ゼルダの伝説 夢をみる島(夢島)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゼルダの伝説 夢をみる島』とは、1999年に任天堂『ゼルダの伝説シリーズ』の第四段として発表されたゲームボーイ用アクションアドベンチャーゲーム。『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』の後日談となっている。主人公のリンクがハイラル王国へ帰る途中、嵐に巻き込まれて漂着した自然豊かな不思議な島「コホリント島」から脱出を目指す。初めてゼルダ以外のヒロインが出た作品であり、任天堂の他作品のキャラクターがゲスト出演している。ゲーム誌の『ファミコン通信』のクロスレビューではゴールド殿堂を獲得している。

『ゼルダの伝説 夢をみる島』の概要

『ゼルダの伝説 夢をみる島』とは1993年に任天堂から発売されたゲームボーイ用アクションアドベンチャーゲームである。任天堂の『ゼルダの伝説シリーズ』における四作目であり、これまで何度かリメイクされている。
基本操作は『ゼルダの伝説シリーズ』の3DCGのフィールドを三人称視点で行うものである。ゼルダの伝説はアクション性が強く、特に戦闘のRPGの印象が強かったが、『ゼルダの伝説 夢をみる島』はアクションを少なめにして謎解き等に重点を置いて作られた。そのため、作品における間口を広くなり様々な層に受け入れられ、世間への知名度を高めたと言える。
1998年にゲームボーイカラーのリメイク版として『ゼルダの伝説 夢をみる島DX』が発売された。また、2000年にニンテンドーパワー版、2011年にニンテンドー3DS用バーチャルコンソール版の配信が開始された。

歴代のゼルダシリーズ発売順

『ゼルダの伝説シリーズ』とは世界を創った三大女神が残した万能の力、「トライフォース」を巡った戦いを描いたものである。
遥か昔、世界を作った三代女神が残した万能の力「トライフォース」があった。それらと共に女神ハイリアは大地を守護していたが、万能の力を狙った邪悪なる存在引きいる魔族と戦いが勃発した。女神と人間は邪悪なる存在を封印することに成功した。時は流れ、邪悪な存在を滅殺あるいは封印し続けるために自分に課せられた運命を全うするべく主人公リンクは冒険していく。
『ゼルダシリーズ』の主人公リンクはそれぞれの時代で、邪悪なるものを原因として事件を解決していくストーリーがメインとなっている。
『時のオカリナ』ではハイラル王家にゲルド民族の大盗賊ガノンドロフが潜り込み、「トライフォース」を手に入れてハイラルを支配しようと目論む。ガノンドロフは「トライフォース」の力により大魔王となるが、一度敗れ、その後「ガノンドロフは力を暴走させ、巨大な魔物「ガノン」となる。しかし、リンクや姫の力により「トライフォース」ごと封印されるというものだ。

『ゼルダシリーズ』の世界線の分かれ方

上記の画像のようにゼルダの伝説シリーズは世界線がいくつかに分かれており、その中でも『ゼルダの伝説 夢をみる島』は『時のオカリナ』で時の勇者リンクが敗れた世界線のお話である。勇者が敗れた後、聖地の完全封印が行われた。時が過ぎ、ハイラル王国に謎の司祭アグノムが現れ、ガノン復活を目論む。しかし、ゼルダ姫の救援を受け取った主人公リンクにより冒険の中でマスターソードを手に入れ「闇の世界」で、アグノムとガノンは倒された。ここまでが『ゼルダの伝説 夢をみる島』までの作品で描かれている。
大役を果たしたリンクは修行のため、舟で海を巡り、その帰り道で船が嵐に巻き込まれて遭難した。この時にリンクが体験した出来事が『ゼルダの伝説 夢をみる島』である。

『ゼルダの伝説 夢をみる島』のあらすじ・ストーリー

リンクが目を覚ますまで

漂着したリンク(左)とそれを発見したマリン(右)

『時のオカリナ』で勇者リンクが敗れた後、魔獣「ガノン」は封印された。しかし、封印された地はガノンにより「闇の世界」溶かしており、その当時のハイラル王は完全封印を完遂した。時が過ぎ、魔族がガノンを復活させようとする。ハイラル王家最後の一人となった姫は助けを求めてテレパシーを送り、それを受け取ったのが主人公のリンクであった。リンクはガノンを倒し、大役を果たしハイラルを救った後、剣の修行にでた。修行を終えて、ハイラルへと帰る途中リンクは嵐に巻き込まれ雷に打たれる。意識を失い海に転落したリンクは、とある浜辺に流れ着く。
リンクが目を覚ますと、見知らぬ家の中だった。マリンという少女が浜辺にうち上げられていたリンクを発見し、マリンの家で面倒を見てくれていたのだ。マリンによると、リンクが目を覚ましたこの島は「コホリント島」といい、リンクが辿り着いたと同時期から魔物が発生したという。長閑な島の人たちの多くは「島の外」について、感知していない様子だった。

かぜのさかなの使者の導き

かぜのさかなの使いのフクロウに話しかけられるリンク

リンクに話しかけてきた「かぜのさかな」の使いのフクロウによると、「目覚めの使者」であるリンクは島の神様である「かぜのさかな」が眠る限り、この島からの脱出は不可能であるとのことだ。また、かぜのさかなは島の一番高い場所にある「せいなるタマゴ」のなかで眠り、夢を見ているとの事だ。そして、かぜのさかなを目覚めさせるためには、8つのセイレーンの楽器を集め「めざめの歌」を奏でる必要がある。
フクロウを追いかけながら、リンクは島の住民たちと交流して問題などを解決していく。

マリンの夢

(左)リンクと外に出たいと話す(右)マリン

リンクは冒険をして住民と交流する中で、島の奇妙さを感じ取っていく。魔物が蔓延る8つのダンジョンから楽器を集める。やがてリンクはマリンから「めざめの歌」を教えてもらう。歌を教えている際に、マリンは浜辺でかもめになって外の世界を見てみたいという夢があることをリンクに語った。

物々交換

ヨッシー人形と交換にリボンををもらうリンク

橋を作ってくれたおサル達

霧に包まれた森のなかで、キノコを食べてたぬきになっていたタリンを戻したリンク。村に戻るも今度はワンワンがモリブリンに拐われたと言われ、助け出しにいくことになった。クレーンゲームでとったヨッシー人形と赤子の母親からリボンを交換してもらえる。その後リボンを集めているキャンキャン(キャンキャンと名付けられたゲストキャラクター)により、リボンとドッグフードを交換することができる。このように物々交換をしていながらストーリーが進んでいく。どうぶつの村ではドッグフードの入った缶詰と交換にバナナをもらうことができる。それをさるに渡すことで橋を作ってくれる。

人魚からもらった鱗をはめることで出現する階段

その際、端材として木の棒が拾える。木の棒をタリンに渡すことにより、蜂の巣を手に入れられる。蜂の巣の蜂蜜とパイナップルを料理をする熊が交換してくれる。パイナップルは山でお腹を空かした人にハイブスカスと交換できる。その後ヤギにハイビスカスをあげると山のはずれにすむ人に届けて欲しいと手紙を預かる。それを届けると手紙と交換にほうきがもらえる。ほうきと交換につりばりがもらえる。それを入江の釣り師に渡すと人魚のネックレスを釣り上げてくれる。ネックレスを人魚に届けると鱗をもらえる。鱗を人魚像にはめると洞窟に入れ流ようになり、見通しレンズを手に入れることができる。

島の真実

空を泳ぐかぜのさかなをみあげるリンク

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