ソニックアドベンチャー(Sonic Adventure)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ソニックアドベンチャー(Sonic Adventure)』とは、株式会社セガ・エンタープライゼスより1998年に発売された3Dアクションゲームである。1998年にドリームキャスト用に発売されたのち、2003年にはゲームキューブ用として『ソニックアドベンチャーDX』がリメイク版として発売された。ソニックシリーズとして初めての3Dゲームであり、さらにゲームキャラクターに対して声優が用意されソニックシリーズの進展を象徴する作品となった。高速で躍動するキャラクターを操る爽快感に多くの支持を得ている。

牢獄の中のエミーと出会ったガンマ

次にガンマはDr.エッグマンより牢獄に捕らえているエミーから小鳥を奪ってくるように命令を受ける。小鳥を渡すようエミーに要求するも、小鳥が少しでもかわいそうだと思うのなら助けてほしいと逆に要求を受ける。ガンマはなぜ助ける必要があるのか理解不能と答えるも、自分に近づいてくる小鳥を目の前にしてエミーを逃がしてあげることにした。牢獄のスイッチを押して逃がしやるとき、エミーに次会うときは友達よと言い残される。ガンマは牢獄から戻るとDr.エッグマンに戦闘配備するよう命令を受ける。ガンマが甲板に向かうとソニック、テイルス、エミー、エッグマンが対峙していた。Dr.エッグマンにソニックを倒すように命じられたガンマはソニックと戦闘開始、ソニックに銃を向けるもエミーに止められてしまう。訳がありそうだと悟ったソニックも戦闘を中止する。高度を下げる空中要塞エッグキャリア、ソニックはDr.エッグマンを追いかけていく。テイルスとエミーはエッグキャリアから撤退することになった。エミーはガンマとの別れ際、Dr.エッグマンの言うことなど聞かず逃げるように言った。その後ガンマも飛行形態に姿を変えエッグキャリアから脱出したのであった。

自らの意志で動き出すガンマ

自らの意志で動くと決めたガンマ

ミスティックルーインへと降り立ったガンマ。ガンマの頭の中にはDr.エッグマンに捨てられたロボットたちやエミー、Dr.エッグマンの姿が次々と流れていた。ついにガンマはDr.エッグマンを自分のマスターから解除し、自分の意志で動くことを決断。Eシリーズという仲間のロボットたちを救うために動き出した。E103デルタ、E104イプシロンという仲間たちを破壊し救い出す。破壊するとロボットの体内からは小動物たちが開放されていった。残るE105ゼータ、E101ベータの所在が分からない。ガンマは墜落した空中要塞エッグキャリアにいるのではないかと思い当たる。エッグキャリア内部で全身砲台に改造されてしまったE105ゼータを破壊し救出。そしてガンマは飛行形態に改造されていたE101ベータを倒した。倒れるE101ベータに近づくと最後にビームを浴びせられる。ふらつくガンマの元に白い小鳥が姿を現す。そして脳裏に浮かぶ3羽の小鳥たち。Dr.エッグマンの戦闘ロボットたちには小鳥などの小動物が中枢に据えられていたのだ。ガンマはついに爆発し崩壊してしまう。先程姿を現した白い小鳥の元にピンクの小鳥が飛んできて空へと羽ばたいていったのだった。

ビッグ

冒険の始まり

逃げていくカエルくんを見つめるビッグ

釣り大好きの巨大ネコのビッグは親友のカエルくんと共にジャングルで暮らしていた。ある日、カエルくんが謎の宝石を食べてしまい尻尾が生えてきた。尻尾の生えたカエルくんはビッグの元から逃げてしまう。ビッグは逃げたカエルくんを探す旅へと出発した。

カエルくん捜索の旅

逃げ出したカエルくんを探すビッグ

ステーションスクエア、遊園地トゥインクルパーク、氷の山アイスキャップとカエルくんを追いかけるもすぐに逃げられてしまうビッグ。ミスティックルーインのジャングルに戻ってくると、テイルスがカエルくんを捕まえていた。ビッグはテイルスを追いかけて転んでしまう。それに驚いたテイルスはカエルくんを手放してしまい逃げて行ってしまう。ステーションスクエア、海辺のエメラルドコーストカエルくんを追いかけるビッグ。海からカエルくんを釣り上げいよいよ帰ろうとしたとき、突如現れたDr.エッグマンの戦闘ロボットのガンマにカエルくんを奪われてしまう。ビッグはカエルくんを奪ったガンマを追いかけ、ジャングルに停泊中であった空中要塞エッグキャリアに乗り込んでいく。エッグキャリアの中を進みビッグはついにカエルくんを捕まえたのであった。

カエルくんとの日常を取り戻す

カエルくんとの日常を取り戻したビッグ

高度を下げ墜落していくエッグキャリアを去ろうとするビッグであったが、目の前には怪物カオスがいた。カエルくんの体が輝きはじめ飲み込んだ宝石カオスエメラルドを吐き出した。そのカオスエメラルドをカオスが吸収し巨大化する。さらにカオスはカエルくんそのものを吸収してしまった。カエルくんはカオスの尻尾も取り込んでおり、カオスはその尻尾も取り込むことで強化されるのであった。そこにソニックが助けに現れる。ソニックがカオスの動きを止めている隙に、ビッグは釣り針を使ってカエルくんを救出した。尻尾の無くなったカエルくんを救出し満足のビッグはソニックにその場を任せ退去する。その後、ビッグとカエルくんはジャングルで平和に暮らしたのであった。

ソニック(6人のキャラクター全てクリア後)

出典: prcm.jp

マスターエメラルドとカオスエメラルド、そしてカオスの過去が明らかになる。マスターエメラルドは7つのカオスエメラルドと共に供えられていた。そこには青い小さな妖精チャオがたくさん住んでいた。カオスは実はチャオの突然変異種であったことが判明。そこにエメラルドを奪うため、ナックルズの祖先であるナックルズ族が戦争を仕掛けてきた。ナックルズ族の女の子ティカルは戦争を止めようとするも止めることができず。その諍いの悲しみや怒りをエネルギーにカオスエメラルドのパワーでカオスが怪物に変化、世界を破壊してしまった。ティカルは自らを犠牲にしてカオスをマスターエメラルドに封印したのであった。

マスターエメラルドを復元させて浮上したエンジェルアイランドであったが、再び地上に落下する。エンジェルアイランドの落下に戸惑うナックルズの元に、倒れたDr.エッグマンが流れ着く。また、実は生きていたカオスも姿を現した。

一方、ソニックはテイルスにエンジェルアイランドが再び落下してきたことを知らされ向かう。そこではDr.エッグマンとナックルズが倒れこんでいた。ナックルズに事情を聴くソニック、カオスはまだ生きており6つのカオスエメラルドも奪われてしまったという。傍らにいたDr.エッグマンは、このままでは済まさんとどこかへ飛んで行った。ソニックの元に赤く輝くヒントボールが飛来し、過去の経緯の幻影を見せた。

テイルスの声で我に帰るソニック。テイルスいわく、ナックルズもどこかへ行ってしまったようだ。ソニックとテイルスは、カオスに先を越される前に最後のカオスエメラルドを回収しなければと小型飛行機トルネード2を探しに行く。ジャングルの奥でトルネード2を発見したソニックとテイルスであったが、そこにカオスが姿を現し最後のカオスエメラルドを奪っていってしまった。

多くの人が往来するステーションスクエア。地上やマンホールから一気に水がせり上げてくる。ビルからも水が噴き出し、一気にステーションスクエアが水没。ビルから出てきた龍のような水の化け物、完全体となったパーフェクトカオスが姿を現したのだった。そこにエッグキャリア2号に乗ってDr.エッグマンがやってきて、命令を聞かないのなら用はないとパーフェクトカオスに攻撃を放つも水の攻撃で吹き飛ばされてしまった。ソニックの元へ赤く輝くヒントボールがやってきてティカルが姿を現す。ティカルは早くカオスを再度マスターエメラルドに封印しなければならないと説くが、ソニックはそれでは同じことの繰り返しになると否定。ソニックはカオスの悲しみと怒りの呪縛を解き放つ必要があると主張した。

ソニックの元にテイルス、ナックルズ、ビッグ、エミーに小鳥がやってきた。それぞれすでに色の無い力を失ったカオスエメラルドを持っている。テイルスが、ソニックならカオスエメラルドの本当の使い方が分かるだろうと問う。するとたくさんの人々がソニックの名前を呼ぶ。ソニックが皆を思い、皆がソニックを思う、その思いが大きな力を生むことができるのだ。
色を失ったカオスエメラルドが7つの力を吸収し、ソニックが黄金に輝き始める。ソニックはスーパーソニックとなりパーフェクトカオスに対峙する。

ソニックはパーフェクトカオスとの死闘に勝利した。力を失い元の姿に戻ったカオス、その元に妖精チャオたちが寄ってくる。そこにティカルが現れカオスに対してあなたはチャオたちを守った、チャオは人の中にも生き続いていると語りかけた。そしてティカルとカオスは空へと舞い上がり消えていった。

『ソニックアドベンチャー』のゲームシステム

基本的な流れ

始めに6種類の操作キャラクターの1人を選択しストーリーを進めることになる。初めはソニックのみ選択可能、ストーリー中に別の操作キャラクターに出会うことでそのキャラクターが使用可能になる。6人の操作キャラクター全員をクリアすると、スーパーソニックのストーリーが解禁される仕組みになっている。

ソニック

出典: www.4gamer.net

シャチに追われ高速で駆け逃げるソニック

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