おじさんはカワイイものがお好き。(漫画・ドラマ)のネタバレ解説まとめ

『おじさんはカワイイものがお好き。』とはツトムによるWeb漫画サイト「COMIC ポラリス」で連載されているコメディマンガである。2020年8月から眞島秀和主演でテレビドラマ化され人気となった。イケメンで仕事もできるおじさんである主人公はカワイイものが大好きだが、おじさんがカワイイ物好きなんて恥ずかしいと思っている。周りに秘密を抱えながらおじさんがカワイイものを好きでいいのか、さりげなくカワイイモノを楽しむにはどうしたらいいか葛藤するさまを描く日常系オジカワコメディである。

『おじさんはカワイイものがお好き。』の概要

『おじさんはカワイイものがお好き。』とは2017年7月6日からフレックスコミックスによるWeb漫画サイト「COMIC ポラリス」で連載中のオジカワコメディ漫画である。2020年8月にドラマ化され、「プラチナイト 木曜ドラマF」枠にて全5話が放送された。脚本は坪田文(『コウノドリ』・『マッサン』)、監督は熊坂出、チーフプロデューサーは前西和成(『探偵が早すぎる』シリーズ・『極主夫道』)、語りは森七菜が務め、カワイイものを愛でるイケてるおじさんの主人公を眞島秀和、友達役を今井翼、同僚役を桐山漣が演じた。主題歌はサイダーガールが書き下ろした「落葉」である。本作の主人公である小路三貴40歳は子供の頃に男らしくあれと育てられた反動と姉からぬいぐるみをもらったことがきっかけで犬のキャラクター「パグ太郎」を溺愛するようになり、カワイイものが大好きになる。だが学生時代カワイイものを持っていた事を陰で笑われたことでカワイイもの好きを隠すようになり離婚の原因にもなった。バツイチ一人暮らしで自宅でパグ太郎グッズに埋もれているときが至福の時間であり新商品情報をチェックしては妄想をふくらませて幸せ気分に浸っている。ある日、小路の甥で大学生の仁井真純が大学通いの為、小路の家に居候することになる。小路は真純にパグ太郎グッズを見せるわけにはいかないとカワイイものを好きを必死で隠す生活を送りながら同僚の意外な一面を見たりカワイイもの好き友達との関係を築いていく。人はそれぞれ悩みや隠し事がありそれとどうやって付き合っていくのかという題材をコメディタッチで描いており、おじさんばかり出ているのに可愛いという魅力ある作品である。かわいいおじさん達がすれ違いと勘違いを繰り広げるコメディも見どころである。

『おじさんはカワイイものがお好き。』のあらすじ・ストーリー

小路課長の日常編

主人公の小路とパグ太郎。

40歳バツイチの小路三貴は幼少期に男らしくあれと育てられた反動なのかカワイイものに目がないが、学生時代にカワイイものを持っていることを笑われてからカワイイもの好きを隠して生活していた。今はカワイイものが好きなのも個性の一つだと思えるが、理解のない人もいる。そんな人から過度な興味を持たれたくないという思いでカワイイもの好きを公言していない。万が一バレてしまった時にカワイイもの好きのおじさんたちのイメージダウンを避けるため日々精進している。数日前から甥の仁井真純が大学通いのため小路の自宅に下宿していてカワイイものを隠すのに必死になっている。仕事中にふと寝室においてあるパグ太郎のぬいぐるみを片付けて来たか気になり、真純だけでなくご近所さんにまで幼児趣味と誤解を受ける妄想を膨らませんてしまう。仕事が終わり走って帰り寝室に入るとパグ太郎のぬいぐるみはベッドの上に出しっぱなしになっていたのだった。真純に見られていないか気が気でない小路は普通に接してくる真純の表情さえも軽蔑しているように見えてしまう。小路家では真純が下宿させてもらう代わりに夕食を作っている。夕飯を食べながら真純は一人暮らしの部屋候補が見つかったと言う。思ったより早く、堂々とカワイイものに囲まれ愛でる生活に戻れそうだと思った小路は立ち上がって喜んでしまう。保護者として小路は週末に候補の部屋を一緒に見に行く提案をする。週末、候補の部屋を訪れる2人だったが、貯金や仕送りの事を考えて予算三万円で探していたらしい部屋はボロボロでひどい物件だった。真純はせっかくの独り身なのに子持ちと思われたら迷惑だろうと小路の事を考えて早く家を出られるようにと部屋を探していたのだった。小路は可愛いものを愛でられる生活の事しか考えていなかったことを恥じ、もう少しちゃんとした部屋が見つかるまで家にいていいと言ってしまう。

カワイイものに囲まれる生活が遠のきがっかりする小路。

家に帰った後、小路は真純に居候させてもらっているお礼にと部屋着をプレゼントされる。それは小路の最推しであるパグ太郎の刺繍入りのトレーナーだった。好きなものに囲まれることはできないが、グッズはクローゼットにスペースを作り楽しみ、気を付けて生活することを決意する小路だった。朝出社すると隣の課の鳴戸課長が部下に対しカワイイキーホルダーや文具を持ち込んでいることを責めていた。業績を持ち出しカワイイものなど不必要と言い張る鳴戸に小路は、部下たちを庇い、仕事のモチベーションが上がるのであれば少し位構わないと反論する。鳴戸は入社時期の近い小路と何かと比べられてきたことでコンプレックスを持ち、勝つことにこだわっている。鳴戸は小路の落としたパグ太郎キーホルダーが付いた鍵を見つけ、ここぞとばかりに部下を庇うふりをして自分がカワイイおもちゃを会社に持ってきたいだけなのではと責め、騒ぎになってしまう。たまたま入っていただけだと言い訳しようか迷う小路だったが、学生時代カワイイものをからかわれ好きなわけではないと大切なものを否定してしまったような同じ過ちは犯したくないと悩む。そこへ電車の遅延で遅れて出社した小路課長の部下である木庭が到着し、パグ太郎キーホルダーと小路を責める鳴戸を見て会話に入る。

絶体絶命の小路だったが木庭によって救われる。

小路は忘れていたが、パグ太郎キーホルダーは木庭が渡したジュースのおまけだったのだ。小路は少女趣味だと噂になりかけていたが部下思いの優しい課長だと思われた。信頼を回復したが、勘違いで小路を責め騒ぎにしてしまった鳴戸は株を落としてしまう。どっと疲れた小路は早く帰って癒されるため退社しようとしたところ鳴戸と会ってしまう。厳しく部下に接する鳴戸に少しは緩めるようにアドバイスする小路だったが鳴戸なりの部下の育て方なのか鳴戸は聞き入れなかった。鳴戸はいい年をした大人が子供のようにキャラクターものを持つことに偏見を持っているが、動物のように実在するものは許容できるようだった。鳴戸が起こした騒ぎによりバグ太郎キーホルダーは部下に貰ったと言えるので堂々と見せられるようになった小路であった。

コラボカフェに行きたい小路。

小路は休日に真純の物件を見て回るのに付き合うことにした。休日に真純に付き合ったのは、最近気になっている「童話ニャンコ」という猫モチーフのキャラクターと猫カフェのコラボが近くで行われていたのもあったからだ。中へ入るとそこには猫に好かれようとおやつをあげる鳴戸がいたのだった。気まずさを感じる2人。実は鳴戸は大の猫好きで会社の人間に見つからないように会社から離れた住宅街にある猫カフェに通っていたのだ。小路の弱みを握ろうとしていた鳴戸は逆に弱みを握られたと思い苛立ったが、推し猫が小路の膝に乗ったことで小路が猫好きの可能性を見出す。猫好きならば少しは歩み寄れるかと思い、小路に猫好きなのか問いかけてみるもののコラボグッズの事しか考えていない小路は「いや別に」と答えてしまう。目的はコラボグッズなので猫に好きにさせていると、いつの間にか猫に群がられてしまう。コラボグッズの事を店員に聞こうとするが、コラボグッズ目当てだと隠している小路は鳴戸を気にして聞けないでいた。鳴戸の方をうかがって見ると、そこにはすごい顔でこちらを睨んでいる鳴戸の姿があったのだった。鳴戸がそこまで睨んでくるのは好きなのかと聞かれたときにそっけなく返してしまった事で鳴戸が傷ついたからかもしれないと思った小路は申し訳なく思い心の中で謝るのだった。鳴戸が先に帰ろうとした時、鳴門のスタンプカードが貯まったことを店員が大きな声で話したので、この猫カフェに何回も来ていると小路に知られてしまった。弱みを握られたと感じた鳴門はもう二度とこないことを誓う。一方小路は鳴戸の事をいつも突っかかってきて面倒なヤツたと思っていたが、今回の事で鳴戸は鳴戸で好きなものを秘密にしていることに親近感を覚えたのだった。

無事にコラボグッズを手に入れられた小路。

週が明けて出社すると、鳴戸は小路を避けるようにしており社員の間では2人の間で何かあったのではないかと憶測をよんでいた。そんなこととは知らず、小路は猫カフェとのコラボグッズを鳴戸が貰ったのかが気になっていた。もし自分のもらったものと違う絵柄ならば見せてもらいたいと思い、何か飲み物以外を頼んだか鳴戸に聞いてみる小路だったが、遠回しに聞いたせいで鳴戸により警戒されてしまうのだった。小路は会社の帰りに寄った薬局でパグ太郎などの犬をメインにしたキャラクター展開をしているKDLのおまけが付いたお茶を見つける。パグ太郎の付いたお茶を買おうとしたが、真純が現れ買い逃してしまう。家に帰った真純は小路が鍵にキーホルダーを付けていたので何かに付けるかもとお茶についていたパグ太郎のおまけを小路に渡す。小路はお茶のおまけを手に入れることができたのであった。そこで真純はふと今回のおまけも以前あげたトレーナーも同じキャラクターである事に気付き小路は犬派なのかと思うのだった。

太ってきたことに気付く小路。

ある日小路は洗面所の鏡に映る自分の姿を見て太ったことに気付く。真純がご飯を作ってくれるためしっかりと食べていたせいであった。年をとって代謝が落ちているので太りやすくもなっているのだろうがこのままでは「カワイイもの好きの理想のおじさん像」からはなれてしまう。体型を保つために小路は歩いてモンスターを捕獲するスマホゲームをやり始め、みごとハマる。このゲームは子供のころに大流行したもので小路が唯一好きだと言えるものだった。小路はゲームの為に会社の一駅前で降りて歩いたり、会社のビルの階段を上り探索していると、同じゲームをしている人たちから夜に出るモンスター情報を入手する。夜になると小路は早速、モンスターが出ると言われていた会社のビルの裏に行きモンスターを捕獲していると、猫に餌をあげる鳴戸に出会ってしまう。見られたくないところを小路に見られて焦る鳴戸だったが、小路がスマホを見ていたことで猫の写真を撮りに来たのだと勘違いするのだった。家に帰るとランニングをしている小路を気遣った真純はダイエットメニューを作ってくれていた。毎日よく動いたことでダイエットに成功し、好きなキャラもコンプリートすることができた小路はスマホゲームから離脱したのだった。

カワイイもの好き仲間編

小路が一番気に入っているキャラクターの「パグ太郎」。

世の中にはカワイイものがあふれているが、小路がとりわけ気に入っているのは「パグ太郎」というパグをモチーフとしたキャラクターである。結婚中はカワイイもの好きをひた隠ししていたことで離婚してしまったが、今は思う存分パグ太郎を大切にできて幸せを感じていた。とある日、会社の近くのガチャコーナーにKDLのガチャが出ているのを発見する。会社の近くでは見つかってしまうので休日に会社から遠くのガチャコーナーに向かう小路だったが子供たちが多すぎて近づけないでいた。子供のいなくなった隙に念願のガチャを回しパグ太郎をゲットした小路だったが手に持っていたカプセルを落としてしまう。カプセルは若い男性の足元に転がって行ってしまい、おじさんがガチャを集めているのを見られて昔のように笑われるのではないかと焦る。だが男性は普通にガチャのカプセルを小路に渡して立ち去る。小路が気にしているほど周りは気にしていないようで少し安心していた矢先、会社のビル内でカプセルを拾ってくれた男性とばったり会ってしまう。小路がカプセルを拾ってもらったお礼を言うべきか迷っていると男性は小路の事を思い出し大声でガチャガチャで会った事を話しだす。小路は誰かに聞かれたらと焦ってその言葉を止めると男性はどこか含んだような笑いを浮かべ、学生時代に笑われたことを思い出して落ち込んでしまうのだった。このまま男性に笑われた事に捕らわれていてはカワイイものを楽しめなくなってしまうと思った小路は同じビルで働いていたとしてもそうそう会う事はないと気持ちを切り替えることにする。会社からの帰り道、コンビニから出てきた男性と再会してしまう。平静を装いそのまま立ち去ろうとする小路だったが男性に声をかけられてしまう。男性は河合ケンタと名乗り名刺を差し出してくる。関わり合いたくなかったが差し出された名刺がカワイイくまのイラストが描かれていて笑われた怒りが吹き飛んでしまう。ケンタは自分も同じようにキャラクターものが好きで小路もキャラクターものが好きだと思ったら嬉しくて笑ってしまったと謝ってくる。

初めてカワイイもの好き仲間を見つけた小路。

カワイイもの好き仲間が見つかったかもしれないと思った小路は晴れやかな気分で再びカワイイものを楽しめるようになったのだった。後日メッセージアプリ「NINE」の連絡先を交換した小路と河合。ケンタからの初めてのメッセージはカワイイくまのスタンプが押されていた。買ったものの今まで使えずにいた「パグ太郎スタンプ」を今こそ使う時なんじゃないかと思いつくが、自分のようなアラフォーの男が若いケンタのようにいきなり使ってもいいものか悩む。とりあえずは無難に挨拶をしてお茶にでも誘おうとしていたが間違ってパグ太郎のスタンプを送ってしまい、はからずもスタンプデビューしてしまうのだった。小路はそのままの勢いでケンタをランチに誘ってしまった事に、いきなりすぎたんじゃないかと少し落ち込んでいたが、ケンタからのOKのスタンプが来て気持ちが晴れ仕事がはかどったのだった。その後、ケンタとランチをしているときに小路は鍵につけていたストラップをなくした話をした。地方のお土産やおまけだったから大したことないと自分を慰めていた小路に対して気に入っているものはおまけだからとか関係なく悲しいとケンタは悲しい気持ちをわかってくれた。小路は改めて仲間のすばらしさを感じたのだった。

会社のビルの下で待ち合わせする小路とケンタ。

ファンシーショップに向かうため待ち合わせしていた二人。仲間とファンシーショップ巡りに憧れていた小路。カワイイグッズに囲まれて癒されながら無理だと分かりつつパグ太郎グッズに囲まれて仕事をしているところを想像しているとテンションの上がったケンタが大きな声で話しかけてくる。目立ちたくない小路は焦ってしまう。我に返ったケンタは自分もカワイイもの好きを隠しているのに誰かとファンシーショップに来るのが初めてでつい気が緩んでしまったと謝る。その後、お互い好きなキャラを堪能するため別行動することにした二人。カワイイものを見て楽しんでいた小路だったが、子供連れの母親に話しかけられてしまう。キャラクターグッズ好きなおじさんだとばれたかと焦る小路だったが、親子は小路の子供がパグ太郎を好きななんだと勘違いして話しかけてきただけだったようでほっとするのだった。その頃ケンタは大きな声を出してはしゃいでしまった事を反省しながら一番好きなキャラクターグッズを見ていた。それは「くまちゃんのようちえん」というキャラクターで、くまが幼稚園の服を着ているキャラクターだった。一番好きなキャラクターのことを小路にも話したかったが、自分のような強面の男が「ようちえん」好きなんて変な誤解を与えてしまいそうでためらっていた。そこへフロアを回って見ていた小路が現れ「くまのようちえんもかわいいよなー」と声をかけてきたので思わず「…おれこれが好きで…」と思わず打ち明てしまい悩みが吹き飛んだのだった。2人は駅までの帰り道に近道をしようと金融関係の会社が多く立ち並ぶ通りを歩いていた。そこを真純に目撃され金融関係が多くある通りを強面の男と小路のミスマッチな組み合わせで歩いていたことから、自分のせいで借金をするほど生活が苦しくなっているのかと勘違いしてしまう。

借金取りに小路が脅されていると勘違いする真純。

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