漏瑚(呪術廻戦)の徹底解説まとめ

漏瑚(じょうご)とは『呪術廻戦』に登場する呪霊(人の負の感情が形を成した怪物)の一体であり、その中でももっとも高位である特級に分類される存在。
大地への恐怖から生まれた呪霊であり、単眼かつ火山状の頭頂部を持つ異形の魔人。恐るべき火力を自在に操り、高位の呪術師すら一瞬で焼却する。人類の廃絶を目論む特級呪霊の一味に属し、サブリーダーとして実質的な組織の舵取りを担う。
邪悪にして狡猾、残忍にして凶悪な作中屈指の実力者だが、さらに圧倒的な力の持ち主と戦っては容赦なく叩きのめされることが多い。

漏瑚のプロフィール・人物像

等級:特級呪霊(未登録)
根源:大地への恐怖
術式:不明

CV:千葉繁

漏瑚(じょうご)とは『呪術廻戦』に登場するキャラクターで、人の負の感情が形を成した呪霊という存在。未登録ながら、もっとも高位の特級に相当する呪霊と目されている。
大地への恐怖から生まれた呪霊であり、単眼かつ火山状の頭頂部を持つ。青白い肌に黒い歯と、小柄ながら一目でそうと分かる異形の魔人。

性格は尊大にして狡猾。自分の力に自信を持つ一方、必要と判断すれば慎重に立ち回る。その上で短気なところもあり、人間の術師に侮辱された際は頭から激しく噴煙を放って激昂していた。人を殺傷することになんら罪悪感を抱かない凶悪な怪物であり、作中でも「騒がれるのが面倒」というだけの理由で平然と大量殺人を行っている。
一方、奔放な仲間に振り回される真面目な苦労人、呪物の蒐集という趣味を持つ、キセルのようなものをくわえて一服する、一度叩きのめされた相手を露骨に恐れるなど、妙に人間臭いところも描かれており、そのギャップが独特の魅力となっている。

「負の感情こそ人間の本質であり、それを根源とする呪霊こそ真の意味での人間である」との信念を抱き、想いを同じくする呪霊たちと共に“偽りの人類(=今の人類)”の廃絶を目論む。目的達成のために手を組んだ偽夏油から「“現代最強の術師”五条悟を戦闘不能にする」ことと「“呪いの王”両面宿儺(以下宿儺)を味方につける」ことを提案され、これを組織の方針として採用。実質的な舵取り役として計画を進める。

特級相当というのは伊達ではなく、作中でも屈指の実力者。偽夏油は「甘く見積もって宿儺の指8~9本分の力の持ち主」だと見立てている。爆炎や溶岩などの絶大な火力を意のままに操り、高位の術師をも数人まとめて焼き払う。呪術の究極の形ともいわれる領域展開すら使いこなし、さらには機動力も非常に高い。特級呪霊一味の同志である花御を主人公虎杖悠仁が追い詰めた際に放った“呪力による打撃の極致”黒閃も、おまけページのコメントながら「自分には当たらない」と豪語している。弱点らしい弱点の存在しない極めて危険な怪物である。
しかし五条や宿儺など、自身を遥かに上回る力の持ち主とばかり戦うことが多く、その都度容赦なく痛めつけられている。明らかに強いはずなのに、当て馬にされてズダボロにされるシーンが目立つという、不思議な立ち位置にいる。

おまけページより。作中でも五指に入る実力者ながら、その上の者たちは遥かに隔絶した強さを持ち、漏瑚はその内の二名と戦わされている。

特級呪霊の花御や陀艮は志を同じくする同志であり、花御には命を救われたこともある。三者が交流するシーンはごく短いものの、花御や陀艮が倒された際にはその死を悼んでおり、互いに非常に強い仲間意識を持っている。

特級呪霊一味の長である真人を、実質後見の立場で見守っている。そもそも一味の中では若輩である真人を長に推したのも漏瑚であり、これは「“人間への恐怖”から生まれた呪霊である真人こそ、人類廃絶を目的とする自分たちの頭目にふさわしい」との考えによるもの。
しかし真人自身は長としての自覚が薄く、好き放題に行動しては組織に関するほとんどのことを漏瑚に丸投げしている。アニメでは首から下を失った漏瑚をサッカーボールに見立てて蹴り飛ばすことまでやっており、仲間意識はあれどかなり軽い扱いを受けている。一応真人は自分に漏瑚たちが託したものの重さを理解はしており、彼らに対しても一定の敬意は持っている。

偽夏油から「五条を戦闘不能にする」ことを提案された際、自ら出向いてこれの直接の打倒を目論む。しかし“現代最強の術師”とも称される五条の実力は尋常ではなく、ひたすら力の差を思い知らされた上で完膚なきまで叩きのめされる。ついには首をもぎ取られ、あとはトドメを刺されるのみとなるも、仲間の花御の救援により命拾いする。
この言い訳のしようもない敗北を経て五条の実力を認め、同時に恐れるようになる。彼を足止めしろと偽夏油から提案された時には「無理難題」だと最初から決めつけ、逆に偽夏油に食って掛かっていた。

漏瑚の呪術・能力

火礫蟲(かれきちゅう)

羽のついた小さな蟲を作り出す。
この蟲に触れると、蟲は大音量で奇声をあげ、その後に爆発する。

蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)

漏瑚の切り札。術師の生得領域を現実に投影する、領域展開と呼ばれるタイプの術である。領域展開は「呪術の究極の形」とも言われており、これを使用できる者は非常に限られる。
噴火を続ける火山のような空間を構築する。内部は並みの術者であれば即座に焼け死ぬほどの高熱に満たされており、さらには領域展開特有の効果として漏瑚の呪術による攻撃が必ず命中する。触れるだけで高熱による致命的なダメージを与える漏瑚の術式が必中のものとなるため、これを展開することはほぼ彼の勝利を確定させることに等しい。
作中では五条との最初の戦いで使用。彼に「君弱いもん」とバカにされ、激昂しながらこれを発動して領域内に閉じ込めるも、無敵に等しい術を操る五条にはまったく通用しなかった。最後は五条の領域展開「無量空処」によって上書きされ、崩壊した。

極ノ番 隕(ごくのばん いん)

空から隕石もしくは巨大な火山弾を落とし、広範囲をまとめて攻撃する術式。蓋棺鉄囲山と並ぶ漏瑚の奥の手で、ビル一つ跡形もなく消し飛ばすほどの威力を誇る。
一方で破壊規模が大きすぎるため、攻撃した直後には当たったかどうか分からないという欠点もあり、実際に作中で放った際は対象にした宿儺ばかりか近くにいたパンダや日下部にも切り抜けられている。必中効果をもたらす蓋棺鉄囲山と組み合わせるのが本来の使い方なのだと思われる。

漏瑚の来歴・活躍

“大地への恐れ”から生まれる

左から花御、陀艮、漏瑚。人類廃絶を目論む特級呪霊一味の主要メンバーである。

人間が抱く“大地や火山への恐怖心”が形を成した呪霊としてこの世に誕生する。「生まれたばかり」と称される真人を仲間ともども若輩だと認識し、実体を得る前から意識自体はあったことから、呪霊としても相当な年齢なのだと思われる。
当初は身を潜め、人間に関わらずに生きていた。このため最強クラスの呪霊でありながら呪術師に認識されることもなく、長らく未登録の存在として時を過ごしていく。呪物の蒐集という趣味を持ち始めたのも、後の同志となる花御や陀艮と出会ったのも、この時期だと思われる。

人類廃絶のために活動を開始する

“我らこそ真の人類”、それを証明するために漏瑚は活動を開始する。

花御たちとの交流の中で、「本音を隠さなければ生きていけない今の人間の在り方は欺瞞に満ちている」、「負の感情こそ人間の本質であり、それを根源とする呪霊こそ真の意味での人間である」との思いを共有していき、ついには「今の人類を廃絶させ、真の人類である自分たち呪霊がそれに成り代わる」ことを目的に活動を開始する。この前後で真人と出会い、“人間の抱える人間への恐怖”から生まれた彼こそ自分たちの長にふさわしいと判断し、彼を頭目に据える。
しかし人類の圧倒的な数と、呪霊を祓う(=殺す)力を持つ呪術師たちを敵に回すとなると、まともにやっても勝ち目はないと判断。これは己の力には絶対的な自信を持っていたが、大多数の呪霊は自身より遥かに弱いため、「全面対決の末に呪霊の大半が滅ぼされては意味が無い」との考えがあったため。
呪霊たちが勝利する方法を求めて奔走する内、かつて呪術師として名を馳せ、現在は人間社会に敵対する道を選んだ夏油の存在を知る。なお、この時にはすでに本物の夏油は死亡しており、ファンからは「偽夏油」と呼ばれる脳だけの存在が彼の遺体を乗っ取っている状態だった。作中で特に言及されることはなかったが、漏瑚たちは夏油(偽夏油)を自分たち呪霊に準ずる存在として接しており、彼が本来の夏油ではないことを知っていたと思われる。

五条との対決

呪術においても、体術においても、“現代最強の術師”五条(右)には遥かに及ばず、漏瑚は一方的に痛めつけられる。

YAMAKUZIRA
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