継ぎ、狙撃専門のV-9029として活動している。

ブースター&ブロッカー

「ブースター」は狙撃兵御用達の薬物であり、服用することで一時的に集中力を上げて視界を補助して瞬きを7分前後しなくてもいいようにする。しかし、上がった集中力は感覚を鋭敏にするため血管などに負担をかけてしまうことから長時間使うと激しい頭痛などが起こってしまう。これらを抑えるのが「ブロッカー」であり、鋭敏になった感覚を通常に戻す。

東浜動物公園(とうひんどうぶつこうえん)

由美子の実家である榊家が運営する東浜電鉄グループが運営する動物園である。雄二を引き取った頃に麻子がペットセラピーと称して連れて行った場所であるが、まだ感情に乏しかった雄二は一応連れてきてもらったことに気を使った感想を述べていたが、麻子の期待した子供らしいものではなかったために苛立ち吠えたライオンに怒鳴り黙らせたことがある。

天音アフタールートでも登場し、拡張工事の際に東浜ズーパレスに名前を変えていた。

バンクーバー国際空港テロ事件

雄二と千鶴が出合うきっかけとなった事件。ことの発端は「神の教科書」という過激派テロリストの本拠地に対ゲリラ強硬路線を強く打ち出す国防省により拠点を急襲され、銃撃戦の末に指導者であるアルヌ・マリク師を逮捕拘束したことである。
「神の教科書」は西側の教育は悪であると、1964年に結成され麻薬取引と誘拐による身代金を指揮減として活動しており教会や警察、軍の施設を狙って襲撃してしたことで治安部隊との交戦が続いていた。指導者を奪われたとしてバンクーバー国際空港より移送予定であったマリク師の解放を求めて起こしたテロ事件である。

テロ指導者解放と身代金6000万ドルという呑み込むことが困難な要求に頭を悩ませていた空港施設責任者と大使館職員たちの中にはアメリカ人は人質に巻き込まれたとしてアニエスも来ていた。そして事件解決のために犯人の持つ爆弾スイッチを破壊するために精密な長距離射撃を行える人間としてアニエスから雄二に声がかかり、雄二は見事狙撃に成功する。

この事件をきっかけに千鶴と交友を持つようになり、また千鶴から命の恩人として想いを寄せられることとなった。

『グリザイアの迷宮』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

主題歌「ワールドエンド」は2012年PCゲームのなかで高評価を得た

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