ボーン・アルティメイタム(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ボーン・アルティメイタム』とは『ボーンシリーズ』の3作目で、2007年公開のサスペンス・アクション映画。記憶を失くした元CIAトップ工作員ジェイソン・ボーンは、CIAの極秘計画の暴露記事を書こうとする記者と接触したことで存在が見つかり、またもやCIAに狙われる。その一方、CIA内部の人間と協力し、極秘計画に絡んだ組織の陰謀を暴き、とうとう記憶を取り戻す。その場にいるかのような臨場感溢れる映像やスピーディなストーリー展開、スリリングな逃走劇など息もつかせぬシーンの連続で観る者を引き込む最高傑作。

パメラがチューダー・シティに着き、ヴォーゼンらも待機しているがボーンは現れない。その時、ヴォーゼンにボーンから電話が入る。ボーンはチューダー・シティは嘘で、ヴォーゼンのオフィスにいることを匂わし電話を切る。オフィスで採取した指紋と電話を録音した声で、金庫を解除するボーン。「ブラックブライアー」の資料と医療センターのカードキーを手に入れ、その場を去る。ヴォーゼンは部下に自身のオフィスを確認させ、金庫が空にされたことを知る。トムからボーンがヴォーゼンの金庫を空にしたことを知ったパメラ。すぐに研究所に向かうよう指示する。

カーチェイス

CIA本部から逃げるボーンを、ヴォーゼンのチームが追ってくる。ボーンはCIAに加えて警察、暗殺者のパズに追われる。パトカーを奪い逃走するボーン。
その頃ヴォーゼンは、パメラがボーンに伝えた数字が研究所の住所だと気づき、すぐに
全チームを向かわせる。

ニューヨーク市内でカーチェイスを繰り広げ、逃げるボーン。パズの車と衝突してボーンの乗るパトカーは大破する。車内から出てパズの車に向かう。パズに銃を向けるが、動けないパズと目が合うと銃を下ろしてその場を去る。

思い出す記憶

ボーンが研究所に着くと、パメラが待っていた。言葉をかわしたボーンは、パメラを信用して「ブラックブライアー」のファイルを渡す。すべてが始まったここで、決着をつけるために中へ入るボーン。ヴォーゼンやCIAチーム、パズも研究所に到着する。ヴォーゼンはパメラの元に行くが、すでに何者かにファイルをFAXで送り終えたあとだった。

研究所の中に入ったボーンは、徐々に当時のことを思い出していった。訓練室の前についたボーンは、アルバートに声をかけられて中に入る。会話をしながら徐々に当時のことを思い出していく。ボーンが時折フラッシュバックしていた拷問の記憶は、本来のデビット・ウエッブという人間を捨て、ジェイソン・ボーンを作るための実験であった。ジェイソン・ボーンになった経緯を思い出したボーン。そこにCIAチーム、パズがやってくる。

屋上に逃げるボーンを、パズが追ってくる。パズは自身を何故生かしたかを問うが、「君はなぜ俺を殺す?」と訊き返される。考えるパズに「俺たちを見ろ。あいつらが俺たちにしたことを見てみろ」と言うボーン。後ろを向き走り出すボーンを、パズは撃つことなく銃を下ろした。ボーンは屋上から川へ飛び込んだ。

公にされる「ブラックブライアー」

後日パメラが聴聞会でクレイマー長官が承認した「ブラックブライアー」について報告した。クレイマー長官は刑事訴追、アルバート博士とヴォーゼンは逮捕された。ボーンは泳いで逃げたため、発見されていなかった。

『ボーン・アルティメイタム』の登場人物・キャラクター

主人公

ジェイソン・ボーン(演:マット・デイモン)

出典: ftw.usatoday.com

CIAマドリッド支局でニッキーに銃を向けているボーン

日本語吹替:平田広明(ソフト版)、三木眞一郎(フジテレビ版)
記憶喪失となったCIAの元トップ工作員。本名はデビッド・ウェッブ。アメリカ合衆国ミズーリ州ニクサ生まれ。「トレッドストーン」の資料に記載されている生年月日は1970年9月13日。ジェイソン・ボーンはコードネーム。相手に合わせて英語、フランス語、ドイツ語など数カ国語を話すことができ、格闘の技術にも長けている。警察や暗殺者に追われるようなどんな差し迫った状況でも周囲を冷静に観察し、即座にどう行動すればいいか判断し行動できる。銃は携行せず素手での戦いや周囲にあるボールペンや雑誌などを武器に戦うことが多い。一度見ただけで、駐車場に止まっている複数の車のナンバーを覚えたり、人を見るだけで体重や格闘術を使えるなどがわかるなど記憶力や観察力も優れている。運転テクニックも優秀で警察やCIA、暗殺者に追われても必ず逃げ切っている。また常に監視カメラを意識し避けて動いている。
マルセイユの南100キロの地中海で意識を失い漂っていたところを、漁船に救助され、臀部に埋め込まれていたマイクロカプセルを手掛かりに自分が何者なのかを探っていく。途中で出会ったマリーと逃げるなかで、お互いに惹かれ合うが、マリーを危険から遠ざけるため別れた。自分を殺そうとしている人物がCIAのコンクリンだと知り、直接話をして、自分がCIAの「トレッドストーン」というプロジェクトで3000万ドルという大金をかけて作り上げられた暗殺者であることを知る。その後マリーを捜し、再会を果たして以降2年間、住む場所を変えながらマリーと共に暮らしていた。インドのゴアで暗殺者に見つかり、マリーが殺されてしまい悲憤にかられる。自分を狙う理由を知るため、CIAの情報を探るなかで、CIAのアボットがCIAの金を石油王に横流しして利益を得ていたこと、その罪を自分に被せ、口封じとして殺そうとしていたことがわかる。その罪を暴く中で、ロシアの政治家ネスキーとその妻を暗殺し、ネスキーを妻が殺し妻は自殺したように工作した最初の任務を思い出す。その記憶を思い出したボーンはモスクワにいるネスキーの娘の元へ行き、真実を話し、謝罪した。その後マリーの兄にマリーの死を報告し、この状況を作り出した奴らを見つけ出すと伝え、自分の過去や黒幕を調べ続けていた。イギリスで「トレッドストーン」のバージョンアップ版の「ブラックブライアー」についてCIA内部から証言を得て記事を書こうとしていたイギリスのガーディアン紙の記者サイモン・ロスに接触。ロスの資料からロスに証言したCIAマドリッド支局のニール・ダニエルズを追う。そこでマドリッド支局に異動していた顔見知りのニッキーと出会い、共にダニエルズを追うが、彼もCIAの暗殺者に殺されてしまう。協力したニッキーも暗殺者に追われるがボーンが倒し、ニッキーと別れた。ダニエルズの所持品からCIAニューヨーク支部に向かい、そこで以前ベルリンの事件で知り合ったCIAニューヨーク支部のパメラから、不正行為を告白したアボットとの会話を録音したレコーダーをパメラに渡したお礼に、自分の本名、生まれについて教えてもらう。パメラが伝えた生年月日は1971年4月15日だが、これは暗号で、自分が暗殺者となった始まりの特殊研究所の住所を指していた。研究所で「トレッドストーン」の訓練発案者のアルバート博士と出会い、話すうちにジェイソン・ボーンとなった経緯をとうとう思い出した。追いかけて来た暗殺者やCIAから逃げるため、10階建てのビル屋上から川に飛び込み逃走した。

ヒロイン

マリー・クルーツ(演:フランカ・ポテンテ)

出典: www.pinterest.jp

マリー(画像は『ボーン・スプレマシー』より)

日本語吹替:湯屋敦子(ソフト版)、山崎美貴(日本テレビ版)
ボーンの恋人。年齢は28歳で生まれはドイツのハノーバー。父親は溶接工で1987年に死亡、母親の情報はなし、唯一の身寄りの祖母はハノーバーにおり、義理の兄マーティンがいる。逃走中のボーンと出会い、パリまで車に乗せていくが、共に手配されてしまう。共に行動するうちに惹かれ合うが、暗殺者の襲撃から逃れるため、ボーンと別れた。ギリシャのミコノス島でレンタルスクーターを経営しているところに彼女を捜したボーンが現れ、再会を果たした。その後2年間、住む場所を変えながらボーンと共に暮らしていたが、インドのゴアでボーンを狙った暗殺者に見つかり、ボーンを狙った銃弾が当たり殺されてしまった。今作ではボーンの記憶とマリーの兄との会話のみで登場。

CIA関係

パメラ・ランディ(演:ジョアン・アレン)

パメラ

日本語吹替:小山茉美(ソフト版)、山像かおり(フジテレビ版)
CIAニューヨーク支部の指揮官。常に冷静に状況を見極め、チームのメンバーに状況に応じた的確な指示を出す優秀なリーダー。情報の分析力や洞察力も優れ、男性上司にも物おじせず意見を言い、真実を追求する強い意思がある。CIAの資金を横領した内部スパイを追っており、その過程で容疑者とされたジェイソン・ボーンを追う。ボーンの残した証拠を元に内部スパイを暴き、資金を横流しした相手であるロシアの石油王の逮捕に繋げた。ボーンは自分の過去を知りたいだけで、危険人物ではないと判断している。また新聞記者ロスにCIAの機密情報を流した情報源がダニエルズであることを突き止め、ロスやダニエルズを追っていたボーンや巻き込まれたニッキーまでをも殺そうとするヴォーゼンに異を唱えて、ヴォーゼンに監視される。内部スパイの証拠提供のお礼にボーンに本名と生まれた土地、生年月日を伝えたが実はその生年月日は暗号でボーンが生まれた研究所の住所を指していた。研究所でボーンを待ち、「殺人マシーンを育てるためにCIAに入ったのではない」とボーンに伝え、ヴォーゼンの金庫からボーンが盗んだ「ブラックブライアー」の資料を受け取り、世間に公表した。

ノア・ヴォーゼン(演:デヴィッド・ストラザーン)

ヴォーゼン

日本語吹替:小川真司(ソフト版)、大塚芳忠(フジテレビ版)
CIAニューヨーク支部の対テロ極秘調査局の局長、かつ極秘作戦「ブラックブライアー」の現場責任者。国家の安全を脅かす存在を捜索し、殺害命令も躊躇せず行う非情なリーダー。「ブラックブライアー」を暴こうとする新聞記者ロスやその情報源ダニエルズ、彼らを追うボーンと巻き込まれたニッキーに対しても殺害命令を下す。ヴォーゼンの金庫からボーンが盗んだ「ブラックブライアー」の資料を受け取ったパメラがそれを公表したため、逮捕された。

ニッキー・パーソンズ(演:ジュリア・スタイルズ)

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映画「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」への期待の声を紹介!昭和を沸かせた大怪獣たちが続々登場!

映画「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」への期待の声を紹介!昭和を沸かせた大怪獣たちが続々登場!

2019年に公開されたハリウッド映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』には、ゴジラだけでなくモスラ、ラドン、キングギドラといった懐かしの人気怪獣が続々登場。その予告編も度肝を抜かれる迫力満点の内容で、公開前から期待する声が上がっていた。ここでは、そんな公開を待ち切れないファンの声を紹介する。

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