乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(はめふら)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』とは、乙女ゲームの世界に転生した主人公が、自分の破滅フラグを回避すべく奮闘する異世界転生系小説であり、それを原作としたアニメである。作者は山口悟。小説投稿サイト『小説家になろう』にて本編が連載され、後に一迅社文庫アイリスよりライトノベルとして出版される。ライトノベルの2巻までが『小説家になろう』の本編に相当し、3巻以降は文庫版の書き下ろしである。2020年にテレビアニメ化され、略称「はめふら」で親しまれる。2021年に第2期が放送。

強い闇の魔力の持ち主であり、その正体は謎に包まれている。
闇の契約の書を手に入れるために暗躍する。

ポチ

カタリナが可愛がる黒い犬。
その正体は、キース誘拐事件でサラが作り出そうとした闇の使い魔である。

マーシャ・キャトリー

キャトリー侯爵令嬢。
第3王子ジオルドの婚約者候補であったが、その座をカタリナに奪われたことでカタリナを恨んでいる。

セザール・ダル

エテェネル王国の現国王王弟。前国王に自由を奪われた旅芸人を母に持つ。幼い頃母を亡くし、後宮で飢えていたところを現エテェネル国王である兄に救われる。成人してからは身分を捨てて傭兵となるが、兄が国王となり国の改革を進めているのを知って再び王族に戻る。ソルシエ王国に滞在時にカタリナと知り合い、意気投合する。

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』の用語

脳内カタリナ会議

主人公カタリナ・クラエスの脳の中にいるカタリナたち。「議長カタリナ」「強気カタリナ」「弱気カタリナ」「ハッピーカタリナ」「真面目カタリナ」の5人で構成される。通称、カタリナファイブ。何か問題が発生したとき、カタリナの頭の中では破滅フラグを回避するために活発な議論が展開される。その考えをまとめているのが、脳内カタリナ会議メンバーであるカタリナファイブ。しかし大抵は、今日のおやつはケーキにするかマフィンにするか…など、お菓子のことを考えている。

FORTUNE・LOVER

前世のカタリナが、オタク友達のあっちゃんに勧められて始めた乙女ゲーム。主人公はマリア・キャンベル。平民でありながら、光の魔力の持ち主であるマリアは15歳で魔法学園に入学することになる。そこで出会う4人の恋愛攻略対象。
1人目は、ジオルド・スティアート。王国の第3王子で、笑顔の素敵な腹黒王子。
2人目は、アラン・スティアート。王国の第4王子で、ジオルドの双子の弟。
3人目は、キース・クラエス。カタリナの義理の弟で、チャラ男。
4人目は、ニコル・アスカルト。王国宰相の息子で、無口な美少年。
そして悪役令嬢カタリナ・クラエス。カタリナはジオルドの婚約者。平民であるマリアに悪質な嫌がらせを仕掛ける。マリアがハッピーエンドならカタリナは国外追放。バッドエンドならカタリナは殺される。
隠し攻略対象として生徒会長のシリウス・ディークがいる。

ソルシエ王国

舞台となる王国。スティアート王家が統治する。魔力が発現するのは大抵が貴族であるが、まれに平民にも魔力が発現することもある。王国での成人年齢は15歳とされており、魔力が発現した者は貴族であろうが平民であろうが成人を迎えた翌年、魔法学園に入学しなければならないという決まりがある。

魔法

一般的に知られているのは、水・火・土・風・光の5つの属性。魔力の持ち主の割合は、土→風→水→火→光の順に少なくなる。魔力が発現するのはたいてい貴族であるが、まれに平民にも発言する。魔力の強さには個人差があり、カタリナは土を小さくボコッと盛り上げる「土ボコ」しか使えないが、同じく土の魔力を持つ義理の弟キースは、大きな土人形を自在に動かせるほど大きな魔力を持つ。
上記の5つの魔力とは別に、一般には知られていない闇の魔力も存在する。闇の魔力は人の心を操る魔力。他者の命を犠牲に儀式を行うことで後天的に身につけられる。

魔法学園

乙女ゲームの舞台となる学園。ソルシエ王国の中でも随一の規模を誇る。魔力を持つ者は、魔法学園に入学しなければならない。施設内には魔力を研究している魔法省もあり、優秀な成績を残した者は卒業してから魔法省に入ることが許されている。学力テストで上位の成績をとった生徒は、生徒会に所属することが学園での決まり。
ちなみにカタリナは、学園内にも自分の野菜畑を持っている。もちろん学園から許可をもらってのことであるが、学園には花壇を作ると偽りの申請をしていることは内緒である。

FORTUNE・LOVER 2〜魔法省での恋〜

前世のカタリナが事故でなくなった後に発売された乙女ゲーム。ソフィアに転生した幼馴染「あっちゃん」こと佐々木 敦子(ささき あつこ)は、このゲームもプレイ済みである。学園を卒業したマリアが、魔法省に就職して新たな恋愛劇に巻き込まれるという内容。新たな攻略対象も登場し、国外追放されたカタリナも闇の魔力の持ち主として登場する。今回のゲームでは、カタリナは封印投獄かマリアとの相打ちで死亡するかの2択。

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(はめふら)』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

カタリナ「もっちろん!これからもずっと一緒よ、キース」

キース(左)の手を取り、これからもずっと一緒だと言うカタリナ(右)

カタリナを自分の魔力の暴走で傷つけたことに落ち込むキースにカタリナがかけた言葉。
カタリナのお願いで仕方なく土の魔力を発動させたキース、自分の操る土人形でカタリナに傷を負わせてしまいショックで部屋に閉じこもる。自室のベッドで目を覚ましたカタリナ、キースが部屋に閉じこもって出てこないのを知り部屋の前に駆けつけ、キースに必死に呼びかける。しかし自分の犯した罪に囚われたキースにその言葉は届かない。このままではゲームの展開どおりにキースが孤独になってしまうと危機感を覚えたカタリナ、備え付けの斧でキースがこもる部屋のドアを破壊。驚いて目を丸くするキースは、強い土の魔力を持つ自分が怖くないのかとカタリナに問いかける。そんなキースの手を取り怖いわけがないと言って安心させるカタリナ。魔力がコントロールできないのなら、これから訓練してコントロールできるようになればいい。それを聞いて「まだ自分と一緒にいてくれるのか」と不安げなキースにカタリナは告げる。
「もっちろん!これからもずっと一緒よ、キース」
この言葉がきっかけでキース、抱えていた暗い過去から開放され、前向きに生きられるようになる。

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