キングスマン:ゴールデン・サークル(映画)のネタバレ解説まとめ

『キングスマン:ゴールデン・サークル』とは、2017年に制作されたアクション映画。
『キングスマン』の続編であり、前作と同じくマシュー・ヴォーンが監督を務め、タロン・エガートン、コリン・ファースが出演する。
日本では2018年に公開され興行収入17億円を超えるヒット作となった。
イギリスのスパイ機関キングスマンの拠点が、謎の組織ゴールデン・サークルの攻撃を受けて壊滅してしまい、キングスマンのエージェントであるエグジーは同盟を結んでいるアメリカスパイ機関ステイツマンに協力を求める。

ステイツマン

ステイツマンとは、アメリカの独立情報機関の名称のこと。
ケンタッキー州にある蒸留所に本部を置き、表向きはウイスキーの酒造会社となっている。
本部の建物はウイスキービンの形をしている。
シャンパンをリーダーとし、テキーラ、ウイスキーなどのエージェントが所属している。
この機関に所属するエージェントのコードネームはすべてアルコールの名前が付けられているが、ジンジャーのみ裏方を務めるため、ノンアルコールのコードネームが付いている。
記憶喪失となったハリーをかくまっていた。

ゴールデン・サークル

ゴールデン・サークルとは、麻薬組織の名称のこと。
カンボジアの山奥に建設したポピー・ランドがアジト。
リーダーはポピーで、この組織に属するメンバーは体の一部に丸い金のタトゥーを入れている。
世界の麻薬市場を牛耳るほどの組織で年2,500億ドルを稼ぐが非合法組織のためポピーは不自由さを感じており、麻薬を合法化させるためテロ行為を行う。

『キングスマン:ゴールデン・サークル』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

Manners maketh man.(マナーが人間を作る)

前作でも使われていたハリーの名言である、“Manners maketh man.”(マナーが人間を作る)。
このセリフは今回も劇中に登場する上、予告の中でも使われるほどこの映画を象徴したものとなっている。

ド迫力のアクションシーンが魅力

前作の『キングスマン』でも魅力的なアクションシーンが多く登場したが、今回も数々のアクションシーンを見ることができる。
傘やペンといったガジェットを駆使した英国紳士的なアクションを見せるハリーとエグジーは健在なのだが、今回はさらに二丁拳銃と電気が流れる投げ縄の使い手であるウイスキーのアクションも魅力的である。
ウイスキーはアメリカのスパイ機関ステイツマンに属するエージェントのため、テンガロハットにウエスタンブーツにデニムといったコテコテのアメリカンスタイルをしており、英国紳士スタイルのエグジーたちとの対比もまた見どころとなっている。

マーリンのラストシーン

ポピーのアジトを発見し、エグジーとハリーとマーリンは潜入を試みる。
しかし、アジトの入り口の数メートル先でマーリンは地雷を踏んでしまう。
アジトの入り口にはポピーの部下が多くいるため、エグジーとハリーがそこを突破させるためにマリーンは『カントリー・ロード』を大声で歌い、部下を自分の元へ引き付け自爆する。
地雷を踏んで死を悟ったマーリンと、仲間の犠牲の元にアジトへの潜入を成功させたエグジーとハリーの言葉ではなく目で会話をするシーンは、この映画を見た多くの人から感動するシーンとしてあげられる。

『キングスマン:ゴールデン・サークル』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

サブタイトルがゴールデン・サークルではなく、ゴールデン・トライアングルであった

ゴールデン・トライアングル(黄金の三角地帯)を示す看板。

映画のサブタイトルは、ゴールデンサークルなっているが、もともとはゴールデン・トライアングルが案となっていた。
これは世界最大の麻薬密造地帯である「ゴールデン・トライアングル(黄金の三角地帯)」からとられたもので、東南アジアのラオス、ミャンマー、タイが接するメコン川上流の山岳地帯のこと。
けれど、公開前に行われた3回のテスト公開で、ほとんどの観客が「ゴールデン・トライアングル」のことを地理的にも歴史的にも理解していないことが判明したため、サブタイトルとゴールデン・トライアングルではなく、作中に登場する麻薬組織であるゴールデン・サークルに変更することとなった。

映画のためだけの特注品

冒頭でエグジーとチャーリーが社内でアクションを繰り広げるタクシーは、このシーンを撮影するために作られた特注車。
オリジナルのタクシーのボディを特注のシャシーに載せて、シェヴロンのV8エンジンと680ブレーキ馬力を搭載したものとなっている。
また、映画中盤でハリーとウイスキーが解毒剤を奪いチャーリーから逃げるために乗り込んだゴンドラも撮影のためにつくられたもので、1分間に最高30回転できるものである。

『キングスマン』シリーズ第3弾の制作が決まっている

『キングスマン: ファースト・エージェント』日本版ポスター

監督であるマシュー・ヴォーンは『キングスマン:ゴールデン・サークル』の公開前に『キングスマン』シリーズの第三弾の準備をしていることを発表した。
しかし、同時に監督はこの3作目でエグジーとハリーの関係を終わらせるとも発言しており、次回作で二人の物語が完結すると言える。
また、第3弾の悪役に元プロレスラーであるドウェイン・ジョンソンを起用したいと述べている。
監督は、スピンオフ作品の制作も視野に入れており、2021年3月12日には1次世界大戦を背景に、イギリスのスパイ組織キングスマン誕生の秘話を描く『キングスマン: ファースト・エージェント』を日米同時公開を予定している。

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